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メダカ・熱帯魚のオス・メスの見分け方!ヒレの形や特徴の違いを解説!

メダカや熱帯魚を飼育する際は、オスとメスを見分けて管理することが重要です

繁殖させたい場合には必ずオスメスをそろえる必要がありますし、飼育スペースを考え過剰に増やしたくないのであれば同性のみで飼育する方法が得策です。

また、魚種によっては複数のオスを同じ水槽で飼育するとケンカしてしまうこともあるため、争いを避けるためにオス・メスを分けることがあります。

つまり、メダカや熱帯魚を安全に飼育するためには、魚の性差を理解し、オスメスの区別がつくようになっている必要があるのです。最初は難しく感じるかもしれませんが、特徴を覚えていれば案外簡単に見分けられるようになります。

今回は、ヒレの形や体型などオスメスを区別するポイントをふまえて、メダカや人気の熱帯魚のオス・メスの見分け方について解説します

※このコラムはアクアリウム情報サイト・トロピカの記事に、最新の情報を加えて再構成したものです。
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プロアクアリストによるメダカや熱帯魚のオス・メスの見分け方の解説


このコラムは、東京アクアガーデンに在籍するアクアリストたちの経験・意見をもとに作成しています。

東京アクアガーデンは15年以上アクアリウム業界に携わっており、メダカや熱帯魚などの飼育・管理方法を日々研究しています。

魚は性別の違いで性質が異なることもあるため、オスメスを区別して飼育することや混泳の成功率を上げることが大切です。

実務経験をもとに、メダカや熱帯魚のオスとメスの見分け方を解説していきますので、ぜひご覧ください。

オス・メスを見分けるのが大切な理由


魚を飼育するうえでは、オスとメスを見分けることはとても大切です。

魚は他のペットと比べて繁殖しやすい生き物ですので、オスメスを判別せずに飼育するとあっという間に増えてしまうことも珍しくありません。
初心者の方におすすめされることが多い、

  • メダカ
  • グッピー
  • プラティ

といった種類も簡単に繁殖するため、「気が付いたら飼育できるキャパシティを超えていた」ということも多いです。

増えすぎてしまうと飼育スペースで部屋を圧迫してしまったり、飼育容器に見合わない数を飼育する過密飼育になったりなど問題につながります。

魚の飼育は必ず最後まで世話をすることが鉄則ですので、必要に応じてオスとメスを分けて『増えすぎない設計』にする必要があります。

増やさない場合は単独飼育、もしくは魚種の性質を調べたうえで同性のみの飼育がおすすめです。飼育スペースに余裕があり繁殖を目指す場合は、メスを多め(オス1:メス3など)にすると良いでしょう。

混泳の成功率にも関係する

ベタやカクレクマノミのように、魚種によってはオス同士では死ぬまでケンカをする例もあります。オスとメスの比率を誤るとトラブルを起こしやすくなりますので、混泳の面でもオスメスを判別して飼育することが大切です。

オス同士ではケンカしてしまう場合は、オスのみの単独飼育やメスと一緒に飼うことをおすすめします。

注意点としては、オスとメスでも相性によっては攻撃してしまうことがあります。魚ごとに性格がありますので、危険な場合はすぐに隔離しましょう。

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メダカのオス・メスの見分け方

紅帝〈2ペア販売〉/めだか処 利久庵/生体 成魚(産卵サイズのメダカ)

まずは、メダカのオス・メスの見分け方を解説します。

メダカのオスメスは、ヒレの形と体型の特徴から区別できます

ヒレの形が違う!

