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ザリガニを飼育したことのある方は多いですが、水草まで入れて飼育したことがある方は、案外少ないのではないでしょうか。
ザリガニはコツをつかめば上手に飼育できる、愛着のわく生体です。ですがハサミがあるため、いたずらをすることもあります。
水草は基本的にザリガニにとって「切るもの」「食べるもの」です。
それでも、水槽が寂しい…と感じる方に、ザリガニに向いた水草をご紹介します。
目次
ザリガニにオススメな水草の条件
ザリガニと水草の相性が悪い理由
ザリガニは上述の通り、水草をハサミで切り取って食べるという習性があります。
ザリガニは基本、雑食です。肉系の餌も好んで食べますが、植物系の餌も必要です。人間と同じで、バランスよく栄養を摂取する必要があります。
習性というものは生まれながらに備わっているものなので、人間側の都合でそれを変えることはできないのです。
最適なのは切られない・食べられない・増えやすい水草
ザリガニは基本的に水草を食べます。
ならばどうしたらいいかというと、下記のような特徴のある水草を選ぶのが良いです。
- ハサミで切りづらい水草
- ザリガニが食べない水草
- 食べられてしまっても負けないくらい、どんどん増えやすい水草
完全に食べられないという保証はありませんが、その条件に合う水草のおすすめを紹介します。
ザリガニにオススメの水草7選
ここでは食べられても再生可能な水草や、小さなザリガニには切られにくい種類を選びました。
また、各水草には農薬が使われている場合があります。強健なザリガニも農薬でダメージを受けますから、無農薬のものを選んであげると良いですよ。
アヌビアス・ナナ
葉がしっかりしていて、育てやすいことで人気の「アヌビアス・ナナ」はザリガニとの同居に向いています。
水温もザリガニ好みの20℃でも問題なく育つため、その点からもおすすめできます。
アヌビアスナナは非常にポピュラーな水草なので、多くのアクアショップでの取り扱いがあり、手に入れやすいのもメリットの一つです。
また、流木などに活着させることもできるので、自然なレイアウトを演出しやすいという優れた点もあります。
ただ、ハサミの大きな大人のザリガニには切られがちです。
下のページで、アヌビアスを活着させる具体的な手法が解説されていますので参考になさってください。
アヌビアス・バルテリー
上で紹介した「アヌビアス・ナナ」は丸い葉が可愛らしい印象ですが、こちらのバルテリーはエキゾチック、トロピカルなイメージを抱くことのできる形の葉が人気の種類です。
ナナと同じく、葉が硬めなのでザリガニに食べられにくい種類です。
背が高くなるタイプなので、水槽の後景用にピッタリです。
アヌビアスナナ ゴールデン
イエローグリーンの葉が特徴の種類です。アヌビアスの仲間なので葉が硬く、ザリガニに切られにくいです。
育て方は他のアヌビアスと同じで、丈夫なところが安心です。
アナカリス
透明感のある、星状に広がる美しいグリーンの繊細な葉が特徴的な水草です。オオカナダモと呼ばれることもあります。
とても成長が早いので、ザリガニに食べられても大丈夫、ぐんぐん伸びてくれますので安心です。そして低価格な上に手に入れやすい種類なので、ザリガニに食べつくされたら新しい株を入れてやればいいや、と思えるところも良いですね。
育てやすさ、丈夫さでは1,2を争う種類ですので、初心者の方でも安心して育成できます!具体的な育成方法などは下のリンクからご参照ください。
マツモ
非常に繊細な印象のある水草です。ライトグリーンの葉も美しく、水槽をパッと明るくしてくれます。
とても成長が早く、かつリーズナブルですので、上で紹介したアナカリスと同じような扱いのできる水草です。
見た目の好みで選んでいただいて問題ありませんが、葉が繊細なせいか、マツモのほうが若干デリケートかもしれません。
マツモは根を持たず、水中を漂うように生育する水草なので、植え付ける手間が必要ないところも初心者の方には嬉しいです。
ボルビティス
ボルビティスは切れ込みの深い葉の美しい水草です。
硬めの葉を持ち、ザリガニに切られにくい水草の一つです。ただし、一度切られると普通に食べられます。
雑に扱うと、葉がポキリと折れてしまうことがあるので優しく取り扱うように心がけましょう。
水中に沈めて育成するよりは、葉は空気中に出したほうが丈夫に育ちます。
ミクロソリウム
ミクロソリウムも葉が丈夫で、育てやすいことで知られています。
こちらの画像でもわかるように、様々な葉の形の種類があるので、好みの葉を選べるところが嬉しいポイントです。
水温を高くしすぎると病気になりやすいため、水温30℃を超えないように管理してあげましょう。
こちらも一度切られてしまうと食べられることがあります。
熱帯性の水草はヒーターが必要
上記の水草には、熱帯性のものとそうでないものがあります。
熱帯性のものは
- アヌビアスの仲間
- ボルビティス
- ミクロソリウム
となります。
これらは元々、熱帯に生息する水草なので、日本の冬の寒さは苦手です。ですから育成するにはヒーターを導入してください。
一般に、ザリガニ飼育にヒーターは使わないという方も多いです。自然界の冬も越せるザリガニですから、それは可能なことですね。ただ、水草は全てが日本に自生しているものではなく、熱帯から持ってきてアクアリスト用に育てられている種類も多いため、ヒーターが必要な場合もあるのです。
とはいえ、もちろん加温のし過ぎもいけません。適温は22℃~28℃となります。
ただし、加温する場合はザリガニの活性があがりますので餌をよく食べ、よく排泄するようになります。また、加温された状態だと餌の食べ残しや排泄物が水を悪化させやすいので、水質悪化に注意し、こまめな水換えを行ってください。
週に一度、全体の水の3割~4割ほどを換えてやるのがベストです。
まとめ:ザリガニにオススメの水草7選!食べない・切られにくい最適な水草とは!
ザリガニとの同居に適した水草のご紹介をしました。
見た目、育てやすさなど、それぞれポイントの異なる水草ですから、これだ!という一つを選んでいただけたらと思います。
ただ、熱帯性の水草の場合は加温が必要です。
アヌビアスナナとアナカリスは低温にも強いので、加温飼育したくない場合におすすめです。
また、ザリガニに必ず食べられない水草はありません。
ある程度消耗品と割り切って、成長力の高い水草を選び部のも良いです。
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