リングろ材付き水草のメリット・デメリット!重りで育てられる水草とは
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「水槽に水草をレイアウトしたいけど、植え付けるのが難しい…」
「小さな水槽にも水草を入れたい」
このようなお悩みをお持ちのアクアリストの方におすすめなのが、リングろ材付きの水草です。
リングろ材付き水草は、ろ材に使われるライフマルチで水草をまとめたもので、そのまま水槽に沈めてレイアウトができるのが最大の魅力。
植え付ける必要が無いので手軽ですし、レイアウトを変更したいときも簡単に移動ができます。
また浮きやすいマツモなどの水草を沈めておけるのも利点です。
今回はそんなリングろ材付き水草について詳しく解説していきます。
リング付きで育てるのにおすすめな水草もご紹介しますので、ぜひレイアウト作りの参考にしてみてください。
目次
プロアクアリストたちの意見をもとにリングろ材付き水草のメリットとおすすめ種を解説
このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。
手軽に水草をレイアウトしたいときは、リング付きの水草がおすすめです。
水草が束ねられているのでそのまま水槽に沈めるだけで使用できますし、小型水槽やボトルアクアリウムにも導入できます。
ここでは、実務経験から得た知識をもとに、リングろ材付き水草のメリットとおすすめ種を解説します。
リングろ材付き水草とは
リングろ材付き水草とは、その名の通りリングろ材の穴にウールマットで束ねた水草を刺してまとめたものです。
リングには、ライフマルチと呼ばれる自然由来の素材で作られた多孔質なろ材が使用されており、水質に影響がないことから様々な環境の水槽に導入できます。
リングに差し込まれた状態で販売されている水草を購入してくればそのままレイアウトすることができますし、もちろんライフマルチを用意して自分で水草を束ねることも可能。
複数種の水草をまとめて寄せ植えのようにしたり、ろ材の側面に水草を活着させたりと様々な使い方ができるのも魅力です。
ライフマルチの適度な重さが重りの役割を果たすので、浮いてしまいやすいマツモなどの水草をレイアウトしたいときにも重宝します。
リングろ材付き水草のメリット
ここからは、リングろ材付き水草のメリットをご紹介します。
リングろ材付きの水草は、ばらばらの水草よりも扱いやすいなどメリットが豊富です。
初心者の方にもおすすめなので、ぜひ参考にしてみてください。
レイアウトが簡単!
リングろ材付き水草の一番のメリットは、なんといってもレイアウトが簡単なところです。
面倒な植え付けなどの作業が必要無く、水草が浮いてレイアウトが崩れてしまうなどの失敗もありません。
水槽にそのまま入れるだけで配置ができるので、水草を初めて扱う方でも安心です。
また、レイアウト変更がしやすいのも利点で、納得いくまで何度でも移動させることができます。
細かい作業が苦手な方や、手軽に水草をレイアウトしたい方は、リングろ材付き水草を使ってみてはいかがでしょうか。
小型水槽に最適!
小型水槽に入れやすいというのもメリットです。
ライフマルチは直径約25×高さ約25mmほどの大きさですので、水槽に入れても場所を取りません。
特にボトルアクアリウムだと、小さな容器の中に水草を植え付けるのは大変ですし、流木や岩に水草を活着させようにも場所を取ってしまうなど、水草を配置するのに苦労することも。
その点リングろ材付き水草ならば、場所を取らない上に入れるだけでレイアウトが様になるので、凝ったボトルアクアリウムを簡単に作ることができます。
取り出して植え付けも可能!
