レッドテールブラックシャークは、黒い体色と、赤い尾びれのコントラストが美しい小型の淡水魚です。
水草に映える体色と餌食いも良さから、古くから親しまれています。
淡水魚水槽のアクセントとして注目度が高い、レッドテールブラックシャークについて、スタッフのコメントを交えつつご紹介します!
レッドテールブラックシャークの基本情報
水質 | 淡水魚。pH6.5~7.0あたりの弱酸性傾向から中性を好む。 適応可能な水温は22~28度だが、快適に過ごせるのは24~26度。 |
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サイズ | 約10~12cm。程よいサイズ感! |
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寿命 | 約10~15年ほど。長生きな熱帯魚! |
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餌 | 小型熱帯魚用の餌、生餌(冷凍赤虫、ブラインシュリンプ。コケなども。) |
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混泳 | 気が強く、同種以外なら混泳できないことはないが不向き。水草とは相性良し! |
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特徴 | レッドテールブラックシャークは、タイ原産のコイの仲間で野生個体をブリードしたものが流通しています。
体長は約10cm以上なので、60cm以上の水槽での飼育が望ましいです。
サメのようなフォルムから「シャーク」と呼ばれており、特徴的な黒い体色と赤いヒレのコントラストはインパクトがあり、水草水槽の中でとても映えます。
気性は荒めで、幼魚の頃なら混泳できます。ただし、執拗に追い回すこともあるため混泳させないのが最も安全と言えます。
水草を多く入れるなど、隠れ家は十分に用意しましょう。
特徴的な体色は、幼魚の頃は薄く成熟するにつれて濃くなっていきます。
水質は中性付近で飼育可能ですが、pH6.5~7.5程度まで耐えられるなど、適応できる水質が幅広いので水質に神経質になることなく飼育可能です。
小型熱帯魚のなかではかなり長寿な魚種なので、終生飼育ができるかを確認してから導入しましょう。
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東京アクアガーデンスタッフの一言コメント
「かっこいい魚!」という評価から「飼ってはいけない魚」という良くない評価まである魚種です。
理由は、気性の荒さと強すぎる行動力にあります。
幼魚の頃は臆病なほどですが、成長と共に次第に気が強いところを見せ始めます。
混泳魚を追い掛け回すこともあるので、注意したい特性です。また、力強く活発に泳ぐことがあり、フタをしなかったら飛び出してしまった、という事案もあります。
また、寿命が10~15年と非常に長生きなので、成熟して気性が荒くなると飼いにくくなることも。
しかし!悪い特性ばかりではありません。
レッドテールブラックシャークは草食性の強い雑食性なので、コケを食べてくれます。
また、成魚になるとメタリックグリーンのラメのような鱗が目立ち始め、鑑賞性が上がります。
何より、黒と赤の体色はかっこよく、どんな水槽でも映えるでしょう。
とはいえ、デメリットも知ったうえで飼育するのが良い魚種です。
レッドテールブラックシャークが泳いでいる水槽事例
シャークは気が強いですが、東京アクアガーデンの水槽でもたまに採用されることがあります。
こちらは改良品種の『アルビノレインボーシャーク』を飼育している水槽です。レッドテールブラックシャークよりも比較的マイルドな性質で、寿命は3~5年と短いです。
高さのある円柱水槽で、岩組も十分にあり混泳魚たちとシャークが干渉することがほとんどありません。
このように、レイアウトを工夫すれば混泳自体は可能です。
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