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フネアマ貝とは!水槽のコケ対策におすすめ!強力なお掃除生体をご紹介

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フネアマ貝は、水槽壁面のコケを食べる生き物のなかで特に強力と言われています。
夜行性で褐色の貝ですが、水槽に馴染みながら目立たずにコケをきれいにしてくれる、縁の下の力持ち的な存在です。

似た生体にイシマキ貝がいますが、ひっくり返ると起き上がれず弱りがちなイシマキ貝とは異なり、フネアマ貝は自分で起き上がることができます。
しかし、水草を掘り返すことがあるなどフネアマ貝の飼育にも注意ポイントはあります。

このコラムでは、フネアマ貝の特徴から飼育のメリット・デメリット、向いている水槽までをご紹介します。

プロアクアリストたちの意見をもとにフネアマ貝についてを解説


このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。

オトシンクルスやイシマキガイ、ヤマトヌマエビなどさまざまなコケ取り生体が存在しますが、貝類のなかでは最強のコケ取り能力を持っている、と言われるのが『フネアマ貝』です。
フネアマ貝の特徴や寿命などと共に、飼育場の注意点やポイントを交えて解説します。

フネアマ貝とは!特徴などを解説

(エビ・貝)フネアマ貝(2匹)

フネアマ貝は、沖縄など日本の暖かい地域や東南アジア、インド太平洋の汽水域に生息している夜行性の貝で、平たい体と傘のような殻を持っており、別名『淡水アワビ』とも呼ばれています
アクアリウムでは水槽に生えてくるコケを食べる『お掃除生体』として有名で、「最も強力なコケ取り貝」といわれるほど目立った活躍をする貝です。

汽水域に住むためか、非常に優れた水質適応力を持っており、得意な水温も15~28度程度までと広くさまざまな水槽に導入できます
しかし、酸性傾向の水質はあまり得意ではなく、水草水槽では寿命が短くなることがあります。
殻の形成にはカルシウムを必要とするので、中性程度の水質がおすすめです。

大人しい貝なので、多くの淡水魚種と混泳可能です。しかし、雑食性の金魚や肉食性の強いアベニーパファーなど淡水フグの水槽で飼育する際には注意しましょう
見た目は地味ですが、むしろ水槽の景観に馴染みやすく優秀なタンクメイトです。

フネアマ貝の体長・寿命

フネアマガイは体長約1~4cmほどの小型貝です。
寿命は水槽飼育下では約3年程と、飼育できる貝のなかでは長生きと言えるでしょう。

繁殖には海水が必要な為、水槽内で繁殖することはありません
成体は淡水でも生きられますが、稚貝は海で育ちます。

そのため、ラムズホーンのように殖えすぎを警戒する必要が無く、扱いやすいお掃除生体です。


フネアマ貝の飼育メリット・デメリット(注意点)

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コケ取り能力が申し分ないフネアマ貝は、さまざまな水槽で活躍できます。
その一方で、一度張り付くと移動が困難になるなどデメリット(注意点)もあります。

飼育のメリット!長生きで優秀なコケ取り生体

最強のコケ取り生体として有名なフネアマ貝のメリットは、高いお掃除能力です。

  • 水槽壁面
  • 流木
  • 岩 など

水槽内に生えてくるあらゆる場所のコケを食べてくれます。
イシマキ貝よりも食べる速度や量が優れていることから人気があります。

そして、さまざまな水質に適応できることから、水槽を比較的選ばずに導入できることも魅力です。
水槽内で繁殖しないため「貝が繁殖しすぎた!」ということも避けられますし、長生きなことから活躍期間も長いです。

ただし、複数匹で飼育すると卵は産みつけられることがあります。
ヘラなどで削ぎ落しましょう。

導入数を1匹にすれば、産卵を行わないので問題はクリアできますよ。


飼育のデメリット!無理に動かすのは厳禁

コケ取り能力が高い反面、コケを食べつくすと餓死することがあるのが最も大きなデメリットでしょう。
そのため、水槽には最小数での導入が望ましく30cm水槽なら1匹程度がおすすめです。

