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熱帯魚など水生生物を飼育すると決めたなら、まずはどんな水槽が良いのかと悩むものです。
市販の水槽はガラス製のものとアクリル製のものに分けることができるのですが、この材質の違いが、水槽選びにおける大きな判断基準となります。
ガラス製かアクリル製、どちらを選ぶかによって特徴が変わってきますので、水槽を選ぶ際は材質による違いをしっかりと把握し、より理想に近いほうを選ぶようにしましょう。
このコラムではガラス水槽とアクリル水槽の安全性や耐久性、価格の違いについて解説をしていきます。
目次
プロアクアリストたちの意見をもとにご紹介
東京アクアガーデンにはアクアリウムの知識豊富なアクアリストが在籍しています。
このコラムでは、5000件を超す水槽設置の中で、東京アクアガーデンが培ってきた水槽選びのポイントについて紹介していきます。
水槽の材質による特徴や価格の違い、メリット・デメリットなどを解説しますので、ぜひ参考になさってください。
熱帯魚の飼い方や必要なアイテム、水槽設置方法についてはこちらをご覧ください。
水槽は大きく分けて2つの種類がある
水槽の素材は主にガラス製とアクリル製の2種類に分けることができます。
ここからはまず、ガラス水槽とアクリル水槽の性質や特徴、メリット・デメリットについてご紹介していきますので、ご自身が理想とする飼育環境やスタイルと照らし合わせながら確認してみてください。
ガラス水槽の性質や特徴とは
まずはガラス水槽のメリットとデメリットを確認していきましょう。
ガラス水槽のメリット
ガラス水槽のメリットとして挙げられるのは、
- 傷がつきにくい
- 高透過タイプは透明度が高い
- 長期間使用しても透明度があまり変わらない
- 直射日光の当たるような環境でも変形しにくい
この4点です。
ガラス水槽はアクリル水槽と比べると透明度が高く、底砂の砂利やライブロックなどが少し擦れたくらいでは傷がつきにくいという特徴があります。
経年劣化で黄ばんだりくすんだりすることも少なく、長期間透明で美しい状態を保つことができるのも、大きなメリットと言えるでしょう。
直射日光の当たるような環境でも変形しにくく、水圧にもある程度の耐久性があるというのも、ガラス水槽の特徴のひとつです。
ガラス水槽のデメリット
一方、ガラス水槽のデメリットとして挙げられるのは、
- 割れやすい
- 重い
- 加工しにくい
- シリコンの劣化は止められない
この4点です。
ガラス水槽はアクリル水槽と比べると鋭利なものによる衝撃に弱く、割れやすいというデメリットがあります。
粉々になった破片が飛び散ってしまうことがあるので、ご自宅にガラス水槽を設置する際は、家具の角などにぶつけてしまわないよう十分に注意しましょう。
また、ガラス水槽は同じ大きさのアクリル水槽と比較するとかなり重いという特徴もあります。
60cm規格水槽では20kgほどの重さになりますし、120cm以上のガラス水槽は50kgを超えるので、一人で運ぶのはなかなか難しいです。
板に成型した後の曲げ加工などができないため、円柱形など特殊な形状の水槽をお求めの場合は、ガラス製ではなく主にアクリル製の水槽を使用します。
また、ガラス自体はほとんど経年劣化しませんが、接着面のシリコンが劣化します。
シリコンは次第に弾力を失っていき、密着力が落ちると水漏れが起こることがありますので、そうなったら水槽としては寿命です。
もしガラス水槽が割れてしまった場合、周囲の壁や床、近くに置いていたものが破片によって傷ついたり、水浸しになってしまいます。
外出中に割れてしまえば、大型水槽など水量が多い水槽の場合は漏水などの住宅トラブルにも発生する可能性があります。
こういったトラブルが起きてしまったときの対処法については下記のページにまとめていますのでご覧ください。
水槽の水漏れ対策万全ですか?