メダカのオスとメスでは、ヒレの形が異なります

具体的な違いは、次のとおりです。

■オス

  • 背ビレと尻ビレが角ばっていて平行四辺形のような形
  • ヒレの先端がギザギザしている

■メス

  • 背ビレと尻ビレの角が丸い
  • 尻ビレがオスより少し小さい

全体的に角ばっているヒレがオス、丸みのあるヒレがメスと覚えると比較的簡単に見分けられるようになります。

体型とサイズにも微妙な差がある

メダカのオスとメスでは、体型やサイズにも違いがあります
ヒレだけでは区別しにくい場合に合わせて確認してみてください。

■オス

  • 背ビレにそった体のラインに高さがある
  • 全体的にがっしりした印象

■メス

  • 体のラインが柔らかい
  • 腹部が少し膨らむ

メダカは小さな魚なので、ボトルアクアリウムなどの小さな容器で飼育することがあります。このような場合は特にオスメスの区別をしっかりつけて、増え過ぎないよう注意しながら飼育しましょう

メダカの飼育や繁殖については、以下の記事をご覧ください。

代表的な熱帯魚のオスメスの見分け方


ここからは、熱帯魚のオスとメスの見分け方を解説します。

熱帯魚のなかでも代表的な5種類、

  • グッピー
  • コリドラス
  • プラティ
  • グラミー
  • プレコ

こちらの魚種についてご紹介していきますので、飼育や繁殖させたい場合に参考にしてみてください。

グッピー

(熱帯魚)ブルーグラスグッピー(国産グッピー)(3ペア) 北海道・九州航空便要保温

グッピーのオスはとても華やかですので、簡単に見分けることができます。

グッピーはとても繁殖しやすい熱帯魚ですので、適度な繁殖に挑戦したり、飼育数を管理したりするにもオスとメスの区別をつけておくことが大切です。

オスメスの特徴は、次のとおりです。

■オス

  • 美しく大きな尾ビレ
  • 尻ビレはすぼんだ棒状の形で生殖器官(ゴノポディウム)になっている

■メス

  • 尾ビレが丸く小さめ
  • 尻ビレがやや大きい
  • 腹部が少し膨らむ
  • 体色が地味

グッピーの繁殖に興味がある方は、以下のリンクを参考にしてみてください。

繁殖後の稚魚の飼育方法は、こちらの記事をご覧ください。

コリドラス

(熱帯魚)コリドラス・パンダ(3匹) 北海道・九州航空便要保温

水槽の掃除役として人気のコリドラスは、ヒレの形でオスメスを判別します。

■オス

  • 腹ビレが細い、もしくは鋭角な形

■メス

  • 腹ビレが丸く大きなうちわ状の形

メスは卵を保護する必要があるため、腹ビレが大きくなっています

コリドラスの繁殖のしやすさは種類で差がありますが、青コリ(パレアタス)やパンダなどは繁殖しやすいおすすめの種類です。一方で、ロングノーズなどは繁殖が難しいため、飼育に慣れてきてから繁殖に挑戦する方が良いでしょう。

プラティ

(熱帯魚)ゴールデン・ミッキーマウスプラティ(4匹) 北海道・九州航空便要保温

色鮮やかな体色が人気のプラティは、以下の特徴をもとにオスメスを見分けます。

■オス

  • グッピーと同じく尻ビレが棒状の生殖器官になっている

■メス

  • ヒラッとした尻ビレがある
  • 模様が控えめでやや地味

プラティは卵胎生(卵ではなく稚魚を産む)で繁殖力が強く、一度にたくさんの稚魚が産まれます。繁殖させたい場合は、増えても飼いきれるかどうか検討してから挑戦するようにしましょう。

最初は小さいため大きな水槽でなくても問題ありませんが、成長すれば親と同じ大きさになることを念頭に置いて飼育することが大切です。

グラミー

(熱帯魚)ネオンドワーフグラミー (約4cm)(1ペア)[生体]

