美しい姿が有名ですが、ベタの魅力は個性豊かな性格にもあります!
好奇心旺盛、食いしん坊、クール、気性が荒い、人懐っこい…など1匹ずつ違いがあるんです。飼育者に寄ってきて真正面から顔を見つめる姿は、本当にかわいいです!
どことなく人間的な個性を感じるのは、ベタが観賞魚として盛んに品種改良されてきた歴史の中で、常に人間の傍に存在したからではないかな、思いますね。
なんと約1000年前から飼育されてきたと言われています!とてつもなく長い時間を人間とともに過ごしてきたお魚なんですね!
ベタは『フレアリング』と呼ばれる威嚇行動をすることで血流が良くなり、ヒレや体の色合いやヒレの開き具合が向上します!フレアリングで美しさを磨いていくんですね。
他のオスを水槽越しに見せる方法が一般的ですが、人間の指やぬいぐるみでフレアリングをする個体もいます。
このフレアリングは気の強い個体ほど良く行います。
交配の過程でより色鮮やかな個体…つまり、気が強くフレアリングを良くする個体が長い年月の間に掛け合わされて、今の強気な性格が完成したのかもしれませんね。
「ベタは肌荒れを起こしやすい」と言われていて、実際に皮膚炎や尾ぐされのようなトラブルがある魚種です。
しかし、ベタはぬめり(粘膜)が薄めなので魚病薬には、あまり強くない傾向があります!
そのため、軽度の場合はベタ専用コンディショナーでの療養が広まっています。
ちょっとした肌荒れ症状にはコンディショナーがおすすめですよ!ベタは塩水浴もできますから、負担の少ない方法で調整してあげてください。
とはいえ、症状が目に見えて悪い場合は、魚病薬で治療をしてあげてくだいね。
そして、ベタは寝姿も個性的です。
水面に浮かんだり、横に倒れて眠ることがあるんです!死んでしまったのか?!とハラハラする寝相ですね。
当初は驚きますが、日中は普通に泳いで餌を食べるようなら問題ありません。
ぜひ見守ってあげてください!
このコラムへのコメントやお悩み相談に届いた質問の回答
済みませんベタ飼育水に塩入れた方がいいのですか、塩水に強い水草は、何ですか済みません教えて下さい
コメントありがとうございます。
通常飼育ではそのままの飼育水で問題ありません。
水草は塩分に弱いです。体調不良時などは塩水浴が効果的なので、元気がない・病気などの場合には隔離容器で塩水浴を行います。
ベタの健康維持のために、飼育水に一つまみ程度の塩をいれることもありますが、現在の環境で安定している場合は、そのままの水質で飼育されるのが良いです。
ベタの飼育水や塩水浴については、こちらのコラムもご覧ください。
・初心者向け!ベタが好きな水とは!ベタ飼育に最適な水質・水温を考える!
https://t-aquagarden.com/column/betafish_water
よろしくお願いいたします。
ベタオスを飼って居ます。水替えが必要と思いますが水替えを
余り出来て居ません(差し水はしてます)
メスも飼って居ましたが
水換えが嫌いな様で上手く出来ず2匹共に星になりました。
長い期間水換えを行わないと水が酸性傾向になるため、新しい水に変えると急激に水質が変わり、魚がダメージを受けることがあります。
このことから、水換えは1週間に1回1/3ほど換水するなど、決まったペースでこまめに行うのがおすすめです。
こちらのコラムもご参照ください。
・ベタ飼育の失敗・やってはいけないこと7個!水換え・餌など飼育の基本とは
https://t-aquagarden.com/column/betta_ng
よろしくお願いいたします。