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もふもふと砂を掘る姿がユーモラスでとても可愛らしいコリドラスは、南米原産のナマズの仲間です。
水槽の低層付近を移動しながらほかの魚の餌の食べ残しを食べてきれいにしてくれる、お掃除生体としても人気があります。
そんなコリドラスを飼育する上で欠かせないのが、底砂です。
砂の中に鼻先を入れて餌を探したり掘り返したりする習性があることから、水槽の中でも柔らかい底砂を敷いてあげると、安定した飼育に繋がりやすいでしょう。
今回のコラムでは、コリドラスにおすすめの底砂8選をご紹介します。
コリドラスに向いた底砂選びのコツや、清潔に維持する掃除方法も合わせて解説しますので、ぜひ飼育の参考にしてみてください。
目次
プロアクアリストたちの意見をもとにコリドラスにおすすめの底床材8選を解説
このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。
長い時間を水槽の底で過ごすコリドラスにとって、砂との相性は非常に重要です。
健康的に飼育をするため、コリドラスに優しい底砂を選びましょう。
ここでは、実務経験から得た知識をもとに、コリドラスにおすすめの底床材8選を解説します。
コリドラスと相性のいい砂利を動画で解説!
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コリドラス用の底砂8選や選び方を音声付きで解説します。
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コリドラス飼育には底砂が必須!
野生のコリドラスは、川底の砂に付着した微生物や小さな有機物を餌にする習性があります。口から微生物の付着した砂を吸い込み、エラから出して栄養を摂取しているのです。
水槽の中でも良く見かける鼻先で砂の中を探索する仕草は、まさに砂の中にある餌を探すコリドラスの本能に沿った行動と言えるでしょう。
この習性は飼育されているコリドラスも変わりません。水槽の中に底砂を敷いて思う存分砂を掘り返せる環境を整えてあげることで、ストレスのない環境に近づけることができます。
コリドラス用底砂の選定ポイント
コリドラス飼育で重要な底砂ですが、どんなものでも良いというわけではありません。
例えば目の粗い、角が立った砂利だとコリドラスが傷ついてしまう危険があります。また、掘り返すことで形が崩れてしまうソイルも避けたほうが良いでしょう。
ここでは、コリドラスに合った底砂の選定ポイントを解説します。
目の細かい底砂を選ぼう
コリドラスの砂を選ぶときに必ず意識したいポイントが、角が丸くて柔らかい粒の細かい砂ということです。
角が立った砂はコリドラスの体に傷をつけてしまいますし、粒が大きいとうまく掘り返すことができずコリドラスがストレスを感じてしまいます。
コリドラスが触れても問題ない手触りの優しい砂を選びましょう。
水質に影響がなく、比重が重い
水質に影響がないというのも重要です。
例えばサラサラのサンゴ砂は手触りだけでいえばコリドラスに向いているように思われますが、水質をアルカリ性に傾けてしまうため、弱酸性の環境を好むコリドラスには使用することができません。
またメンテナンス性を考えると砂の比重も意識したいポイントです。
サラサラと軽すぎる砂は、コリドラスが動くたびに舞い上がって水を濁らせてしまったり、メンテナンスの時に大量に砂を吸い込んでしまったりと何かと不便に感じることも。
環境を維持していく上ではある程度重さがあった方が管理がしやすいです。
コリドラスのカラーに合わせて鑑賞性アップ!
コリドラスの魅力の一つが、豊富な品種とカラーバリエーションの豊富さです。
ベーシックなグレーカラーに細かく模様が入るステルバイ、白黒模様が可愛いパンダ、ブルーグレーの体色が特徴のパレアタス (青コリ)、赤みが入るアエネウス(赤コリ)など、品種によって色合いが大きく異なるため、飼育しているコリドラスを引き立てるカラーの底砂を選ぶと見ごたえのあるコリドラス水槽に仕上がります。
底砂は水槽全体を印象付ける要素となりますので、色を工夫して魅力的な水槽に仕上げましょう。
コリドラスにおすすめの底床材8選!
