水槽には様々な寸法がありますがその中でも、高さを抑え、横広な造りになっているロータイプ水槽があります。
規格水槽とよりも高さを低くしていることで、次のようなメリットがあります。
- メンテナンスやレイアウトが簡単
- 価格が安い
- 水圧に弱い魚にも最適
今回はこのロータイプ水槽にスポットを当てて、どのような水槽をロータイプ水槽と呼ぶのかや使うメリット、おすすめの商品をご紹介していきます。
目次
ロータイプ水槽とは
規格水槽やキューブ水槽など、さまざまなサイズの水槽が製造されています。そのなかで、高さを低くして幅や奥行を広くしたものをロータイプ水槽と呼びます。
高さを抑えても幅があるので、水の容量がそこまで少なくなるといったことはないです。
地震などでの揺れでバランスを崩しにくい点も嬉しいです。
地震で倒れにくい水槽がどのようなものかを知りたい人はこちらもご覧ください。
高さがない分、底面フィルターなどを使用するのに工夫が必要といったデメリットはありますが、水槽台の高さを加えても一般的な水槽よりも位置が低くなるので、背の低い子どもや椅子に座った状態で鑑賞する時など、目線が低くても見やすいです。
ロータイプ水槽台についてはこちらの記事で解説しています。
ロータイプ水槽のメリット
ロータイプ水槽を採り入れるメリットの中にはメンテナンスやレイアウトが簡単なことや、一般的な水槽よりも価格が抑えられているものが多いことなどが挙げられます。
ここからはロータイプ水槽のメリットを項目ごとにご紹介していきます。
メンテナンスやレイアウトが簡単!
水槽管理をするうえで行うメンテナンスやレイアウトは、水槽に高さがあると手を伸ばしたり、道具を使わなければいけないなど、苦労することもあります。
しかしロータイプ水槽なら、浅いのでこういった苦労を減らせます。
一般的なアクアリウムで使うのはもちろんですが、水を入れないテラリウム水槽としても使うことができます。
設置スペースに高さの制限がある場合でも、設置しやすいのも良い点です。
このほか、水を入れた総重量が規格水槽と比較すると少なくないため、軽量というメリットもあります。
軽くなる分持ち運びもしやすくなりますし、設置する場所への負担も軽くなります。
水槽の重さについてはこちらの記事で解説しています。
価格が安い!
ロータイプ水槽は、横幅や奥行きが同じサイズの水槽と比較すると値段が安いことが多いです。
なぜかというと、規格水槽と比較して高さが低い分、素材の使用量が抑えられるため安く販売されています。また底が浅くなることで水圧を減らせるため、ガラスなどの板の厚さを薄くできるという点も安くなるポイントです。
水槽の価格についてはこちらの記事で解説しています。
水圧に弱い魚にも最適!
ロータイプ水槽は、水深が浅いことから、生体にも水圧がかかりづらいです。
ベタやランチュウなどの水圧に弱い魚は、水位の高い水槽だと負担をかけてしまうことがあります。
ロータイプ水槽であれば高さを抑えている分水圧がかかりにくいため、そうした魚種を育てやすいです。
ショップなどで購入できるロータイプ水槽で満足できない場合はオーダーメイドも視野に入れるのも良いです。
おすすめロータイプ水槽5選
ここまではロータイプ水槽がどのようなものかや、採り入れるメリットなどをご紹介しました。
ここからはショップやネット通販などで入手もしやすく、価格も手ごろなおすすめのロータイプ水槽を5つご紹介します。
ジェックス マリーナ ロータイプ
まずご紹介するのはジェックスの60cmロータイプ水槽です。
高さが26cmと抑えられているのでメンテナンスなどもしやすいですし、奥行も30cmあるのでメダカなどの群れで飼育する魚種でも、ゆったり泳がせられます。
水槽本体の重さが5.5㎏と軽めなので扱いやすく、テラリウム水槽としても使いやすいアイテムです。
こちらで紹介しているようにザリガニ用の水槽としてもピッタリです。
ジェックス グラステリア スリム
こちらもジェックスが販売している水槽ですが、奥行や高さが小さいスリムタイプの商品です。こちらのほうが値段は高めですが、フレームレスなので美しい水景をフレームで遮られたくないという人や、設置スペースを減らしたいという人に適しています。
フレームレス水槽についてはこちらで解説しています!
ニッソー らんちゅう水槽 NS-6MKF
ニッソーから販売されている60cmサイズ水槽です。高さが23cmと低くなっているのでらんちゅう水槽という名前のとおり、水圧に弱いらんちゅうなどの魚を飼育するのに適しています。
奥行が約30cmあるので、生体数が多くてもゆったりと泳ぐスペースを確保してあげられますね。掃除やメンテナンスなどもしやすくとても扱いやすい水槽です。
ただし、このサイズでも水を入れた場合は40㎏以上の重さになるので、安全に運用するためにはしっかりとした水槽台を用意する必要があります。
コトブキ レグラス フラット LOW
寿工芸から販売されている60cm水槽です。らんちゅう水槽と同じく高さ23cmほどの深さで、アクアリウムのみならずカメやトカゲなどの飼育や、テラリウムやアクアテラリウムにもおすすめです。
寿工芸 ガラスの水景
ここまでご紹介してきた60cm水槽とは異なり、こちらは小回りが利いて手軽に使える30cmのロータイプ水槽です。30cmの規格水槽よりも高さが10cm低い14cmのため、とてもコンパクトですが奥行は規格水槽よりも2cm広く、水量も7Lと高さのわりにたっぷりサイズになっています。
こちらも外掛け式のフィルターやカルキ抜きなどが付属されたセットになった商品で、値段も手ごろなのでアクアリウム初心者や、スターターキットを探している人にもおすすめです。
まとめ:ロータイプの水槽はメンテナンスやレイアウトが簡単!low水槽特集!
一般的な規格水槽などより高さが抑えられている、ロータイプ水槽をご紹介しました。
ロータイプ水槽は水量が少ないことや、フィルターなどの機材が大型の場合は入りきらないといったデメリットもありますが、地震などによる振動で倒れづらく、また、レイアウト・メンテナンスを簡単にできる、水槽本体の価格が抑えられる点などさまざまなメリットがあります。
水槽選びでお悩みの際は今回の記事を参考にして、メンテナンスのしやすいロータイプ水槽を選んでみてはいかがでしょうか。
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