アヌビアスナナ ゴールデンのページ

アヌビアスナナ ゴールデン

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水草図鑑 アヌビアスナナ ゴールデン

アヌビアスナナ ゴールデンは、水草入門種で有名なアヌビアス・ナナの改良品種です。サトイモ科に属する水草で、アヌビアスナナ ゴールデンは明るい黄緑色をしています。

アヌビアスナナ ゴールデンは株自体が小柄な上に光量・CO2の要求量も少なく、流木などに活着できるという利点もあり、水槽レイアウトのあらゆるシーンに使えます。そのため、アヌビアス・ナナ同様に育てやすく、初心者からベテランまで幅広く支持される人気種です。

水辺などに自生する水上種ですが水中でも栽培でき、花茎を伸ばしてきれいな純白の花を開花させてくれることもあるのです。

『アヌビアスナナ ゴールデン』の特徴やメリット、向いているレイアウトについて、スタッフのコメントを交えつつご紹介します!

アヌビアスナナ ゴールデンの基本情報

水草図鑑 アヌビアスナナ ゴールデン メインイメージ

水質pH6.0~7.5までの中性~弱酸性が最適です。
水温は20~26度を保ち、30度以上の高水温は避けましょう。極端な高・低水温には弱いです。
サイズ葉は長さが約4~8cm、幅は3~4cm程になります。
ロゼット型・黄緑色の丸めの葉を持つアヌビアス・ナナの改良品種で、アヌビアスナナ ゴールデンの方が一回り小さいサイズです。
底床材中性~弱酸性の水質が得意なので、大磯砂・ソイルなどがおすすめです。流木などに活着させて栽培できます。
Co2野生種は陰性種・水上種に近いのでCO2を添加しなくても十分育ちます。照明は水草育成用ライトがおすすめですが、一般のライトでも問題が出にくいです。
混泳生体混泳魚のサイズは小型~中型種がおすすめです。
葉が硬いのでスネールなどの食害にも強く、ヌマエビなど甲殻類との共生もできます。
特徴

『アヌビアスナナ ゴールデン』は、丈夫で初心者向きの水草として有名な『アヌビアス・ナナ』の改良品種のひとつです。原種と比べると若干か弱い面もありますが、基本的には頑健で栽培が容易です。

鮮やかな黄緑色の葉色が特徴的で、サトイモ科に属する植物らしく葉は大きめで丸みがあり、ロゼット・ハート状に育ちます。
アヌビアス・ナナの新芽の色を維持して育つ品種で、水槽内では1株でも十分な存在感があり、底砂に植えるスペースがなくても流木や岩に活着できる便利な水草です。
草丈は原種とほとんど変わらず約10cm、横幅も10cmほどで成長が止まるので、小型水槽でもレイアウトとして活用されます。
アヌビアスの仲間には更に小型化した『アヌビアス・ナナ ゴールデン ミニ』や、40~50cmまで育つ巨大種『アヌビアス・バルテリー』、また斑入りの品種などがあります。

熱帯地方であるアフリカ原産の水草で、最大の特徴はその頑丈さです。硬い葉を持ち20度前半の低水温にも耐え、強い耐陰性を持つので強力な光やCO2の添加がほぼ必要ありません。金魚やメダカなど熱帯魚以外の水槽のレイアウトにも使われることがあり、使い勝手が良い水草と言えるでしょう。

アヌビアス ゴールデンは、ゆっくり成長する水草なのでトリミングの手間が省けますが、葉に糸状藻・黒ゴケが生えやすいというデメリットがあることも覚えておいてください。
コケの除去には、ヤマトヌマエビミナミヌマエビ、黒ゴケを食べてくれるモーリー、葉上のコケを食べてくれるゴールデンアルジーイーターを導入すると、手間をかけずにきれいにしてもらえます。葉が硬いため食害に合いにくい水草ですが、スネールなどの貝類を見かけたらピンセットでのマメな駆除を心掛けましょう。

