水槽の足し水が必要な理由!水が蒸発するデメリットと水槽用給水器のページ
水槽の足し水が必要な理由!水が蒸発するデメリットと水槽用給水器のサムネイル画像

水槽の足し水が必要な理由!水が蒸発するデメリットと水槽用給水器

コラムでは各社アフィリエイトプログラムを利用した商品広告を掲載しています。

アクアリウムを運用していると、飼育水が蒸発して水量が減ってしまうことがあります。水量が減少すると、水質が悪化したり、水温が変動しやすくなるなどのトラブルが起こることがあります。

特に、小まめな水換えが要求されず、小型水槽で飼育されることが多いメダカやベタなどの魚種は、その影響を受けやすいので注意してください。

蒸発による飼育水の減少を防ぐためには、減った分の水を補給する「足し水」を行わなければなりませんが、その度にご自身で足し水を行うことに煩わしさを感じる方も居ることでしょう。

そんなときに便利なのが「自動給水器」の存在です。自動給水器を用いれば、水量の減少を感知して自動で給水を行ってくれるので、水槽環境の維持管理に大いに役立ちます。

ここでは、蒸発による水量減少によるデメリットと足し水の重要性、おすすめの自動給水器などをご紹介します。

水槽の水が減るデメリットと足し水が必要な理由

水質が変わってしまう

水槽内の飼育水には有機物や無機物など、様々な物質が含まれています。水は蒸発することにより失われてしまいますが、それらは蒸発しないため相対的に濃度が高くなり、水質が傾いてしまうことに注意してください。

有機物の濃度が高くなると富栄養化を、無機物である硝酸塩の濃度が高くなるとpHの低下を招き、生体に悪影響を及ぼしてしまいます。それと共に、コケが生えやすくなったり、臭うなどの弊害も発生する恐れがあります。

飼育水中に含有される物質が水の蒸発により濃縮されると、飼育環境が悪化してしまうことがほとんどなので、水が減っているようなら必ず足し水を行うようにしましょう。

水温が変動する

飼育水が少なくなると水温が変動しやすくなります。特に、小型水槽の場合は元々の水量が少なく、そこに蒸発による水量の減少が重なると気温変化の影響を受け、水温が大きく変動してしまうことがあるので注意してください。

環境の変化にデリケートな生体は言うまでもありませんが、適応力が高いベタなどの種類であっても、毎日のように3℃以上の水温変化があると危険です。水量を一定に保つことで、気温の変化に伴う水温変化を抑制できるため、やはり足し水は重要です。

足し水が大切な飼育水槽

メダカ水槽

メダカはあまり水を汚さない魚種なので、水換えの頻度も低く済みます。小まめなメンテナンスが要求される魚種ではないため、気が付いた時には水が蒸発し、水量が減少していることが起こり得ます。

メダカは小型水槽でも温調機器なしで飼育でき、そのような環境では水量の影響を受けやすいです。定期的に水位をチェックして水が減っているようでしたら、足し水を行って水量を一定に保ってあげましょう。

ベタ水槽

ベタは酸欠に強く、小型容器で飼育されることも多い熱帯魚です。前述の通り、小型容器は元々の水量が少なく、その分だけ蒸発による水量減少の影響が強く出てしまうので、足し水を行うことが重要です。

ベタの場合、容器によっては自動給水器が適合しないこともあります。その時は、水位をチェックしてご自身で足し水を行ってください。

海水魚水槽


海水魚水槽で蒸発により真水が減少すると、塩分濃度と共に比重が上昇します。ゆっくりと濃度が高くなる分には適応できることが多いですが、それでも限度があるので水量を一定に保つことが基本です。

ここで注意していただきたい点は、水量が目に見えて少なくなっていた場合、足し水で一気に水量を回復させないようにすることです。淡水生・海水生問わず、水生生物は水質が急変すると大ダメージを受けます

高い塩分濃度に適応できていたところに足し水を行い、急に塩分濃度が低くなると、それが原因で調子を崩したり、最悪の場合は死亡することもあるのです。

そのため、海水水槽の足し水は小まめに行うことが基本で、水量が大きく減少してしまった時は、水質の急変を防ぐために少しずつ、ろ過槽に水を足していきます

水槽におすすめの給水器

ニッソー 自動給水器水足しくん

ニッソー 自動給水器 水足しくん(ペットボトルで水足しくん)

45cm以下の水槽に対応している自動給水器で、本商品と1L以下のサイズのペットボトルがあれば、電源なしに簡単に自動給水が行えます。価格も手ごろなのですが、水槽上部に水が入ったペットボトルを設置する形式なので、上部スペースを確保する必要があります。

まとめ:水槽の足し水が必要な理由!水が蒸発するデメリットと水槽用給水器

アクアリウムを運用していると、水の蒸発により水量が減少していきます。水が減ると飼育水中の物質が濃縮されて水質が悪化したり、水温の変動幅が大きくなるなどの弊害が発生してしまうので注意してください。

水量減少による弊害を回避するには、減った分の水を補給する足し水を行います。その際には自動給水器があると便利で、名前の通り水量が減ると自動的に給水してくれるため、水槽環境の維持管理が格段に楽になります。ぜひ自動給水器を使用して、水槽環境の維持に役立ててみてください。

コメントする

コメント時の注意事前にご確認ください
  • 商品・製品に関するご質問はメーカーや販売店にお問い合わせください。
  • アクアリウムの管理、熱帯魚に関するお電話でのご質問は承っておりません。
  • 魚の病気・トラブルに関するご質問は、飼育環境ごとに対策が異なるため、正確にお答えすることはできません。
  • 1つのご相談内容につき、1回のご返信とさせていただきます。
  • コメントへの回答はお時間をいただく場合がございますので予めご了承ください。
  • 返信はコメントをご投稿いただいたページ上でさせていただきます。

執筆者 アクアガーデン

アクアガーデンのスタッフが水槽レンタル・リース、メンテナンス、引っ越しサービスなど様々なサービスを通して得たアクアリウムの経験や知識をコラムで発信しています。

facebook Twitter instagram youtube tropica

お問い合わせ

サービスのお問い合わせ・見積依頼

水槽や機材、熱帯魚のレンタル・設置・メンテナンスがセットになった水槽レンタル・リースサービス お手持ちの水槽をプロのアクアリストがメンテナンスしてくれる水槽メンテナンスサービス 水槽リニューアルサービス水槽引っ越しサービスなど様々なサービスがございます。
お見積りは無料となっておりますのでお気軽にお問い合わせください。