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水槽事故7つ!編集部が体験した漏水・破損・故障など思わぬトラブル

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東京アクアガーデンは創業18年を迎える中で、さまざまな水槽トラブルを乗り越えてきました。
アクアリウムとは、水と生き物を扱うインテリアです。それらは常に同じであることが無く、言い換えれば不安定さを抱えています。

「エアコンの運転時間を減らすことにした」など、ちょっとした設置環境の変化で機材の稼働率が変わるなど、水槽に影響があることは珍しくありません。
また、そうした変化とトラブルが重なることで、不慮の事故に発展することもあり得ます。

このコラムでは、水槽事故・トラブルについてと事例7つをご紹介します。

プロアクアリストの意見をもとに水槽の事故について解説

このコラムは、東京アクアガーデンに在籍するプロアクアリストたちの経験をもとに作成しています。

アクアリウムは水を扱うものですが、さまざまな機材や設備を組み合わせた複合体です。
そのために多くのトラブル因子を抱えています。

  • 水漏れ
  • 機材の故障
  • 転倒・破損 など

こうした事故・トラブルにつながるのは「うっかりミス」であるケースも少なくありません。
このコラムでは事故の事例と解決するにはどうしたらいいのか、という考え方をご紹介していきます。

編集部が体験した水槽事故7つ

東京アクアガーデンでは創業以来5000件以上の水槽を取り扱ってきました。
その中で、さまざまなトラブルや事故を経験しています。

ここでは、東京アクアガーデンが体験した、思いがけない水槽事故・トラブル7つご紹介します。

事故1:水槽にヒビが入った!

水槽は長年使っていると劣化します。
通常、接着面から劣化して、ひび割れ(クラック)やシリコンの剥離が起こっていくことが多いです。

水槽内に付いた小傷が、長い間水圧に押されることで、ひび割れになってしまったというケースもあります。

掃除の際にヘラなどで強く擦ってしまうとこうしたトラブルに繋がりやすいです。
水漏れするまでヒビが悪化するのには水量=水圧によるため正確な期間は分かりませんが、数年単位で進行すると考えて良いでしょう。

これは主にアクリル水槽で起こる事故ですが、掃除の際には用心してコケを落としましょう。
また、マグネットクリーナーを使用する際は、硬いゴミが挟まっていないかを確認するのが良いです。

水槽の寿命は、ガラス製で約7~10年、アクリル製で約5~7年程度です。ヒビが入ってしまった水槽は、交換以外の対処法がありません。

アクリルの性質上、気温の変化や、日光の当たり具合でも進行速度は変わると考えられるため、見つけたら早急に対応しましょう。


事故2:配管から水がもれた!

水槽設置完了!と思い、稼働したら配管の継ぎ目から水漏れを起こし、数時間かけて設置場所が水浸しになってしまった…というケースがあります。

接続自体はうまくいってるので、じわじわと漏れ、発見に時間がかかってしまうところがネックです。

水槽をつなぐ配管やチューブは、しっかりと注意深く挿し込んでも、外れるてしまうケースがあるのです。
また、配管作業は複雑なので「すべて接着したつもりが一ヵ所忘れていた」ということも起こらないとは言えません。

東京アクアガーデンでは、オーバーフローの配管は塩ビボンドで接着、接続ホースはお湯で柔らかくしてからなるべく奥まで挿し込んでいますが、経年劣化で脱落する可能性だってあります。
実際に、寒い季節はホースが硬くなり脱落しやすいだけでなく、経年劣化でもホースは固くなり抜けやすくなるのです。

なんにせよ、確認は大切ということです。

事故3:水槽を割ってしまった!

カラフルな熱帯魚が泳ぐ水槽は子供に人気です。

遊んでいた子供が水槽に勢いよくぶつかってしまい、水槽が転落・破損する事故もありました。

水槽は割れて、あたり一面は水浸しという大惨事でしたが、子供には怪我がなかったのが救いです。

この場合、水槽はすべて買い直しになります。
また、水やガラスの破片は意外な場所まで飛んでいるものです。清掃もかなり大変でした。

水槽が落下しない対策としては、水槽を固定する工夫をすることです。

  • 転倒防止アイテムを付ける
  • 水槽台の内部に重りを置く
  • 水槽台に『落とし込み加工』を付ける

このように、水槽を揺れに強くすることがおすすめです。


事故4:水換えの水で配線がショート!

水換え時に手が滑り、電源に水がかかりショートしてしまったという事案もありました。

近くにあったパソコンなどは故障し、水で濡れた一面は大変危険な状態に陥りました。

こうなってしまったら、専門業者に修理を依頼するしかありません

コンセントはそもそも、床付近についていますから、水をこぼしてしまうと影響を受けやすいと言えます。

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電源タップはなるべく高い位置に配置しつつ、水換えのバケツは安定性を重視したものを選ぶと良いでしょう。

事故5:水道を出しっぱなしに!

