メダカの飼い方
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ドジョウの病気とは!ドジョウで見られる病気8種と病気対策

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愛嬌のある顔立ちが可愛らしいドジョウ。大人しい混泳向きの魚なので、最近はメダカのタンクメイトとしても人気があります。

そんなドジョウは、基本的に丈夫で日本の気候や水質にも適応しているので、飼育は容易な部類です。
しかし丈夫さを過信しているとドジョウも病気にかかってしまうことがあるため、菌の温床になりやすい底砂の掃除や水換えを怠らないようにしましょう。

また、病気の始まりには必ず何らかの前兆があるので、異変を見逃さないよう病気についての知識を身に付けることも大切です。

ここでは、ドジョウがかかりやすい病気について解説します。
治療方法や病気対策もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

プロアクアリストたちの意見をもとにドジョウがかかりやすい病気8種と対策を解説


このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。

丈夫で飼育がしやすいドジョウですが、底砂に潜む細菌などに感染して病気にかかることがあります。
早期に治療を開始できれば治癒する確率も上がりますので、病気のサインを見逃さないよう心がけましょう。

ここでは、実務経験から得た知識をもとに、ドジョウがかかりやすい病気8種と対策を解説します。

薬剤に弱いドジョウ治療の注意点


これからドジョウの病気について解説しますが、その前に一点、治療上の共通の注意点をお話しします。

魚の病気の治療法として魚病薬を使った薬浴が広く行われていますが、ドジョウは他の魚に比べて薬剤に弱いです
これは病気の治療で使う魚病薬についても同様で、規定通りの量を添加してしまうと逆にドジョウを弱らせてしまう可能性も。

そのため、ドジョウを治療するときは薬剤の量を既定の半量程度にとどめて様子を見るようにしてください。

以下のコラムではドジョウと同じく薬に弱いナマズ類の病気治療について解説していますので、参考にしてください。

ドジョウの病気


ドジョウが患う病気は、白点病やエロモナス菌、尾ぐされ病など、他の観賞魚でも見かけることの多い病気ばかりです。

ドジョウ特有の病気というのはあまりありませんが、逆に考えると他の魚が病気にかかった場合ドジョウにも感染する恐れがあるということなので、症状が出ている魚がいないかドジョウも含めて水槽全体をチェックする習慣を付けましょう。

ここではドジョウが発症する病気を8つ解説します。

白点病:白い粒がついている

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体に白い点が現れたときは、白点病の可能性があります
白点病は、ウオノカイセンチュウという寄生虫に寄生されることで発症する病気です。

初期症状では1mm程の白点が体表にポツポツとあらわれるようになり、進行するにつれて全身を覆うように白点が増えていきます。
やがて白点がエラまで到達すると、呼吸困難を起こしてしまうこともありますので、初期の段階でしっかり治療を行いましょう。

白点病には『メチレンブルー』や『アグテン』、『ヒコサンZ』を使った薬浴が有効です。水槽全体にウオノカイセンチュウが蔓延している可能性がありますので、隔離はせずに水槽全体を薬浴してください

また、ウオノカイセンチュウは高水温に弱いので、水温を28℃~30℃まで上昇させるとより効果的です。
ただし、ドジョウは高水温でも比較的耐えられますが、混泳魚の中に高温が苦手な魚がいる場合は注意してください。

エロモナス感染症:充血する・目が飛び出す

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体に傷が付く状況ではないのに充血が見られる場合は、エロモナス感染症が疑われます

エロモナス感染症は、エロモナス菌という水中の常在菌に感染することで体に様々な症状が現れる病気です。
全身に現れる充血の他に、目が飛び出るポップアイ、ヒレの付け根に赤い斑点が現れる赤斑病、口元が赤く充血する口腐病などがエロモナス菌の代表的な症状となります。

治療は初期の段階であれば、まず塩水浴で自己治癒力を高めて回復を促すのが良いでしょう。0.5%の塩水を入れた別容器に病魚を隔離し、1週間ほど塩水浴をしてください。
効果が思わしくない場合は、『観パラD』や『グリーンFゴールド顆粒』、『グリーンFゴールドリキッド』を使った薬浴に進みます。
塩水浴と薬浴を同時に行うこともできるので、臨機応変に対応してください。