そして、強固に張り付く性質があるため、無理にはがすとダメージを与えてしまいます
動かないからと強くゆすって剥がすことは絶対にしないでください。水槽掃除の際にもそっとしておくのが良いです。

優しくゆすると脱力してスライドさせられますが、難易度はやや高いです。
水槽導入時も、フネアマ貝が張り付いているビニールを切り取って水槽に沈め、自然に移動するのを待ちましょう。
薄いカードなどを滑りこませて剥がす(カードに載せる)方法もありますが、やや不安要素があるため最終手段です。

また、水面を超えて水槽の外へ脱走することがあるので、フタは必ず閉めておきましょう。

フネアマ貝の飼育に向いている水槽

(エビ・貝)コケ対策セット 60cm水槽用 ヤマトヌマエビ(10匹) + フネアマ貝(2匹)

フネアマ貝は確かなコケ取り能力と目立たない外見から、さまざまな水槽に導入できます。
ここではフネアマ貝を飼育できる水槽例をご紹介します。

小型~中型の淡水熱帯魚水槽

肉食性の強くない温和な小型~中型淡水魚の水槽では、コケ取り生体として十分な活躍を見込めます。
メンテナンス時にフネアマ貝を動かせないのが難点ですが、水槽壁面のコケで悩んでいる場合におすすめです。

ただ、フネアマ貝はソイルや底砂に潜って移動することがあります
パールグラスやグロッソスティグマのような根が短い水草は、フネアマ貝の移動で抜けてしまうことがあるため、そうした水草が植えつけられている水槽には向きません。


メダカ水槽

メダカの飼育環境にもフネアマ貝はおすすめです。
メダカ飼育は小型水槽で行うことが多いため、1匹を目安に導入すると良いです。

しかし、前述の通りに水槽や飼育容器外へ脱走することがあるため、フタは必ず閉めましょう。


小型シュリンプ水槽

ビーシュリンプなどの小型シュリンプ水槽にもおすすめです。
ただ、フネアマ貝は汽水域の貝なので、弱酸性傾向の水質では1~1年半程度で死んでしまうことが多いです。

貝殻が白くなってきたらカルシウム不足で殻が溶けてしまっている状態です。

日本淡水魚水槽

日本淡水魚水槽にも問題なく馴染みます

フネアマ貝はひっくりかえっても自力で起き上がれるため、泳ぎが速い生体に食べられてしまう確率が低めです。
とはいえ、見つけたらすぐに起き上がらせてあげましょう

まとめ:フネアマ貝とは!水槽のコケ対策におすすめ!強力なお掃除生体をご紹介

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フネアマ貝は日本や東南アジア、インド太平洋の暖かい汽水域に生息する貝で、水槽内のコケを食べる優秀なお掃除生体です。
夜行性ですが、水槽の壁面に生えてくるコケをキレイに食べてくれる頼もしい存在です。

水槽飼育下で約3年程度の寿命ですが、水質適応力が高く小型~中型の淡水熱帯魚水槽、メダカ水槽、小型シュリンプ水槽、日本淡水魚水槽などに適しています。

ただし、酸性傾向の水質やカルシウム不足は苦手。また、無理に動かすとダメージを与える可能性があるため、注意しましょう。
水槽内で繁殖しないため、過剰な繁殖を心配する必要はありませんが、複数匹で飼育すると孵化しませんが産卵は行いますが、ヘラなどで簡単に落とせる点もイシマキ貝より管理が楽と言えるでしょう。

水槽壁面のコケに悩んだら、フネアマ貝を1匹導入してみるのもおすすめです。


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執筆者 アクアガーデン

アクアガーデンのスタッフが水槽レンタル・リース、メンテナンス、引っ越しサービスなど様々なサービスを通して得たアクアリウムの経験や知識をコラムで発信しています。

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