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水槽のテスター・チェッカーおすすめ8選!飼育水の状態を確認しよう

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熱帯魚を飼育する上で水質を管理することは非常に大切です。
一般的に水の汚れと言われる硝酸塩の濃度や、酸性・アルカリ性の傾き具合がわかるpH、水の硬度など現在の飼育水の状態を知ることが、飼育している生き物の健康を守る第一歩となるからです。

しかし水の状態は見た目では判断することができないので、水質を測る水槽テスターや水質チェッカーと呼ばれる計測器や試薬を使って検査をすることになります。

このコラムでは、おすすめの水槽テスター・水質チェッカーを8種類ご紹介します

デジタルタイプや試験紙、試薬など様々な検査方法がある上に、製品によって検査できる項目も異なるので、検査したい項目や飼育している生体に合わせたチェッカーを購入しましょう。

プロアクアリストたちの意見をもとに水槽のテスター・チェッカーおすすめ8選を解説


このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。

飼育水の状態を確認するのに必要な水槽テスターや水質チェッカーは、各社から様々なタイプが販売されています。
製品によって検査方法や検査できる項目が異なりますので、水槽にあったものを選びましょう。

ここでは、実務経験から得た知識をもとに、水槽のテスター・チェッカーおすすめ8選を解説します。

水槽のテスター・チェッカー8選


さっそくおすすめの水槽テスター、水質チェッカーを8つご紹介します

水質のチェックは生き物の調子を整えたり、水換えのタイミングを見極めたりなど様々な場面で必要となります。

特に水の汚れや水質、比重に敏感な生き物が多い
海水魚飼育では、わずかな硝酸塩から調子を崩してしまうこともあるので、定期的に水質をモニタリングしましょう
また、淡水魚飼育でも水の中の汚れや不純物の値(TDS)を知ることで、コケの繁茂や病気を防ぐ対策を立てやすくなります。

ここでは用途、計測方法などが異なる様々なタイプのチェッカーを厳選しましたので、ご自身の水槽に合う製品を探す参考にしてみてください。

マーフィード エコ・ペーハーDUO


アクアリウム用の浄水器を始めとした水に関わる様々な製品を開発・販売している、マーフィードのpH測定テスターです。
こちらの企業の製品はどれも信頼性が高くおすすめなのですが、中でも『エコ・ペーハー DUO』は飼育水にセンサーを浸けるだけで正確なpHと水温を測ることができます。

また、メモリー機能が搭載されており過去10回分の計測結果を確認できるので、水質の変化をその場で比較できるのも使い勝手が良い点でしょう。

デジタルの水質チェッカーは、使用を続けていると正確な数値が測れなくなるため、定期的に校正をする必要があるのですが、製品によっては手順が多くて初心者には難しく感じることも。
その点、エコ・ペーハー DUOは校正液に浸けたらボタン一つで校正が完了するので、初めてでも扱いやすいです。

アクアギーク デジタル比重・塩分濃度計 MS-31

デジタル比重・塩分濃度計 MS-31 + 専用標準液 沖縄別途送料

海水魚水槽で欠かせない人工海水を作る際に必要となるのが、デジタル比重計です。

アクアギークの『デジタル比重塩分濃度計』はワンプッシュで比重、塩分濃度、水温が計測できる優れもので、複雑な操作が必要ないので、初心者の方でも直感的に操作しやすいです。
また、優れた電子回路により測定ごとに校正をする必要がなく、連続使用ができるのもポイントの一つ。

少々値は張りますが、海水魚やサンゴの長期飼育を考えると買って損はない製品です。

レッドシー シーウォーターリフレクトメーター

レッドシー (RedSea) レッドシー 海水濃度屈折計 シーウォーターリフレクトメーター ブラック

レッドシーの『シーウォーターリフレクトメーター』は塩分濃度を正確に測れる屈折比重計です。

デジタルや試薬タイプの比重計ではどうしても誤差が生じてしまいがちなのですが、こちらは非常に精度が高く、多くのプロも愛用しています。
最新の国際基準に合わせて設計されていて厳密な比重管理ができるので、水質にシビアなハードコーラルや海水魚を飼育している方に特におすすめです。

