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日光と上手に付き合う!屋外で金魚やメダカを飼うためのポイント

金魚やメダカは、古くから人々の身近な観賞魚として親しまれてきました。
とても丈夫で、初心者でも飼育しやすいとされている金魚やメダカ。
屋内の水槽や金魚鉢で飼育するイメージがありますが、実は屋外でも飼育が可能な魚ということはご存知でしょうか。

屋外というと池などを想像してしまい、手を出しづらいと敬遠されがちですが、容器を使った飼育なら、初心者でも手軽に始められます。

今回は、金魚やメダカを屋外で飼うための、日光との上手な付き合い方やポイントを解説します。

※このコラムはアクアリウム情報サイト・トロピカの記事に、最新の情報を加えて再構成したものです。

プロアクアリストたちの意見をもとにご紹介


このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるアクアリストたちの意見をもとに作成しています。
魚の屋外飼育を始めるにあたって確認しておきたい条件や注意点、日差しと上手に付き合う方法についてまとめましたので、ぜひご覧になってみてください。

屋外飼育のポイントを動画で解説

この記事の内容は動画でもご覧いただけます。

屋外でメダカや金魚を飼育するポイントを音声付きでわかりやすく解説しています。

トロピカではYouTubeチャンネル『トロピカチャンネル』を公開しています。

金魚やメダカ、熱帯魚飼育のヒントを動画でわかりやすく解説しています。

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屋外飼育の条件と注意点

屋外で金魚やメダカを飼育するには、室内とはまた違った方法が要求されます。
ここからは屋外飼育の条件と注意点ということで、

  1. 直射日光に強い飼育容器を手に入れる
  2. ろ過やエアレーションを工夫する
  3. 水温を維持する
  4. 猫などに狙われないようにする
  5. 安定感のある場所に設置する

以上5つのポイントについて解説をしていきますので、しっかりと確認しておきましょう。

1.直射日光に強い飼育容器を手に入れる

飼育容器と聞いて、皆さんが真っ先に思い浮かべるものは水槽だと思います。

水槽にも、ガラス製、アクリル製、プラスチック製などの種類がありますが、そのどれもが実は直射日光には弱い傾向にあり、屋外飼育には不向きです。

ガラス製はガラスをつなぐ、シリコンが紫外線に弱く、劣化してしまいます。
アクリル水槽は温度変化に弱く、クラックが入ってしまいますし、紫外線によって黄ばんだりします。
プラスチックも日光に当たると劣化してしまいます。

屋外で飼育するときには、紫外線や日光に強い素材の飼育容器を用意する必要があるのです。
では、屋外飼育に向いている飼育容器にはどのようなものがあるのでしょうか。

ここからは、屋外での飼育におすすめの飼育容器をご紹介します。

■睡蓮鉢や金魚鉢

民家の玄関や庭先などで、水鉢を目にしたことはないでしょうか。

陶器製の睡蓮鉢やガラス製の金魚鉢などは、屋外で金魚やメダカを飼育するときによく使用される器です。

陶器やガラスは日光でも劣化しにくく、開口部が広いので、光をよく通すことができます。
ガラス製でもシリコンで接着されていない器ならば、屋外の直射日光にも耐えることができるのです。

形や柄などの種類も豊富なので、お好みのものを選ぶこともでき、屋外での飼育におすすめです。

■FRP水槽

日光に強い素材に、FRPというものがあります。
プラスチックにガラス繊維を混ぜた、繊維強化プラスチックのことで、プラスチックよりも飛躍的な耐久性を持っています。

軽量で持ち運びや設置も容易です。見た目は不透明なプラスチックと相違ありません。

高価なのと、透明な物がないのが難点ですが、ベランダなどの強い紫外線の当たる場所でも、設置が可能です。

また、金魚やメダカの良質な餌となる緑コケが付きやすい点もおすすめポイントです。

■発泡スチロール

簡易的な睡蓮鉢として、よく使用されているのが発泡スチロール製の鉢です。
メダカ飼育用に専用のものも販売されています。

発泡スチロール製の鉢の大きな特徴は、軽くて持ち運びがしやすいことと、保温性に優れていることの2点があげられます。

常に外気にさらされ、水温が変化しやすい屋外飼育で、保温性が高いことは大きな利点です。

しかし、発泡スチロールは耐久性にはやや乏しく、長年使用しているとひび割れて水漏れしてしまうことも少なくありません。
劣化してきたら定期的に容器を交換する必要がありますので、ややコストと手間がかかるでしょう。