ここからは、コリドラスにおすすめの底砂を8つ、特徴などを交えながら具体的に解説します。
ご自分の水槽の雰囲気やコリドラスの品種に合った底砂を選ぶ参考にしてみてください。
スドー ボトムサンド
オレンジ系の明るいカラーが特徴のボトムサンドです。体色が濃い目のコリドラスと合わせると、コリドラスが引き立ちます。
一粒一粒角の無い丸い形状なので、コリドラスがモフモフしても傷つく心配がありません。
底物を飼育する水槽では定番の製品なので、流通量が多く手に入れやすいのもメリットです。
水槽に入れる前に良く洗浄してから使用すると、初期の濁りが発生しづらくなります。
田砂
ナチュラルな水槽には落ち着いた色合いの田砂がおすすめです。
自然な風合いはどんなコリドラスにもマッチするので、複数の品種を飼育するコリドラス水槽でも使いやすいでしょう。
水質に影響を与えることがなく、粒子が細かいのも人気のポイント。
洗わずにそのまま水槽に導入できる上に、比重が重めで舞い上がりづらいので長期的に管理がしやすいです。
川砂
ご紹介してきたボトムサンドと田砂のちょうど中間カラーに位置するのが川砂です。
ナチュラルながら明るめの色調なので、グレーやブラック系のカラーのコリドラスがよく映えます。
明るい色の底砂は汚れやフンが目立つと言われて敬遠されることもありますが、逆に汚れに気が付きやすくしっかり掃除ができるので、予期せぬ水質悪化を抑えられるのが利点です。
粒が細かいので、一度洗浄してから水槽に導入しましょう。
GEX 水洗い不要 天然砂 ナチュラルパウダー
洗わなくても使える手軽さが人気の底砂です。濁り抑制成分とバクテリアが添加されているので、水槽立ち上げ初期の水質の安定や濁りの抑制に役立ちます。
同シリーズにはナチュラルカラーのほかに、ブラック、ホワイト、ソイルの4タイプが展開されているので、水槽の雰囲気や飼育している生体に合わせてお好みのものを選べるのも嬉しいです。
コリドラス用 プレミアムサンド 極粒
コリドラスのために開発された専用サンドです。
天然の珪砂を使用したさらさらの質感はコリドラスにを傷つけることが無く、安心して使用ができます。
温かみのある色合いもナチュラルな水景のコリドラス水槽にぴったりです。
こちらも、一度洗浄してから水槽に入れると濁りを軽減できます。
大磯砂 細目
アクアリウムでは定番の大礒砂は、コリドラス水槽では一番目が細かい”細目”を選びましょう。
グレーベースの落ち着いた色合いなので、アルビノやパンダなどの白コリ系の個体を多く飼育する水槽におすすめです。
大磯砂は、導入してすぐは飼育水をアルカリ性に傾ける性質がありますので、最初のうちは水質検査薬を使ってこまめにpHを確認してください。アルカリに傾き出したら水換えをして水質を戻します。
使う前に数回洗浄すると安心です。
シンセー 津軽 プレミアム
田んぼの土の粘土質を取り除き、砂粒だけを残した国産の天然砂利です。
アクアリウムでは日本淡水魚の飼育に利用されることが多いですが、粒が細かくて角が無いのでコリドラス水槽にもぴったり。
舞い上がりにくくメンテナンスがしやすいのもポイントです。
こげ茶色に近い深い色合いが水槽全体を引き締めてくれます。
アマゾン川源流の白砂
真っ白でサラサラのコリドラス向けの底砂です。南国風の明るく爽やかなカラーが深めの体色のコリドラスをしっかり引き立ててくれます。
手触りは軽く柔らかい一方、比重はずっしりとしていて舞い上がりづらいので水槽を管理していく上でも使用しやすいでしょう。
白い砂はコケや汚れが目立ちやすいので、しっかり掃除をして清潔に保つことが鑑賞性を維持するポイントです。
アクアリウムショップなどではあまり見かけないので、お探しの際はインターネット通販などで利用してみてください。
コリドラスの底砂の掃除ポイント
コリドラス飼育に向いている目の細かい底砂は汚れが溜まりやすく、掃除を怠ると病気の原因となる菌の温床になりかねません。
底砂に触れることの多いコリドラスは、底砂の中に潜む菌の影響をダイレクトに受けてしまいますので、できるだけ清潔な環境を維持してあげましょう。
底砂の掃除には水と一緒に砂の中の汚れを吸い出すことができる、クリーナーポンプを使用します。水換えのタイミングと合わせて1~2週間に1度程度の頻度でしっかりめに行いましょう。
活着水草がおすすめ
水草を植えこんだレイアウトは美しいですが、底砂の掃除がしづらくなる上に、コリドラスが砂を掘り起こしたときに水草を抜いてしまうため、管理がしづらいです。
そこでおすすめなのが活着水草。
流木に活着させた水草を水槽に配置すれば、コリドラスに抜かれてしまう心配がありませんし、掃除の時には簡単に水槽の外に取り出せるのでメンテナンス性も向上します。
活着水草はアヌビアス・ナナやミクロソリウム、ウィローモスなど見た目や性質が異なる品種が豊富なので、上手に組み合わせればかなり凝ったレイアウトを作り上げることも可能です。
まとめ:コリドラスにおすすめの底床材8選!田砂など底床で最適なのはコレだ!
コリドラスにおすすめの底砂8選と、選定や掃除をするポイントを解説しました。
水槽のお掃除役として重宝されているコリドラスは、底砂に鼻先を入れてもふもふと探索する習性があることから、飼育水槽でも底砂の選定がとても重要です。
基本的には粒が細かくて柔らかい底砂がコリドラスに向いています。その上でコリドラスのカラーや水槽の雰囲気に合わせたもの、メンテナンス性に優れたものなどをお好みで選んでみてください。
また、底砂を清潔に維持するには1~2週間に一度クリーナーポンプを使って掃除を行います。
コリドラスが低層を泳ぐ姿はとてもユニークで可愛らしいです。適切な底砂を使って健康的な飼育を目指しましょう。
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