プロ仕様と言われると扱いが難しそうと感じるかもしれませんが、使い方はスポイトですくった飼育水を測定部に垂らすだけで、数値を読み取るのにややコツはいりますが、慣れれば初心者の方でも簡単に計測できます

少々値はりますが、故障が少ないので長く愛用できる比重計です。

ウォーターエンジニアリング TDSめーたー

ウォーターエンジニアリング TDSめーたー(+水温計機能付き)

ウォーターエンジニアリングの『TDSめーたー』は、水の中の汚れや不純物であるTDSの値を測定できるデジタル式のテスターです。

TDSとは、水の中に溶け込んだカルシウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウム、重炭酸塩、塩化物、硫酸塩といったミネラル分などの無機塩類 のことで、この値が高ければ高いほど水に不純物が混ざっていると判断できます。

生き物の飼育に必要なミネラル分も含まれるため、値が高いから水が汚れているというわけではありませんが、TDSには水の汚れである硝酸塩もありますので水換えをするタイミングをはかる指標になるでしょう。

大まかな飼育水の状態を知るのにはTDSがちょうど良い目安になるので、普段はこちらのTDSめーたーで確認して、何か変化があった時には他のチェッカーで詳細な数値を測るという使い方もおすすめです。

テトラ テスト 6in1 試験紙(淡水用)

スペクトラム ブランズ ジャパン テトラ テスト 6in1 試験紙 (淡水用)【ペット用品】【水槽用品】 ds-1280116

テトラ テスト 6in1 試験紙(淡水用)』は試験紙タイプの淡水用水質チェッカーです。

使い方は試験紙を飼育水に浸けるだけととても簡単で、一度の検査で、pH、KH、GH、亜硝酸塩、硝酸塩、塩素の6つの項目の数値を確認することができます。

安価で初心者でも使いやすいので、初めて水質をチェックするという方は、まずはこちらを試してみてはいかがでしょうか。

ただし、試験紙タイプは気軽に使える反面、デジタルタイプに比べると精度がやや落ちる傾向があるので、目安程度の気持ちで使うと参考にしやすいです。

ちなみに、同シリーズからは『テトラ テスト 5in1 試験紙(海水用)』も販売されていますので、海水魚水槽にはこちらをおすすめします。

レッドシー MCP 硝酸塩/亜硝酸塩テストキット

レッドシー (RedSea) MCP 硝酸塩/亜硝酸塩テストキット 淡水・海水両用

MCP 硝酸塩/亜硝酸塩テストキット』は、海水魚やサンゴ飼育機材で有名なレッドシーの水質検査キットです。海水用のチェッカーですが、淡水でも問題なく使用することができます

水の汚れに敏感な海水魚飼育で重要となる、硝酸塩や亜硝酸塩の値を計測することができます。硝酸塩、亜硝酸塩それぞれに対応する試薬が分かれているので、どちらか一方を計測することも可能です。

試薬タイプの水質チェッカーは、容器に取った飼育水に試薬を入れて水の色が変化するのを目視で確認して濃度を見極める必要があるため、試験紙と同様に正確な数値が見えるわけではありませんが、普段使いとしては十分な目安になるでしょう。

ただし、試薬タイプは開封してから時間が経過しすぎると品質が落ちるので注意してください。

マーフィード きんぎょ塩水浴指南

マーフィード きんぎょ 塩水浴指南

先ほどもご紹介したマーフィードの『きんぎょ塩水浴指南』は、淡水魚の病気治療でよく用いられる塩水浴のときの塩分濃度を正確に測るためのデジタルメーターです。

塩水浴の時だけに使うと考えると少々贅沢に感じるかもしれませんが、塩水浴で確実に治療効果を得るためには塩分濃度が非常に重要なので、これで魚の体調不良を回復できると考えると持っておいて損はないのではないでしょうか。

使い方はボタンを押して水槽内に浸けるだけで測れるので、非常に簡単です。

ボルクスジャパン PHモニター3 WQM3001

ボルクスジャパン WQMコンパクトモニター PHモニター3

水質の変化に敏感な魚やサンゴを飼育している水槽では、24時間pHをモニタリングできるボルクスジャパンの『PHモニター3 WQM3001』がおすすめです。

水槽内にセンサーを設置するだけで常にpHを数値で表示してくれるので、水質の変化や異変にいち早く気づくことができます。

センサー部分の定期的な校正は必要ですが、メンテナンスに手間がかかるということはないでしょう。
本体サイズは横幅が約9cmとコンパクトなので、鑑賞性を損なうこともありません。

