水草育成に挑戦したいなー、と調べていると必ず目にするのが『アヌビアス・ナナ』です。
水草育成用照明でない普通の照明でも育ちますし、水温18度くらいで特別な肥料がない水槽など、熱帯の植物としては過酷な環境でも枯れないことが多い強靭な水草です!
葉が硬くつるつるしているため、魚やエビにちょっとかじられたぐらいでは、びくともしません。
もともと陰性水草なので、他の水草の陰になりがちな場所でも育ちやすく、レイアウトできる範囲が広いのもアヌビアス・ナナの強みです。
また、アヌビアス・ナナは株分けで増やしていくことができます。
サトイモ科なので成長方向は横。這うように茎をのばし枝分かれしてくので、カットすれば株分けできちゃいます!
アヌビアス・ナナのトリミングはほとんどこの作業だけです。
さらに、アヌビアス・ナナは水上でも育てられるんです!
多湿の環境ならそのまま植え付けるだけで根付いていきますので、テラリウムのような環境でも育成できますよ。
このように、アヌビアス・ナナは『最強』と呼べるような水草ですが、熱帯の植物なので極端な低水温には勝てません…。
陰性水草と言っても、光が弱すぎて光合成ができないと枯れてしまいますし、成長が遅い分コケが生えやすく、葉がコケに覆われてしまうと光が当たらずに弱ってしまいます。
美しく長く育てるにはやっぱり、環境を整えてあげることが大切です。
強力なものでなくて良いので、水草用照明を用意してあげると生き生きと育ちますよ!
コケ対策には、コケを食べてくれるヌマエビやオトシンクルスをタンクメイトにしてあげると万全です。