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90cm水槽とは!おすすめメーカーと中型水槽選びのポイント

水槽管理や熱帯魚飼育に慣れてくると、小型水槽では物足りないと感じることがあります。

初めてアクアリウムに挑戦する初心者の方でも、飼育したい生体の大きさに合わせて、大きめの水槽から始めたいこともあるでしょう。
そんなアクアリウム初心者~中級者におすすめなのが、水槽の中でも中くらいの大きさとなる90cm水槽です。

90cm水槽は小型~中型の熱帯魚飼育を十分に楽しめる大きさの水槽で、小型魚であれば迫力のある群泳などもしっかり再現できるサイズです。

ただ、せっかく大きな水槽を購入するのであれば長く使える耐久性の高いものを選びたいところ。

そこでこの記事では、90cm水槽の選ぶコツをプロの目線から解説いたします。ぜひ参考になさってください。

※このコラムはアクアリウム情報サイト・トロピカの記事に、最新の情報を加えて再構成したものです。

プロアクアリストが90cm水槽の選び方を解説


このコラムは、東京アクアガーデンに在籍するアクアリストたちの経験・意見をもとに作成しています。

中型サイズに位置する90cm水槽は、幅広いレイアウトや生体の飼育を楽しめることからアクアリウム初心者~上級者まで幅広い層に人気の水槽です。
ただ、大きさがある分価格も小型水槽に比べると高額になるため、長く使える丈夫な水槽を選んで購入することが求められます。

この記事では、5000件以上の水槽設置実績をもつ東京アクアガーデンが、長年の経験で培った知識をもとに耐久性の高い水槽の選び方について解説します。

90cm水槽とは

■90cmの規格サイズと水量

  • 規格サイズ:W90×D45×H45cm
  • 水量:約182L

横幅90cmの水槽のことを総称して『90cm水槽』と呼びます。
奥行や高さが規格サイズと異なっても、横幅が90cmであれば分類されます。

90cm水槽は、アクアリウムを始めたばかりの初心者の方から、そろそろ大きな水槽に移行したいと考える中級者の方などに人気の水槽サイズです。
一般的に普及している水槽サイズの中では、中間のサイズにあたります。

小型水槽と比べると、幅広いレイアウトに挑戦できるほか飼育できる生体の種類や数も増えて、さらに本格的なアクアリウムを存分に楽しめるようになります。

90cm水槽の種類とおすすめメーカー

リーズナブルで、扱いやすい90cm水槽を販売しているメーカー3社をご紹介します。

  • ジェックス
  • 寿工芸
  • ニッソー

90cm水槽ともなるとなかなかホームセンターなどでは取り扱いされていないことが多く、購入の選択肢は60cm水槽に比べて狭まります。
通販でも購入しやすい製品を製造している3社は、いずれもアクアリウム製品の大手で信頼性が高いです。

■ジェックスの90cm水槽

ジェックスは1977年創業の、パイオニア的な存在のアクアリウム用品メーカーです。

ジェックスで人気のある90cm水槽は、高透過ガラス(透明度の高いガラス)を使用した『グラステリア』シリーズです。

ジェックスの水槽はリーズナブルで、扱いやすいサイズの水槽を数多く販売しています。
飼育用品が揃ったセットも販売しているため、すぐに飼育をはじめたい場合にもおすすめです。

90cm水槽の基本サイズは、90×45×45cmです。
ただ、幅が90cmならば高さの奥行きに関係なく90cm水槽のくくりになるため、90cm水槽の中にも様々サイズバリエーションが存在します。

例えば、スリムサイズの90cm水槽は、横幅と高さは一般的なサイズと同じ90×45cmですが、奥行きが30㎝などと狭く設計されています。

奥行きが抑えられている分、圧迫感が少なく、また基本サイズに比べて軽量なのが特徴です。
90cm幅の水槽が欲しいが設置場所のスペースが限られている、部屋を圧迫したくない、重量をできるだけ軽く抑えたいなどの場合にはスリムサイズの水槽がおすすめです。

スリムサイズの水槽はサイズに決まりが無く、各メーカーが独自のサイズで製造していますので、設置場所や目的に合ったものを選ぶことができます。

■寿工芸の90cm水槽

寿工芸は1955年創業の、アクアリウム用品の老舗メーカーです。
90cm水槽では、スリムサイズの水槽が人気商品で、掃除の手間が省けるという理由から、あえてスリムタイプの90cm水槽を購入するアクアリストの方もいます。

寿工芸では数多くのフレームレス水槽を製造しています。
規格の90cm水槽だけでなく、設置場所を考慮したスリムタイプやワイドタイプが販売されています。

ワイドという名称で販売されているものもありますが、基本的にはスリムサイズと同じで、一般規格サイズよりも奥行きが狭めの寸法の水槽もあります。
僅かなサイズの差が、水槽の設置場所の選択肢を大きく広げられます。

