金魚すくいのコツをプロが解説!すくい方、飼い方、なぜ金魚はすぐ死ぬ?
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縁日などで可愛らしい金魚すくいを見かけると、思わず挑戦してみたくなってしまいます。
しかし、金魚すくいで上手にすくうのは至難の業で一匹も釣れないということもしばしば。運よくすくえたとしても、家に連れて帰ったら数日たたずに死んでしまったという経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
巷では「金魚すくいの金魚は弱い」などと言われることもありますが、金魚すくいにいる金魚が特別弱いということはありません。
上手に育たないのには、金魚すくいに出される金魚の年齢や種類、飼育環境などいくつかの要因が潜んでいます。
そこでこの記事では、金魚すくいで上手に掬うコツと家に連れ帰った後の飼育方法について解説します。
目次
プロアクアリストたちの意見をもとに金魚すくいのコツと死んでしまう原因、上手な育て方を解説
このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。
- 金魚すくいの金魚は弱いのではなく、体力を消耗した状態!連れ帰ったらケアをしよう!
- 容器の水量が多いお店がおすすめ!水量が多いと水質の悪化が抑えられるため、良い状態をキープしやすい!
- 金魚すくいのコツ!『ポイ』はやさしく入水させよう!金魚が泳ぐ容器に対して、金魚すくいを始める位置も考えよう
- 金魚すくいが終わったら!金魚の飼育方法すくった金魚を長生きさせるポイントを解説!
金魚すくいはコツさえを掴めば誰でも金魚をすくうことができます。
また、連れ帰った金魚を長生きさせるには、状態の良い金魚を見極めてすくうこと、しっかり環境を整えて飼育することなどがポイントです。
ここでは、実務経験から得た知識をもとに、金魚すくいのコツと死んでしまう原因、上手な育て方を解説します。
金魚すくいについてを動画で見る!
このコラムの内容は動画でもご覧いただけます。
金魚すくいのコツや掬った金魚へのケアなどについての解説動画です。
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金魚やメダカ飼育のHowtoから、水槽のレイアウト方法、事例まで、動画でわかりやすく解説しています。チャンネル登録をよろしくお願いします。
金魚すくいの金魚とは?弱いと言われる原因
「金魚すくいの金魚は弱い」
「連れて帰ってもすぐに死んでしまう」
と言われることがありますが、金魚すくいの金魚が特別弱いということはありません。
ただ、購入してきた金魚よりも上手に育てるのが難しいのは事実で、それには金魚すくいに使われる金魚の種類や年齢、育成環境などが影響しています。
まずは、金魚すくいの金魚について簡単に解説していきましょう。
金魚すくいの金魚の品種
金魚すくいで見かける金魚の多くは『和金』という最も原種に近い種類で、本来は十センチを超えるほどの大きさになる、金魚の中でも強靭な大型種です。
それ以外に見かけるのは『出目金』や『琉金』ですが、こちらも金魚の中ではポピュラーな品種で、丈夫で飼育がしやすく金魚の入門種としても親しまれています。
金魚すくいの金魚は飼育用ではない?