また、エロモナス菌は健康な魚ならば感染しないため、治療と同時に水槽内の環境を見直して再発を防止することも大切です。
水換えの頻度を高めて環境を改善し、ストレスフリーな飼育を心がけましょう。

転覆病:ドジョウが沈む・回る

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上手く起き上がれない、同じ姿勢でクルクル回ってしまう、バランスが取れないといった異変は、転覆病で良く見られる症状です

金魚に多い病ですが実はドジョウも罹患することがあり、原因は主に消化不良と言われています。腸内にガスが溜まることで、浮力に影響が出て体のバランスが取れなくなってしまうのです。

転覆病には有効な薬がないため、症状が見られたら塩水浴をしながら断食をして消化不良の改善を促します。この時、水温が下がると消化に良くないため、水槽用ヒーターを使って水温を25℃程度に保つと効果的です。

また、転覆病はある程度まで進行してしまうと治療が難しくなるため、そもそも発症させないことが重要となります。
古い餌を与えない、餌をやり過ぎない、低水温や水質の悪化に気を付けるなど、消化不良を誘発する要因が無いか飼育方法を見直してみてください。

水カビ病:白い綿状のカビがついている

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体に白い綿状のものが付着している場合は、水カビ病の可能性が高いです。
水カビ病はドジョウが真菌に感染した状態で、水質の悪化などで真菌が増殖するとかかりやすくなります。

治療としては『アグテン』や『ヒコサンZ』による薬浴が効果的です。

水カビ病の原因となる真菌は水中の常在菌で、通常ならば魚に感染することはありません。しかし、餌の食べ残しやフンで水が汚れていると増殖し、免疫力落ちていたり体表に傷があったりする魚に感染して水カビ病を発症させます

そのため、水カビ病を予防するならば、水換えをして真菌の増殖やドジョウのストレスを緩和させるのが良いでしょう。
またドジョウは砂に潜る性質があるので、体表を傷をつけないような柔らかい砂を選ぶことも大切です。

尾ぐされ病:尾やヒレが溶けている

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尾やヒレが先端から溶けるようにボロボロになっていくのは、カラムナリス菌感染による尾ぐされ病です。
初期症状はヒレが白く濁る、充血するといった程度ですが、進行とともに溶けたような様相になり、最終的にはヒレが無くなって泳げなくなり衰弱してしまうことも少なくありません。

治療は『グリーンFゴールド顆粒』や『観パラD』を使った薬浴が有効です。

尾ぐされ病の原因菌であるカラムナリス菌も常在菌で、エロモナスや真菌と同じく、水質の悪化などが原因で増殖し、弱っている魚に感染しやすくなります
そのため、治療と共に飼育水の水換えを行い、水質改善や生き物のストレス緩和に取り組みましょう。

腹水病:腹部が膨れている

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お腹に水が溜まり大きく膨らむ腹水病は、先ほど解説したエロモナス菌に感染することで起こる症状の一つです。
病気が進行すると、ポップアイや充血などの症状を併発します。

腹部が膨らむというのは他の病気でも見られるのですが、腹水病の場合はお腹が大きくなると同時に白いフンをするようになるので、病気を見分けるポイントにしてみてください。

治療は初期段階では塩水浴、状況に応じて薬餌が有効です。
薬餌は薬をしみ込ませた餌を与えて体の内部に薬剤を直接届ける治療法で、腹水病の場合は『観パラD』や『グリーンFゴールド顆粒』を使って作成します。

エロモナス菌は様々な病気を誘発するばかりか、症状が進行すると完治が望めなくなる難しい病気です。日ごろからこまめな水換えを心がけて、適切な環境を維持しましょう。

寄生虫症:イボのようなものがある

体表やエラにイボのようなものができたときは、寄生虫感染の可能性が高いです。

エラ付近にイボが複数できる場合はミクソボルス、2mm程度の楕円形のイボができるのはメタセルカリアという寄生虫によるもの。
他の病気に比べると発生率は低いですが、治療法が確立されていないため、慎重に対処する必要があります

