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卵胎生メダカとは!グッピー、プラティなどの繁殖しやすい魚種と注意点

熱帯魚を飼育していると、「稚魚を育ててみたいなぁ」と考えることがあります。
しかし、卵から産まれたばかりの稚魚は体が丈夫ではなく、餌に困ったり、食べられてしまったりと成魚のように育てるのは難しいです。

ところが、熱帯魚のなかには誰でも繁殖させやすい生体がいます。それが『卵胎生メダカ』です。

卵ではなく稚魚を産むため、卵から稚魚を育てていくよりも育成に成功しやすく簡単に繁殖できます。

今回は卵胎生メダカについて、特徴や人気種をご紹介します。

※このコラムはアクアリウム情報サイト・トロピカの記事に、最新の情報を加えて再構成したものです。

プロアクアリストたちの意見をもとに卵胎生メダカを解説

このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。

卵胎生メダカのほとんどは水質変化などに強いため、初心者から飼育しやすく、入門種としておすすめされることが多い魚種たちです。
しかし、上部すぎて予期せぬ繁殖を繰り返してしまうことがあります。

このコラムでは、繁殖しやすい卵胎生メダカと、繁殖の注意点を解説します。

熱帯魚の飼い方はこちらのページでも詳しく解説しています。
熱帯魚の飼い方

卵胎生メダカとは

まずは、「卵胎生」とはどんな生態をあらわすのかをご紹介します。

稚魚を産む熱帯魚

卵胎生メダカとは、産卵ではなく、胎内で卵を孵化させてから稚魚の状態で胎外へ産み出す、熱帯原産のメダカのことです。
主にグッピーなどのことを指します。

魚のほとんどは卵で子孫を殖やしますが、一部の魚はおなかの中で卵を孵化させ、少し生育させてから出産するのです。

グッピーが知らない間に稚魚を産んでいるなど、繁殖を意識していなくても増えてしまうことがあるほど、卵胎生の熱帯魚は繁殖しやすいのが特徴です。

初心者でも繁殖に挑戦しやすい!


基本的に、卵胎生の熱帯魚は丈夫な種類が多いです。

卵の状態では他の魚に食べられてしまったり、水カビが生えてしまったりと、孵化させるのにも苦労します。
無事に卵がかえったとしても小さい稚魚を育てていくのは大変で、餌にも苦労するほどです。

一方、卵胎生の場合は、産まれてきた稚魚はそこそこのサイズになっていることが多いので、泳ぎがある程度しっかりしていて自分で物陰に隠れて身を守ることもできます。
卵からかえったばかりの稚魚に比べれば、体も丈夫です。

卵を孵化させて稚魚を育成するよりも、稚魚の生存率が高く育てやすいため、初めて繁殖にチャレンジする方でも成功しやすいです。

ただし、想定外に増えてしまうことが多い点にはご注意ください

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繁殖させやすい卵胎生メダカ4選+1

こちらでは、卵胎生メダカを4種類と番外編1種類をご紹介します。

  • グッピー
  • プラティ
  • ソードテール
  • モーリー
  • 番外編:ハイランドカープ

小型で可愛らしい魚種が多いため、鑑賞性も抜群です。

グッピー

(熱帯魚)ブルーグラスグッピー(国産グッピー)(1ペア) 北海道・九州航空便要保温

グッピーは卵胎生メダカのなかでも、ポピュラーな熱帯魚です。

性格は温和で体も丈夫と、初心者の方でも容易に飼育でき、流通量が多く、手に入れやすいメリットもあります。
カラーやヒレの形が様々なのでお気に入りの種類を見つけるのも楽しいものです。

繁殖しやすいため、オスメスを一緒の水槽に入れておくだけで、ほぼ確実に繁殖します。
一度の交尾で複数回出産するので、一組のペアでも気づいたら大所帯になっていることがあるほどです。

とはいえ、グッピーにも相性があるので、確実に繁殖させたいならば、オス1:メス2の割合で入れると確率が上がります。
殖えすぎて問題になることがあるため、必ず最後まで飼いきれるかを検討して繁殖させましょう。

グッピーの育て方、繁殖の注意点などについてはこちらのコラムをご覧ください。

プラティ

(熱帯魚)ホワイト・ミッキーマウスプラティ(4匹) 北海道・九州航空便要保温

プラティは、グッピーよりもやや大きめで体長4~5cmほどに成長する、丈夫で育てやすい熱帯魚です。

尾の部分にネズミのようなマークのついている種類が人気で「ミッキーマウスプラティ」と名付けられて流通しています。

繁殖も簡単で、環境が良ければ稚魚がすぐに生まれます。
餌を多めに与えると繁殖が促されますので、あまり殖やしたくない場合は、餌は控えめにするのが良いです。

プラティの育て方、繁殖の注意点などについては以下のリンクをご覧ください。


ソードテール

【熱帯魚・卵胎生メダカ】 ミックスソードテール ■サイズ:SMサイズ (10匹)

上でご紹介したグッピーやプラティは可愛らしい魚ですが、ソードテールは「かっこいい」と表現できる魚です。
ほっそりとした体形にスッと伸びた長い尾が印象に残ります。

見た目だけでなく習性にも大きな特徴があり、それが『性転換をする魚』だということです。
とはいえ、飼育していて必ず性転換が起こるというわけではなく、例えば「飼育しているソードテールがメスばかりだったときに一番大きなメスがオスに変わる」というように、条件が重なると性転換をすることがあります。