たまに金魚すくいの金魚は飼育用ではないから弱い、という話を聞くことがありますが、これは正確な表現ではありません。そもそも金魚に飼育用かそうでないかという区別はないのです。
では、なぜこのように言われるかというと、流通時に付けられる金魚のランクに理由があります。
全ての金魚は流通する際にランク付けがされ、体格や色柄が良い個体は高ランクが付けられて、品評会に出品されたりペットショップに並びます。
一方、この選考から漏れた金魚は数十匹、数百匹単位でまとめられて安値で取引されたのちに、金魚すくい用の金魚になったり大型魚の餌用として販売されたりとそれぞれの道をだどるのです。
金魚すくいの金魚が飼育用ではないと言われるのは、このランク付けによるものであり、飼育できない(飼育に向いていない)金魚ということではありません。
体格、体力に差が出ることはありますが、金魚すくいの金魚もちゃんとした金魚、環境や育て方が良ければ、立派に成長して長生きしてくれます。
金魚すくいの金魚は幼魚で変化に弱い
金魚すくいの金魚が弱ってしまう原因の一つとして、金魚の年齢があげられます。
金魚すくいで使用されるのは当歳といって、その年の春に産まれた個体です。
夏の縁日であれば産まれてから3ヶ月程度しか経過していない幼魚で、まだ体力も少ないため、水質や水温の変化に適応できずに衰弱してしまうことがあります。
特に金魚すくいはエアレーション以外の設備を備えていないことも多く、終盤になると水が汚れてしまうため、金魚にとってあまり良い環境ではなくストレスを抱えやすいのです。
そのため、金魚すくいですくった金魚を長く飼育したいのであれば
- 開始直後の金魚が入れられたばかりの時間を狙う
- 体力のある体が大きな個体をすくう
の2点を意識すると、より元気な金魚をお迎えしやすくなります。
飼育設備が不十分
「金魚を飼育しよう!」と考えた場合、まずは飼育の仕方を調べて設備を揃えてと、事前に準備してから金魚をお迎えしますが、金魚すくいで衝動的に連れ帰ってしまうと、何も準備ができていないことが少なくありません。
とりあえずバケツにでも入れておいて…と考えているうちに残念な結果になってしまうことも多いのです。
特に金魚すくいの金魚はストレスから体長を崩している可能性もあるため、連れ帰ったら早急に飼育設備を整えてあげましょう。
金魚すくいのお店の選び方
金魚すくいの出店がたくさん出てるときは、より良い金魚を扱うお店を選ぶのがポイントです。
ここからは、お店選びのポイントということで、
- 金魚すくいができる場所と価格
- お店の選び方
の2点を解説します。
金魚すくいができる場所と値段
金魚すくいは、各地で開催される縁日やイベント、最近は道の駅などにも出店していることがあります。
価格は1回300~500円程度、基本的なルールはポイと呼ばれる網で金魚をすくえたら持ち帰れるという単純なものですが、すくえなくても数匹プレゼントしてくれるなど、細かいルールがお店によって異なりますので、始める前に確認してみましょう。
養殖が盛んな地域の金魚すくいがおすすめ
金魚の養殖が盛んな地域の金魚すくいは、仕入れルートがしっかりしていて良質な金魚を取り扱っていることが多いです。
また、中には養殖場が直接運営している金魚すくいや、少し価格はお高めですが珍しい金魚を扱う高級金魚すくいがあることも。
このような金魚すくいは、金魚関連のお祭りや地域の振興イベントなどに出展されることが多いので、ご興味ある方はぜひ足を運んでみてください。
よい金魚を扱う出店を見つけるポイント
縁日では金魚すくいの出店が複数出ていることがあり、お店によって金魚の扱い方や取り扱っている品種が異なります。
これからご紹介するポイントをよく見比べてすくうお店を決めることが、良い金魚を手に入れる近道です。
ポイント1:品種が多い
金魚すくいを見かけたら、泳いでいる品種のバリエーションに注目してみましょう。
先ほどご紹介した通り、金魚すくいの金魚は赤くて小さな『和金』が大半です。しかし良く見てみると目が飛び出した『出目金』や、長いヒレに丸い体の『琉金』、白地に黒と赤の模様が入った『朱文金』など珍しい金魚が混ざっていることがあります。
このような様々な品種を取り扱うお店は、仕入れ先が信頼できる問屋や養殖場であることが多く、良質な金魚がいる可能性が高いです。
ポイント2:水槽の水量が多い・水が濁っていない
