水槽レイアウトを変更したい!生体の隔離など変更時のポイントを教えます
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市販されているセット水槽や、30cm、90cm水槽、スリムタイプの水槽などさまざまな水槽を使用して同じ水槽レイアウトで長期間アクアリウムを楽しんでいると、レイアウトを変更したいと思うことはよくあることです。
しかし流木や石を追加・変更したり底砂を変えるなど大掛かりなレイアウト変更を行うときに、熱帯魚はどうしたらいいんだろう?と悩む人は多いです。またレイアウト変更の手順についても悩むこともあります。
今回は、水槽レイアウトを変更するときの、生き物の隔離や手順などのポイントについて解説していきます。
目次
はじめはシンプルなレイアウトにしておいたほうがいい
アクアリウム初心者や、水槽レイアウトは苦手という人は、最初はとてもシンプルな水槽にしておいたほうが、後から水草や流木・岩などを追加しやすくなるので後々レイアウト変更がしやすいです。
大きめな水槽ほど手の込んだレイアウトがしやすくなる
アクアリウム初心者の場合、どうしても大きい水槽だと手間がかかる・広いスペースが必要になるという理由から、水換えが楽な30cm水槽やスリムタイプの水槽を選択してしまいがちです。
しかし水槽レイアウトを考えるのであれば、45cmや90cmといった少し大きめの水槽のほうが、岩や流木などを使いやすく、水草も色々な種類を使用しやすいので、レイアウトの幅が広がります。
水槽レイアウト変更時のポイントを解説!
それではここから、実際に水槽のレイアウトを変更するときの、ポイントや注意点について解説していきます。
生き物の扱いはどうする?
水槽レイアウトを変更する場合だけでなく、水槽掃除や水草の入れ替えなどについても同じことが言えるのですが、基本的に底砂を交換しない限り水槽から魚を出し入れする必要はありません。
金魚やメダカ・コリドラスといった魚類や、エビ類などは網ですくわれるだけで肌が傷つく可能性が高いので、水槽レイアウト変更時も生き物はそのまま入れっぱなしで行います。
生き物がいるときに気を付けること
できるだけ水槽の水が濁らないように、水槽内のレイアウト物や水草は静かに引き上げるようにします。
ただしこのときに底砂も交換する場合は、ポリタンクなどに水槽の飼育水容量となる8割程度を抜いて保管しておきます。そしてレイアウト変更時に魚を非難させておくバケツにも、水を入れておきます。
バケツの用意ができたら魚をすくって移動させ、レイアウトアイテムや底砂の順に取り出します。 水槽が空になったら、底砂を入れ、その他のレイアウトアイテムを設定し、抜いておいた水を入れ最後に生物を水槽に入れましょう。
水槽に入れるアイテムの素材や水質の急変に注意!
水槽レイアウトの大きな変更がなくても、流木や岩を入れることで、これらの成分がゆっくりと水中に流れ出し、水質を変えてしまうことがあります。そのためレイアウト変更後は生き物や水草の様子などを、よく観察して様子がおかしいようなら水質のチェックを行うことをおすすめします。
水質チェックに関してはこちらの記事を参考にしてください。
また最近は100均一でも水槽レイアウトアイテムが販売されています。専用アイテム以外でもちょっとした小物を水槽に入れている人がいますが、使用している素材によっては有毒な物質が水中ににじみ出てしまうこともあるので注意してください。
商品の説明に「水槽などに入れないでください」と書かれている商品は、水槽レイアウトに使用することができません。
自分で拾った流木や採取してきた水草の注意点
自分で河川などにいき流木などを拾いレイアウトに使用する人もいますが、この場合は水槽に入れる前に殺菌を兼ねてあく抜きをしましょう。
あく抜きの方法はこちらで詳しく解説しています。
また自分で湖や沼などから採取した水草にも雑菌や寄生虫、そしてヤゴなどの昆虫が隠れている場合があるので、水槽レイアウトで使用する際は、目視で虫などがいないかを確認する、使用前に1週間くらいバケツに入れて様子を見るというような処置を行っておきましょう。
自分で採取できる水草の種類や注意点に関しては、こちらの記事で紹介しています。
水槽レイアウト変更は縄張りも変えてしまう!
人間側としては「ちょっと水槽のレイアウトを変えただけ」という認識でも、飼育している生物にとっては「縄張りが変わってしまう」ことになります。
もしも新しく熱帯魚やエビなどを入れたいけれど、過去に水槽内でいじめなどがあり追加できなかったということもあるでしょう。
このような場合は水槽レイアウトを変更した後に、生き物を水槽に戻すタイミングで新しく購入してきた熱帯魚やエビを入れるようにします。こうすることで水槽レイアウト変更で縄張りもリセットされるので、新しく追加した生き物も自分の縄張りを作ることができます。
根張りのよい水草を使用していた場合どうする?
水草は浮かせているだけでOKなものや、底砂に根を張るタイプ、仮根で流木や岩に活着するタイプなどさまざまな種類があります。
水草の中でも水槽レイアウトで厄介なのは「根張りの強い水草」です。根張りが強いと、底砂にしっかりと根を生やし、ちょっとやそっとじゃ抜けなくなってしまうことがあるんです。
そのため「基本的に根張りの強い水草はレイアウト変更をしない」ということが、水槽レイアウトで使用するときの条件になります。
根張りが強いと根が横へ縦へと広範囲に広がっているので、底砂から引き抜くときに一緒に底砂まで引きあがってしまいます。そして水が濁ってしまうことで、水槽内の生物にダメ―ジを与えてしまう可能性が高くなります。
根張りの強いことで有名なのはロゼットタイプの水草ですが、一度引き抜いて再使用する場合は、根をカットする必要があります。
根をカットする理由は植えなおして栽培しやすいことと、そのまま植えなおすと長く伸びた根がきちんと底砂に収まりにくく、見栄えが悪いと言う理由からです。
順調に成長した良い根をカットしてしまうことで、水草にダメ―ジを与え衰弱させてしまう点には注意する必要があります。
水槽レイアウトで悩んでいるのなら…
水槽のレイアウトに飽きて変更したいけど、なかなか良いレイアウトが浮かばない、元々水槽レイアウトが苦手でどういうアイテムを使用していいかアイディアが浮かばない、というときにはこちらの記事がおすすめです!
金魚水槽の水槽レイアウト
個人宅の水槽レイアウト
水草を入れない水槽レイアウト
石・岩を使った水槽レイアウト
流木を使った水槽レイアウト
世界中のアクアリストたちが集う「世界水草レイアウトコンテスト」も開催されています。
生き物や水草の育成に慣れ、水槽レイアウトの自信があるのであれば、予選大会に応募してみるのも良い腕試しになります。
様々な人達の多種多様なレイアウトを見るだけでも、勉強になります。
まとめ:水槽レイアウト変更はポイントをしっかり抑えて行おう!
今回は水槽レイアウトを変更するときのポイントについて解説しました。基本的に底砂を変える、根張りの強い水草を抜くという作業がなければ、レイアウト変更時に生き物を移動させる必要はありません。
しかし新たに追加する流木や小物類で水質が変わってしまう可能性があること、水槽内の生物の縄張りが変わってしまうことは注意すべき点です。
新しい魚を追加したいのであれば水槽レイアウト変更の時に行うと、縄張り争いやいじめを防ぐこともできます。
しかしあまり頻繁に水槽水槽レイアウトの変更を行うと、生き物に大きなストレスを与えてしまうので、水槽レイアウト変更はよく考えてから行いましょう。
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