アクリル水槽の性質や特徴とは
続いてはアクリル水槽のメリットとデメリットを確認していきましょう。
アクリル水槽のメリット
アクリル水槽のメリットとして挙げられるのは、
- 衝撃に強い
- 比重が軽い
- 加工がしやすい
- 透明度が高い
この4点です。
アクリル水槽はガラス水槽と異なり、衝撃に強いという特徴があります。
落としても割れにくく、割れた場合でも破片が飛び散る確率が低いです。
小さなお子様のいる家庭では、アクリル水槽を使ったほうが安全でしょう。
また、アクリル水槽はガラス水槽と比較するととても軽いという特徴もあり、設置後に水槽の場所を移動しやすいのもメリットのひとつです。
さらに、アクリル水槽は加工がしやすいため、円柱形など特殊な形状の水槽を作ることができます。
オーダーメイドであれば色のついたアクリルを使用して水槽を制作できるので、水槽の背面に黒や青などのアクリルを使って、水景を際立たせることも可能です。
さらに、酸化鉄を含有していてグリーンの色味を持つガラスとくらべて、アクリル板は無色透明です。
板を厚くしても、透明度が損なわれない点もアクリルの大きなメリットと言えるでしょう。
アクリル水槽のデメリット
一方、アクリル水槽のデメリットとして挙げられるのは
- 傷がつきやすい
- 透明度が下がりやすい
- 紫外線に弱い
- 経年で膨らみやすい
こちらの4点です。
アクリル水槽は衝撃には強いものの、素材自体は柔らかいため、傷がつきやすいです。
水槽内に設置した石や流木などが少し当たっただけでも傷がつきますし、コケ掃除をする際は固いスクレーパーなどを使用するとすぐに傷だらけになってしまうので注意しましょう。
摩擦が減り、傷を最小限に抑えられます。
当初はガラスよりも透明度が高いですが、経年劣化で透明度が下がりやすいというのも、アクリル水槽のデメリットのひとつです。
また、アクリル水槽はガラス水槽と比較すると高温に弱いため、直射日光が当たる場所だと変形してしまうことがあります。
水を入れると水圧で水槽が歪むことがあるため、フランジ(またはリブ)という加工をして補強をする必要があるため、開口部がガラスよりも少しだけ狭い、ということを覚えておきましょう。
また、アクリル樹脂は吸湿により膨張する性質があるため、水を張った瞬間から少しづつ膨張をしていきます。
そのことからも、フランジはアクリル水槽にとって大切な役割を果たしていると言えます。
フランジについては以下の記事で詳しく解説していますので、ご覧になってみてください。
アクリル水槽が経年劣化をしたらどうなる?
以上のように、アクリル水槽は傷の蓄積や直射日光(紫外線・高温)による劣化、長い期間使用した場合の膨張などによって、経年劣化が原因で破損してしまう可能性があります。
気づかないうちにヒビ割れして水漏れしていたなんてことが起こりえます。
水槽からの水漏れは床下浸水や、周囲に電子機器を置いている場合は故障の原因となる危険なトラブルです。
あらかじめ予防をしたい、今のうちに対策を考えておきたいという方は、こちらのページをご確認ください。
水槽の水漏れ対策万全ですか?
■大きな水槽になるほど重さの違いが大きくなる
小型水槽であればガラス製もアクリル製もそこまで重さは変わりませんが、サイズが大きくなるに連れ、両者の重さの違いがはっきりとわかるようになります。
たとえば板厚5mmで水槽を制作した場合ですと、30cm規格だとガラス水槽は約3kg:アクリル水槽は約2kgと大差ありませんが、60cm規格だとガラス水槽が約18kg:アクリル水槽は約7.5kgとなり、90cm規格水槽ではガラス水槽が約33kg:アクリル水槽が約10kgと、重量にかなりの差がついてしまうのです。
水槽の重さは水槽台の耐荷重やひとりで運ぶ際の難易度にも影響してくるので、購入予定の水槽の重さが材質によってどれだけ違うのか、しっかりと確認しておきましょう。
水槽の重さに関しては、以下のページにある自動換算システムを使って計算してみてください。
ガラス水槽とアクリル水槽の値段の違い
続いてはガラス水槽とアクリル水槽の価格の違いについて解説していきます。
何となく皆さん、「ガラス水槽よりもアクリル水槽のほうが安そう」と予想しているのではないでしょうか。
※2024年9月時点では、アクリルの高騰によりあまり変わらないか、アクリルのほうが高値な価格感になってきています。