2.ろ過やエアレーションを工夫する

魚が生活していると、水にはアンモニアなどの有害物質が溜まっていきます。

屋内飼育の場合ろ過装置を設置し、定期的な水換えを行うことで汚れを除去し、魚の暮らしやすい環境を整えています。
しかし、屋外で飼育するとなると、睡蓮鉢のような器には大掛かりなろ過装置は設置できないため、ろ過やエアレーションには工夫が必要です。

メダカなどの小型魚は基本的にはエアレーションが無くても飼育ができますが、錦鯉や大型金魚など大きな魚を飼っている場合は、水槽内に投げ込み式フィルターを入れておきましょう。

投げ込み式フィルターは水の中に沈めて使用するフィルターで、ろ過と同時に酸欠を防ぐためのエアレーションの効果も兼ね備えたアイテムです。

ただし電気を使いますので、投げ込み式フィルターを使用する場合は、機材が風雨にさらされない環境を整えましょう。

3.水温の維持

屋外飼育で厄介なのが、水温の変化です。

あまり日差しの強すぎる場所に水槽を置いてしまうと、昼間は水温が上がり、夜には冷え切ってしまうなど水温が一日の中で激しく変動してしまうことも。

夏場などは水温が高くなりすぎて、魚の命を危険にさらしてしまいます。

暑い季節は、すだれなどで適度な影を作ってやり、できる限り風通しの良いところで飼うのが良いでしょう。
すだれは冬場の雪対策や凍結予防にも使えるので、魚を屋外飼育する場合はひとつ持っておくと安心です。

また、雨水が大量に入る場所への設置は、水温が急激に下がってしまう原因になりますので、絶対に避けましょう。

4.猫などに狙われないようにする

屋外飼育で危険なのは、水温だけではありません。
猫や鳥、アライグマやハクビシンなどの動物たちは、狩猟本能から金魚やメダカを捕まえてしまうことがあります。

対策としてはネットをかける、高い位置に設置する、人間の出入りの多い場所に置く、などが考えられるでしょうか。

ネットの目は、粗いものだと魚を食べてしまう昆虫のヤゴ(トンボの幼虫)が発生してしまう可能性もありますので、季節に応じて目を細かいものにするなどの工夫をするとよいでしょう。

5.安定感のある場所に設置する

設置場所にも注意したいポイントがあります。

日の良く当たる石材の上や、室外機など、水温が変わりやすいものの傍には設置してはいけません。
また、不安定な架台や、薄い木の台などに置くと、台が壊れて水槽が落下してしまう危険があります。

水がこぼれても平気な場所や、そのまま排水可能な場所に設置するのが好ましいです。

屋外飼育の水換え方法


屋外で飼育している場合、自然に近いサイクルが水槽内に出来上がり、水質を維持できるため水換えが不要になるという話もありますが、実際のところ屋外飼育でも水換えは必要です。

といっても、屋内飼育のような定期的な水換えは不要です。

屋外での飼育では、日光の働きにより有用なバクテリアの働きが活発になり、水が汚れづらくなります。
そのため、屋内飼育ほど頻繁な水換えは必要ありませんが、水槽という狭い環境の中では、このサイクルも完璧ではありません。

水の汚れや水質をチェックし、適宜水換えを行いましょう。

水が緑に!青水とは


魚を屋外飼育していると飼育水が緑色に変化してしまい、不安に思う方も多いと思います。
実はこの緑色の水は青水(グリーンウォーター)と言って、金魚やメダカの飼育にとても適した最高の飼育水なのです。

ただし、もし緑色の飼育水からドブのような腐敗臭がする場合はアオコが繁茂している可能性があるため、注意が必要です。

ここからは屋外飼育によく見られる飼育水が緑色に変化する現象について、

  • 青水とはどんな現象か
  • アオコの発生について
  • 飼育水に適した良い青水の見分け方

以上3つにポイントをおいて、解説をしていきます。

■青水とはどんな現象か

屋外で飼育していると、飼育水が緑色に変化することがあります。

コケの大量発生や水の汚れだと思いと慌ててしまいそうですが、そうではありません。
この現象はグリーンウォーター青水(あおみず)といわれる現象で、植物プランクトンが増殖することで起こります。