イボができたドジョウを見つけたら、別の飼育容器に隔離して水質や水温に気を付けながら、できるだけストレスの少ない環境で養生させましょう
寄生虫はライフサイクルの中で必ず宿主(ドジョウ)から離れるタイミングがありますので、その時まで体力の消耗を抑えて状態を維持することが大切です。

寄生虫感染が直接ドジョウの命に関わるようなことはありませんが、患部から別の細菌に感染して別の病気を併発すると、治癒が困難になります。

また寄生虫の種類によっては、魚病薬を使用したことがきっかけでイボを破って拡散してしまったり、水温によって活性化したりと状況が悪化する可能性もあるため、基本的には積極的に働きかけることはせず、環境を整えてストレスフリーな状態で様子を見るのが寄生虫治療の基本です。

ドジョウの病気を予防する方法


ドジョウの病気を予防するには、

  • 底砂掃除をしっかり行う
  • 定期的な水換えでストレスを緩和する
  • 日ごろから状態を観察する

3つが効果的です。

底砂掃除をしっかり行う

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ドジョウは多くの時間を水槽の低層付近で過ごす生き物で、底砂を掘り返したり、砂の中にもぐったりする習性があります。
他の魚よりも直接底砂に触れる機会が多い分、底砂の中に潜む細菌に感染しやすいです。

元々底砂の中は病気の原因菌や汚れの温床となりやすいので、ドジョウの病気予防では、底砂をしっかり掃除して清潔に保つことを心がけましょう。

ただ、砂の中には水をきれいにしてくれる硝化バクテリアも定着しているため、一度に全体を掃除してしまうと水質の急変を引き起こす可能性があります。
そのため、掃除は数回に分けて日を空けながらこまめに行うのがおすすめです。

定期的な水換えでストレスを緩和する

ドジョウのストレスを緩和し、免疫力を低下させないことも病気予防となります。

ストレスがかかる大きな原因の一つが水質の悪化ですので、定期的に水換えやろ過フィルターのメンテナンスを行い、水が綺麗な状態を維持するようにしましょう。

日ごろから状態を観察する

大人しい性格のドジョウは、日中は砂の中や物陰に隠れてしまい、なかなか姿を見せてくれないということもあるかもしれません。

しかし、観察を怠ると病気などの異変に気づけない可能性があるため、一日に一度は状態を確認する習慣を付けましょう。

病気を初期段階で見つけて治療を開始できれば、それだけ治癒する確率は上がります。また、白点病など他の魚にも移る病気の場合、早く治療を開始することで病気の蔓延を食い止めることもできるのです。

異変を見つけたら、基本的に白点病が疑われる場合は水槽全体を薬浴その他の病気の場合は異変を感じた段階で病魚を隔離して適切な治療を行う、というような方針で対処をしてみてください。

まとめ:ドジョウの病気とは!ドジョウで見られる病気8種と病気対策


ドジョウがかかりやすい病気について解説しました。

ドジョウは丈夫な魚ですが、他の魚と同じく病気にかかることがあります。異変を見つけたらよく観察して病気を特定し、早期に治療を開始しましょう。
ただし、ドジョウは薬剤に弱いため薬浴に使う薬の量には注意が必要です。

病気の予防には底砂の掃除が効果的です。砂に触れる機会が多いドジョウは、底砂に潜む細菌に感染するリスクも高いので、通常よりも念入りに掃除をして清潔にすることを心がけましょう。

ドジョウの健康を保つためには、水質や水温の急変を避けて、できるだけ居心地の良い環境を整えてあげることが大切です。

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このコラムへのコメントやお悩み相談に届いた質問の回答

  1. もりた より:

    初めまして。

    記事を読ませていただきましてどれにも当てはまらない気がするのですが。。。

    経過をお伝えしますとまず1ヶ月強ほど前に子供が3匹のドジョウをもらってきまして、2匹は大きめの健康なドジョウ、1匹は体の黒い色が薄い小さいドジョウでした。品種は同じマドジョウかと思われます。それを30cm程の小さい水槽で育ててました。

