家にあるもので魚を飼う!使えるアイテム10選とアクアリウム用品のメリット
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アクアリムには水槽やろ過フィルターといった専用機材が必要ですが、これらの飼育道具を一式揃えるにはお金や時間がかかるため、始めるまでのハードルは高くなりがちです。家にあるものでアクアリウムを楽しめたら、と思う方もいるのではないでしょうか。
実際のところ、家にあるもので魚を飼育することは可能です。
ただ、飼育できる魚種や飼育期間、飼育環境などには制限が出ますので、必要に応じて専用機材を買い足すことも視野に入れながら管理していきましょう。
今回は、家にあるものでアクアリウムに使えるアイテム10選をご紹介します。
水槽の初期費用を抑えたいときや、急遽魚の飼育用品が必要になった時にも役立つ情報ですので、ぜひご覧になってみてください。
目次
プロアクアリストたちの意見をもとに家にある魚飼育に使えるアイテム10選を解説
このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。
魚飼育には専用の機材が必要ですが、中には家にある常備品で代用できるものも多いです。
急遽必要になった時や、極力専用品を購入せずに飼育したいときは家庭用品を活用してみましょう。
ここでは、実務経験から得た知識をもとに、家にある魚飼育に使えるアイテム10選を解説します。
家にあるもので魚は飼えるのか
飼育できる魚種や再現できるレイアウトは限定されますが、簡単なものであれば家にあるもので魚を飼育することは可能です。
例えば丈夫で水温や水質の変化に強いメダカは、バケツやプラケース、大きめの瓶など家にある容器で問題なく飼育ができますし、そこに少しマツモを浮かべておくだけでかなり風情のあるアクアリウムに仕上がります。
アクアリウムは大掛かりな機材が必要でお金がかかりそう…と敬遠されることも多いのですが、このように家にあるものを使って楽しむことができると知れれば、気負わずに挑戦できるのではないでしょうか。
ただ、やはり専用品ではないため熱帯魚などの水温管理が必須の生き物の飼育はできません。また、長期的に飼育を続けていくと、使い勝手の良い専用品が欲しくなることも多いので、最初にある程度の機材を揃えてしまった方がコスパが良い場合もあります。
将来的な飼育プランを見据えながら、家にあるもので代用するものと専用品を購入するものを選り分けていくと、無駄なく飼育を始めやすいでしょう。
家庭用品は良く洗浄しよう
魚を飼育するためのものではない家庭用品は、魚に悪影響な成分が付着していることがあります。
特に、使用済みのバケツや空き容器などに洗剤や薬剤の成分が残っていると魚が体調を崩す原因になりますので、必ず水道水で良く洗ってから、魚の飼育に使うようにしてください。
心配なときは新品を準備することをおすすめします。
普段使いをしていて洗うたびによくすすいでいる容器や器具だと、洗剤に含まれる界面活性剤の成分はあまり残っていないかもしれませんが、体の小さな魚には少しの量でも影響が出てしまう場合があります。
万全を期すためにも、改めて8回以上すすぎ洗いをしてから、天日干しをし、さらにもう一度すすいで乾かすと、安全性が高まるでしょう。
家にあるもので飼育ができる魚
水槽以外の容器を飼育容器として使用する場合、基本的にろ過フィルターや水槽用ヒーターが使用できません。
そのため、家にあるものを使って飼育ができるのは、水温や水質の変化に強い魚種に限られます。
ここでは、家にある物で飼育ができる魚を3種類ご紹介します。
メダカ
日本の河川にも生息するメダカは、季節に伴う水温の変化にも適応できる丈夫な魚で、家にあるものを使ったシンプルな設備で飼育ができます。環境が良ければ、そのまま繁殖に挑戦することも可能です。
