熱帯魚の飼い方

コケの種類別!おすすめのお掃除生体と抑制・対策の考え方を解説

コケの種類別!おすすめのお掃除生体と抑制・対策の考え方を解説のサムネイル画像

コラムでは各社アフィリエイトプログラムを利用した商品広告を掲載しています。

アクアリウムを続けていると誰もが直面するのが、コケに関連したトラブルです。
水槽の壁面や水草に繁茂したコケは見栄えが悪いですし、こそぎ落としても何度も生えてくるため、対処に苦慮しているという方も多いのではないでしょうか。

そんなコケにお困りの時は、お掃除生体の力を借りてみましょう。
コケを好んで食べてくれる魚は複数存在しており、それぞれ得意とするコケの種類が異なります。水槽の状態に合わせた適切な生き物を導入することでコケの繁茂を抑制し、お掃除の手間を減らすことができるでしょう。

今回のコラムでは、コケの種類別に、おすすめのお掃除生体や抑制の仕方について解説をしていきます。
それぞれのコケの特徴や対策の考え方についてもご紹介しますので、コケにお悩みの方はぜひこちらの記事をお役立てください。

※このコラムはアクアリウム情報サイト・トロピカの記事に、最新の情報を加えて再構成したものです。

プロアクアリストたちの意見をもとにコケの種類別におすすめのお掃除生体を解説

オフィスで水槽のメンテナンスを行う青い服のスタッフの背中
このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。

水槽に生えるコケを食べてきれいにしてくれるコケ取り生体たちには、それぞれ得意なコケがあります。
水槽に多いコケと生体の食性が一致しないと思ったような効果が得られないことがあるため、注意しましょう。

ここでは、実務経験から得た知識をもとに、コケの種類別におすすめのお掃除生体を解説します。

コケは種類ごとに特徴がある

スポンジで水槽壁面のコケを掃除する人の手
水槽に生えるコケには大きく分けて以下の5つの種類があり、形状や色、生えてくる条件などが異なります。

  • 緑コケ(糸状コケ)
  • 茶コケ
  • 斑点状藻
  • 房状コケ(髭コケ)
  • 藍藻(アオコ)

緑色の糸のような見た目をした緑ゴケは、コケの成長に必要なリンや窒素などの養分が水槽内に余剰している際に発生しやすい傾向があります。

ヌメヌメとした茶色の茶ゴケは、生物ろ過の安定してない水槽立ち上げ初期に発生しやすいです。

水槽の壁面に生える緑色のポツポツとした斑点状藻は、ライトの照射時間が長く、水槽内の栄養素が増えてきている場合に繁茂します。

フサフサとした毛のような形状の房状コケは、特にソイルや肥料を入れることの多い水草水槽内でよく見かけるコケです。

飼育水が緑色に濁った状態の藍藻は、水換え不足や高水温、生体数の多い環境下で発生します。

このように水槽に生えるコケはそれぞれ原因や特徴がことなるため、まずは、頭を悩ませているコケがどの種類に該当するのかを、再度確認をしておきましょう。

緑コケのお掃除生体と考え方

苔の付いた流木に止まるオトシンクルスの仲間
水槽のスタイルに関わらず様々な水槽で見かける緑コケは、食べてくれるお掃除生体も多く比較的対処のしやすいコケです。

ここでは、緑コケを食べてくれる生体と、対処法をご紹介します。

ヌマエビ類、オトシンクルスがおすすめ!

(エビ・貝)コケ対策セット ビオトープ用 ミナミヌマエビ(10匹) + ヒメタニシ(5匹)

緑コケをよく食べる生体としては、

  • ミナミヌマエビ
  • ヤマトヌマエビ
  • チェリーシュリンプ
  • オトシンクルス
  • サイアミーズフライングフォックス
  • ブラックモーリー

などが挙げられます。

ミナミヌマエビヤマトヌマエビなどは、底付近や水草に付着した柔らかい緑コケを好んで食べる傾向が強いです。一方ガラス面や岩の上などに生えたコケには、旧盤状の口で吸いつくオトシンクルスが役立ちます。

コケは無くそうとするのではなく、抑制しよう

どの水槽でも生える緑コケは、生体のフンや餌の食べ残しから発生したリンや窒素などの養分と光を栄養に成長していきます

どちらも水槽内から完全になくすことは困難なため、なるべく養分を減らしてコケの発生を抑制しながら、水槽の鑑賞性を保つという考え方をしていきましょう。
お掃除生体はあくまでも急激な繁茂を防いでくれる存在と位置付けて、こまめに水換えや掃除を行い、養分を減らしていくのが得策です。

茶ゴケのお掃除生体と考え方

水槽のガラス面に付着した茶色や緑色のコケの汚れ
続いては特に立ち上げたばかりの水槽で発生することが多い、茶ゴケをよく食べるお掃除生体と、対処の仕方についてご紹介をしていきます。

オトシンネグロや貝がおすすめ!