ADAのような最高級の素材を使用した高級ブランドメーカーものになると、小型のガラス水槽でもアクリル水槽より高くなることが多いので、その点だけ注意しておきましょう。
以下からは東京アクアガーデンのオンラインショップで取り扱っている水槽を例に、サイズごとにそれぞれの価格や重さ、板厚をまとめてみましたので参考にしてください。
重量 |
板厚 |
価格 |
|
---|---|---|---|
ガラス |
約18kg |
6mm厚 |
約26,290円 |
アクリル |
約7.5kg |
側面5mm/底面4mm厚 |
約28,600円 |
重量 |
板厚 |
価格 |
|
---|---|---|---|
ガラス |
約32.5kg |
8mm厚 |
約46,200円 |
アクリル |
約10kg |
側面5mm/底面4mm厚 |
約48,620円 |
重量 |
板厚 |
価格 |
|
---|---|---|---|
ガラス |
約50.5kg |
10mm厚 |
約76,450円 |
アクリル |
約16kg |
側面6mm/底面5mm厚 |
約76,560円 |
こうして一覧表にしてみると、60cm水槽では値段はアクリルのほうが上ですが、サイズが大きくなるに従い、差が少なくなるのがわかりますね。
重量や板厚に関してはサイズ問わずアクリルのほうが軽量で、薄いという特徴もはっきりとわかります。
板厚が上がると価格は上がる
アクリル水槽とガラス水槽の比較表を見たときに、「どうしてガラスはサイズが大きくなると板厚が増すのか」という疑問が湧いてきます。
これは水圧が関係しています。
水槽の中に水を入れると内部から外部に向かって圧力(水圧)がかかるので、板厚を増さないと水槽にたわみができてしまうのです。
ガラスの厚みが増していけば使用するガラスの量が増えるので、当然その分の価格が上昇してしまいます。
一方、アクリル水槽はサイズが大きくなったとしても、板厚にはあまり変化がありません。
これは、アクリル水槽には基本的に『フランジ』と呼ばれている補強枠がついているためです。
フランジのおかげで、板厚が薄くても内部からの水圧に耐えることができる構造になっています。
■ガラス水槽にフランジは取り付け可能?
ここでさらに疑問に感じるのが、「ガラス水槽にはフランジが取り付けできないのか」という点です。
結論を言うと、ガラス水槽にもフランジを取り付けることは可能です。
ただし、ガラス水槽の場合はフランジを取り付けても、水圧に対する強度が格段に増すというわけではありません。
ガラスは性質上、板厚を増すことでしか水圧に対処できないので、フランジを取り付ける場合は補強としてではなく、水はね防止や生き物の脱走防止目的のことが多いです。
■アクリル水槽のフランジを外すことはできる?
アクリル水槽の場合は、フランジを外したものをオーダーメイドで作ることが可能です。
フランジを外せば水槽の開口部(上面)を広く保つことができるので、アクアテラリウム寄りのダイナミックなレイアウトをされる方などは、あえてフランジを付けないアクリル水槽をオーダーメイドされることも多いです。
しかし、フランジを外す場合は板厚を増して補強しなければならないので、通常のアクリル水槽よりは価格が高くなってしまいます。
水槽は重量にも注目しよう
水槽選びは見た目や材質にこだわりがちですが、素材によって重量が大きく異なることも忘れてはいけません。
板厚が厚くなっていけば、当然水槽は重くなっていきます。
そして先述した通り、ガラス水槽はアクリル水槽よりも重いという特徴があります。
ここで注意しなければならないのが、水槽を設置する場所の耐荷重です。
水槽は本体だけでなく底砂や水・生体・機材などを含めた総重量が水槽台や設置する床面にかかるので、使用予定の水槽台や床面の強度が、総重量に耐えられるかどうかを事前に調べておかなければならないのです。
特にアパートやマンションの場合、120cmのガラス水槽を設置すると、床が重さに耐えきれずに沈んだり抜け落ちてしまう可能性があります。
まずは設置場所や水槽台の耐荷重を調べ、重さから水槽の大きさや材質を決めるというのも、水槽選びのひとつの方法です。
水槽の重さや床の耐荷重については、こちらの記事も参考にしてください。
ガラス水槽とアクリル水槽の耐久性について
水槽は長期的に使うものなので、耐久性にも注目してみましょう。
