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水槽の汚れと原因・対策!トラブル別に解説!水槽掃除のポイントもご紹介

水が濁る、嫌な臭いがする、コケが生えるなど水槽の汚れは多種多様です。鑑賞性を下げるだけでなく不快に感じるものも少なくありません。

これらの汚れは種類によって原因が異なりますので、改善するには状態を見極めて適切な対処をする必要があります。

また、掃除をしてもすぐに同様の汚れが発生するようなときは、水槽環境のバランスが崩れている可能性がありますので、早急に原因を見つけて魚の体調不良や病気を予防しましょう。

今回は水槽の汚れについて、トラブルの種類ごとに原因と対策をご紹介します。
水槽を安定して長期維持する掃除のポイントもご紹介しますので、ぜひご覧ください。

プロアクアリストたちの意見をもとに水槽汚れの原因と対策を種類別に解説


このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。

水槽を維持していると必ず汚れが発生します。水や水槽の汚れは放っておくと水槽トラブルにつながることのありますので、繰り返し発生するような場合は、原因を見極めて素早く対処しましょう。

ここでは、実務経験から得た知識をもとに、水槽汚れの原因と対策を種類別に解説します。

水槽の汚れと原因・対策


水槽の汚れは大きく次の5つに分けられます

  • 水が濁る・黄ばむ
  • 一部分にコケが生える
  • コケが水槽全体に生える
  • 水槽が臭う
  • 泡が消えない

発生してすぐに魚が危険にさらされるようなことはありませんが、長期化すれば健康に悪影響を与える可能性が高いです。

原因の詳細と具体的な対策を解説していきますので、これらの水槽の汚れでお困りの方はご覧になってみてください。

水が濁る・黄ばむ

水が濁ったり黄ばんだりなど、透明度が下がっている水槽は水が汚れている状態です。

弱酸性の水質を好む熱帯魚の飼育に最適な『ブラックウォーター』や、メダカや金魚飼育に有用な『青水(グリーンウォーター)』など、理由があって色づいた水で飼育することはありますが、それ以外では魚は基本的に無色透明な水で飼育するのが望ましいです。

意図しない濁りが発生した飼育水は、見た目が良くない上に水質に異常がある可能性がありますので、早急に原因を特定して改善しましょう。

原因:養分が溜まっている

水の濁りや黄ばみの原因は、水中の養分です

バクテリアによって餌の食べ残しやフン、水草の切れ端などが分解されたときに発生する硝酸塩が養分として水中に蓄積して、濁りといった形で現れます。
この状態を水の富栄養化と言い、以下のような飼育環境で起こりやすい現象です。

  • 水槽の水量に対して生体の飼育数が多い
  • 給餌量が多い
  • 栄養系ソイルや流木を入れすぎている
  • 水草を育成するために液肥を添加している

水草を育成している水槽などには養分が必要ですが、濁りが発生する状態は供給のバランスが崩れている可能性があります。
長期化すると魚の体調不良や病気につながることもありますので、対策をしましょう。

対策:水換えを行う

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水が濁ったり黄ばんだりしているときには、水換えをして水槽の中の養分を排出すれば、濁りを改善できます

ただ、いくら濁りが気になるからといって、一度に多量の水を換えると水質が急変して生体に良くありません。
1回の水換えでは水槽の1/3ほどの水量を目安にして、多くとも1/2程度にとどめましょう。

『プロホース』などの水換えアイテムを使うと、簡単に排水できるうえに底床掃除も同時に行えてより効果的です。

ソイルや肥料による一時的な濁りであれば、定期的な水換えで改善していきますが、もし、いつまでたっても濁りが取れない、水換えをしてもすぐに濁ってしまうというような場合は、

