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金魚の消化不良が治らない!改善策と絶食の必要性!季節ごとの餌やりとは

金魚は基本的には丈夫な魚種なのですが、消化器官が発達しておらず胃を持たないこともあり、消化不良になりやすい特徴があるので注意が必要です。

消化不良になってしまうと栄養の消化・吸収が妨げられて痩せるだけでなく、体力ならびに免疫力が低下して病気にかかりやすくなってしまいます

消化不良の改善策としては、絶食や水温の上昇、給餌の見直しなどが挙げられます。特に、温調機器を使用せずに飼育している場合は、季節(水温)によっても給餌の仕方を変える必要があることは知っておいてください。

ここでは、金魚の消化不良について焦点を当て、なりやすい理由やその弊害、改善策などを解説していきます。

金魚は消化不良になりやすい!

金魚は胃を持っていません

そのような魚は決して珍しくなく「無胃魚」と呼ばれており、コイやフナ、ドジョウなど淡水魚ではコイ科の魚によく見られます。また、それに伴ってか満腹中枢も無い、あるいは働きが弱いようで、餌を与えると与えた分だけ食べてしまいます。

このことから、金魚は消化器官が未熟なのにもかかわらず餌を食べ続けてしまい、消化不良になりやすい傾向にあります。消化不良を起こすと栄養の消化・吸収が妨げられて痩せるだけでなく、体力の低下に伴って免疫力も低下し、病気にかかりやすくなるので注意してください。

消化不良のフンの見分け方はこちらです。

消化不良からなる病気

転覆病

転覆病は金魚がうまく泳げず、ひっくり返るようにして水面に浮いたり、底に沈んでしまう病気です。転覆病の原因は数種類が知られており、その1つに消化不良があります。

消化不良で腸内にガスが生じ、浮力の調節がうまくできなくなると浮上性と、浮袋が圧迫されるなどの内臓疾患が生じると沈下性の転覆病に進行します。

松かさ病

松かさ病とは鱗が逆立ち、病魚が松かさ(松ぼっくり)のような見た目になってしまう病気です。病因の1つに運動性のエロモナス菌である「エロモナス・ハイドロフィラ」が挙げられ、消化不良で免疫力が低下していると感染リスクが上昇してしまいます。

同病原細菌は嫌気性細菌なので腸から感染しやすく、松かさ病の他に「皮膚炎(赤班病)」や「ポップアイ」などの病気を引き起こすため注意が必要です。

水カビなど各種感染症

免疫力が低下しているということは、単純にその他の病原体に対する抵抗力も弱化しているので、色々な病気にかかりやすくなってしまいます。水中にも常在している細菌類は存在し、それらの中には病気の原因となるものもいます。

例としては、尾ぐされ病の原因となる「カラムナリス菌」水カビ病の原因である「水カビ」、繊毛虫の1種で白点病の原因になる「ウオノカイセンチュウ(イクチオフチリウス・ムルチフィルス)」などが挙げられます。

金魚の消化不良を改善する方法

一定期間、エサを与えず絶食させる

絶食は消化不良の治療法として基本的なものです。期間は金魚の大きさや様子によってコントロールする必要がありますが、目安としては3~5日間ほどで様子を見ると良いでしょう。

小さい金魚や体力の低下が見られる場合は短めに、比較的元気なようなら長めにしても大丈夫です。まったく餌をあげない行為は不安に思われるかもしれませんが、健康な金魚であれば2週間程度は給餌をしなくても生きていられます。

水温を上げる・安定させる

水温が低いと金魚の代謝が低くなって消化不良を起こしやすくなります。また、金魚は水温の変化に応じて体温も変化する変温動物です。あまりに水温の変化が激しいと体温の上下も大きくなり、それがストレスとなって消化不良を引き起こしてしまいます。

そのため、水温を上昇させたうえで保温し、金魚の代謝を高くして消化器官を活性化させることで、消化不良の改善が見込めます。水温の目安としては23℃以上ですが、水温が急に上下すると金魚の負担になってしまうので、サーモスタット付きのヒーターを用意しておくとよいでしょう。

餌を変える

与えている餌が金魚の体質に合っていないことも、消化不良の原因として考えられます。そのため、餌を変えることで消化不良が改善する場合もあります。特に、増体用の高タンパク・高脂肪分の人工飼料は消化に悪く、消化不良を起こしやすいので注意してください。

もし、増体用の餌で消化不良を起こすようでしたら、タンパク質や脂肪分が少ない、いわゆる健康フードに変えてみると良いでしょう。

また、金魚の餌にも賞味期限があります。餌は時間の経過とともに傷んでしまうので、与えている餌の賞味期限を確認して期限が過ぎているようでしたら、その餌は与えずに廃棄してください。

消化不良が治らなかったら

金魚にも個体差があるので、上記の方法をすべて取っても、すぐには治らない個体も出てきます。そのような時は長期戦になってしまいます。

とは言っても、餓死するほどに絶食を続けるわけにはいかないので、数日間の絶食を経たのちに少量の餌を与え、その後再び数日間絶食させて様子を見ます。この工程を消化不良が改善するまで繰り返してください。

季節ごとの餌やりの目安

春と秋は与えすぎないようにしよう!

温調機器を使用せずに金魚を飼育する場合、金魚の代謝は水温に応じて変化するので、季節ごとに必要になる餌の量も変わってきます。春と秋は水温が低い時も多いため、与えすぎないよう注意が必要です。目標とする分量は腹八分目で、金魚が少し物足りなさそうにしているくらいが適量です。

夏はこまめに与えよう!

夏は水温が高く、それに伴って金魚の代謝も高くなって活動的になるので、たくさんの餌を必要とします。しかし、いたずらに給餌量を増やしては消化不良を招いてしまいます。

夏場は一回当たりの給餌量を増やすのではなく、一日当たりの給餌回数を増やすことで対応します。少しずつ小まめに与えることで、消化器官への負担を軽減してあげると調子を崩しにくいです。

冬は控えめ・冬眠させるなら絶食させよう!

冬は水温の低下に伴い代謝も低くなるので、餌はあまり与えなくても大丈夫です。金魚の様子にもよりますが、毎日与える必要もありません。

そして、金魚を冬眠させる場合は、絶食させる必要があります。なぜなら、腸内に食べた餌が残っていると、冬眠中に腐敗して最悪の場合は死に至る危険があるからです。

金魚を冬眠させるときは、青水(グリーンウォーター)を用意してください。青水とは緑藻などの植物プランクトンによって緑色に見える水のことで、冬眠中の金魚はこれらの植物プランクトンから栄養を得ます。

まとめ:金魚の消化不良が治らない!改善策と絶食の必要性!季節ごとの餌やりとは

金魚は消化不良になりやすい魚種なので、それぞれの個体に合った餌を正しい方法で与える必要があります。消化不良になってしまうと痩せるだけでなく、免疫力の低下から病気にかかりやすくなるので注意してください。

消化不良の改善策の基本は絶食させることで、高タンパク・高脂質の餌を与えていた場合は、それらが少ない健康食に変えることも効果的です。また、金魚は変温動物なので、温調機器を使用せずに飼育している場合は、季節によって給餌方法を変えることも必要です。

餌をねだられるとついついあげたくなってしまいますが、それによって金魚の健康が害されることにならないよう気を付けてあげてください。

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