最近はカラフルで見応えがある改良メダカがたくさん流通しているので、お好みの品種を探して飼育するのも楽しいでしょう。
ただし、改良メダカの中には水質や水温に敏感な品種もいるため、よく特性を確認してから飼育してみてください。
金魚
馴染み深い金魚も、比較的簡単な設備で飼育ができます。
金魚にもたくさんの品種がいますが、水槽を使わずに家にあるもので飼育するならば、丈夫な和金タイプがおすすめです。
できるだけ水量の多い大きなバケツに1~2匹程度から始めてみてください。
反対に特徴の強いピンポンパールや水泡眼といった金魚はかなり繊細なので、専用機材無しでの飼育には向いていません。
また、金魚はメダカに比べて体が大きく酸欠になりやすいので、可能ならばエアポンプを使ったエアレーションや投げ込み式フィルターを追加で設置してあげると、安定しやすくなります。
アカヒレ
アカヒレはコイの仲間に分類される、中国原産の熱帯魚です。熱帯魚にも関わらずとても丈夫で幅広い水温に適応できるため、水槽用ヒーターなどの機材が無くても飼育ができます。
シルバーの体に赤いヒレが良く映える美しい魚なので、大きめの瓶に水草と一緒に入れてボトルアクアリウムとして楽しむのもおすすめです。
家にある!魚飼育に使えるアイテム10選
家にあるもので魚飼育に活用できるアイテムは意外と種類が豊富です。
飼育容器として使えるものや、水道水のカルキを抜く代用品など用途も様々ですので、上手く飼育に活用してみましょう。
ここでは、家にあるもので魚飼育に使えるアイテムを10個ご紹介します。
バケツ
水がたくさん入るバケツは、簡易的な飼育容器として利用できます。
開口部が広くて酸素が溶け込みやすいので、酸欠を起こしにくいのもメリットです。
バケツは飼育容器として以外にも、水道水を汲み置いたり掃除の時に魚を隔離したりと何かと使い勝手が良いので、複数持っていると重宝します。
発泡スチロール箱
断熱性の高い発泡スチロール箱は魚の飼育容器に最適です。
外気温の影響による水温の急変を抑えてくれますし、軽くて扱いやすいので、特に屋外で魚を飼育するビオトープで良く取り入れられています。
実際、発泡スチロール製のメダカ飼育容器が販売されているほどアクアリウムで、もちろん食材が入っていた発泡スチロール箱でも魚の飼育が可能です。
ただ、臭いや汚れが染みついてしまっているものは、魚への影響を考えて避けたほうが良いでしょう。
ホース
水を扱うアクアリウムで、ホースは必需品です。
水を注ぐのはもちろん、実は水を換えるときに古くなった水を抜くのにもホ―スが便利で、サイフォンの原理を利用すれば放っておくだけで水を排出できます。
専用品も販売されていますが、汚れていなければ家にあるもので十分代用可能です。もし水を抜くのに時間がかかるときは、ホースの先を指で塞いだり摘まんだりすればスピードが調整できます。
サイフォンの原理については、こちらのコラムも参考にしてください。
メラミンスポンジ
飼育容器の掃除は、家にあるメラミンスポンジを使うと簡単です。
普通のスポンジより目が細かく、頑固な汚れも軽い力で絡めとってくれるメラミンスポンジは、アクアリウムでは落としにくいコケを掃除するのに重宝します。
ただし、力を入れる過ぎるとポロポロと崩れてカスが出る点には注意してください。
水中に入ったスポンジの欠片を魚が餌と間違えて食べてしまうことがあります。
計量カップ
体調を崩してしまった魚の治療で塩水浴や薬浴を行う時は、計量カップが役立ちます。
薬や塩の濃度を正確に合わせるために、水をしっかり計測しなければならないからです。
今回は家にあるものとして紹介していますが、計量カップはあると便利なので、アクアリウムに新たに購入するのもおすすめです。
ジョウロ
ジョウロは、水換えや足し水で飼育容器に水を注ぐときに使えます。
注ぎ口がシャワーのようになっているので、ホースで直接注水するよりも水流が柔らかくなり、魚に負担を掛けづらいです。ふわっと注ぐことで多少なりとも酸素が供給できるのもポイント。