    最初はその小さいドジョウは稚魚なのかなと思っていました。(私に知識がないためまだ稚魚の可能性もあります。)ただ他のドジョウは順調に大きくなっているように見えます。
    最初からあまり姿を見せないタイプでしてgexのサイレントフローシリーズの濾過器を使ってましてそれの下にずっと居る感じでした。
    たまに出てきたと思えばまたそこに戻る感じでそう言う性格の子なのかなと思っていました。

    そして本日60cmの大きめの水槽に水合わせを経て3匹を移し替えたところその小さいドジョウがたまに泳ぐのですが基本的に浮いたままでひっくり返るとまではいかないですが少し体が水面で傾いていたりして心配しております。

    60cmの水槽には水草の育成のためにテトラ1週間持続すると言うのco2添加剤を薄めに入れております。もし酸欠となるなら他の2匹のドジョウも浮いてきて腸呼吸するかと思いますがそう言う感じでもありません。

    元々前述の通り体の色が薄く、尾鰭が尾腐れ病ではないような感じなのですが少し元々から本来丸い尾鰭が少し欠けているような感じです。

    何か分かることがあれば教えてください。よろしくお願い致します。

    • アクアガーデン編集部 より:

      酸欠ではなく、転覆症状と考えられます。
      体色などの状態から元々体調不良であったのではと思います。
      水温を暖かく(25度程度)に保ちつつ、底砂の掃除を徹底して様子を見ましょう。
      あまりに調子が悪い場合は、別容器に隔離して水温25度、0.3%の塩水浴を行い、養生させましょう。
      その間は絶食させます。

      こちらは金魚のコラムですが、参考にご覧ください。

      ・金魚が浮く・沈む?!転覆病と便秘・消化不良の関係と対処法とは!
      https://t-aquagarden.com/column/capsizing

      よろしくお願いいたします。

  2. 麻衣 より:

    どじょうのおびれが腐って死んで行きます水を変えても病気が止まりません、どうすればいいですか

    • アクアガーデン編集部 より:

      実際に拝見していないため、正確な回答ではないことをご了承ください。
      細菌感染症と考えられるため、グリーンfゴールド顆粒で薬浴することをおすすめします。
      ドジョウは薬に弱いので、規定の30%程度の濃度から始めると良いです。

      こちらのコラムもご参照ください。

      ・幅広い病気に効く!グリーンFゴールド顆粒の効果と成分、使い方を解説
      https://t-aquagarden.com/column/green_fg

      よろしくお願いします。

  3. はな より:

    はじめまして。
    よろしくお願いします。
    10年以上飼っているどじょうの口の周りに数ヶ月前からまん丸のコブのような出来ものがあり、餌を野菜中心に変えたり、水換えの頻度を上げたりしていますが、なかなか改善しません。
    これは寄生虫なのでしょうか。最初は1つだけだったのですが、今は2つに増えました。

    • アクアガーデン編集部 より:

      実際に拝見していないため、正確な回答ではないことをご了承ください。
      頂いた症状では寄生虫の可能性が高いです。おそらくクリノストマム症ではないかと考えています。
      飼育時に新しい生き物などを入れた場合は、そこから感染することがあります。
      飼育環境や生体が特別に変わっていない場合は、細菌感染の可能性があります。
      イボが薄黄色~薄オレンジなら寄生虫、赤みを帯びている場合は細菌感染の場合が多いです。

      クリノストマムの場合は養生以外に治療法がありませんが、細菌感染の場合はグリーンFゴールド顆粒などで薬浴治療しましょう。

      ドジョウは薬に弱いため、こちらのコラムもご参照ください。
      ・コリドラスやプレコ・ナマズの病気を治すには!ナマズの仲間にできる治療
      https://t-aquagarden.com/column/catfish_disease

      よろしくお願いいたします。

執筆者 アクアガーデン

アクアガーデンのスタッフが水槽レンタル・リース、メンテナンス、引っ越しサービスなど様々なサービスを通して得たアクアリウムの経験や知識をコラムで発信しています。

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