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淡水魚よりも飼育難易度は高いですが、色鮮やかで可愛い生体が多いので人気も高い海の生き物たち。クマノミやスズメダイといったメジャーなところから、フリソデエビ、ウミウシなども飼育可能ですが、餌付けや水槽のサイズ、レイアウトなど気を付けるポイントも多いです。
今回は海の生き物たちのなかでも色鮮やかで可愛いものを8選するほか、これらの生き物を飼育するためのポイントをご紹介します。
目次
色鮮やか!可愛い海の生き物8選
まずはメジャーからややマイナーまで、かわいい海の生き物たちをご紹介していきます。
ウミウシ
カラフルで鮮やかな色合いに加えて2本のツノがなんともキュートなウミウシ。アクアリウムショップなどで購入可能ですが、きれいな海水を維持する必要があることや、エサの問題があり、飼育難易度は高めです。しかしショップで買う場合、普段ショップでどんな餌をあげているかを確認することでエサの問題をクリアすることができます。
性格的にきつい部分があるので他の生体との混泳は難しく、ウミウシ同士の場合も雌雄同体のため気づかないうちに交尾や出産をすることもあり、体力を消耗してしまいがちなので避けるのが無難です。
病気には強いですが水質変化に対してストレスを感じやすく、また水温も20℃付近をキープしてあげる必要があるので飼育環境はきちんと整えてあげるようにしましょう。
ハリセンボン
ぷくー、とした丸い見た目が可愛らしく知名度も高いハリセンボンも飼育が可能で色鮮やかな海の生き物です。大きくなると30cmものサイズまで成長するので、水槽のサイズにも気を付けなければいけませんし、ウロコがないので白点病などの病気にかかりやすいなどの注意点があります。
エサは動物性のものを好みますが、クリルなど乾燥餌でも食べてくれます。こちらもウミウシ同様混泳は難しいといえ、25℃の水温を好むことからヒーターなどの機器が必要なことや、水替えの頻度も多いなど飼育するためには細かいお世話が必要です。
ハリセンボンについてもっと知りたい人はこちらもチェック!
ナベカ
写真左の魚です。イソギンポの仲間で、黄色い体色が鮮やかなので熱帯魚と思われがちですが実は温帯性の魚というナベカ。
丈夫で水質にもそこまでうるさくはないので、比較的飼いやすい生き物です。
小型水槽でも飼育は可能ですが25℃付近の水温を保ってあげる必要がある点や、岩の隙間などに隠れる習性を持っているので隠れ家を作ってあげる必要などがあります。
気が強い魚や同種同士でもケンカすることも多く、小型の魚やエビなどは捕食してしまうこともあるので基本的に混泳は不可能です。雑食性で配合飼料でも食べてくれるのでエサの心配が少ない点はメリット。
ヤドカリ
海水魚との混泳も可能なうえ、さまざまな殻を用意しておけば殻の移り変えの様子も楽しめるヤドカリ。海藻のお掃除係として入れられることもありますが、ライブロックを落とすなどレイアウトを崩してしまうこともあるので注意が必要です。陸生と水棲がありますが、海水魚水槽に入れる場合は当たり前ですが水棲のものを選びましょう。
ヤドカリは適切な環境を整えてあげられれば10~20年生きるとされている長寿な生き物で、単体飼育する場合は雑食性なのでヤドカリ用フードや野菜などを用意してあげる必要があります。混泳の場合は他の魚などが食べる餌の残りで対応しきれることも多いです。
ヤドカリを海水魚水槽に入れる場合の注意点はこちらでも確認ができます。
チョウチョウウオ
模様が美しく海水魚水槽で飼育できる魚としても知られるチョウチョウウオ。こちらも20cmほどまで成長するので、90cm水槽を用意するのがおすすめです。ハリセンボンと同じように白点病にかかりやすいので殺菌灯が必須アイテムで、必ず用意する必要があります。
餌はアサリがメインで、一緒に人工餌も入れるとたまに食べてくれることも。縄張り意識が強いので混泳は難しいですが、どうしてもさせたい場合はチョウチョウウオより体が大きく性格がきつくないものを選ぶようにしましょう。またサンゴを食べてしまうのでサンゴ水槽との相性は悪く、混泳させたい場合は人工飼料などがメインになる雑食性のものを選ぶことが重要です。