金魚が入れられている水槽の水も確認してみましょう。
水槽の中の水は金魚の餌や排泄物でどんどん汚れていきます。
これはどの水槽でも変わりませんが、水が多い方が汚れの濃度が薄まるため、金魚に与える影響は少ないです。そのため、水が多く入ったお店を選んだほうが元気な金魚に出会える確率が上がるでしょう。
また、水が濁ってしまっているような水槽はかなり水質が悪化していると考えられます。
金魚が体調を崩してしまっている可能性もあるため、このようなお店は避けたほうが無難です。
上手にすくおう!金魚すくいのコツ
上手く金魚をすくうのは難しいと思われがちですが、金魚すくいにはコツがあります。
ポイントを押さえてお目当ての金魚をゲットしましょう。
すくいやすいポイの種類
金魚すくいに使うのはポイと呼ばれる網です。ポイには大きく分けて2種類、
- プラスチック製の枠に紙が貼ってあるタイプ
- 網の部分がモナカでできているタイプ
があり、現在は紙タイプのポイが主流です。
紙タイプは貼ってある紙の厚さによって号数が変わります。4号~7号まであり、数字が小さいほど紙が厚くて破れづらいです。
一方モナカタイプはお椀型で、一見紙よりもすくいやすそうに思いますが、水に浸けるとすぐにふやけてしまうため、紙よりも難易度が高いと言われています。
どちらのタイプでも絶対にすくえるという保証はありませんが、どちらかと言えば紙タイプのポイのお店を選んだほうが成功率は上がりやすいです。
また、紙タイプの場合号数によって成功率がかなり変わります。そのお店がどの号数を使っているか知りたいときは、思い切ってポイの号数を聞いてみるか、先に遊んでいるお客さんの様子を観察してポイの破れやすさをチェックしてみてください。
金魚すくいを成功させるコツと手順
お店を選んだらいよいよ金魚すくいに挑戦です。
金魚すくいに絶対はありませんが、コツをつかめれば初心者でも金魚をすくうことができます。
ここからは、金魚すくいの手順をコツと共にご紹介していきます。
1.ポイの表裏を確認し、全体を濡らす
ポイを貰ったら表裏を確認します。枠の上に紙が貼ってある方が表、枠が上に来ている方が裏で、表側の方が抵抗に強くて破れづらいです。
確認したら表が上になるようにポイを持ち、まずは水面をなでるように平行にポイを入れて、紙全体を濡らしましょう。
できるだけ濡らさない方が良いように思いますが、濡れているところと乾いたところの境目が一番弱くなってしまうため、一度全体を濡らした方が丈夫になります。
2.すくう場所を決める
水中でポイを動かすと水圧がかかって破れやすくなるため、予めすくう範囲を決めておき、その中にいる金魚を狙うと成功しやすいです。
慣れないうちは水槽の角の辺りを狙うと、逃げる金魚を追い込みやすくなります。
また水槽全体を見て影になっている場所も金魚が集まりやすいです。
光が当たりづらい箇所は、少し疲れた金魚の休憩場所になるため、自分の体を使って影を作るのも良いでしょう。
3.すくう金魚を決める
場所を決めたら、次はすくう金魚を決めます。狙い目は、水面付近で口をパクパクさせている金魚たちです。ポイを水槽の奥まで入れる必要がなく、比較的簡単に捕まえることができます。
出目金や琉金がいるとそちらに目が行ってしまいますが、これらの金魚は重くて難易度が高め。元気に水中を泳ぎ回っている金魚も動きが早くて捕まえづらいです。
また、底でじっとしているような、動きが鈍っている個体は体調不良の可能性があるので避けましょう。
4.ポイを水に入れる
狙いを定めたらポイを水に入れます。
水面に対して直角に入れるとポイが破れやすくなるため、水圧を減らすイメージで45度程度の角度を付けてゆっくり水に差し込みましょう。
水に入れたら無暗に動かさずにタイミングを見計らいます。
5.金魚は頭から水平すくおう
金魚が近づいてきたらポイを水平に動かし、金魚が上に乗ったタイミングで素早くすくいあげます。
このとき、金魚の頭からすくいあげるのがコツです。お尻側からすくうと、金魚が尾びれを動かしたときに、紙を破られてしまうことがあるため注意してください。
また、ポイを動かすときは必ず水平を意識すると、ポイが長持ちします。
金魚を入れる器は、すくう場所のすぐ近くに浮かせておくのが良いでしょう。すくいあげた金魚を器でキャッチするイメージです。
金魚の持ち帰り方
