水槽内で汚れやすい場所3個!汚れにくいレイアウト・掃除法とは!
コラムでは各社アフィリエイトプログラムを利用した商品広告を掲載しています。
水槽の掃除をしていると、なぜかいつも汚れている場所と綺麗なままの場所があることに気づきます。
汚れにムラができる原因は、ずばり水流です。
水槽の中は基本的に閉鎖的な空間なので、どんなに水を循環させても水の流れが滞ってしまう、淀みが発生します。
水が淀みやすい場所には、水槽内のゴミや汚れが溜まり、コケも生えやすいです。
つまり、汚れが溜まらないようにするには、水槽全体を満遍なく水が循環するようレイアウトや水の流れを調節して、淀みを解消するのが良い方法と言えるでしょう。
ここでは、水槽内で汚れやすい場所と対策、また汚れにくい水槽レイアウトについて解説していきます。
目次
プロアクアリストたちの意見をもとに水槽の汚れやすい場所と汚れにくいレイアウトや掃除方法を解説
このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。
水槽内に水の流れが届かない場所があると、そこにゴミが溜まり汚れやすくなります。
全体に水流が届くようにレイアウトを調節すると、汚れにくくきれいな水槽を保ちやすくなります。
ここでは、実務経験から得た知識をもとに、水槽の汚れやすい場所と汚れにくいレイアウトや掃除方法を解説します。
水槽内で汚れやすい場所はここだ!汚れの溜まる個所3つ
水槽内で汚れが溜まりやすい場所は、水が澱む場所…つまり、何かしらの陰になってしまったり水の流れが阻害されてしまう場所です。
皆さんの水槽でも、必ず汚れている場所や汚れ方が激しい場所があるのではないでしょうか。
ここでは、水槽の中でも汚れが溜まりやすい場所ということで、
- 流木や石、レイアウト素材の陰
- 水槽の角、水中機材の周辺
- 水草の間や陰
の3か所について、汚れる原因や対策を解説していきます。
流木や石、レイアウト素材の陰
水槽のレイアウトに欠かせない、流木や石、レイアウト素材の周りは汚れが溜まりやすいポイントです。
物を置くことで水の流れを遮ってしまい、素材の周辺にはフンやゴミなどが蓄積しやすくなります。
アーチ状の立木を使うなどできるだけ水の流れるレイアウトにしても、どうしても陰になる部分が出てきてしまうのが悩ましい所です。
汚れのない綺麗な水槽を維持するならば、レイアウトの組み方を一度考え直してみることをおすすめします。
流木や石組みはシンプルに
たくさんの流木や複雑な石組みはとても手の込んだ素敵なレイアウトですが、掃除をするのが難しくきれいなまま維持するのはとても大変です。
極論を言ってしまうと、きれいにしたいのならば何も置かないのが一番ですが、それでは少し寂しい気もしますので、掃除のしやすさと美観を両立したレイアウトを目指しましょう。
汚れを抑えることを考えるのならば、素材ははほどほどに、シンプルなレイアウトを心がけるのが鉄則です。
石や流木を複雑に組んでしまうと、素材同士の隙間が多くなりそこに汚れが溜まりますので、あまり置きすぎずに程よく間隔を空けることを意識します。
人の手が入るような隙間を開ければ掃除もできますし、水も通り抜けるので汚れづらいです。
流木や石についてしまった汚れの落とし方は、こちらの記事でご紹介しています。
水槽の角、水中機材の周辺
水槽の角や水中機材の周辺も汚れが溜まりやすいポイントです。
水槽を循環する水は水槽の壁にぶつかって折り返しますが、この時、どうしても角の部分にゴミが滞留してしまいます。
また、投げ込み式のフィルターや水温計など、水中に機材を入れている場合は一つ前の項目でご紹介したレイアウト素材と同様に、機材の周辺で水の流れが滞り汚れが溜まりやすいです。
これらのポイントは、レイアウトと違って簡単に無くしたり、配置を変えたりすることができないため、水の流れやメンテナンス方法を工夫して淀みを解消しましょう。
コケ対策については、こちらの記事でも解説しています。
水の流れを調節したり、メンテナンス方法を工夫しよう
水槽の角や機材の影の淀みを解消するには、そこに水流を当てるのが一番です。