(熱帯魚)オトシンネグロ(国産ブリード)(2匹) 北海道航空便要保温

茶ゴケをよく食べる生体としては、

  • オトシンネグロ
  • オトシンクルス
  • タニシや石巻貝などの貝類
  • ミナミヌマエビ
  • ヤマトヌマエビ
  • サイアミーズフライングフォックス
  • ブッシープレコ

などが挙げられます。

中でもオトシンネグロは茶ゴケを好んで食べる心強い存在です。通常のオトシンクルスは、どちらかと言えば緑コケが得意なので、水槽の状態に合わせて導入する生体を選びましょう

水質が不安定になる要因を探ろう

茶ゴケは水槽立ち上げ初期に発生しやすいのですが、これは生物ろ過の過程で生じる硝酸塩が多すぎるのが理由と言われています。
また、弱い照明や、窓からの日光が長時間当たる場合にも生えやすいです。

茶ゴケに関しては好んで食べてくれる生体が多いので、お掃除生体を少数導入しつつ、こまめにメンテナンスをして水質を安定させましょう。

斑点状コケのお掃除生体と考え方

ガラス面のコケと水草絨毯に張り付く小型ナマズの仲間
水槽のガラス面などにぽつぽつとスポット状に生える斑点状コケは、水草が良く繁茂するような比較的安定した水槽に生えやすいという特徴があります。

時間がたつと固くなってしまうため、お掃除生体に食べてもらうならば生え始めのタイミングで導入するのがおすすめです。

イシマキガイがおすすめ!

補償無し※【石巻貝】 イシマキガイ10匹+補償3匹 【生体】

斑点状コケをよく食べる生体としては、

  • 石巻貝
  • ブッシープレコ

などが挙げられます。

他のコケに比べてしっかり固着する斑点状コケは、石巻貝やブッシープレコなどの舐めとるようにしてコケを食べる生体に対処してもらうのが一番です。

エビ類のような力が弱い生体では太刀打ちできないので、食性をよく確認してから導入しましょう。

CO2や照明時間を見直そう

斑点状コケはCO2を添加している水草水槽で生えやすい傾向にあります。

水草が良く育つ環境で良く繁茂することから、「斑点状コケが生える=水草を育成するのに適した豊富な栄養と光合成しやすい環境が整っている」と前向きに捉える方も多いです。

斑点状コケを抑制するには照明時間を短くしたり、CO2を微調整するといった方法があるのですが、慣れが必要ですし、水草の育成を優先したいときは下手に環境をいじるのはよくありません
そのためスクレーパーでこそぎ落としたりお掃除生体に食べもらったりしつつ、少しずつ抑制していく方法が最適です。

房状コケのお掃除生体と考え方

水草の葉に大量に付着した黒い髭状のコケと底砂のソイル
房状コケは別名黒髭コケとも呼ばれる、黒や深緑のふさふさとしたコケの総称です。

こちらも好んで食べる生体は少なめなので、適切な品種を選んで導入する必要があるでしょう。

ヤマトヌマエビやフライングフォックスがおすすめ!

(熱帯魚)サイアミーズ・フライングフォックス(2匹) 北海道航空便要保温

房状コケをよく食べる生体としては、

  • ヤマトヌマエビ
  • サイアミーズフライングフォックス

などが挙げられます。

特に好んで食べるのがヤマトヌマエビで、生えたものを食べてくれるのはもちろん、人間が気づく前の小さなコケまで刈り取ってくれるので、予防として入れておくのもおすすめです。

水流と肥料を調整しよう

房状コケは水中の養分が豊富で、光や水流が強く当たる場所に生えやすいです。

特に房状コケの中でも除去が難しい黒髭コケは、飼育水のGHが高くカルシウムが豊富な環境で爆発的に成長します。
水流の向きや強さを調節したり、水換えで過剰な養分を排除しつつ、コケの発生を抑えてきましょう。

