金魚すくいの前に用意したい、便利アイテム7つ!餌や水槽だけじゃない!
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8月は全国各地で様々な夏まつりが開催される時期です。
夏祭りで目を惹く屋台の一つがといえば、「金魚すくい」ではないでしょうか。
金魚すくいでの金魚はすぐに死んでしまう・難しいというイメージを持たれがちですが、適切なケアをすれば長生きすることがほとんどです。
実は金魚すくいも前に最低限のアイテムを用意しておけば、金魚を死なせることなく飼育にうつることができます。
このコラムでは金魚すくいの金魚を受け入れる、便利アイテム7つをご紹介します。
安心して、金魚すくいを楽しみましょう。
目次
プロアクアリストたちの意見をもとに金魚すくいの時にあると便利なアイテムをご紹介
このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。
金魚すくいはお祭りでついついやってしまうケースがほとんどで、「すくったはいいけど、どうしよう」と焦ってしまう方も少なくありません。
そこで、金魚すくいの金魚をケアするのに、あると便利なアイテム7つをご紹介します。
事前に用意されているのがベストですが、そうはいかないことも多いです。
バケツなど、手元にあるアイテムでまずは対処し、なるべくはやく、カルキ抜きやぶくぶく(ろ過フィルター)などを用意しましょう。
金魚すくいの前に、飼育用品を用意しておこう!
金魚すくいの金魚を元気に育てるには、飼育用品が必要です。
以下の7つがあると大変便利です。
急に金魚をすくって持って帰ってきてから慌てるよりも、事前に用意しておくと安心です。
もちろん事前でなくても、自宅にあるものを流用できます。
すぐに対処してあげることも金魚を長生きさせるコツですので、ぜひ準備しておいてください。
金魚すくいで用意したい便利アイテム7つ
その1:飼育容器とタオル
「本格的な水槽を用意しないといけないのか?」と考える方もいますが、金魚すくいはいつ行うか、予測できないもの。
もし、ふらりと金魚すくいを行った場合には、5L以上の水が入る容器をご用意ください。バケツやプラケースなどで構いません。
すくってきた金魚をその容器に入れてやるわけですが、持ち帰ってすぐの状態は金魚もおびえています。急に環境が変化するからです。
そんな時は、タオルや布を飼育容器にかぶせ、一日そっとしておいてあげましょう。目隠しの効果がありますので、落ち着きますよ。
尚、金魚を新しい容器に入れてやるときは、必ず水合わせをしましょう。
その2:カルキ抜き
カルキ抜き剤は魚全般の飼育のための必須アイテムです。
水道の水には、殺菌のための「カルキ」が入っています。人間には害のない濃度ですが、水辺の生き物には良くない影響があるので、中和する必要があるのです。
カルキはバケツなどにくんだ水に日光をあてることでも除去できますが、時間が必要になりますので、やや手間がかかります。
くんですぐの水道水にカルキ抜きを加えたものを使用するのが安全です。1つ用意しておきましょう。
「今からカルキ抜きを用意できない!」という場合でも、カルキ抜き剤を使用しなくても大丈夫な方法があります。
カルキ抜きについてはこちらの記事もご参考ください。
その3:ぶくぶく(エアレーション)か小型フィルター
金魚すくいの金魚は疲労困憊しています。
明るいライトに照らされ、追いかけられることは、金魚にとって大きなストレスです。やや酸欠気味で、呼吸の荒い個体も多いです。
酸素不足となっている可能性も高いので、ぶくぶく(エアレーション)を設置してやりましょう。
その後に使用するろ過フィルターにもよりますが、金魚は酸素を多く必要とする魚ですので、その後の飼育でも使用する機会が多いです。
こちらはエアーポンプと投げ込み式フィルターがセットになったものです。
エアレーションに関しては必要な物はすべてそろっているのでおすすめです。
プラケースで投げ込み式フィルターを使用する際の注意
プラケースにそのまま投げ込み式フィルターを入れると、「ブブブ」という振動音が発生します!また、振動で移動することも。
砂利を敷いている場合は音も移動もしません。
