水槽の底床はセラミックサンドで!カラフルでおしゃれな底砂5選です
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水槽を彩る底砂にはさまざまなものが販売されていますが、中でもカラーバリエーションが豊富な『セラミックサンド』をご存知でしょうか。
人工的に作られた底砂であるセラミックサンドは、半永久的に使用できるというメリットがあり、メダカや金魚といった魚類だけでなく爬虫類の飼育にも使用されています。
しかし一口にセラミックサンドと言っても、素材に使用されている土にはいろいろな種類があり、導入することで水質を変えてしまうものもあるので注意が必要です。
そこで今回はセラミックサンドの種類や特色、メリット・デメリット、おすすめの商品についてわかりやすく解説をしていきます。
彩り豊かな底床材をお探しの方は、ぜひ参考にしてください。
目次
プロのアクアリストたちの意見をもとにご紹介
このコラムは、東京アクアガーデンに在籍しているプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。
5000件を超える水槽設置・管理実績のある東京アクアガーデンでは、雰囲気を演出したいときや、水質調整効果を期待してセラミックサンドを使用した水槽を手掛けています。
陶器質なセラミックサンドは半永久的に使えるというメリットがあるものの、養分が無いため育てられる水草の種類が限られるというデメリットもあります。
今回はそんなセラミックサンドの特徴やメリット・デメリット、おすすめしたい商品についてご紹介をしていきますので、ぜひご覧になってみてください。
セラミックサンドとは?
セラミックという言葉は『陶磁器』を意味しますが、広義的には『無機物を焼き固めたもの』を指します。
アクアリウムで使われているセラミックは土を焼き固めて作られており、強度が高いうえに洗えば何度でも半永久的に使用できるのが特徴です。
ただし素材に使われている土の種類によっては、水槽内に入れると水質を変えてしまうものも存在します。
飼育水を弱酸性やアルカリ性へ傾けてしまうものがあるため、商品に記載された注意書きをよく読んでから購入をしましょう。
以下からはアクアリウム用として販売されているセラミックサンドの種類について解説していきます。
セラミックサンドの種類
セラミック系の底砂にはいくつか種類がありますが、大まかに分類すると
- カオリナイト系の『ハイロサイト』
- 珪酸カルシウム系(ゼオライトなど)のセラミックサンド
- ガラス系のセラミックサンド
この3つに分けることができます。
1.カオリナイト系の『ハイロサイト』
セラミック系底床材の種類としてまず挙げられるのが、カオリナイト系の『ハイロサイト』。
汚れ成分の吸着力が高く、使用すると水質を弱酸性にするという特徴があります。
2.珪酸カルシウム系(ゼオライトなど)のセラミックサンド
続いてご紹介するのは、珪酸カルシウム系(ゼオライトなど)のセラミックサンド。
汚れ成分の吸着力が高く、使用することで水質がアルカリ性になるという特徴があります。
3.ガラス系のセラミックサンド
最後にご紹介するのは、ガラス系のセラミックサンド。
こちらは他の2種類と比較すると表面が滑らかなので、バクテリアの住みかになりにくいです。
一方、コケなどの汚れはかなり落としやすく、水質に影響がないという特徴があります。
セラミックサンドを使うメリットとデメリット
続いては、水槽にセラミックサンドを使う場合のメリットとデメリットについて解説をしていきます。
セラミックサンドのメリット
セラミックサンドは多孔質な構造をしているためバクテリアの住みかになりやすく、水で洗っても形が崩れないため、洗うことで半永久的に使えるというメリットがあります。
土を焼き固めて作られたセラミックサンドであれば、自然な色合いの水槽レイアウトを楽しめるというのも魅力的です。
セラミックサンドのデメリット
一方、セラミックサンドのデメリットとしては、養分が無いという点が挙げられます。
水草を水槽内に入れるのであれば、固形肥料をセラミックサンドの中に埋めて使用しましょう。
また、カラーもののセラミックサンドに関しては、コケや汚れが目立ちやすいというのも難点です。
コケや汚れが溜まると、水質にも悪影響がありますのでクリーナーなどを使用してこまめにメンテナンスを行いましょう。
おすすめのセラミックサンド・カラーサンドを5つご紹介!