ロータイプは背の低い寸法です。
水深があまり必要ない魚種や、背が高くなりにくい水草の育成に向いています。
ロータイプは底面まで手が届きやすいく、密度のある水草レイアウトを行うことができます。

■ニッソーの90cm水槽

ニッソーは1970年創業の、寿工芸とならぶ老舗水槽メーカーです。
ニッソーでは、フレーム水槽を数多く製造しています。

フレーム水槽は、安価ですが耐久性もあり、コストパフォーマンスの良い構造です。
フレームレス水槽では、上部フィルターを設置することはできません。上部式ろ過を行う場合は、必ずフレーム水槽を選定しましょう

90cm水槽で飼育できる生き物

90cm水槽では、小型水槽に比べて飼育できる生体の種類や数も格段に多くなります。
小型魚はもちろんのこと、エンゼルフィッシュなどの中型魚、ポリプテルスなどの一部の肉食魚も飼育が可能です。

エンゼルフィッシュはもう少し小さな水槽でも飼育可能ではありますが、最大体長が約15cmであり体高もかなりのびるため、終生飼育には高さ45cm以上の水槽がおすすめです。

海水魚水槽であれば、魚の飼育以外にも迫力ある岩組を再現したり、イソギンチャクやサンゴの飼育も十分に楽しめるサイズです。

また飼育できる魚の数も、小型魚であれば90匹程度入れることが可能となるため、小型魚をたくさん入れた水族館のような迫力ある群泳を再現することもできるようになります。

ただし、一度に飼育できる生体の数はあくまで目安で、使用しているろ過器や魚の種類、環境などによって変わります。
過密飼育は水槽の調子を崩す原因になりますので、無理せず余裕のある生体数を守ることが大切です。

長く使える良い90cm水槽選びのポイント3つ

90cm水槽は大きや重量もありますし価格も小型水槽に比べて高額なため、気軽に買い替えることは難しいです。
そこで購入するときには、じっくりと情報を集めて検討し、長く使える良い水槽を選びましょう。

この項では長く使える良い水槽を選ぶためのポイントを3つご紹介します。

■ポイント1.耐久性の高い水槽

90cm水槽は水やレイアウト資材の重さをいれると、200kgを超える重量になるので、耐久性の高い構造の水槽を選ぶ必要があります。

水槽はガラスでできているため、壊れにくいアイテムではありますが、永久にもつものではありません。水槽の破損、水漏れが起こったら水槽を交換する必要がありますし、水漏れによる被害は家具や家屋にも及ぶ大きなものになる場合もあります。

そのため、水槽選びは耐久性に重点を置いて行うと良いでしょう。

耐久性の高い水槽と判断できるポイントは

  • フレームが付いている
  • ガラス面の接着用シリコンに気泡が入っていない
  • 曲げガラス製
  • アクリル製

の4点になります。

■フレームが付いている

90cm水槽では総水量が180Lにもなることもあるため、水槽自体にかかる水圧も相当です。
見栄えを重視するのであればフレームレスの水槽を選びたくなるところですが、耐久性を考えるとフレーム水槽の方が安心して使うことができます。

フレーム水槽は安価で長持ちしやすいため、コスパが良いです。

■ガラス面の接着用シリコンに気泡が入っていない

ガラス水槽を選ぶときには、ガラスを接着しているシリコン部分にも注目してみましょう。

水槽はガラス同士をシリコンで接着していますが、接合部のシリコンに気泡が入っていると、亀裂が入りやすく危険です。
気泡が入っていない質のよいシリコンは劣化しづらく、長持ちする傾向にあります。

また、シリコンは紫外線などの影響に経年劣化するものですが、元から厚く盛り上がるようにしっかりと塗られていると劣化のスピードが緩やかになります。

耐久性の高い水槽を求めるならば、シリコンに気泡が入っておらず厚盛りされている水槽を選ぶと良いでしょう。

■曲げガラス製の水槽

ガラスと比べてシリコンは耐久性が低いため、水槽ではどうしてもシリコン接合部から劣化が始まりますが、逆に言えば、接合部が少なければそれだけ長持ちする水槽と考えることもできます。

できるだけシリコン接着部分を減らしたいとお考えならば、曲げガラス製の水槽がおすすめです。曲げガラス製の水槽は前面から側面にかけて一枚のガラスを加工して作製するため、シリコンの接着が普通の平面ガラスの水槽に比べて少なくなります。

ただし、曲げガラス製の水槽は強い水圧が苦手という弱点があり、水槽の高さが低めに設計されているものが多いです。水深が必要な生き物ですと、高さが足りないこともありますので、飼育している熱帯魚や水槽の環境などを考慮しながら選んでみてください。