「水換えが終わってバケツをシンクに置いた。しかし、蛇口を閉め忘れて水が溢れてしまった!」という、ちょっとしたうっかりがトラブルに繋がった例です。

バケツが排水口をふさいでいたことで、床などが水浸しになりました。

これも、もし電源にかかってしまったら大変危険な状態になります

幸い、トラブル時は周囲に置かれていた器具がびしょぬれになっただけで済みましたが、一歩間違えれば大きな事故になっていたでしょう。
水を扱うときは、最後まで確認を怠らないようにするのが良いです。

事故6:海水がフローリングに!

海水がこぼれて、ベタベタになってしまった」というトラブルも良くあります。

アクアリウムのなかでも、海水は少し扱いに気を付けたい水です。
塩分が含まれているため、濡れたまま放置すると家具などを腐食する可能性があります。

厄介なのはフローリングです。水分が染みこんだフローリングは乾燥することがありません。
目地から水が浸透するとカビが生えたり、捲れたりすることがあります。

真水でも大きなトラブルなのに、海水ではさらに塩分による腐食・ベタつきなどがプラスされてしまうため、しっかりと対処しないと大問題になることも。
基本的にはすぐに拭き取ることが大切ですが、海水の場合は塩分を除去するために繰り返し水拭きしましょう。

ぬるま湯に浸して絞った雑巾を使うと、塩分を除去しやすくなります。

事故7:排熱で機材が故障!

排熱が溜まって、機材が故障。飼育水の温度が上がり魚たちが死んでしまった・・・」というトラブルもありました。

水槽用クーラーは飼育水を冷やすためのものですが、排熱が多い機材です。
そのため、水槽台には排気口を設けているのですが、壁の距離が十分になかったり、排気口のそばに障害物があると排熱が溜まってしまいます。
機材が故障しなくても、飼育水温が排熱で過度に高まり、生体がダメージを受けてしまうことがあるのです。

水槽設置時に、水槽台のなかの空気の流れを意識することが大切でしょう。

水槽の事故とは

アクアリウムは水を多く扱うものです。
通常時は問題なく安全性の高い装置なのですが、不測の事態で水が漏れてしまうこともあります。

代表的な事故一覧は以下の通りです。

代表的な水槽事故・トラブル
 

原因

水漏れ

水をこぼした、水槽が破損した、接続ホースから漏れた など

故障

機材の初期不良・寿命、排熱・衝撃による故障 など

生体が死んだ

ろ過設備の故障、排熱が上手くいかず水温が上昇 など

落下

ぶつかってしまった、設置台の歪み・破損、地震 など

火災

水槽用ヒーターの空焚き、漏水による電源ショート など

このように、気を付けていても、不慮の事故が起きる可能性は無くすことができません。
可能性を下げるには、日頃から水槽をしっかり観察・管理しておくことが大切です。

水槽の事故への備え!水漏れ相談とは

水槽事故を未然に防ぐのに有効なことは、普段から点検を欠かさないことでしょう。

しかし、きちんと対策していたはずなのに、うまくいかないこともあるため、水槽のお悩みは多いです。

最近、東京アクアガーデンでは、万が一のときの負担を軽くする方法として『水漏れ相談』を行っています。
アクアリウムの不安を無くし、楽しく続けてもらいたいからこそ、そうしたサービスを始めました。

水漏れが自宅内ならまだよいですが、マンションやアパートの場合は下の階に漏水する可能性もゼロではありません。
また、フローリングをダメにしてしまった場合は、修理費用が掛かります。

日頃から気を付けて作業していれば問題ないですが、専門業者への相談もリスクヘッジの一つと言えるでしょう。

水槽の水漏れ対策 万全ですか?|東京アクアガーデン

水槽の水漏れで起きたトラブルの事例やおすすめの対策方法についてご紹介します。数々の水槽を設置、管理してきた経験や、これまでお客様から寄せられたお悩みなどと合わせて、水槽の水漏れ対策をしっかりとおこなって安全に水槽を楽しめる方法をご案内します。

https://t-aquagarden.com/landing/aquarium_water_troubles

まとめ:水槽事故7つ!編集部が体験した漏水・破損・故障など思わぬトラブル

水槽の事故やトラブルは、注意を払えば防げる・即対処できるものから、火災など損害が大きくなってしまうケースまでさまざまです。

だからこそ、日頃から設備の確認や掃除などのメンテナンスを欠かさず行いましょう
餌やりやコケ掃除のついででも良いです。

アクアリウムは楽しい趣味ですから、事故が原因で苦い経験をしないで欲しいと、編集部では願っています。

このコラムが事故やトラブルの防止に役立てば幸いです。
水漏れ相談』もお気軽にご利用ください。



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  • 魚の病気・トラブルに関するご質問は、飼育環境ごとに対策が異なるため、正確にお答えすることはできません。
  • 1つのご相談内容につき、1回のご返信とさせていただきます。
  • コメントへの回答はお時間をいただく場合がございますので予めご了承ください。
  • 返信はコメントをご投稿いただいたページ上でさせていただきます。

執筆者 アクアガーデン

アクアガーデンのスタッフが水槽レンタル・リース、メンテナンス、引っ越しサービスなど様々なサービスを通して得たアクアリウムの経験や知識をコラムで発信しています。

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