水草はライフマルチから簡単に抜くことができるので、育てていた水草を植え付けたり別の素材に活着させたりと、流用がしやすいのもメリットでしょう。
小さなうちはリング付きで育てて大きくなってきたらソイルに植え付ける、といったように育成用とレイアウト用で分けて管理するのにも向いています。
リングろ材付き水草のデメリット
リングろ材付き水草はとても便利なアイテムですが、いくつか注意点があります。
ここでは、リングろ材付き水草のデメリットを解説しますので、導入前に確認しておきましょう。
成長すると取り外す必要がある
水草が成長して大きくなってくると、リングで束ねている部分がきつくなったり、水草の種類によっては根が伸びてくることがあります。
このような様子が見られたときは、ライフマルチを外して束ねなおすか、他の重りに変える、底砂に植え付けるなど対応が必要です。
成長がゆっくりな水草ならばそれほど手間にはならないかもしれませんが、よく育つ水草だと頻繁に対応しなければならず、管理が負担になってしまうことも考えられます。
リング付きで水草を育てるときは、水草の成長スピードを考慮して品種を選ぶのが良いでしょう。
リングろ材にコケが生える
水草を束ねるライフマルチは多孔質でコケが生えやすいという特徴があります。
ブラシで磨けば落とすことはできますが、細かいおうとつや水草に気を使いながら掃除をするのは想像以上に大変です。
幸いライフマルチから水草を抜くのは簡単なので、汚れが酷い場合は一度水草を外して洗浄するか、新しいライフマルチに付け替えることを検討してみてください。
レイアウトが動きやすい
ライフマルチは水草を水底に沈める重りにはなりますが、その場所に固定しておけるだけの重量はありません。
そのため、振動や水流が当たると動いたり倒れてしまうことがある点には注意しましょう。
特に、水換えの時の注水でレイアウトが崩れやすいです。
また大型魚や力が強い生き物がいると、魚の泳ぎに流されてしまうこともあります。
固定することができないので、多少動いてしまう物だと割り切って使う分には全く問題ありませんが、繊細なレイアウトを施したいときはやはり活着や植え付けで水草をレイアウトすることをおすすめします。
リングろ材で育てやすい水草
ここからは、リングろ材で育てやすい水草を3つご紹介します。
水草の成長スピードや特性によってはリング付きにする利点が感じづらい場合がありますので、品種を選んでライフマルチでまとめるのがおすすめです。
マツモ
金魚藻としても親しまれているマツモは、リングろ材付きで販売されている水草の代表種です。
マツモは本来は浮き草であるため根を張ることが無く、底砂に植えてもすぐに抜けてしまします。活着する性質もないので、底に沈めてレイアウトしたいときはライフマルチでまとめるのがおすすめです。
また、マツモはメダカの産卵床としてよく使用されますが、リングろ材で直立させれば卵が管理しやすくなります。
マツモ自体丈夫な水草なので、初心者の方でも育てやすいでしょう。
マツモの育て方に関しては、こちらのコラムも参考にしてください。
ミクロソリウム
一般的には流木や岩に活着させてレイアウトすることが多いミクロソリウムは、リングろ材で育てるのにも向いています。
そもそも育てやすく使い勝手の良い水草ですが、ライフマルチでまとめればさらにレイアウトに取り入れやすいです。ちょっとした隙間や小型水槽にも入れることができるようになるので、初心者でも扱いやすいでしょう。
またミクロソリウムは成長がゆっくりなので、長い間リングろ材を付けたまま育成できるのもメリットです。
とはいえ、最終的には大きくなる水草なので、ある程度成長したら流木や岩に活着させることをおすすめします。
ミクロソリウムの育て方関しては、こちらのコラムも参考にしてください。
アナカリス
透け感のある葉が美しいアナカリスは、根張りが弱く底砂に植えても抜けてしまうことが多いので、リングろ材でまとめて底に沈めるのがおすすめです。
アナカリスは屋外のビオトープなどに導入されることも多いのですが、この場合もただ浮かせておくよりはライフマルチで直立させた方が、全体がスッキリして見えるでしょう。
アナカリスの育て方に関しては、こちらのコラムも参考にしてください。
まとめ:リングろ材付き水草のメリット・デメリット!重りで育てられる水草とは
今回は、初心者の方でも扱いやすいリングろ材付きの水草について解説しました。
リングろ材付き水草は、ライフマルチというリングろ材で水草を束ねたものでです。
小さな水槽やボトルアクアリウムにも入れやすく、細かなレイアウト作業も必要ありません。レイアウトを変更したいときも移動させるだけなので、とても簡単です。
ただ、水草によっては成長するとリングろ材が窮屈になってしまうので、その時は植え替えなどを検討しましょう。
とはいえ、とにかく手軽に水草をレイアウトできるので、「水草を育ててみたいけど…」と足踏みしている方は、まずはリングろ材付き水草を育ててみてはいかがでしょうか?
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