ここからは東京アクアガーデンがおすすめするセラミックサンドとカラーサンド5選ということで、
- スドー ベタのグラスサンド スターダストミックス
- ジュン ロメイサンド ルビーレッド
- ジュン ロメイサンド ターコイズブルー
- ナノグラベル スラウェシ ブラック
- 寿工芸 ろかジャリ
- 番外編:ガーネットサンド
これらの商品についてご紹介をしていきます。
スドー ベタのグラスサンド スターダストミックス
まずご紹介するのは、スドー ベタのグラスサンド スターダストミックス。
明るいマルチカラーのポップな底砂です。
粒の大きさは砂利としては細かめで、水質を変える心配はありません。
水槽レイアウトで使用すると、透明感とカラフルさがある底砂が全体を明るくしてくれます。
使用前には念入りに水洗いをして、使用しましょう。
ジュン ロメイサンド ルビーレッド
続いてご紹介するのは、ジュン ロメイサンド ルビーレッド。
こちらはキラキラとクリアなカラーサンドです。
この商品も水質を変えてしまう心配は要りませんが、色味がはっきりとしているため、テーマが決まった水槽におすすめです。
ボトルアクアリウムのミナミヌマエビなどのように体色が控えめな生体を際立たせるのに向いています。
ジュン ロメイサンド ターコイズブルー
続いてご紹介するのはジュン ロメイサンド ターコイズブルー。
先程ご紹介したルビーレッドの色違い商品で、こちらは鮮やかな青色をしています。
イエローやオレンジ、レッドなど暖色系の生き物と合わせると、色味をより際立たせることができるでしょう。
ナノグラベル スラウェシ ブラック
続いてご紹介するのは、ナノグラベル スラウェシ ブラック。
ドイツのメーカー品で、0.7~1.2mmほどの非常に細かいパウダー状の粒を特徴としています。
粒の色味はシックなブラックです。
黄色は暖色から寒色までさまざまなカラーの生体と相性が良いので、パッケージのように小エビ水槽に使用したり、コリドラスのように小型の底ものにも合います。
寿工芸 ろかジャリ
続いてご紹介するのは、寿工芸 ろかジャリ。
こちらは水質調整機能がある素材を焼成した砂利のため、水の硬度を低く抑えたり、水槽立ち上げ初期に起こりやすい濁りや嫌な臭いを取り除く効果に期待ができます。
手頃な価格ですし、ある程度の広さのアクアショップであれば販売されていることも多いので、初心者におすすめです。
番外編:ガーネットサンド
ガーネットサンドは厳密に言うとセラミックでもグラスでもなく鉱物なのですが、独特なカラーが楽しめる点や、水質に余分な養分を加えないという点で似ているため、番外編としてご紹介いたします。
こちらの商品は名前の通り宝石のガーネットを細かい粒状にしたものなので、水槽に鮮やかさや高級感を加えたいときにおすすめです。
比重が重く舞い上がらないため、大型魚飼育にも向いています。
まとめ:水槽の底床はセラミックサンドで! カラフルでおしゃれな底砂5選です
セラミックサンドやグラスサンドはソイルのように形崩れする心配がなく、水洗いすることで何度でも繰り返し使用できる底砂です。
多孔質なものだとバクテリアの住みかになったり、水質悪化の原因になる成分を吸着して水草の栄養に変えてくれます。
カラー展開が豊富なので、ボトリウムやコンパクト水槽で使うのもおすすめです。
ただし種類によっては水質を変えてしまうものもありますので、ご自身の水槽環境に合ったものを選びましょう。
底砂の色味によってはコケや汚れが目立ちやすいものもあるので、こまめに水換えや掃除をすることが、美しい水景を保つポイントです。
水槽のセラミックサンドについて良くある質問
セラミックサンドとは?
カラーバリエーションが豊富で赤、白、青、黄色など天然砂にはない鮮やかな発色が魅力です。
粒のサイズも使いやすくボトルアクアリウムやテーマ性を持った水槽レイアウトに向いており、さまざまな観賞用水槽のイメージ作りに使用されています。
セラミックサンドに水草は植えつけられますか?
セラミックサンドにもバクテリアは棲みつきますか?
しかし、多孔質でないタイプのセラミックサンドには、定着率があまり高くないと思われます。
ろ過能力の高いフィルターでバクテリアを繁殖させるのがおすすめです。
セラミックサンドは汚れが目立つことから、底砂掃除はこまめに行いましょう。
セラミックサンドの活用方法とは?
鮮やかなカラーを活かした使用方法がメインです。
ディスプレイ水槽に使用しても目を惹きますし、ボトルアクアリウムや小型水槽のポップなレイアウトにもおすすめです。セラミックサンドは水質に影響を与えないことから古代魚飼育でも活用できます。
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