『アンテナ』と呼ばれる長い腹ビレを持つグラミーは、背ビレと体色でオスメスを判別します。

■オス

  • 背ビレの後方部分がとがって伸びる
  • 体色が鮮やか
  • 繁殖期には婚姻色で頭から腹が黒く染まる

■メス

  • 背ビレは短く丸みがある
  • 体色はややグレーでオスより地味な印象

幼魚のうちは特徴がはっきりしませんが、飼い込むにつれてオス・メスが区別しやすくなります。

グラミーの飼育や繁殖に興味をお持ちの方は、以下のリンクをご参照ください。

プレコ

(熱帯魚)ミニブッシープレコ(2匹) 北海道・九州航空便要保温

コケを食べてくれるお掃除生体として人気のプレコは、腹ビレがオス・メスを見分けるポイントになります。

■オス

  • 腹ビレのトゲである棘条(きょくじょう)が細かい
  • 腹ビレにあまり広がりがない
  • 種類によっては尾のあたりにも細かいトゲが現れる

■メス

  • 棘条の間隔が広い
  • 腹ビレに広がりがある
  • 体全体にあまりトゲが見られない

繁殖しやすい魚ではありませんが、プレコの繁殖に熱心に取り組むアクアリストもいます。10cm程度から50cmほどまで、たくさんの種類がいますので好みのプレコを飼育する楽しみもあります。

プレコの飼育と繁殖については、以下の記事をご覧ください。

魚はオス・メスの判別が難しい!


魚は、オスメスの判別が難しい生き物とされています。
とくに小型魚や品種改良された金魚などのオスメスを見分けることは、簡単ではありません。とはいえ繁殖を視野に入れて飼育するのであれば、オスとメスを必ず把握する必要があります。

自分で判断することが難しい場合は、購入時にショップのスタッフへ確認しましょう。通販では、ペア販売などを利用するのもおすすめです。ベタのような混泳が難しい魚種は、オスメスの表記があります。

ただし、ペアで購入しても相性や環境によっては繁殖しないこともあります。日々観察して、相性が良くなければペアを変えたり、魚に合った環境にしたりして繁殖をうながすことも重要です。

まとめ:メダカ・熱帯魚のオス・メスの見分け方!ヒレの形や特徴の違いを解説!


今回は、メダカや人気の熱帯魚のオス・メスの見分け方について解説しました。

魚のオスメスの特徴はヒレや体型に現れることが多いですが魚種によって変わるため、飼育している個体をよく観察するようにしましょう。

オスメスの判別は繁殖には欠かせないだけでなく、過剰繁殖の対策にもなります。また、オスとメスで性格が異なることもあるため、混泳の成功率にも関係します。

繁殖や混泳を上手にコントロールしやすくなりますので、オスとメスを見分けて飼育するようしてみてください。

熱帯魚や観賞魚のオス・メスについて良くある質問

魚のオス・メスを見分けるのが大切な理由とは?

熱帯魚や観賞魚のオス・メスは、繁殖を考えるうえでは必ず見分けて管理します。
また、グッピープラティなどの繁殖しやすい魚種の場合は特に、想定外に繁殖してしまうのを防ぐためにも、オス・メスの把握は大切です。
オスのほうが攻撃的な傾向があるため、混泳の計画を考えるうえでも重要です。

メダカを繁殖させるのにオス・メスは何匹必要ですか?

基本的にはオス1:メス3の割合で飼育すると、相性を合わせやすく繁殖の成功率が上がります。
これは他の魚種やエビなどの生き物にも当てはまることで、繁殖を狙う場合はメスを多めに飼育します。
特にベタなど攻撃性の強い魚は、相性が悪いと攻撃を行うためお見合いは必ず行いましょう。

オスのほうが体色が派手なのはなぜですか?

オスは子孫を多く残すため、健康で強い遺伝子を持っているとアピールし、メスに選んでもらう必要があります。
派手な外見は捕食者に見つかりやすいですが、それでも生き残る強さを持っている個体、とも言えます。
タナゴなどが繁殖期になると婚姻色に変化するのはそうした意味もあります。

ペアにしたのに繁殖しません

ペアで飼育しても、必ず繁殖をするわけではありません。
相性が合わなかったことと、親魚が卵や稚魚を食べてしまっている可能性もあります。
相性の問題は、メスを新しく追加することで解決しやすいです。卵や稚魚は、子育てをする魚種以外は、発見したらすぐに別の飼育水槽へ移して育成しましょう。

 

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アクアリウム歴20年以上。飼育しているアーモンドスネークヘッドは10年来の相棒です。魚類の生息環境調査をしておりまして、仕事で魚類調査、プライべートでアクアリウム&生き物探しと生き物中心の毎日を送っています。

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