金魚をもらったら、できるだけ早く家に帰りましょう。
捕まえた金魚は、大体小さなビニール袋に入れてもらえますが、袋の中は酸素や水が少なく、金魚にとってはかなり窮屈。ただでさえストレスを感じている金魚にはかなり厳しい環境です。
また、持ち歩くときはあまり揺らしたり振り回したりせずに、優しく運ぶことを意識すると、傷つけることなく自宅に連れ帰ることができます。
すくった金魚の飼育方法!動画でも解説
金魚を自宅に連れ帰ったら、金魚飼育の始まりです。
本来ならば自宅に飼育機材が揃っているのが理想ですが、金魚すくいだと何も準備ができていない家に金魚を連れ帰るという状況も考えられます。
そこでここでは、家にある物から始めて機材を揃えていく、応急的な飼育手順をご紹介します。
1.バケツや大きな容器に水を入れる
家に帰ったらバケツやボウルなど、金魚が入れられる大きな器を用意し、カルキを抜いた水道水を注ぎます。
水道水に含まれるカルキは金魚に悪影響があるため、必ず抜いた水を用意しましょう。
カルキを抜く方法はいくつかありますが、今回は縁日から帰宅した後に作業することを考慮して、
- カルキ抜き剤を使う
- 沸騰させる
- ビタミンCを添加する
の3つの方法をご紹介します。
カルキ抜き剤を使う
カルキ抜き剤を使えば、一番早く確実にカルキを抜くことができます。
最近では夜遅くまで営業している100円ショップや大型のスーパー、ドラッグストア、ホームセンターなどでも販売されていることがありますので、帰り道に確認してみてください。
100円ショップやホームセンターにはカルキ抜き以外にも飼育容器や底砂、餌など金魚飼育に活用できるアイテムが揃っていますので、一度覗いてみるのがおすすめです。
沸騰させる
水道水を15~20分ほど、蓋をせずに沸騰させてカルキを抜く方法です。
ただ、カルキを抜いた後に25℃前後まで冷やさなければ金魚を入れられないため、お湯を冷ますのに時間がかかります。
家族がいるようならば、帰宅前にお湯を沸かしてもらうよう頼んでおくとスムーズです。
また、沸かしたお湯は酸素が少なくなるため、注ぐ前にビニール袋などに入れて良く振って酸素をふくませるようにすると、酸欠を防げます。
ビタミンCを添加する
カルキはビタミンCで中和することができます。
分量の目安は1Lに2~3滴程度、レモンを絞っても良いですし市販のレモン汁でも構いません。
また、ビタミンC入りの飴でも代用でき、こちらはバケツ1杯(4L程度)の水に飴を入れて数回かき混ぜてから飴を取り出せば完了です。
ただし、レモン汁にも飴にもビタミンC以外の成分が含まれており、入れ過ぎると金魚に影響が出る可能性があるため、分量にはくれぐれも注意してください。
2.水合わせをする
容器に水を汲んだら、金魚を移し替えるのですがここでいきなり新しい水に金魚を放り込んでしまうと、水温差や水質の変化についていけずに体調を崩してしまいます。
そこで、新しい水に慣らす水合わせを行いましょう。
本来は時間をかけてやるのですが、金魚すくいの金魚はできるだけ早く広い容器に移したほうが良いため、簡易的で構いません。
水合わせの方法は以下の通りです。
■水合わせのやり方
- 金魚の入った袋を新しい水に浮かせておく(5~10分)
- 袋の中に古い水と同量の新しい水を注ぎ、時間を置く(10~15分)
- 袋の中の水を半分捨てて同量の新しい水を注ぎ、再び時間を置く(10~15分)
- 金魚だけをすくい出して新しい容器に移す
金魚を新しい容器に移す際は、袋の中の水が入らないよう細心の注意を払ってください。
古い水から汚れや病気の原因となる細菌が混入するのを防ぐためです。
3.飼育機材を揃える
仮の飼育容器で飼育できる期間はせいぜい数日程度ですが、この期間は金魚の休息期間でもあるためそっとしておくのが賢明です。
その間に飼育機材を揃えましょう。
まず優先して揃えたいのが、
- エアレーション(ぶくぶく)
- カルキ抜き剤
- エサ
の3点です。
エアレーションは水中に酸素を送る機材で、これを設置しておけば、とりあえずバケツでも飼育を続けることができます。
4.餌やりを始めるタイミング
金魚は大食漢ですが、食べるのにも消化するのにも体力を使うため、金魚すくいから連れ帰ったばかりの金魚に餌を与えるのは避けたほうが良いです。
餌やりを始めるのは飼育を始めてから3日後に、問題がなければ少量から与えてください。