ここからはガラス水槽とアクリル水槽それぞれの耐久性について解説していきます。
■ガラス水槽の耐久性
ガラス水槽の耐久性は、一般的な目安として
- 淡水魚を飼育した場合:約4~6年※大切に使えば10年以上持つこともあります。
- 海水魚を飼育した場合:約3~5年
と言われています。
水槽の扱い方や掃除の仕方で差が出る場合もありますが、ガラス水槽はおよそ5年程度で劣化してくるというところに注目しましょう。
ちなみにここで言う「劣化」とは、ガラス同士をつなぎ合わせるシリコンが剥がれたり、水漏れが起きてしまうような状態を指します。
海水魚飼育のほうが耐久年数が低いのは、海水に含まれる塩分によってシリコンの腐食が早まるからです。
ガラス水槽を使う時は、コケ取りや掃除のときにシリコンを傷つけないように注意すれば、その分、寿命を延ばすことができます。
ただしどんなに丁寧に扱っていてもいずれは劣化し耐久性が落ちてしまいますので、シリコンがギザギザになり剥がれたものが浮いてきたり、汚れがこびりついて茶色っぽくなってきたら、水漏れを起こす前に買い替えを検討しましょう。
■アクリル水槽の耐久性
アクリル水槽の耐久性は、一般的には
- 淡水魚を飼育した場合:約5~7年
- 海水魚を飼育した場合:約5~7年
と言われています。
アクリル水槽の耐久性はガラス水槽とほぼ変わらず、およそ5~6年程度で劣化してくるということを覚えておきましょう。
ただし、アクリル水槽に使われている接着剤はシリコンと異なり塩分の影響を受けにくいので、海水魚を飼育する場合であれば、アクリル水槽のほうが耐久年数は高いです。
また、アクリル水槽はアクリル板の接着方法でも寿命が変わります。
『重合接着』という強力な接着方法で作られた水槽であれば、淡水・海水ともに約10年はもちます。
アクリル水槽は劣化が始まると接着部分に気泡が入り、やがてその隙間から水漏れをしてくるようになります。
シリコンと違って劣化に気づきにくい場合があるので、アクリル水槽を設置してから5年ほど経過したら、接続部分に気泡が入ってないかどうかを定期的に確認するようにしましょう。
ガラス水槽とアクリル水槽の安全性
続いては水槽の安全性について。
ガラス水槽とアクリル水槽の安全性は、水槽を設置する場所によって変わってきます。
大まかに屋内と屋外に設置する場合で異なりますので、それぞれの場所にガラス水槽とアクリル水槽を設置した場合の安全性を確認していきましょう。
■屋内に水槽を設置する場合
ご自宅のリビングやオフィスなど屋内に水槽を設置する場合は、ガラス水槽でもアクリル水槽でも安全性は基本的には変わりません。
ただし、万が一水槽が割れてしまった場合の危険性が、ガラスとアクリルで異なります。
ガラス水槽は地震などで落下したり衝撃を受けてひび割れると、粉々に砕けて破片が周囲に飛び散ります。
一方、アクリル水槽はひび割れたとしても、破片が粉々になるようなことは滅多にありません。
このことから、小さなお子様や犬・猫といったペットを室内で飼っているご家庭では、万が一のときに破片が飛び散りにくいアクリル水槽を設置したほうが安全性が高いと言えます。
■屋外に水槽を設置する場合
屋外に水槽を設置する場合は、設置場所が直射日光の当たるような場所なのか、または冬場に水が凍るような場所なのかによって、安全性が異なります。
直射日光の当たる場所に水槽を設置する場合は、ガラス水槽もアクリル水槽も通常より劣化が早まります。
さらにアクリル水槽の場合は日光の熱が原因で水槽の形が歪み、割れてしまうことがあるので、直射日光が当たる場所であればガラス水槽のほうが安全性が高いと言えるでしょう。
ただし、冬場に水槽内の水が凍ってしまうような場所だと、凍って膨張した水の圧力が原因でガラスが割れてしまう場合があります。
なので寒冷地に設置する場合であれば、水の膨張にも多少は耐えられるアクリル水槽のほうが向いていると言えるでしょう。
とはいえ、ガラス水槽もアクリル水槽も、屋外の使用には耐えることができません。
日光でも劣化しにくく水の膨張にも耐えられる陶器製の水槽やFRP水槽を使用するのが個人的にはおすすめです。
以下のコラムでは屋外でアクアリウムを楽しむポイントや水槽の選び方について解説していますので、ぜひ参考になさってください。
陶器製の水槽やFRP水槽についてはこちらの記事で解説しています。
ガラス水槽とアクリル水槽の楽しみ方の違い
