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水草のハサミ・タイプ別おすすめ5選!トリミング用ハサミの選び方も解説

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熱帯魚などの飼育を始めると、「水槽内のレイアウトも気になってきた」「水草を植えて魚たちが快適な環境にしてあげたい」と思うことも増えます。

水草があると水槽内は美しく仕上がりますが、流木や岩などとは異なり、水草は生き物のため成長します。そこで必要になるのが『トリミング』です。

水草のトリミングは専用のハサミで行うのが一般的ですが、数や種類が多く、「どれを選んでよいかわからない」というアクアリウム初心者の方もいらっしゃるでしょう。

今回のコラムでは、水草をトリミングするためのハサミについて、おすすめのタイプや商品、選び方などを紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

プロアクアリストたちの意見をもとに水草トリミング用ハサミのおすすめのタイプや商品、選び方を解説

このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。

  • 水草のトリミングにはハサミを使おう!水草を潰さずに切れるハサミがおすすめ
  • 水草トリミングにおすすめなハサミ選!水草用ハサミにはストレート、カーブ、ウェーブ、先折れなど、様々な形状があるよ
  • 専用のハサミでなくても、切れ味の良いハサミなら代用可能!錆びない素材・加工のハサミならOK!
  • ハサミは水槽サイズを基準に、作業しやすい形状のものを選ぼう!水槽の奥行や高さなどで使いやすいタイプが異なるよ

水草用のハサミは、各メーカーからさまざま種類が販売されています。

豊富なラインナップの中から、目的や用途に合わせてハサミを選ぶことが大切ですが、アクアリウム初心者の方は種類の多さから戸惑ってしまうことでしょう。

ここでは、実務経験から得た知識をもとに、水草をトリミングするためのハサミについて、おすすめのタイプや商品、選び方を解説します。

熱帯魚の飼い方はこちらのページでも詳しく解説しています。
熱帯魚の飼い方

水草用ハサミ用途別おすすめ5選

さまざまな種類の水草専用トリミング用ハサミが市販されていますが、大きく分けて以下のタイプに分けられます。

  • カーブタイプ
  • ストレートタイプ
  • ウェーブタイプ
  • 先折れタイプ
  • 普通のハサミ(番外編)

このように、水草用のハサミは5タイプに大別できますが、育成の難しい繊細な水草でない限り、すべて揃えなくてもシンプルな器具で対応できます。

とはいえ、水草のトリミングには慣れが必要であることは間違いありません。そのため、「これから水草栽培を始めよう」という方は多くても2〜3種類、まずは1種類の水草育成から始めてもよいでしょう。

ハサミの用途や使い勝手、栽培している水草の種類により適したタイプが異なりますので、詳しく解説していきます。

カーブタイプ

カーブタイプは、先端部分が緩やかに婉曲・カーブしている水草用のハサミです。長い柄とカーブを描く刃先から、背の低い前景水草や中景水草をカットし、トリミングするのに向いています。

ここでは、代表的なカーブタイプの水草用ハサミを2種類ご紹介します。

トロピカ カーブハサミ 25cm

カミハタ トロピカ カーブ ハサミ 25cm

世界有数の水草ファームの老舗、デンマークのトロピカ社から販売されている水草用カーブハサミです。

トロピカのカーブハサミは25cmのリーチをもち、家庭用水槽であればほぼ全ての水草をカバーできます。前景・中景をはじめ後景に使われる有茎水草などにも使用でき、刃先のカーブで水草を傷つけずに狙った葉や枝葉をカットすることが可能です。

ハサミに使われている素材やコーティングもサビがつきにくく、水草水槽マニアにとって昔から重宝されています。高級感溢れる美しいデザインで、トリミングのモチベーションも上がるでしょう。

ステンレス ハサミ 16.5cm 艶なし 先曲タイプ

ノーブランド品ですが、家庭用水槽での水草用ハサミとしては十分な機能性をもっています。

16.5cmというサイズ感も扱いやすく、安価であることもおすすめの理由です。

アクアリウム用品の質は年々上がっている中で、まずは入門用の水草ハサミとして最適なアイテムだと言えます。

サビにくいステンレス製ですが、結合部分が腐食しやすいため使用後はしっかり乾燥させるなど、メンテナンスは怠らないようにしましょう。

ストレートタイプ

ストレートタイプのハサミは、さまざまな水草のトリミングに対応できる、スタンダードな形状です。

ストレートタイプはいろいろな規格の水槽に対応できますが、ハサミが届きにくい奥行きのある水槽で活躍します。

用途ごとに使い分けるのが水草用ハサミの基本ですが、初心者の方は一般的なストレートタイプから始めるとよいでしょう。

カミハタ アクアフィオーレハサミ

カミハタ アクアフィオーレハサミ

アクアフィオーレハサミは、国産アクアリウム用品・生体の老舗である神畑養魚株式会社のブランド、カミハタが開発したストレートタイプのハサミです。

アクアフィオーレハサミの特徴は、独自の細身のスタイルと、持ち手を痛めない握り手部分にあると言えるでしょう。26cmの長さを持っており、細かい部分にも挿し込みやすいためカットも簡単にできます。