  • 餌を与えすぎていないか
  • 水槽に対して生体数は多くないか
  • 水草の肥料は与えすぎていないか

などの飼育環境を根本的に見直してみると良いでしょう。

一部分にコケが生える


コケは水中の養分量や長すぎる照明時間が原因で生えるものですが、もし特定の部分にばかりコケが生えるようならばそれは、水流が影響している可能性があります。

原因:水の循環が滞っている

水の循環が滞っていたり、一ヶ所に強く当たりつづけたりしていると、その場所に養分が溜まりやすくなるためコケが生えます

とくに、ろ過フィルターの吐出口から流れ出た先やレイアウト付近のコケが目立つ場合は、水の循環が適切でないことが少なくありません。

対策:水流の向きやろ過フィルターを変える

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特定の場所にコケが発生するときは、水流の向きを調節して、水をうまく循環させる方法がおすすめです。

ろ過フィルターの吐出口の向きを変えれば水流も変わりますので、水が水槽全体に行き渡るよう調節しましょう。
レイアウト付近は水流の死角になりやすいため、流木や石を移動したり、水草をトリミングしたりして水の流れを確保します。

ただ、どうしてもコケが収まらない場合はろ過能力自体が不足していることも考えられますので、ワンランク上の性能のろ過フィルターに変更することも検討しましょう。

コケが水槽全体に生える


水槽全体にコケが繁茂するのも、よくある水槽トラブルです。
水槽のガラス面はもちろん、ろ過フィルターのストレーナーや底床、水草やレイアウト素材にも緑や茶色のコケが付着します。

広範囲に発生するため、掃除の手間がかかるだけでなく鑑賞性が大きく下がる厄介なトラブルです。

原因:照明が強い・弱すぎる

水槽の広範囲にコケが生える場合、照明の光量や点灯時間が適切でない可能性があります。
光量が強すぎると緑コケが生えますし、弱すぎても茶ゴケが発生しやすいです。

また、照明の点灯時間が長すぎると、コケの発生・成長を助長します。

対策:照明を調節する、掃除する

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水槽全体にコケが繁茂する場合は、まず照明の光量と点灯時間を適切な状態に調節しましょう。

調光機能がある照明を使っている場合は、光量を一段階落とします。点灯時間はタイマーを使って8~10時間に調節し、必要以上に点灯しないようにしましょう。

ただし、照明を調節していてもコケは発生するので、目についたら都度掃除をします。
コケ掃除は手間ですが、メラミンスポンジやジラコヘラなどを使うと効率良くこすり落とせますので活用してみてください。

コケを食べるエビや貝などのお掃除生体を導入するのも良い方法ですが、すべての場所をきれいに掃除してくれるわけではありません。
あくまで掃除の手間を減らすサポート役として活用しましょう。

また、養分が多いとコケの発生や成長につながるため、水換えやろ過フィルター・底床の掃除することで予防になります。

水槽が臭う


せっかくきれいにレイアウトしたアクアリウムも、水槽から嫌な臭いがしていては台無しです。

水槽から臭いがする場合の多くは水質に問題があるため、放っておくと生体にも悪影響が出てきます。早急に対処しましょう。

原因:飼育生体が多すぎる、掃除不足

水槽の嫌な臭いは水質が悪化していることによるものの可能性が高いのですが、水質は魚の排泄物などが蓄積すると悪くなっていきます。
つまり、飼育数が多すぎて排泄物が溜まりやすいかったり、掃除が不足していたりする環境で悪臭が出やすいです。

もし、「急に臭いがきつくなった」と感じたときは、レイアウトなどの死角で生体が死んでしまっている場合が考えられますので、水槽内を確認するようにしてください。

対策:底床とろ過フィルターを掃除する

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水槽の臭いを解決するには、掃除が一番です。底床とろ過フィルターの掃除を徹底しましょう。

底床には臭いの元になる排泄物やゴミが溜まりやすいので定期的に掃除します。『プロホース』や『砂利クリーナー』を使うと蓄積した排泄物やゴミを水と一緒に効率的に排出できて、水換えのついでに掃除できるのでおすすめです。