ガラス水槽とアクリル水槽はそれぞれの性質の違いから、楽しみ方にもちょっとした違いがあります。
楽しみ方の違いにはどのようなものがあるのかを見ていきましょう。
■ガラス水槽での楽しみ方
ガラス水槽には『通常ガラス(フロートガラス)』と『高透過ガラス(クリアガラス)』を使用したタイプがあります。
流通量が多く安価な水槽にはやや緑がかったフロートガラスが使われているのですが、ガラスの透明感に力を入れているメーカーの場合は『クリアガラス』が使われています。
一般的な緑がかったガラスも美しく透明に見えるのですが、見た目の透明度・明るさにこだわりたい方には、値段は高くなりますがクリアガラスを使用した水槽がおすすめです。
クリアガラスについては以下の記事でも解説しています。
■アクリル水槽の楽しみ方
アクリル水槽では色のついたアクリル板を水槽に使うことができるため、水槽の背面や底面を黒や青にする人が多いです。
水槽の背面に色付きのアクリル板を使用すれば魚や水草、サンゴの色が引き立つので、美しい水槽を演出することができます。
また、底面に色付きアクリル板を使用すれば、底砂を敷かない場合に水槽台が透けて見えないという効果があります。
魚種に合わせて水槽の材質を選ぶのもおすすめ
飼育する魚の種類に合わせてガラス水槽かアクリル水槽かを選択するという方法もあります。
たとえば小型~中型の熱帯魚、もしくは水草水槽やテラリウムに使用する場合は、透明度が高く傷つきにくいガラス水槽がおすすめです。
一方、アロワナなど大型で力の強い熱帯魚を飼育する場合には、割れにくいアクリル水槽を選ぶのが無難でしょう。
やや迷うところではありますが、海水魚やサンゴを飼育する場合は、水槽幅90cmまでであればコストの面でガラス水槽を選ぶのもおすすめです。
ガラス水槽だとシリコンの腐食が気になりますが、シリコン部分を痛めないようにメンテナンスをすれば、劣化を遅らせることができます。
長持ちするガラス水槽を選ぶポイントに、シリコンの厚みがあります。シリコンがこんもりと厚く盛られている水槽はそれだけ接合部分が強固ということです。
その他に、シリコンを強化する方法として、特注製作になってしまいますがシリコンを板で保護する『ワームプロテクト』という加工もあります。
まとめ:ガラス水槽とアクリル水槽を徹底比較!素材ごとのメリット・安全性・耐久性・価格
このコラムではガラス水槽とアクリル水槽の安全性や耐久性、価格の違いについて解説をしてきました。
水槽は素材によって値段や耐久性などが大きく異なるため、まずはどんな水槽を作りたいか、どんな場所に設置したいか、ご自身の理想と照らし合わせながら適した水槽を選ぶのがおすすめです。
市販の水槽では理想的なものが見つからないような場合は、水槽をオーダーメイドしてみるのもひとつの方法です。
東京アクアガーデンオンラインショップでは水槽の素材からデザイン、オプション機能までお選びいただけるオリジナル水槽の制作を承っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
理想や目的に合った水槽を選んで、素敵なアクアリウムをお楽しみください。
オーダーメイド水槽・水槽台・ろ過槽・フタなどの制作や中古水槽を販売しています。ガラス製・アクリル製・塩ビ製などの素材を取り扱っています。お見積りは無料です。ぜひ、お気軽にお問い合わせください。
ガラス水槽とアクリル水槽について良くあるご質問
ガラス水槽とアクリル水槽の違いとは?
アクリル水槽は、ガラスよりも柔らかく傷つきやすいですが、軽量で衝撃に強いです。アクリル水槽はその特徴から、地震対策として選ばれることが多いです。
ガラスとアクリルの水槽はどちらがおすすめですか?
ガラス水槽とアクリル水槽はどちらが安いの?
60cm水槽ではガラスのほうが安価ですが、90cm水槽ではアクリルのほうがリーズナブルに逆転することが多いです。
水槽素材の選び方を教えてください
素材はどんな特徴を重視するかで選びましょう。
- ガラス水槽
- アクリル水槽
- プラスチック水槽
- FRP水槽
- 陶器(睡蓮鉢など)
観賞用の飼育容器としてはこれらが挙げられます。
水槽は紫外線に弱いので、屋外飼育の場合はFRPか陶器がおすすめです。
お問い合わせ
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