少し値は張りますが、生き物によってはこのような監視システムを導入した方が、テスターを使って小まめにpHを測るよりも水質管理がしやすくなります

水槽テスターの選び方


水槽のテスターには大きく分けて、デジタルタイプ試薬・試験紙タイプの2種類があります。
多少の精度の差はありますが、熱帯魚を飼育するのに問題になるようなことはあまりないので、使い勝手や予算で選ぶのがおすすめです。

ここからは、水質チェッカーを選ぶ基準となる、デジタルタイプと試薬・試験紙タイプそれぞれのメリットやおすすめの使い方を解説します。

デジタルタイプは明確で扱いやすい

デジタルタイプの利点は、水の状態が明確に数値で示される点です。

液晶に値が表示されるので誰が見ても間違うことがありませんし、より正確な水の状態がわかるので、海水魚やサンゴなどの水質に敏感な生き物を飼育している場合は、デジタルタイプの方が安心でしょう
また、基本的にワンタッチで測定できるので直感的に操作がしやすく、初心者の方や、日常的に水質を検査したいといった方にもデジタルタイプが向いています

一方で、デジタルタイプはセンサーに汚れが付くと正確な数値が測れなくなるので、定期的な校正が必要となるなど、機器のメンテナンスに手間がかかる事があります。
また、試薬よりも高価な上に、長く使用を続けていると、誤差が出やすくなっていくといった点には注意が必要です。

試薬・試験紙タイプは汎用的で測定結果にブレが出にくい

試薬・試験紙タイプのメリットは、汎用的に使用できるという点です。

デジタルタイプは基本的に一つの検査項目に特化しているのですが、試薬や試験紙では複数の項目を一度に検査できる物が多いので、pH・硝酸塩・硬度…と多方面から飼育水の状態を知りたい時には、試薬や試験紙タイプが向いています
試薬は開封後に時間がたつと品質が落ちる可能性がありますが、検査結果がブレることがあまりないので、常に同じ使用感で使い続けられるというのもポイントでしょう。

しかし、試薬や試験紙は水や試験紙についた色の濃度で測定結果を読み取るものなので、正確な数値を知ることができません。また、使い方も複数の薬品をスポイトですくって入れて、と複雑で慣れるまでは少々手間がかかります

飼育している生き物に合わせたテスターを選ぼう

デジタルタイプ、試薬・試験紙タイプどちらを選ぶか迷ったときは、飼育している生体で選ぶのがおすすめです。
例えば、硝酸塩の値だけでなく、pHや硬度など様々な角度から水質を確認する必要がある水草水槽や、ちょっと変わった水質を好む淡水魚を飼育している水槽では、試薬で一度に複数の項目の結果を確認できた方が便利です。
一方、硝酸塩に敏感な海水魚やサンゴの飼育では、硝酸塩に特化したデジタルタイプのテスターや、正確な比重を測れる比重計を用意した方が管理がしやすいでしょう。

普段は試薬を使用して大まかな状態を確認しながら必要に応じて電子で正確な数値を測るというように、両方を使い分ける方もいますので、ご自分のスタイルに合わせて検討してみてください。

まとめ:水槽のテスター・チェッカーおすすめ7選!飼育水の状態を確認しよう


今回は、水槽のテスター、水質チェッカーのおすすめ商品を8つと、テスターの選び方を紹介しました。

水質の管理は、熱帯魚の健康を守るために欠かせません。
神経質になる必要はありませんが、テスターやチェッカーを使って定期的に飼育水の状態を知ることで、水換えのタイミングや必要な機材、アイテムを揃える目安になることもあるため、定期的に水質を確認しましょう。

水槽テスターには、デジタルタイプ試薬・試験紙タイプがあります。
どちらにもメリットデメリットがありますので、飼育している生体に合わせて使い分けるのが良いですが、初めての場合はまず、安価な試薬タイプから試してみて、飼育に慣れてきたら電子タイプを購入するのがおすすめです。

このコラムを参考に、ぜひ水槽のテスターや水質チェッカーを飼育に取り入れてみてください

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執筆者 アクアガーデン

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