オスメスペアで飼育していたわけではないのに、いつの間にかメスがオスに変わり繁殖する可能性があるということです。

また、ソードテールの稚魚は他の卵胎生の熱帯魚に比べて稚魚が大きく、産まれてからの育成がしやすいです。
ただし、ソードテール自身の肉食傾向がやや強いので、産まれた稚魚と親魚が同じ水槽にいると食べられてしまう可能性があります。
隔離水槽などを上手に利用して、稚魚が食べられないよう工夫すると良いです。

性転換する観賞魚についてはこちらの記事をご覧ください。

モーリー

(熱帯魚)シルバー・モーリー(4匹) 北海道・九州航空便要保温

モーリーも卵胎生メダカの仲間です。

上でご紹介したプラティと見た目が似ていますが、モーリーの方が体つきががっしりしており、6~8cmにまで成長するため存在感があります。

ダルメシアンやバルーンなど、コミカルなイメージの品種が多いことでも知られています。『ブラックモーリー』はコケや油膜を食べてくれるクリーナーフィッシュとしても有名です。

ペアで水槽に入れておくと、環境が良ければ稚魚が産まれてきます。

元気な成魚であれば一年で数回出産し続けることもありますので、増え過ぎには注意しましょう。

モーリーの育て方、繁殖の注意点などについては下記のコラムをご覧ください。


番外編:ハイランドカープ

最後に番外編としてご紹介するのが、真胎生メダカのハイランドカープです。

卵をお腹の中で育ててかえし稚魚を産むのが卵胎生ですが、真胎生はお腹の中で母親と稚魚がへその緒のような器官でつながれており、稚魚はこの器官を通して母親から栄養をもらい成長します
まるで人間と同じような仕組みです。

真胎生メダカの稚魚は、卵胎生のものよりもさらに大きくがっちりと育った状態で生まれてきます。
一度に生まれてくる稚魚の数は卵胎生のものより少ないですが、育成はしやすいです。

卵胎生メダカを飼育する際の注意点

上記の通りに大変繁殖しやすい魚種ですので、飼育しやすいですが注意点があります。

  • 繁殖用の水槽を用意する
  • 殖やしすぎに注意する
  • 殖やしたくない場合は餌の量に注意

これらについて解説します。

繁殖水槽を用意しよう!

スドー 外掛式産卵飼育ボックス サテライト 1.2L用

繁殖~稚魚の育成を確実に行うためには、繁殖水槽を用意しておくと良いでしょう。

卵であれば、卵だけを繁殖水槽に移動すればよいのですが、卵胎生の熱帯魚はいきなり稚魚を産むのでそうはいきません。
稚魚は動き回るので、飼育水槽内で出産されてしまうと、別の容器に移すのが難しくなってしまいます。

卵胎生の熱帯魚の繁殖を行うならば、事前に隔離用のサテライトや水槽を用意しておき、メスに妊娠の兆候が見られたら移すのがおすすめです。
隔離した先で出産してもらえば、あとは親魚を飼育水槽に戻すだけで稚魚の隔離が完了するので安心して繁殖できます。

成魚と稚魚を一緒にしておくと食べられてしまうこともあります。そういった悲しい事故を防ぐためにも、隔離用の繁殖水槽を準備しておきましょう。

隔離水槽についてはこちらのコラムをご覧ください。

殖やしすぎに注意!

卵胎生の熱帯魚は条件が合うとどんどん出産します。
そして、出産回数が増えるごとに、生まれてくる稚魚の数も増えるという特徴があります。
最初は5匹程度でも、次第に10~20匹以上1度に出産するようになる点には注意が必要です。

万が一飼育しきれないほどに殖えてしまっても池や川に放流することは厳禁です。
日本の生態系を壊してしまいかねません。最後まで責任をもって飼育しましょう。

殖やしすぎた場合の対処法については以下のコラムをご覧ください。

殖やしたくない場合は餌の量に注意

産卵や繁殖は熱帯魚にとって、大変に体力を消耗することです。
そのため、どんどん繁殖する個体はたくさんの栄養を蓄えていると言えます。

普通のメダカも同じで、繁殖を促す場合には餌をこまめに与えて、丸々と太らせることがセオリーです。
つまり、ほどほどの体型ならば、急激に繁殖することはない、と言えます。

餌は控えめに与えましょう。

まとめ:卵胎生メダカとは!グッピー、プラティなどの繁殖しやすい魚種と注意点

卵胎生の熱帯魚についてご紹介しました。

繁殖はとても感動しますので、ぜひ一度チャレンジしていただきたいですが、飼いきれることを条件として繁殖は行いましょう

卵胎生の熱帯魚は一度の交尾で、複数回出産することもあるので、繁殖させやすい反面、放っておくと際限なくどんどん数が増えていってしまう事があります。
繁殖は計画的に行い、殖やし過ぎにはご注意ください。

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執筆者 アクアガーデン

アクアガーデンのスタッフが水槽レンタル・リース、メンテナンス、引っ越しサービスなど様々なサービスを通して得たアクアリウムの経験や知識をコラムで発信しています。

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