与える餌は金魚用の人工飼料がメインです。体が小さい金魚には小粒タイプを与えましょう。
食欲を見ながら徐々に量を増やしていき、最終的には1日1~2回、2~3分程度で食べきれる量が餌の目安です。
5.水換えをする
餌を食べだすとフンや餌の成分で水が汚れるようになります。餌やりを始めたタイミングで、水換えも開始しましょう。
最初の2週間は2~3日程度に一度、水質が安定してきたら1~2週間に一度の頻度で、全体の1/3程度の量を目安に水を換えます。
6.飼育するのに便利な機材
餌やり、水換えを開始したらそのまま2週間程度様子を見てください。
飼育開始から2週間程度が一つの山で、ここを超えると金魚飼育が軌道に乗り始めます。
今後長く飼育していくことを想定して、より良い環境を作っていくために、
- 水槽
- ろ過フィルター
- 底砂や水草などのレイアウト素材
など、その他の飼育機材も少しずつ揃えていくと良いでしょう。
水槽
水槽は金魚の成長後の大きさや匹数に合わせて大きさを決めます。
例えば和金1匹ならば水量20L程度の水槽を用意しておけば、成長後もそのまま飼育することが可能です。
ろ過フィルター
ろ過フィルターは、水をろ過して綺麗にする手助けをしてくれる機材です。
金魚は大食漢で水を汚しやすい魚のため、設置しておくと管理が楽になります。
ろ過フィルターは水槽の形や大きさに合わせて選定します。金魚鉢などの特殊な形の容器だと設置できないろ過フィルターもあるため、購入前によく確認してください。
金魚にはエアレーション効果が高い、投げ込み式フィルターや上部フィルターがおすすめです。
底砂や水草などのレイアウト素材
レイアウト素材は入れると鑑賞性が上がりますので、お好みで揃えていくのがおすすめです。
ただ、無くても飼育できますし、入れる事でのデメリットもあるため、ご自分の飼育スタイルに合わせて選定してみてください。
金魚すくいの金魚を長生きさせるコツ
金魚すくいの金魚は、かなりのストレスを抱えた状態から飼育をスタートすることになります。
連れ帰ったらまずは数日、落ち着いた環境で様子をよく観察してください。元々病気を持っているのであれば遅くとも1週間前後で症状が現れます。
飼育を始めて2週間は気を抜かずに様子を見守りましょう。
その後は、定期的な水換えや餌やりを欠かさずに大切に育てていくと、金魚すくいの金魚も長く生きさせやすくなります。
金魚すくいの金魚を水槽に追加する際の注意点
「もとから金魚を飼育しているから、同じ水槽で飼育しよう!」と金魚を投入したところ、病気になってしまうことがあります。
元から飼育していて元気だった金魚が弱ってしまった…というお話も聞きますが、これには複数の原因が考えられます。
- 金魚の飼育数が増えたことで、水質悪化した
- 金魚すくいの水を入れてしまった
- 環境の急変で病気になった
- 金魚が持っているお互いの細菌が合わなかった など
金魚すくいの金魚は、前述の通りに疲労状態なことがほとんどです。
また、人間を含む生き物は、必ず菌を持っています。金魚も飼育環境や産地などによって持っている菌が異なるため、お互いに悪影響を与えることがあります。
疲労して免疫力が低下している状態では、影響を受けやすくなり、環境の変化で病気を発症→もとから飼育している金魚に感染 ということも起こり得るわけです。
トリートメントとは、金魚の体力を回復させたり、病気を持っていないかを確認・感染している菌を殺菌したりする期間のことです。
詳しい方法はこちらのコラムをご参照ください。
まとめ:金魚すくいのコツをプロが解説!すくい方、飼い方、なぜ金魚はすぐ死ぬ?
今回は、金魚すくいで上手に掬うコツと家に連れ帰った後の飼育方法について解説しました。
金魚すくいは普段アクアリウムに興味がない方でも金魚に出会える、素敵な機会です。
コツを掴めば初心者でもすくうことができますので、ぜひこの記事を参考に金魚すくいに挑戦してみてください。
上手くすくうことが出来たら、金魚ライフがスタートします。
慎重に様子を観察しながらお世話を始めましょう。2週間を超えれば長く生存する確率がかなり上がります。
長生きさせてあげられるよう、最後まで大切に飼育してあげてください。
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