飼育が簡単な魚・エビランキング!ポンプや餌無しでも飼育できる生き物
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「アクアリウムに挑戦してみたいけれど、お世話ができるか心配…」
「できるだけ省スペースで簡単に飼育できる生き物が知りたい!」
そんなお悩みを抱えて居る方におすすめなのが、エアーポンプなどの機材が無くても飼育できて、餌やりや水換えなどのお世話も最小限で済む、飼育の簡単な魚やエビなどの水棲生物です。
一般的な熱帯魚や観賞魚の飼育に必要な機材は一切不要で、ボトルなどの小さな容器で飼える生き物ならば、手間を掛けずに、日常に癒しのアクアリウムを取り入れることができます。
今回のコラムでは、ポンプや餌なしでも飼育ができる魚やエビをご紹介します。
これからアクアリウムを始めたいと考えている方や簡単に飼育できる生き物をお探しの方は、ぜひご覧ください。
目次
プロアクアリストたちの意見をもとにポンプや餌無しで飼育できる魚・エビランキングを解説
このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。
熱帯魚や観賞魚の飼育には大掛かりな飼育機材や大きな水槽が必要と思われがちですが、中には最低限の設備、お世話で飼育できる生き物がいます。
これらの生き物はアクアリウムを手軽に楽しみたい初心者の方にはもちろん、メイン水槽の他にサブ水槽を運営してみたいというアクアリストの方にもおすすめです。
ここでは、実務経験から得た知識をもとに、ポンプや餌無しで飼育できる魚・エビランキングを解説します。
飼育が簡単な魚・生き物7選!
エアーポンプなどの機材が無くても飼育できて、餌やりや水換えなどのお世話が最低限ですむ生き物は、水質や水温の変化に適応できたり、酸欠に強かったりなど、一般的に丈夫で初心者向けとされる品種が多いです。
ここからは、ポンプや餌無しで飼育ができる生き物を7種類ご紹介します。
飼育が簡単とはいえ、それぞれに適した飼い方がありますので、飼育する前に特徴をよく確認してみてください。
1位:アカヒレ
アカヒレは最大4cmほどになる、中国産のコイ科の熱帯魚です。
名前の通り、背びれと尾びれの付け根が赤く染まるのが特徴で、成熟すると雄のほうがやや鮮やかになります。
丈夫で水温への適応力が高いことから、ビオトープ飼育や水槽のパイロットフィッシュ、ボトルアクアリウムの定番種です。
特にボトルなどの小さな容器で飼育する場合は、運動量が少なく済むので、餌やりもそれほど必要ありません。
水の中に自然発生するインフゾリアを食べていると考えられますが、もし餌が足りていない様子が見られたら粒状の人工餌を少し与えましょう。
水槽用ヒーターなどが無くても飼育できますが、寒い季節は水温が下がりやすいので、ペット用のパネルヒーターや室内のエアコンを使って水槽を保温するのがおすすめです。
小動物用のシートヒーターを使用するか、暖房が効いた部屋に置きましょう。
アカヒレについては、こちらのコラムも参考にしてください。
2位:ホロホロシュリンプ(ピクシーシュリンプ)
ホロホロシュリンプはハワイ固有の小さなエビの仲間です。
自然下では、潮だまりの海水と雨水が混じるような場所に生息しており、酸欠や水温の変化、塩の濃度変化にもかなり強いとされています。
そのため、お店でもボトルに栓をした状態で売られていることが多く、この状態のまま飼育が可能。
適度に明るい場所に置いておけば、自然発生したコケを食べて生きていくので餌やりも必要ありません。
主なお世話は数ヶ月に一回、専用の海水を蒸発した分足すだけです。
エビ類にしてはかなり長寿で、ボトルの中でも2~5年程度飼育を続けることができます。
水温は15~28℃程度までなら耐えられますが、極端な高水温・低水温では弱ってしまいますので、直射日光の当たる環境や、冬場の冷え込みには注意しましょう。
ホロホロシュリンプについては、こちらのコラムも参考にしてください。
3位:ミナミヌマエビ
ミナミヌマエビは日本の河川や湖沼にも生息する小型のエビです。コケや餌の食べ残しを食べてくれる水槽のお掃除屋さんとして、アクアリウムでもよく飼育されています。
ミナミヌマエビはもとも四季のある日本生息していることもあり、水温への適応能力が高いです。
また田んぼのわずかな水たまりのような場所にもいるので、酸欠にも強いと言えるでしょう。そのためボトルなどの小さな容器でも十分に飼育ができます。
エサは雑食性で柔らかい水草やコケ、微生物などで、ボトル内にウィローモスなどの柔らかい水草を入れておけば、これがレイアウト兼餌になりますし、微生物も発生しやすくなって一石二鳥です。
最低限の水換えは必要ですがお世話はかなり簡単なので、初心者の方でも容易に飼育できます。
アカヒレやメダカを飼育するボトルのタンクメイトとして、ミナミヌマエビを入れるのもおすすめです。
ミナミヌマエビについては、こちらのコラムも参考にしてください。
4位:メダカ