しかし、プラケースは仮住まいで、水槽に移動させる予定がある場合は、底砂は敷かないのでやや気になります。
そんな時は、投げ込み式ではないですが、水中フィルターがおすすめです。
音がとても静かなうえ、エアーポンプなしで、1台でエアレーションとフィルターの役割を果たしてくれる優れモノです。
水槽を購入する際には、最初から上部式フィルターや大き目な投げ込み式フィルターを用意すると金魚が成長しても対応できますよ。
その4:バケツ
主に水換えで使います。10L以上入るバケツだと便利に使えますのでおすすめです。
水合わせを行う時にも使用しますので1つは用意しておきましょう。
その5:餌
金魚用の餌を用意してあげましょう。
餌は最初の3日は与えないようにしてください。移動のショックで消化不良になりやすいからです。
金魚は種類がとても多いため、さまざまなタイプの餌が販売されています。金魚すくいの金魚はほとんどが『小赤』と呼ばれる和金という種類なので、浮上性の餌を選ぶと食べやすいでしょう。ただしお手元に沈下性の餌がある場合はそれでも問題ありません。
金魚の餌についてはこちらのコラムでも詳しく解説しています。
その6:プロホースやスポイト
プロホースというのは水換えを行う時につかう便利アイテムです。
水槽の底砂にホースの先端を差し込み、ポンプ部分を押すと底砂が巻き上がり、軽いゴミだけを吸い出せるという仕組みになっています。
金魚はとてもよく食べ、よく排泄する種類の魚ですので、底にたくさんフンがたまります。そのフンをほったらかしにしておくと、どんどん水が汚れてしまいます。
かといって水槽をひっくり返して底砂を全部洗うのはとても大変な作業です。そんなときにプロホースがあると非常に掃除しやすいです。
クリーナーポンプについてはこちらのコラムをご覧ください。
また、アクアリウム用の大きなスポイトもあると重宝します。
餌の食べ残しやフンを素早く手軽に片づけられますし、餌が食べ難そうな金魚の口元まで餌を運んでやったりもできますよ。
その7:魚網(ネット)
掃除や水換えの時に金魚を移動させるときに便利に使えるので一つ用意しておきましょう。
他にも、水中に舞ったゴミを取るのにも使えます。網の目は細かいもののほうがゴミ掃除のときなどに向いています。
金魚すくいの金魚を長生きさせるポイントは
連れて帰った金魚ですから、長生きさせてあげたいところです。
金魚を長生きさせるポイントを3つご紹介します。
ストレスをやわらげてあげよう
飼育する魚の死因の多くは「ストレス」です。
金魚すくいは、金魚にとってストレスフルな環境ですから、家に持ち帰ったら頻繁に覗いたり容器を揺らしたりせず、できるだけ静かな環境を作ってやりましょう。
2日~3日経てば落ち着いてきます。
餌の与えすぎに注意しよう
餌は、連れて帰ってから3日後に与えます。疲労困憊した状態で餌を食べると、ダメージになってしまうことがあるからです。
そしていざ餌を与えると、金魚の可愛い動作を見てどんどん餌をあげたくなります。
水槽を覗きこむと餌が欲しそうに寄ってくる場合もありますからなおさらです。
でも、金魚が水面で口をぱくぱくさせているのは空腹のときとは限らないのです。
餌は2分で食べきれる少なめの量を意識して与えましょう。
水換えは定期的に行おう
水換えはとても面倒な作業ですので、できればやりたくない…という意見もありますが、水換えは金魚の健康を守りますので、必ず行ってください。
水槽での飼育を初めて最初の3~4週間は、水をきれいにするバクテリアがほとんどおらず、水質悪化しやすいです。
その間はこまめに水換えを行いましょう。
通常は1週間に1回、寒い季節は2週間に1回など頻度を決めて行いましょう。
まとめ:金魚すくいの前に用意したい、便利アイテム7つ!
金魚すくいの前に用意しておくと安心な便利グッズを7つ紹介しました。
金魚は人に慣れるとても可愛らしい魚ですが、金魚すくいはとても過酷なものです。金魚のために、快適な環境を準備してからすくうのがベストでしょう。
金魚は環境さえ合えばとても長生きする魚なので、きっと良いペットとなってくれること間違いなしです。
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