チョウチョウウオについてはこちらでも解説しています。
スズメダイ
パイロットフィッシュとして使われることも多く、丈夫で育てやすいので初めて海水魚の飼育をする人にもおすすめできるスズメダイ。さまざまな種類がいる中で縄張り意識が強いものも多いですが、デバスズメダイのように複数を水槽内に入れて群泳させるのが向いているのもいるので、混泳させたい場合はあらかじめ向いているのか調べるといいですよ。
雑食性なので餌にもうるさくなく、人工飼料をメインにクリルなどをあげると喜びます。
スズメダイの種類や飼育方法などを知りたい場合はこちらのページをご覧ください。
クマノミ
アニメ映画で有名になり、今もなお高い人気を誇るクマノミ。縄張り意識が強めで混泳させる場合には十分なスペースや身を隠せる場所を作ってあげることが必要になりますが、混泳不可能というタイプではありません。寿命は10年ほどで、環境がいいともっと長生きすることもありますが、白点病やトリコディナなどの病気にかかると命の危険に及ぶことも多いのできちんと面倒を見てあげましょう。
クマノミの飼育方法はこちらで確認可能です。
フリソデエビ
2cmほどのサイズの小さなエビで、色鮮やかな振袖のような手を持っていることからこの名前で呼ばれています。生息地によって体色が違うのもポイント。ショップではペアで売られていることも多く、エサのヒトデを2匹で捕食する姿を見ることが可能です。ただし食べ残しがあると水質が悪化することや、高温・水質変化に弱い点は注意。
混泳は性格が大人しく、エビを食べないタイプの魚であれば大丈夫です。
可愛い海の生き物を飼育するポイント
ここまでご紹介した8種以外にも可愛い海の生き物は多いですが、マリンアクアリウムでこれらの生き物を飼育するにはいくつかのポイントを押さえておく必要があります。ここからは重視するポイントをご紹介していきます。
餌の準備や餌付け
どんな生物でも飼育するに当たって重要になるのが餌。どんなものを食べるか調べておくのはもちろんですが、人工飼料を食べられるかや、食べられない場合は好みの餌を用意できるかによって飼育できるかどうかが大きく左右されます。
もちろんきちんと餌付けができないと、せっかく好みの餌を用意できたとしても無駄になってしまうので飼育を始める前に調べておくのはもちろん、ショップで購入する場合は店員に聞いてみるのもひとつの手です。
混泳ができるかどうか
上でご紹介した生き物の中でも混泳させやすいものと難しいものがいるように、水槽の中で異なる生き物を混泳させたい場合はそれが可能かどうか把握しておくことが大事です。性格が大人しいものならまだしも、きついタイプの場合は混泳させてみて失敗だった、では済まないのできちんとした知識が必要になります。
飼育水槽のサイズやレイアウト
マリンアクアリウムの場合小型水槽ではダメな例も多く、90cm水槽といった大型水槽をオーバーフローにすることも少なくありません。水槽サイズは生き物の大きさによって異なりますし、混泳などをさせる場合も重要です。
またレイアウトも隠れ家を用意する必要があったり、底砂を敷いておいたほうがいいなど生き物によってさまざま。生き物を快適な環境で飼育するためにもこれらのポイントもしっかり押さえておきましょう。
まとめ:可愛い海の生き物8選!水槽飼育が可能で癒される魚やエビなどをご紹介!
淡水よりも海水の生き物は飼育難易度が高く、初心者では若干厳しい部分もありますが色合いが鮮やかなものも多く、独特の可愛さがあるなど魅力満載です。
しかし、海の生き物はそれぞれの性質に特徴があり、最適な飼育環境を作るためにはそれなりの設備が必要です。
今回の記事で海の生き物を飼ってみたいと思われた場合は、飼育ポイントや必要な機材などを事前にしっかりと把握して準備することをおすすめします。
可愛い生き物を元気に育ててあげましょう。
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