近年はカラフルな改良品種が多く登場してブームとなっているメダカも、飼育が簡単な観賞魚です。
メダカはもともと日本に生息している魚なので、日本の気温の変化にしっかり適応しており、酸欠や水温の変化に強いです。
そのため、ろ過フィルターや水槽用ヒーターが無くても飼育ができ、ボトルアクアリウムや屋外のビオトープなどにも盛んに取り入れられています。
週に一回程度の水換えと毎日の餌やりは必要ですが、お世話は最低限といっても過言ではないでしょう。
また、改良品種は熱帯魚にも負けない美しさを備えていますので、賑やかなボトルアクアリウムを作りたいときにもおすすめです。
メダカについては、こちらのコラムも参考にしてください。
5位:ベタ
大きなヒレと鮮やかな体色が特徴のベタも、飼育が簡単な観賞魚として名が知られています。
ラビリンス器官という特殊な呼吸器官をもっており、魚でありながら空気呼吸が可能で、酸欠にとても強いです。そのため、ろ過装置やエアレーション等の飼育機材が必要ありません。
また、ベタの持つ以下のような特性から、
- 気性が荒く、単独飼育が基本
- 品種改良が盛んでコレクション性が高い
昔からコップなどの小さな容器に一匹ずつ入れて、並べて飼育するのが定番であったため、現在でもボトルアクアリウムなどに手軽に取り入れられる魚として人気があります。
週に一度程度の水換えと毎日の餌やりは必要ですが、基本的にはこれだけで飼育が可能です。
ただ、低水温はやや苦手なので、冬場はパネルヒーターなど活用して容器の保温に努めましょう。
ベタについては、こちらのコラムも参考にしてください。
6位:チョウセンブナ
チョウセンブナは、中国や朝鮮半島に生息するベタの仲間です。こちらもラビリンス器官を持っているので、酸欠に強いという特徴があります。
ただ、ベタに比べると活発で大食漢なので、ボトルのような小さな容器での飼育にはあまり向きません。
可能であれば、30cmキューブ以上の水槽にろ過フィルターを設置して飼育するのが良いでしょう。
10℃程度までの低水温に耐性があるので、水槽用ヒーターは無くても問題ありません。
性格は比較的穏やかですが、同種同士では小競り合いを起こしがちです。他種ならば問題ありませんので、チョウセンブナと同サイズ程度の淡水魚と混泳させることができます。
また、チョウセンブナは水面に泡巣を作って産卵する、水槽内でも比較的繁殖させやすい魚ですので、環境を整えて繁殖に挑戦するのもおすすめです。
7位:ゴールデンハニードワーフグラミー
ゴールデンハニードワーフグラミーはインドやバングラデシュに生息するアナバスの仲間です。
アンテナのように伸びたヒレを動かす姿がとても可愛らしく、また人にも良く慣れるので、ペットのような感覚で飼育することができるのも魅力の一つ。
ちなみに、この魚もラビリンス器官をもっているので、空気呼吸ができます。
飼育するには、30cm程度の小型水槽とろ過フィルター、水槽用ヒーターなどの最低限の熱帯魚が飼育できる設備が必要です。
ただ、強い水流が必要なわけではないので、熱帯魚にしては手間を掛けずに飼育できる魚と言えるでしょう。
グラミーについては、こちらのコラムも参考にしてください。
難易度は飼育環境による!
機材やお世話が必要ない生き物は飼育が簡単だと思われがちですが、アクアリウムを楽しむという観点から見ると、一概にそうとは言えません。
ご紹介した通り、エアーポンプなどを使用しなくても飼育できる生き物は、かなり限られます。
また、飼育するにしても水質維持の面から単独、もしくは少数での飼育になりますし、他の魚との混泳やこだわったレイアウトなど、アクアリウムとしての楽しみには制限がかかることも。
そのため、多くの魚種を混泳させたい、特定の生体を安定した環境で飼育したいといった目的があるときは、無理をせずに機材をそろえて環境を整えましょう。
機材を使うことで、長期的に見ればかえって管理が楽なこともあります。水換えのスパンが長くなりますし、温度変化がなくなり環境を一定に保ちやすいです。
どんな機材を選んだらよいか分からないときは、水槽とろ過フィルターや水槽用ヒーターがセットになった水槽セットを購入すると、手間を掛けずに飼育を始めることができます。
まとめ:飼育が簡単な魚・エビランキング!ポンプや餌無しでも飼育できる生き物
今回は、ポンプや餌がなくても飼育できる生き物をご紹介しました。
種類や飼育環境は限定されますが、機材やお世話が最低限でも飼育できる生き物はいます。
アクアリウムを始めてみたいけど、スペースやお世話の問題から設置を迷っているという方は、ここでご紹介した手間のあまり掛からない生き物から、飼育を始めてみてはいかがでしょうか。
ただ、長期的に飼育を続けていくとなると、ちゃんとした設備を揃えたほうが美しいアクアリウムを保ちやすくなります。
機材を揃えれば飼育できる生き物やレイアウトの幅も格段に広がるので、慣れてきたら本格的な熱帯魚飼育にステップアップしてみるのもおすすめです。
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