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ネットで見た通りにアクアリウムを管理しているのに、なぜか魚の元気がなくなってきたように見えるのはなんでだろう…と、悩むことがあります。
きちんとアイテムをそろえ、お世話もしているのに、少しの違いから魚が弱ってしまうことは、実はアクアリウムではよく起こります。
- ろ過フィルターのパワーが強すぎる
- 水換えをしすぎる
- 餌を与えすぎる
など、少し加減が強すぎるとトラブルに繋がりやすいです。
心当たりのある方もない方も、いざという時のためにご一読ください。
目次
ありがち!魚を弱らせる5つの要因とは
まず最初に、魚を弱らせる飼育でありがちな5つの要因を挙げてみます。
- ろ過フィルターが強力すぎる
- 水換えの頻度が高すぎる
- ライトが明るすぎる
- エサを与えすぎて肥満化している
- 魚の数、水草の量が多すぎる
ろ過フィルターは強力な方が水がキレイになりそうだし、水換えだって何度もしたほうがいつも新鮮な水で魚が生活できそうなイメージがあります。
しかし、何事もやりすぎは不具合のもとです。
下の項目で、これら5つの要因について詳しくご説明します。
強力すぎるろ過フィルターに要注意!
ろ過フィルターは、水槽内の水をフィルター内に吸い込み、汚れを濾過して水槽内に戻すことで水をキレイにしてくれる装置です。
水槽に対して能力の高すぎるフィルターを用いると「とても強い水流」が水槽内に発生します。
ここで問題になるのが、魚たちは流れに逆らって泳ぐ習性です。
魚たちは自分の生活域から流されないように、水流に向かって泳ぐ習性があります。
魚種によっては、遊泳力に合った水流であれば良いのですが、もともと水流の強い地域に生息していない魚種たちには疲労の原因以外にはなりません。
人間で言えば常にルームランナーで走らされているようなものです。
ろ過フィルターは水槽の容量・サイズに合わせたものを用意しましょう。
水換えのやりすぎに注意!
狭い水槽の中はすぐに水が汚くなってしまうイメージですが水換えにも「適切な頻度」があります。
魚たちにとって水槽内の水は「住環境」ですので、それが換わるたびに体を順応させなければなりません。順応するためには体力を使います。
つまり、あまりに環境が変わりすぎると大幅に体力を使ってしまう、ということです。
水換えは、回数を多くするなら換水量を減らし、急激に水質が変わらないように心がけましょう。
とはいえ、水槽内の水の水質悪化が起こるようでは困ります。適度な頻度はこちらのコラムで解説しています。
この通りに行っても、不安に感じる場合は水質検査を行うと安心できます。
アンモニア、亜硝酸、硝酸の濃度が主な水質悪化の原因となりますので、それらの数値をはかりましょう。こちらのコラムで水質チェックについて詳しく説明していますので、参考になさってください。
強力すぎるライトはストレスのもと
照明を強めると「水草を旺盛に育てたい」「明るくして魚を映えさせたい」などをかなえることができます。
しかし、魚にとって強すぎる光はストレスになってしまうこともあるのです。
特に水槽の高さに対してライトの光が強い場合、水槽中が照らされるようになって魚は隠れるところがなくなってしまいます。
ゆっくり休めないことは魚にとってもストレスフルなのです。
それだけでなく、コケも生えやすくなります。
やはりライトも「適切な光量」がベストです。強める場合は水草やシェルターなどで休める場所を作ると、魚たちも安心できます。
他にもライトをオンにする時間が長すぎてもコケが生えすぎるという難点がありますので時間を決めてオンオフするようにしましょう。
エサの与えすぎで肥満に
実はこれが最も多い魚を弱らせる要因と言われています。
水槽を覗きこむと「ご飯、ちょーだい!」というように寄ってくる魚たちは本当に可愛らしく、ついついエサを追加であげてしまいます。
しかし、魚の種類によっては「あげたらあげただけ食べてしまうので肥満になる」ものもいます。有名どころでは金魚やコイの仲間です。魚は消化不良を起こしやすいので、食べすぎて消化不良となり死んでしまうことすらあるので注意が必要です。
また、魚が欲しそうなしぐさをするが実はお腹が減っていないということもあります。その場合はエサを与えても食べないので、水槽のゴミとなり水質悪化を早めてしまいます。
特に気温の高い時期は水質が悪化しやすいので注意しましょう。
魚の入れすぎ、水草の植えすぎ
魚が群れをなし、水草が繁茂する水槽はとても美しく憧れますが、あまりにも魚の数や水草の量が多すぎると魚にとってストレスとなる場合もあります。
魚が多すぎると水が汚れやすいですし、魚同士のトラブルも増えます。ショップにいくと色鮮やかな魚がたくさん販売されているので、どんどん増やしてしまいがちです。
魚一匹が必要とする水の量は思いのほか多いです。
あくまでも目安ですが、魚の体長1cmにつき水が1L必要と言われています。
また、水草が多すぎると魚が泳ぐエリアが狭くなってしまい、他の魚とぶつかりやすくなります。そういった状態は魚にとってはもちろんストレスです。
そして魚とぶつかることで体表に傷が出来たり、その傷から病気の細菌に感染してしまうこともあります。
魚がゆったり泳ぎ回れるスペースは確保してあげましょう。
水草育成の注意ポイントについては以下に詳しく書かれています。
魚の死因はストレスがほとんど!
5つの要因についてお話ししてきましたが、魚の死因の多くはストレスと消化不良なのです。
原因がわかっていれば対処は可能ですので、飼育している魚を一日も長く楽しく過ごさせてあげるために、問題ないかを確認してみてくださいね。
下記のコラムでも初心者の方がハマりがちな落とし穴を紹介しています。
まとめ:魚を弱らせる要因を知って長生きさせよう
アクアリウムは、老若男女、幅広い年齢の方が楽しめる趣味です。
しかし、誰しもが最初は加減がわからず、失敗してしまうこともあります。
長く飼育している場合でも、ふとした違いでトラブルを起こしてしまうケースもありますので、その時は基本に戻ってみましょう。
何事も、ほどほどが一番です。まずは、頻度や量などを見直してみましょう。
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