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海水魚水槽にヤドカリを入れよう!ヤドカリの特徴からメリット・デメリットを解説

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ヤドカリを飼育したい、または海水魚水槽にヤドカリを入れたいと考えたことはありませんか。

ヤドカリは大きく2種類に分けられます。

陸上に生息するオカヤドカリと、海に拠点を持つ海水性のヤドカリです。

このことから、海水魚水槽に入れることができるのは、海水性の水棲ヤドカリということになります。

海辺で遊んでいると、ヤドカリを発見し持ち帰って飼育してみたいと考える方もいらっしゃるかもしれません。

では、海水の水棲ヤドカリは簡単に飼えるのか、また、海水魚水槽に入れて他の魚と混泳させることは可能なのか気になるところかとおもいます。

ここでは、海水性のヤドカリに特化し、ヤドカリの特徴から飼育するメリット、デメリットについて解説します。

海水性水棲ヤドカリの特徴

(海水魚)ヤドカリ ヤドカリミックス Mサイズ(3匹)

ヤドカリという名前は、宿を借りるという特徴から名前の由来がきています。

脱皮を繰りし大きく成長すると殻が窮屈になるため、成長サイズに合わせ殻を鞍替えしていきます。

飼育ポイント

寿工芸 レグラスフラット F-450 マルチカラー

ヤドカリを飼育する水槽設備ですが、海水魚を飼育する設備が備わっていれば簡単に飼育することができます。

細かく言えば、人工海水または天然海水を用意し、水槽とろ過器、底砂があれば飼育することができます。

底砂ですが、pHを少しでも楽に維持管理するためにもサンゴ砂がおすすめです。

ジュン (JUN) プラチナリーフサンド No.0 超極細タイプ 2kg

水槽の底にサンゴ砂を敷かないとつるつるしてヤドカリが動きにくいので、底砂を入れることをおすすめします。

そして、ヤドカリを飼育する場合は、常時ワンサイズ大きい殻を水槽内に入れておき、窮屈になったら移動できる殻を準備しておきましょう。

大きい殻が水槽内に無く、窮屈な状態が長く続いてしまうと衰弱してしまう可能性がありますので、必ず一回り大きい殻は用意しましょう。

ヤドカリの餌

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ヤドカリの餌は、海水魚を飼育している水槽なら水槽内に沈殿した残り餌で十分です。

もし、ヤドカリ単体で飼育をするならヤドカリ専用の餌かザリガニの餌などの固形状の餌を与えると良いでしょう。

では、ヤドカリを海水魚水槽に入れるメリットについて解説します。

水棲ヤドカリを入れるメリット

ヤドカリを入れるメリットは、大きく3つあります。

  1. 鑑賞価値がある
  2. 海藻を食べてくれる
  3. 死骸を処理してくれる

それぞれ解説していきます。

鑑賞価値がある

charm(チャーム) 貝殻 やどかりの貝殻 ミックスサイズ おまかせ(殻口3~40mmミックス)(10個)(形状おまかせ)

一番の理由は、鑑賞していて面白いとおもえる価値があることです。

いろいろな殻を鞍替えするため、サッカーボールなどの面白い殻を用意して移り変えるのを見るのも醍醐味です。

つまり、自分好みの殻をヤドカリが気にいった入ることで幸福感を味わえることが他の生き物にはない魅力なのです。

また、水棲ヤドカリにもいろいろ種類があるのですが、私はユビワサンゴヤドカリがおすすめです。

脚の部分がとても美しいブルーを纏いおすすめです。

海藻を食べる

海水魚飼育をしている人の多くは、不要な海藻を除去するためにヤドカリを入れています。

シッタカなどが好んで食べないもわっとした海藻は、ヤドカリを入れて食べてもらうと効果的です。

60センチ水槽なら小ぶりな個体を10匹程度入れてみましょう。

死骸を処理してくれる

例えば、長期旅行中に何らかの原因で海水魚が死んでしまったり、岩の裏でいつの間にか海水魚が死んでしまうと、水槽内で腐敗し水質が悪化します。

そんなときにヤドカリがいれば、残酷な言い方かもしれませんが死骸を食べて処理してくれます。

ヤドカリが頑張って処理してくれることで、水質の悪化を最小限に留めてくれることに期待できます。

残酷にも感じますが、水質悪化問題で他の魚へ害が出ないよう、一生懸命処理してくれているとおもえば頼もしい存在ではないでしょうか。

では続いてデメリットについて解説していきます。

水棲ヤドカリのデメリット

水棲ヤドカリのデメリットは下記2点です。

  1. 他の貝を食べてしまう
  2. レイアウトを崩してしまう

デメリットについてもそれぞれ解説します。

他の貝を食べてしまう

海水魚水槽のコケ取り対策として良く使われる、シッタカ貝やマガキ貝を食べてしまうため混泳には注意が必要です。

ヤドカリが小さいうちは襲う可能性は低いですが、大きくなるにつれて襲って食べてしまいます。

シッタカやマガキ貝の水槽へヤドカリを入れる場合は、できるだけ小さい個体を選び、大きくなったら他の水槽へ移すか、最寄りの専門店へ相談しましょう。

レイアウトを崩してしまう

ヤドカリは大きくなると力が強くなるため、ライブロックを崩したりサンゴを落としたりすることがあります。

大きく育ちすぎてライブロックやサンゴを頻繁に落とす場合は、専用の接着剤で固定することをおすすめします。

もし、固定するのが難しい場合は、ヤドカリを他の水槽へ移すか専門店へ連絡し引き取ってもらえるかも含め相談してみましょう。

まとめ: 海水魚水槽にヤドカリを入れよう!ヤドカリの特徴からメリット・デメリットを解説


いかがでしたか。

海水性の水棲ヤドカリの特徴から飼育方法、メリット・デメリットまで解説しました。

ヤドカリの飼育自体はさほど難しくありませんが、デメリット部分を把握してから飼育をはじめないと思わぬ影響が出るかもしれません。

ヤドカリもそうですが、生き物を飼う上では特徴を理解してから飼育をはじめるようにしましょう。

最後に、海水性ヤドカリを2,3匹海から持ち帰り大切に育てるのは良いですが、オカヤドカリは天然記念物に指定されているので持ち帰ってはいけません。

それでは、素敵なマリンアクアライフをお過ごしください!!

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執筆者 木下 裕人

熱帯魚業界歴もうすぐ20年!
海水やアクアテラリウムなど、さまざまな水槽を担当してるアクアリストです。
アクアリウム専門のYouTubeチャンネル『アクアリウム大学』も配信中!よろしくお願いいたします!

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