ろ過フィルターは、水と一緒に汚れを取り込んでろ過しているため、思った以上に汚れが蓄積しやすい場所の一つです。こちらも定期的に掃除をしてください。
目詰まりしていると本来のろ過能力を発揮できませんので、ろ材の洗浄はもちろん、ウールマットをこまめに交換するときれいな状態を保つことができます。

また、根本的な解決にはなりませんが、早急に臭いを消したい場合には、アクアリウム用消臭剤を使うのも1つの手です。

泡が消えない


水流によって水面に泡が浮くことがありますが、いつまでも泡が消えずに残ってしまう時は、水質が悪化して水にとろみが発生している可能性があります。

原因:水温が高い、養分が多い

泡が消えないのは、魚の粘膜やバクテリアの死骸といった水中の不純物・養分が多くなっていることが原因です。

不純物が多い水はとろみが出て、泡が消えずに残るようになります。
不純物はろ過サイクルが正常ならばバクテリアが分解してくれるのですが、水温が高すぎると水中が酸欠状態になってバクテリアの活性が落ちるため、水が悪くなりやすいです。

対策:エアレーションを付ける

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水面に残る泡を改善するには、エアレーションをして水中に酸素を送り、バクテリアの働きを活性化する方法が有効です。

水のとろみの原因となる不純物や養分の分解が促されて、水質が改善します。

また、合わせて定期的な水換えや掃除を行うことで、きれいな水を保てるようになります。

アクアリウム 設置 管理 水槽メンテナンス

水槽掃除のポイント


水槽や水の汚れの多くは、水換えや掃除の不足で起こります。定期的に適切な掃除を行うことが、汚れの改善・予防に繋がるのです。

そこでここからは、水槽掃除の考え方とポイントをご紹介します。
水槽の汚れやトラブルを防ぐために欠かせない内容ですので、ご覧になってみてください。

掃除は水槽環境の調整作業

手間と時間がかかり面倒に感じることもありますが、掃除は水槽環境の調整作業と考えて行うことをおすすめします。

濁りやコケ、泡など問題が発生している状態は、魚の住みやすい環境とはいえません。
掃除や水換えの頻度を改善しながら調整していくことで、理想的な環境に近付けられます。

汚れがひどい場所は管理している水槽の弱点といえますので、原因の特定と対策を進めることによって安定的に長期維持しやすくなります

ろ過フィルターの目詰まりに注意

汚れの対策では水換えや底床掃除に目が行きがちですが、ろ過フィルターの目詰まりを改善することも重要です。

ろ過フィルターはバクテリアの住処であり、ろ過の心臓部ともいえます。目詰まりにして本来の能力が発揮できないと目に見えて水質が悪化するペースが早まったり、ゴミが蓄積したりします。

ろ材に付着したゴミやヘドロを洗い流してウールマットを交換することで目詰まりを防げますので、定期的にろ過フィルターを確認してメンテナンスしましょう。

まとめ:水槽の汚れと原因・対策!トラブル別に解説!水槽掃除のポイントもご紹介

今回は、水槽の汚れの種類ごとに原因と対策をご紹介しました。

  • 水が濁る・黄ばむ:水換えして水中の栄養を減らす
  • 一部分にコケが生える:全体に循環するよう水流を調節する
  • コケが水槽全体に生える:照明の点灯時間を8~10時間に調節する
  • 水槽が臭う:底床とろ過フィルターを掃除して排泄物などを除去する
  • 泡が消えない:エアレーションでバクテリアを活性化させ不純物の分解を促す

汚れや問題は悩みの種ですが、そのまま放っておくと魚の健康にも良くありません。水槽から発せられた危険信号と受け止めて早めに対策しましょう。

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執筆者 高橋風帆

アクアリウム歴20年以上。飼育しているアーモンドスネークヘッドは10年来の相棒です。魚類の生息環境調査をしておりまして、仕事で魚類調査、プライべートでアクアリウム&生き物探しと生き物中心の毎日を送っています。

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