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気温が氷点下に近づくと、特定の生物たちは「冬眠」状態に陥ります。
自然界の摂理とも言える冬眠ですが、それはメダカにも起きる現象です。
水温が10度以下になると、メダカは冬眠状態になります。
「メダカの冬眠」について、お話したいと思います。
目次
メダカの冬越しについてを動画で解説!
この記事の内容は動画でもご覧いただけます。
メダカの冬越し法と注意点を音声付きでご紹介します。
東京アクアガーデンではYouTubeチャンネル『トロピカチャンネル』を公開しています。
メダカの飼育方法から季節ごとのポイントまでを動画でわかりやすく解説しています。
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メダカが冬眠する温度とは?
メダカの活性は水温15℃以下で落ちてくる
メダカは「水田の魚」とも呼ばれている程、日本の風土とともに存在してきた魚です。
水温が15℃以下になるとメダカの活性が減退していきます。活動限界は0℃付近の水温で、そのくらいの水温になるとうごかずに『冬眠状態』になります。
おおよそ、水温が10~5℃位でメダカは本格的な冬眠に入ります。
季節としては、外飼いのメダカの場合では、地域にもよりますが、12月~2月頃が、メダカの冬眠時期とされています。
冬眠するとメダカはどうなるの?
冬眠中のメダカは、水温が10℃以下になってくると、水槽の底でじっと動かなくなり、餌食いも悪くなります。特に外飼いのメダカにこの傾向が顕著です。
水面のみが凍結するくらいの状態であれば、メダカが越冬することが可能です。
ここで、飼育水がすべて凍ってしまうと、メダカはそのまま死んでしまいますので注意が必要です。
メダカを冬眠させる際のコツ3つ
室内では水温が5度付近まで落ちることはないので、飼育しているメダカは基本的に冬眠しません。
主に、外でメダカを冬眠させる際のコツ、3つをご紹介いたします。
冬眠のコツ1:水の蒸発に注意する
屋外飼育の場合は、水槽や睡蓮鉢の水が蒸発して少なくなると、水槽内の水がすべて凍結して、メダカが全滅しやすくなります。
そのため、冬場は水量に気を配り、なるべく飼育容器が水で満たされている状態を維持しましょう。
容器の水量が少なくなった場合は、メダカ水槽に水を追加する作業が必要です。
冬眠のコツ2:水温差に注意する
メダカが冬眠状態になったら急激な加温は避けましょう。
冬眠中のメダカが心配で、今まで入れていなかったのに水槽用ヒーターを追加したり、急に温かい室内に飼育容器を移すなどすると、水温に変化が生じ、冬眠中のメダカに負担が掛かります。
■発泡スチロールなど断熱材を活用しよう
上の項で述べたように、温度変化の少ない環境で冬眠させた方が安全です。
発泡スチロール容器を使用したり、飼育容器を囲んでやるのもおすすめです。
睡蓮鉢などを軒下に移動させるなど、特に雪の多い地方では、雪が水槽に入らないように工夫することも大切です。
発泡スチロール容器は、外でメダカを冬眠させる際にも、温度変化を防げるので、手軽に凍結対策が行えます。
メダカを外で冬眠させる時の、おススメな水槽素材とは?
屋外飼育でメダカを冬眠させる際は、ガラス製の水槽など水の凍結時に割れてしまう素材の使用は避けましょう。
- 発砲スチロール
- プラ船
- 陶器
睡蓮鉢などの凍結の影響を受けないものや、温度変化に強い素材のものを選んでください。
コツ3:体長の大きなメダカを冬眠させる
痩せている人より体格の良い人の方が寒さに強いのと同じく、メダカも冬眠前に栄養を蓄え、太った状態で越冬させるます。
メダカも、冬眠から越冬という期間を超えるためには、体の大きな個体の方が生存率が高く「小さい個体」や「メダカの稚魚」は、越冬には向かないです。
屋内飼育の場合でしたら、水槽用ヒーターを使うことも可能ですので、冬眠させないメダカは室内へ移動させるのが良いでしょう。
その他、メダカを冬眠させる際の注意点など
最初は沢山いたメダカが、冬眠の際に、一匹減り、二匹減りということはよくあることです。
冬眠時は動けない状態ですので、波板を被せるなど十分に保護してやりましょう。
メダカ冬眠時の水換えはNG
メダカが冬眠中の時期は、水換えなどの温度変化が起こりやすいお世話はNGとなります。
冷たい水槽の水に、水道水などの温かい水が入りこむと、メダカは冬眠から覚め易くなります。
やむをえず、冬眠中のメダカ水槽の水替えをする際は、ゆっくりと、水流を作らないように、水温と差が少ない水を少しずつ加えてあげてください。
まとめ:メダカの冬眠について知りたい!冬眠に入る水温と凍結させない対策とは
里山や小川で生息するメダカは、冬眠時以外にも自然淘汰を繰り返し、たくましく生き残っていきます。
自然界のメダカの寿命は、約一年と少しと言われていますが、飼育のメダカの場合は、4年以上生きる場合もあります。
自宅でメダカを飼育する際には、なるべく長い付き合いになれるよう、冬眠時も少しだけ気を配ると、越冬後も、多くのメダカと過ごすことが出来ます。
もうすでに冬眠に入ったメダカをお飼いの方もいらっしゃるかと思いますが、メダカの活動が減退する水温(15℃以下)になってきたら、凍結対策などを行っていきましょう。
メダカと飼い主さんとの、長いお付き合いを応援しております。
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このコラムへのコメントやお悩み相談に届いた質問の回答
神奈川県茅ヶ崎市在住です、マンションのベランダで外飼いのメダカです。寒さ対策の為に日当たりの悪い側の水槽は夕方に蓋をしていますが、日に当てなくても大丈夫ですか?今朝の水温は7℃位でした。
実際に拝見していないため、正確な回答ではないことをご了承ください。
暖かい日は、日光を当ててあげると良いです。
蓋は全面しめるのではなく1/3~1/2程度空けるようにします。
こちらのコラムもご参照ください。
・メダカの冬対策と冬眠・無加温のメリット!越冬させるためポイント
https://t-aquagarden.com/column/medaka_winter
よろしくお願いいたします。