屋外で魚を飼育しているときはもちろん、こぼさないように注意すれば室内の飼育容器でも使用可能です。
鰹節・葉物野菜
鰹節や葉物野菜は、魚にも与えることができます。
雑食性の魚には鰹節がおすすめ。余計な成分や調味料が入っていないシンプルなものを選びましょう。
草食性の強い魚には、茹でたホウレンソウなどの葉物野菜が良い餌になります。
ただ、こうした人間の食べ物はあげ過ぎると栄養が偏りますし水を汚す原因になるため、長期的に飼育を続けるならば専用の魚の餌を用意することをおすすめします。
レモン
カルキ抜き剤の代用品として挙げられるのが、レモンです。
水道水1Lに対し、レモン汁を2~3滴入れるカルキを中和できます。
ただし、レモン汁は水質を酸性に傾けやすいので入れすぎには注意してください。
カルキを抜く方法はこの他にも、
- 水を汲み置きして太陽光の下にさらしておく
- 一度沸騰させる
などいくつかありますので、やりやすい方法でチャレンジしてみてください。
調理用の温度計
魚の飼育では水温管理がとても大切です。通常は水温計を使って飼育容器の水温を確認しますが、水温計が無いときは調理用の温度計で代用できます。
日常の水温はもちろん、魚を水槽に導入する際や、水換え用の水など、水温を測るタイミングは多いです。
水温をしっかりと測り調整することで、魚へのダメージを減らせます。
シャワー
こちらは家にある設備ですが、シャワーで水を汲むと水道から水を注ぐよりも水中にたくさんの酸素を取り込めます。
シャワーならば水温調整も簡単なので、飼育容器に直接注いでカルキ抜きをするだけで水換えが完了です。
飼育を快適に!買い足したい専用品
家にあるものでも魚を飼育することはできますが、長期的に飼育を続けていくならば、最低限の飼育機材は揃えることを検討してみてください。
ここでは、家にあるものと組み合わせて使用したい機材やアイテムをご紹介します。
100円ショップで揃えられるものも多いので、上手に組み合わせて管理を快適にしましょう。
エアレーション・投げ込み式フィルター
家にあるものではなかなか代用できないのが、水中に酸素を供給するエアレーションや水をきれいにするろ過フィルターです。
特に金魚を飼育している場合は、水が汚れやすく酸素が不足しがちなので、何かしらの機材を使用した方が体調が安定しやすいでしょう。
おすすめは安価で使用が簡単な投げ込み式フィルターです。しっかり水をろ過してくれて酸素供給力が高く、水槽以外の飼育容器にも設置がしやすいので、金魚飼育にぴったりです。
カルキ抜き
先程レモン汁などで代用可能とご紹介しましたが、長期的に管理していくならばカルキ抜きを準備した方が簡単ですし、コスパが良いです。
最近は100円ショップでも販売されているので、何かのついでに購入しておきましょう。
餌
長く魚を飼育していくならば、人工餌も用意するのがおすすめです。
魚のために作られた専用餌は栄養バランスに優れており、色艶の良い健康な体に育ちやすくなります。
こちらも100円ショップで販売されていますので、飼育している魚種に合わせた餌を用意してみてください。
まとめ:家にあるもので魚を飼う!使えるアイテム10選とアクアリウム用品のメリット
家にあるものでアクアリウムに使えるアイテムをご紹介しました。
家の中を探してみると、アクアリウムで使える常備品がたくさん見つかります。
魚種を選べば、できるだけ専用品を購入せずに家にあるもので魚を飼育することも可能ですので、気軽にアクアリウムのに挑戦してみてはいかがでしょうか。
ただ、やはり長期的に飼育を続けていくならば、専用品に勝るものはありません。
家にあるものに少し専用アイテムを買い足すだけでも、管理のしやすさが格段にアップしますので、必要に応じて購入を検討してみてください。
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