アルカリ性以外のさまざまな底砂で栽培可能ですが、着生植物の性質を生かし、流木などの水槽内レイアウト用品へ活着させて栽培するのがおすすめです。

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東京アクアガーデンスタッフの一言コメント

スタッフのコメント

水草水槽にチャレンジする際、どのメディアでも推奨されるのが『アヌビアス・ナナ』です。

『アヌビアス ゴールデン』は『アヌビアス・ナナ』の改良品種で、栽培が容易なため水草水槽のステップアップ種としておすすめします。

耐陰性が強いため、原産地のアフリカではほかの水草の陰になる場所にさえ群生しており、飼育下でもレイアウトの幅が広くなる改良品種です。自然界で原種は「着生植物」と呼ばれ主に川辺に生えており、岩や流木に活着し密集することがほとんどで、やや湿った熱帯林下の林床にさえ自生するほど生命力が優れています。

アヌビアス ゴールデンは原種アヌビアス・ナナと同様に、株分けで増やしていきましょうランナーと呼ばれる地下茎を横方向に伸ばしていき、子株をつけながら成長していく植物です。地下茎は這うように成長していくので、適宜カットすれば簡単に株分けして増やせます。

アヌビアス ゴールデンはほかの水草のように、頻繁にトリミングする必要はほとんどありません。地下茎が伸びすぎてしまったらカットする程度で良いのも、本種の魅力の一つです。トリミングをしながら増やすこともできるので、栽培上の楽しみも広がることでしょう。

また、本来の生育環境である水上でも育てられ、アクアリウム・アクアテラリウムのどちらにも適応してくれます。

このように、アヌビアス ゴールデンは入門種とも呼べる水草ですが、熱帯性植物なので極端な低水温や、夏場の高水温にさらされると葉が溶けるように枯死してしまいます。
耐陰性が強いのですが、余りに低光量だと上手く育てあげることができません。成長速度も遅いので糸状藻・黒ゴケなどが葉に発生しやすく、光合成を妨げるので注意が必要です。

黄緑・ライムグリーンの美しい葉を維持するためには、ある程度の光量を与える環境を整えましょう。専門的な水草用照明でなくとも、市販されているLEDライトでも十分育ってくれますよ。

コケや藻の対策には、お掃除生体を混泳させるのが最適です。

アヌビアスナナ ゴールデンがある水槽事例

アヌビアス ゴールデンは小型水草の部類であり、トリミングなどの管理がスムーズに行える小型魚・中型魚水槽での栽培が向いています。
30cmの小型水槽や卓上小型水槽でも育成できますが、それよりも小さい水槽で栽培する際は、アヌビアス系の他の改良品種であるアヌビアス・ナナ ミニやアヌビアス・ナナ プチをおすすめします。
飼育生体は、ネオンテトラゴールデンハニードワーフグラミーなどの小型魚、ヤマトヌマエビミナミヌマエビなどのクリーナー生体が良いでしょう。
テグスなどで巻きつけた流木などに活着できるため、水槽レイアウトの幅が広がります。
アヌビアス・ナナより少し小型とはいえ、葉の大きさはそれなりにあるので、生体の活動スペースやほかの水草への光を遮らないレイアウトを構築してください。

育てやすい水草ベスト20を動画で解説!

きれいで育てやすい、水草の人気品種ベスト20をご紹介しています。

アヌビアス・ナナからハイグロフィラなど定番種の魅力と育成ポイントを解説しており、パート2もあります。
熱帯魚水槽で水草育成を始める際の、ご参考になさってください。

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読みもの

アヌビアスナナ ゴールデンについてはこちらでも詳しくご紹介しています!
東京アクアガーデン公式サイトのコラムと、アクアリウム情報サイト・トロピカにて、情報をご提供しています。

コラム

アヌビアスナナ ゴールデンと同じ水槽での育成に向いている水草や、熱帯魚種、おすすめの水草育成用照明を解説したコラムです。トロピカに掲載した記事をさらにパワーアップした内容になっています。

その他の種類の水草や水槽レイアウト・メンテナンスについてのヒントなどをご紹介しています。

ぜひご覧ください!

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執筆者 アクアガーデン

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