写真でわかる!60cm水槽で作るレイアウトとボリュームを出すテクニック
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はじめて水槽を設置する方は60cm水槽がオススメです。
なぜなら、水槽サイズの中で最もポピュラーなサイズがこの60cm水槽であるため、豊富な機材の中から飼育者が求める水槽に合わせてカスタマイズしやすいという最大の長所があるからです。
さらに、大抵の熱帯魚は60cm水槽程度大きさがあれば飼育できるのも魅力です。
ちなみに水槽業界では「60水槽」というと横幅を指すことがほとんどです。
そこで今回は、60cm水槽を使ってプロが作るレイアウトテクニックをご紹介していきたいとおもいます。
目次
60センチ水槽のレイアウトテクニック編1:水槽の選び方
60cm水槽の最一般的な規格サイズは横幅60cm、奥行き30cm、高さ36cmという水槽サイズです。
このサイズは黄金比を用いて規格が決められており、観賞時に最も美しき見える水槽サイズとなっています。
余談ですが、今から15年ほど前は横幅75cm、奥行き高さともに45cmの水槽も黄金比が取れており一部マニアの間では人気があり、筆者は非常このサイズが好きでした。
しかし今回は、60cm水槽をより迫力ある水景にするため水槽高さを4cmアップした高さ40cmの水槽を使用することにしました。
60cm水槽のレイアウトテクニック編2:機材の選び方
冒頭でもお伝えした通り、60cm水槽は非常に機材が豊富なため選定に迷うこともあることとおもいます。そういう時は王道を選ぶことをオススメします。
ろ過フィルターの王道:エーハイム外部フィルター
ろ過フィルターの王道と言えばやはり外部フィルター。その中でもエーハイムは別格です。アフターパーツは豊富ですし、日々の管理や分解掃除も非常に簡単です。
今回はエーハイム2213という外部フィルターを選定しました。
水槽用ヒーターの王道:ニッソー プロテクトヒーター
水槽用ヒーターを選定する際は、サーモスタットと水槽用ヒーターが分離されているものを選ぶことをおすすめします。
筆者の経験上サーモスタット一体型より故障しにくいと感じているからです。また、ヒーターを単体交換ができるため経済的に優しいことも特徴です。
照明の王道:LED照明
最近ではすっかり王道へ定着した水槽用LED。一昔前までは蛍光灯が主流で一部HIDランプを備えたメタルハライドランプ主流でしたが。時代の流れは早いですね。
各メーカーからLEDが販売されていますが、こだわりがなければゼンスイ製のLEDをオススメします。
各メーカーを比較した際に明るいと感じ水槽が美しく見えたのがゼンスイ製LEDでした。
底砂の王道:大磯砂
恐らく水槽業界で最も歴史が古く親しみのある砂と言えば大磯砂でしょう。何と言っても安価であること!!これが最大の特徴です。もちろん、ただ安価なだけではなく暗色のため水槽を引き締めて魚や水草を綺麗に見せる効果もありますから本当に飼育者思いの砂です。
60cm水槽のレイアウトテクニック編3:水槽レイアウト
水槽を安定した水平な場所へ設置したら、はじめ大磯砂を敷きます。今回使用した大磯砂の量は約10キロです。底砂の厚さは5センチ程敷くと水草の植栽がしやすいです。
2:ろ過フィルターをセット
ろ過器をセットします。見栄えを良くするため配管を左右のどちらか一方へ寄せましょう。この時必ず真っすぐ配管がなるようにし、付属のキスゴムで固定しましょう。
3:水槽用ヒーターをセット
水槽用ヒーターのコード類もろ過器配管同じ場所くるようにセットします。
ここも見栄えをよくするためですので気を抜かずにいきましょう。ヒーターをセットする際に気をつけなければならないポイントが3つあります。
- ヒーター本体とサーモセンサーを近づけすぎないこと
- サーモセンサーが水上に飛び出ないようにすること
- ヒーターは横置きにすること
この3点は必ず守ってください。
水槽トラブルでヒーターが原因のトラブルが多いのも事実ですので安全に説明書通りの使用をしましょう。
4:流木と石を配置
流木は3本、石を3つ使いました。石や流木の選ぶポイントは流木同士、石同士の色や模様を統一することです。ここを統一することで自然な水景を作ることができます。
また、流木そうですがとくに石は大・中・小とサイズをバラバラで選びましょう。そうすることでレイアウトに立体感が生まれます。
今回は王道の凹型レイアウトにするため、真ん中に吹き抜けの道をつくるように配置します。
5:水草を植栽
水草は活着水草のアヌビアスナナとミクロソリウムをメインに作りました。
この2種類を流木に巻き付けてボリュームを出し、水槽後景にはバリスネリアとエキノドルスを植栽、前景にはサジタリアを植栽しました。
6:完成
照明をつけて完成です。いかがでしょうか。
60cm水槽を一度でも設置し人なら分かるとおもいますが、水槽高さが4cmアップするだけで、レイアウトにボリュームがでていることが分かるかとおもいます。
まとめ:写真でわかる!60cm水槽で作るレイアウトとボリュームを出すテクニック
水槽サイズは、設置するスペースに合わせて検討するケースが多いですが、鑑賞する際に美しく見えるように水槽サイズを検討してみるのも有効な手段だとおもいます。
60cm水槽は、日本で最も多く流通しているであろうサイズです。
そんな60cm水槽をあなた自身のセンスで少し他と違ったオリジナリティを出せば、より水槽への愛着が強まるのではないでしょうか。
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