排水口の向きを変えて水流を調節してみてください。複数個所に水流を当てたいときは、ろ過フィルターの増設や水中ポンプの設置を検討します。
また、メンテナンスや水換えで水を抜くときには、汚れがたまりやすい場所から水を抜くことを意識してみてください。
水と一緒に汚れを吸い出すイメージでメンテナンスをすると、水槽をきれいに保ちやすくなるのでおすすめです。
水槽のメンテナンスは何となくルーティーンでやってしまいがちですが、しっかりと水槽の状態を見ながら臨機応変に対応していくと、より美しい水槽を作ることができます。
水流については、こちらの記事でも解説しています。
水草の間や陰
見逃しがちですが、実は水草も汚れやすいポイントです。
植えた当初はきれいでも、水草が育つにつれて葉が茂り密接することで陰ができていきます。葉が重なった部分には、ろ過した新鮮な水が届きづらくなり、汚れも溜まりやすいです。
また、ミクロソリウムなどは水流が滞ったり汚れが溜まったりすることで、シダ病と言う病気を引き起こしてしまう可能性がありますので、適切にメンテナンスをして汚れを除去しましょう。
水草が重なりあっているときはトリミングをして、適度に水が流れるような隙間を空けることが大切です。新鮮な水が届きやすくなりますし、葉にしっかり光が当たるようになって育ちも良くなります。
水草の間も掃除しよう
水草が重なりあっているときはトリミングをして、適度に水が流れるような隙間を空けることが大切です。新鮮な水が届きやすくなりますし、葉にしっかり光が当たるようになって育ちも良くなります。
また、すでに蓄積してしまった汚れは、クリーナーホースやホースを使って除去します。
水槽のメンテナンスをするときに、水草の奥までクリーナーホースを差し込んで、水草の間に詰まったゴミを吸い出しましょう。
水を注ぐ時も、水草が密集していてゴミが溜まっているところへ目掛けて、少し勢いを強くした水を当てるようにすると、水草の中に詰まったゴミが浮き上がってきます。
浮いてきたゴミは網ですくうか、量が多ければ再度クリーナーホースで吸い出すのがおすすめです。
水草水槽の掃除方法については、こちらの記事でご紹介しています。
汚れの溜まらないレイアウトを目指そう
汚れが溜まりにくい水槽は、水槽全体にきれいな水が循環し、掃除の手が行き届いた水槽です。
最初にレイアウトを組む時にぎゅうぎゅうに水草を植えこんでいたり、流木や石などを複雑に組み合わせたりしてしまうと、水の流れが悪くメンテナンスもしづらくなり、結果的に汚れの溜まりやすい水槽になってしまいます。
水草が生い茂った水槽は美しいですし、手の込んだ複雑なレイアウトは見応えがありますが、そのレイアウトで綺麗な水槽を維持できなければ台無しです。
そのため、レイアウトを組む最初の段階で、水が流れたりメンテナンスができるような余裕を持ったレイアウトを意識してみましょう。
特に水草は成長するにつれてどんどん生い茂っていきますので、最初は少し少なく見えるぐらいの方が後々の管理がしやすいです。
まとめ:水槽内で汚れやすい場所3個!汚れにくいレイアウト・掃除法とは!
今回は水槽内で汚れやすい場所と掃除の方法、汚れにくいレイアウトなどについて解説をしました。
ついつい鑑賞性を高めることに夢中になってしまい、水槽のレイアウトにこだわってしまうのはわかりますが、やり過ぎてしまうと、メンテナンスに手間がかかる管理が難しい水槽になってしまいます。
日々の暮らしの中で水槽管理をするのであれば、メンテナンスのしやすさにも目を向けると良いでしょう。自分で管理できる範囲でレイアウトを楽しむのが、きれいな状態を長続きさせる秘訣です。
水槽の汚れにお悩みの際は、ご紹介した内容を参考に、一度レイアウトなどを見直してみください。
お問い合わせ
水槽や機材、熱帯魚のレンタル・設置・メンテナンスがセットになった水槽レンタル・リースサービス、
お手持ちの水槽をプロのアクアリストがメンテナンスしてくれる水槽メンテナンスサービス、
水槽リニューアルサービスや水槽引っ越しサービスなど様々なサービスがございます。
お見積りは無料となっておりますのでお気軽にお問い合わせください。