ストレートタイプのハサミとしては定番の商品であり、価格もリーズナブルなのでトリミング初心者の方におすすめです。

ウェーブタイプ

Generic アクアリウムの魚飼育用の水槽の水草の水生植物の景色のトリミング用具のキット - ウェーブはさみ

Generic アクアリウムの魚飼育用の水槽の水草の水生植物の景色のトリミング用具のキット – ウェーブはさみ
Generic

ウェーブタイプは、リシアやウィローモスなど前景の水草を細かくカットし、芝生のように緑の絨毯を作る際に向いているハサミです。

先端を使った細かいカットも得意で、生い茂った水草の密度調節や、仕上げ用のハサミとして使えます。

ハサミの先端が下向きのものが一般的ですが、上向きのハサミもあるので、使い勝手のよい方をご自身で選んでくださいね。

アクロ ステンレス ハサミ 25cm 波状タイプ

水槽掃除はさみ 鋭利な刃 水草ハサミ 実用便利 水族館はさみ 水族館 水草(波)

アクロのステンレスハサミは、ウェーブタイプとしては求めやすい価格で、初心者の方におすすめできるアイテムです。

丈も25cmと長いため作業しやすく、水中に手を入れず前景水草を整えられることや、細かい刃先で枯れた葉を取り除いたり、点のような腋芽もカットしたりできることもメリットとなっています。

先折れタイプ

先折れタイプは、ハサミの先が曲がっている、刃が短めのタイプです。

刃が短いため、水草の切りすぎを防げることが最大のメリットで、誤ってほかの水草を傷つけることが少ないなど、初心者の方も安心して使用できます。

剪定し過ぎてしまうことも減り、細かい部分を丁寧にトリミングしたい方に向いている形状です。

ニッソー トリミングハサミ

ニッソー トリミングハサミ

ニッソーのトリミングハサミは、刃先が短く取り回しやすいサイズ感で、さまざまな水槽に合わせやすい仕様です。

広範囲のトリミングには不向きですが、細めに手を入れる場合には使いやすいでしょう。リシアなど細かいトリミングが必要な水草に向いており、有茎水草やアヌビアスナナなど活着する水草の葉が枯れてしまった際の、部分的なカットにも重宝します。

番外編:普通のハサミ

プラス はさみ ツイストリング ステンレス鋏エクストラ ブラック SC-185TR 34-926

ここまでは、水草専用のハサミをご紹介してきましたが、切れ味のよい紙用のハサミでも十分トリミングできます。

東京アクアガーデンでも、水深のある大型水槽や小型の水草でなければ、サビにくく耐久性が高いハサミでカットすることがあります。普通のハサミを使用する注意点としては、ハサミの刃が太すぎると水草の茎葉を押し潰す形になり、大切な水草にダメージを与えてしまう可能性があることです。

そのため、普通のハサミでトリミングする際は、刀が薄く切れ味のよいタイプを選ぶようにしましょう。

水草用ハサミの選び方

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水草用ハサミは、育てている水草や水槽のサイズなど、飼育者のアクアリウム環境に合わせて選びましょう。

ここでは、アクアリウム環境に合わせた水草用ハサミの選び方を、簡単にご紹介します。

水草の種類で決める

育てている水草の種類で決めるのが、水草用ハサミの選び方の一つです。

初心者の方も育てやすい水草の例として、前景草のヘアーグラス・グロッソスティグマ・リシア、中景草であるアマゾンソードやアヌビアス・ナナ、奥に植え付ける後景草のマツモ・カボンバ・ハイグロフィラなどがあげられます。

グロッソスティグマなど葉先が短い水草は、繊細なカットが必要なため、先折れ・カーブタイプのハサミでのトリミングがおすすめです。中景・後景の水草は用途にもよりますが、ストレートタイプが主体となります。

カーブタイプやウェーブタイプはさまざまな草丈のトリミングに使えるため、育成している水草の種類が多い場合にはおすすめです。

水槽サイズで決める

水槽サイズによっても、水草用ハサミの選び方は異なります。

奥行きや水深があまりない小型水槽では、先折れタイプの方が繊細な作業ができ、扱いやすいでしょう。また、十分な奥行きがある水槽や大型水槽では、長さのあるタイプやストレートタイプがおすすめです。

写真は基本的なサイズの60cm規格水槽です。主に前景・中景草を植えていますが、通常の規格は『幅60cm×奥行30cm×高さ36cm』なので、長さ20cm弱の水草用ハサミでも十分カットできます。

しかし、60cm規格以上、つまり90cm規格水槽より大きくなると工夫が必要です。

90cm規格水槽は『幅90cm×奥行45cm×高さ45cm』とかなりの水深と奥行きがあり、120cm水槽・150cm水槽と巨大になるにつれ長い水草用ハサミが必要になっています。

工夫次第ではどのタイプの水草用ハサミも使えますが、水しぶきによる漏電や作業性の悪さを考えると、水槽サイズに合わせたハサミを選ぶのがよいでしょう。

まとめ:水草のハサミ・タイプ別おすすめ5選!トリミング用ハサミの選び方も解説

今回のコラムでは、水草トリミング用のハサミについて、おすすめのタイプや商品、選び方などを解説しました。

水草用のハサミは国内メーカーだけでなく、海外メーカーの商品も豊富なラインナップを用意しています。ハサミを使う目的や、アクアリウム環境に応じて選ぶべきハサミが異なるため、さまざまな種類のものが販売されているのです。

そのため、アクアリウム初心者の方は「どのハサミを選んだらいいの?」と戸惑ってしまいがちですが、水槽サイズや育成している水草の種類を参考に水草用のハサミを選んでみましょう

また、水草を前面に出したアクアリウムスタイルである、ネイチャーアクアリウムも近年注目されています。水草を育て、トリミングなどお手入れしてあげる楽しさが、アクアリウム初心者の方から熟練者の方まで広がっているのです。

以下に、水草に関連したコラムをご紹介していますので、あわせてご覧ください。


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執筆者 アクアガーデン

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