曲げガラス製の水槽は前面にシリコンが無いことで鑑賞性が高く、インテリアとしても好評です。

■アクリル製の水槽

ガラス製と並んで人気が高いのがアクリル製の水槽です。
アクリル製はガラスと比べて加工がしやすく、色々な形のバラエティー豊かな水槽が販売されているのが特徴です。

また、水槽自体が軽いので、あまり重い水槽を置きたくないというようなときにはアクリル製を選ぶと良いでしょう。

ただ、サイズの大きいアクリル製の水槽はあまり市販されていないため、もし好みの水槽が無いようならばオーダーメイドも視野に入れることをおすすめします。

■ポイント2.透明度の高い水槽

90cm水槽のガラス板の厚さは、中に入れる水量やレイアウト資材の重さを考慮して5~10mm程度になります。一般的に水槽のガラスの厚さが厚くなるほど、水槽の透明度はさがってしまうと言われていますが、90cm水槽という大きさと強度を考えると薄いガラスは使えません。

しかし、透明度が低いと鑑賞性が損なわれてしまう場合もあります。透明度にこだわる場合は強度を保ったうえで透明度の高い素材(高透過ガラスなど)を使用した水槽を選びまでしょう。

■ポイント3.セット販売の水槽


初めて90cm水槽を購入するときには、セット販売されているものを購入すると良いでしょう。

特に最初に購入する水槽が90cmだった場合、水槽と機材がセットになったものを購入すれば、水槽1個分と同じくらいの値段で他の水槽機材も一緒に購入することができます。
すでにサイズ違いの水槽を持っていたとしても、水槽用機材は水槽のサイズによって買い替えが必要になることも多いので、機材が無駄になることもあまりないでしょう。

コストパフォーマンスにも優れていて、手間もかからないためセット販売の水槽は人気が高いです。

90cm水槽台と耐荷重について


90cm水槽ともなると、総重量は200kgに達することもあるため、専用の水槽台を用意する必要があります。
机や棚、メタルラックなどでは重さに耐えきれず崩壊してしまう事もありますので、必ず水槽台を使用してください

また自宅に置く場合は、床の耐荷重に問題がないかも確認しておくと安心です。
特に賃貸では、床が歪んでしまうなどの事故を未然に防ぐためにも確認を怠らないようにしましょう。

まとめ:90cm水槽とは!おすすめメーカーと中型水槽選びのポイント


90cm水槽は、飼育できる生体やレイアウトの幅が格段に広がる、とても魅力的な水槽です。

しかし気軽に買い直しができるサイズではないため、購入するならば下調べをしっかりして後悔の無いようにしておく必要があるでしょう。
ご紹介した内容を参考に、丈夫で長持ちする水槽を選んでみてください。

90cm水槽に中型サイズの熱帯魚を群泳させる場合や、亀などを飼育する場合は、飼育している熱帯魚や生き物が旋回などの回り込みができるように、奥行きが60cm以上ある水槽を選ぶのがおすすめです。奥行きが60cm以上ある水槽は横幅に関係なく、いろいろなサイズの熱帯魚や生き物を飼育しやすい汎用性が高く使いやすいですよ。

是非、お好みのサイズの90cm水槽で、アクアリウム生活をお楽しみください。

90cm水槽について良くあるご質問

90cm水槽とはどんな水槽ですか?

横幅90cmの水槽のことです。
奥行45×高さ45cmが規格サイズとして流通していますが、奥行30×高さ36cmなどのスリムタイプや高さを抑えたロータイプなどもあります。
60cmでは難しい中型魚飼育や、小型魚の群泳などを行うことができます。

90cm水槽のメリットとは?

  • 中型魚までを飼育できる
  • 育成できる水草の種類が多い
  • 規格水槽以外の変形サイズも多く、さまざまなニーズに合いやすい

90cm水槽は横幅だけでなく高さも十分にあるため、ほとんどの種類の水草が育成可能です。
海水水槽でも、水流の調整がしやすいメリットがあります。

90cm水槽で飼育できる熱帯魚は?

  • ネオンテトラなどの小型魚
  • エンゼルフィッシュなどの中型魚
  • 中型までのプレコ
  • 中型までの海水魚
  • 小型のポリプテルス など

中型魚までの飼育が可能です。小型魚は多くの匹数を飼育できます。

90cm水槽におすすめのろ過フィルターとは?

  • 外部式フィルター
  • 上部式フィルター
  • オーバーフロー式ろ過

この3方式が特におすすめです。90cm水槽は横幅があるため、まんべんなく水流がいきわたり、淀みができにくいろ過装置がおすすめです。

 

アクアガーデンのスタッフが水槽レンタル・リース、メンテナンス、引っ越しサービスなど様々なサービスを通して得たアクアリウムの経験や知識をコラムで発信しています。

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