また、房状コケもかなり硬めのコケなので、好んで食べる生体があまりいません。
細々とした場所に生えたコケはサイアミーズフライングフォックスやヤマトヌマエビの助けを借りつつ、流木などに生えてるものは熱湯に浸けて弱らせたりして、徐々に減らしていくのも方法です。

藍藻のお掃除生体と考え方

屋外水槽の水面に浮かぶ大量の緑色のコケとメダカ
水槽に発生するコケの中でも特に注意したいのが、ドロッとしていて嫌な臭いがする藍藻です。

最後に藍藻を食べるお掃除生体と、対処法をご紹介します。

ブラックモーリー

(熱帯魚)ブラック・モーリー(4匹) 北海道航空便要保温

藍藻を食べる生体としては、ブラックモーリーが知られています。
ほかに食べ物がない状況ならばヤマトヌマエビが食べることがあるようですが、好んで食べるわけではないため、藍藻を確実に除去したいときはブラックモーリーを導入しましょう。

水槽全体に水流を行き渡らせよう

藍藻は毒素を発するとても危険なコケで、発生したら早急な対処が必須です。飼育水が緑色に濁ることからメダカ飼育に使われる青水(グリーンウォーター)と混同されがちですが、実際の性質は大きく異なります

青水の色は植物プランクトンが大量発生した水で、状態の良いものは炭のような香りがするのが特徴です。一方、藍藻の繁茂した水槽からはカビのような悪臭が漂うため、においを嗅げばすぐに判別できるでしょう。

藍藻は養分や汚れが蓄積しやすい淀みに発生することが多いため、まずはこまめに掃除や水換えをしつつ、水流が水槽全体に行き渡るよう吐出口や高さを調整します
お掃除生体としてはブラックモーリーが挙げられますが、過信は禁物です。環境の改善を優先的に考えましょう

まとめ:コケの種類別!おすすめのお掃除生体と抑制・対策の考え方を解説

黒いコケが付着したアヌビアス類と小型熱帯魚の姿
今回はコケの種類別に、おすすめのお掃除生体や抑制の仕方を解説をしました。

水槽に生えるコケは大きく分けて5つの種類があり、それぞれ発生条件や好んで食べる生体、対策の仕方などが異なります。
まずはご自身の水槽にどんなコケが生えているのかを見極め、種類に合った対策をしていきましょう。

水槽に発生するコケと水流には密接な関係があるため、柔らかい水流を満遍なく行き渡らせるような工夫も大切です。
お掃除生体の力を借りながら、養分や水流、光量などを調節し、コケの目立たない美しい水槽を目指しましょう。

コメントする

コメント時の注意事前にご確認ください
  • 商品・製品に関するご質問はメーカーや販売店にお問い合わせください。
  • アクアリウムの管理、熱帯魚に関するお電話でのご質問は承っておりません。
  • 魚の病気・トラブルに関するご質問は、飼育環境ごとに対策が異なるため、正確にお答えすることはできません。
  • 1つのご相談内容につき、1回のご返信とさせていただきます。
  • コメントへの回答はお時間をいただく場合がございますので予めご了承ください。
  • 返信はコメントをご投稿いただいたページ上でさせていただきます。
  • ご入力いただいたメールアドレスは、サイト上に掲載されることはありません。
  • お名前はニックネームでも大丈夫です。サイト上に掲載されますので、ご希望のお名前をご入力ください。

執筆者 井上あゆみ

金魚から熱帯魚・海水魚まで、全部で20種類程度のお魚を飼育してきました。お気に入りはイエローヘッド・ジョーフィッシュ。怒ったような顔をしているのに、実はかなり臆病というなかなか憎めない海水魚です。アクアリウム初心者の方でも楽しく読めるような記事を書いていくので、よろしくお願い致します!

Facebook Twitter instagram youtube tropica

お問い合わせ

サービスのお問い合わせ・見積依頼

水槽や機材、熱帯魚のレンタル・設置・メンテナンスがセットになった水槽レンタル・リースサービス お手持ちの水槽をプロのアクアリストがメンテナンスしてくれる水槽メンテナンスサービス 水槽リニューアルサービス水槽引っ越しサービスなど様々なサービスがございます。
お見積りは無料となっておりますのでお気軽にお問い合わせください。