そしてこの青水、実は金魚やメダカの飼育にとても適した最高の飼育水なのです。

まず、植物プランクトンは、金魚やメダカの大好物で恰好の餌となります。

また、植物には、水の汚れの原因となる、生き物の糞が分解された後に発生する硝酸を肥料として吸収してくれる性質があるのですが、植物プランクトンにも同様の性質があり、水が汚れるのを防ぐ効果が期待できるのです。

■アオコの発生について

青水と間違いやすい現象にアオコの発生があります。

アオコは浮遊性のラン藻類が繁茂した状態で、繁茂し過ぎると、水面を覆ってしまい、日光を遮る原因となります。
放っておくと魚が死んでしまうこともあるので、注意したい現象です。

青水とアオコの見分け方ですが、アオコはドブのような独特の嫌な臭いがするので、わかっていれば見分けることは容易です。

飼育水に適した良い青水の見分け方

一方、よい青水は、

  • 緑茶のような薄い茶色~薄い緑色をしている
  • 嫌な臭いがしない
  • 濁っていない
  • 水がドロドロしていない

ことが条件として挙げられますので、青水かどうかをよく見分け、間違えないように注意しましょう。

屋外飼育の醍醐味とは


屋外飼育は室内と比べると気を付けることが多い印象を持ちますが、やはり屋外でしか味わえないようなやりがいや趣があるため、人気があります。

ここでは最後に、屋外飼育でしか味わえない醍醐味として、

  • 環境との共生
  • 四季を感じて魚を飼育することができる

この2点についてご紹介していきます。

■環境との共生

屋外飼育の醍醐味の一つが環境との共生です。

スイレンやホテイソウなどの水生植物だけでなく、周りに植木を配置することで、アクアテラリウムのような一つの世界を作り上げることができます。

■四季を感じて魚を飼育することができる

屋内飼育では、どうしても乏しくなってしまう四季の移ろいも、屋外飼育では、余すところなく感じることができます。

金魚やメダカたちも、季節の移ろいを感じると体調をその都度変化させ、健康的に成長していくでしょう。

まとめ:日光と上手に付き合う!屋外で金魚やメダカを飼うためのポイント

日光と上手に付き合いながら、屋外で金魚やメダカを飼育するポイントをご紹介しました。

魚を飼育していると直射日光を避けがちですが、本来生き物が生きていく上で、太陽の光はとても大切な要素です。

日光は生き物にとっては必要なエネルギーを与えてくれる存在であり、また、その殺菌効果により、病気にもかかりにくくなります。

本来の自然のサイクルを味わうことのできる屋外飼育は、自然を学ぶことにも繋がります。
子供たちと一緒に自然を感じながら、屋外飼育を楽しむのも良いですね。

メダカや金魚の屋外飼育について良くある質問

魚を屋外飼育をするには、どんな容器が良いですか?

屋外飼育では直射日光に強い容器を使用します。
通常のガラス水槽やアクリル水槽は接合部分などが紫外線に弱いため、屋外での使用はおすすめできません。
睡蓮鉢や発泡スチロール、FRP、メダカ鉢などの屋外使用に向いている容器を使用しましょう。

屋外飼育での暑さ・寒さなどの水温対策とは?

主に『すだれ』で対策を行います。直射日光や風雨にさらされ難くなり、水温・水質の極端な変化による生体へのダメージを防ぎます。
すだれは通気性を損なわない点もおすすめです。
寒さの厳しい季節は、保温性の高い発泡スチロールの容器を使用するのも良い方法です。

メダカや金魚を屋外飼育する際の注意点は?

注意点は飼育容器を取り巻く環境の変化です。

  • 雨や雪などでの水温・水質の急変
  • 動物やヤゴなどの外敵
  • 夏の酷暑・冬の凍結 など

メダカや金魚をはじめとする水辺の生き物や植物は、特に環境の急変に弱いです。
なるべく、過度な変化が無いような場所や対策を行い、飼育しましょう。

飼育水が緑色に濁ってしまいます

日光により、植物プランクトンが多く発生した状態です。
メダカや金魚の餌になるなど、基本的に有害なプランクトンではありませんが、濃くなりすぎると観賞性が下がりますし、酸欠の原因になることもあります。
飼育環境によっては、適度な水換えを行い濃度を調節しましょう。

 

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金魚に愛を注いでいるWeb担当。
かわいい金魚の為なら腰痛も何のその。金魚のテンションがMAXになる魔法の餌・アカムシを与えることに喜びを感じています!アクアリウムに親しめる、良い情報をお届けできるように勉強&実践中です。文章づくりも頑張ります!

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