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クリスマスや記念日など、人にプレゼントを贈る機会は意外と多いもの。
何を贈るか迷ったときは、少し趣向を変えてメダカをプレゼントしてみるのはいかがでしょうか。
日本の固有種であるメダカは、とても飼育がしやすいことから初めてアクアリウムに挑戦する方にピッタリの魚です。
室内の水槽、屋外のビオトープどちらでも飼育ができて、大がかりな飼育設備も必要ありません。
また品種改良が盛んな点も魅力の一つで、近年は新しい品種のメダカが続々と登場しています。熱帯魚のように鮮やかな体色の改良メダカはとても華やかなので、純粋にプレゼントとしても喜ばれるでしょう。
今回のコラムでは、記念日などにメダカをプレゼントする方法とおすすめの品種をご紹介します。
目次
プロアクアリストたちの意見をもとにメダカをプレゼントする方法とおすすめの品種を解説
このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。
動物好きの方へのプレゼントにメダカを選ぶ方が増えています。
ただ、いきなり生きたメダカを贈っても相手を困らせてしまいますので、必要なものをセットにしてあげるなど、気遣いは忘れないようにしましょう。
ここでは、実務経験から得た知識をもとに、メダカをプレゼントする方法とおすすめの品種を解説します。
メダカをプレゼントするには
生き物が好きな方にメダカをプレゼントしたら、きっと喜ばれることでしょう。
しかし、興味がない方や家で飼育できない方などは、生き物をいきなりプレゼントされても困ってしまいますので、贈る相手のことを考えて用意をすることが大切です。
ここでは、メダカをプレゼントするのに向いている方や、プレゼントの仕方を解説します。
メダカをプレゼントするのに向いている方
メダカをプレゼントするならば、生き物が好きな方や飼育できる環境がある方を選んで贈るのがおすすめです。
ただし、どんなにメダカを喜んでもらえそうな方であっても、贈る前に必ずご本人に承諾を取るようにしてください。
メダカを含め、生き物を受け入れて飼育を続けていくためには、それなりの心構えと準備が必要になるからです。
プレゼントしたメダカを大切に育ててもらうためにも、根回しはしっかりしておきましょう。
アクアリウムやガーデニングが趣味の人
メダカをプレゼントするならば、やはりアクアリウム好きの方に贈るのが一番です。
すでに水槽をお持ちの方ならば設備や知識は十分ですし、まだ飼育を始めていないとしても、これをきっかけにアクアリウムに挑戦できるので喜ばれるでしょう。
また、ガーデニングが趣味という方も、メダカをプレゼントするのに向いています。
ガーデニングの派生でビオトープを作れば、メダカと植物を一緒に楽しむことができるからです。
メダカは日本の気候に適しているため、一年を通して屋外で飼育ができますし、簡単な設備で飼育がスタートできるというメリットがあります。
生き物飼育に興味がある人
生き物全般に興味がある方にメダカを贈るのもおすすめ。
生き物好きの方ならば、プレゼントしたメダカを大切に育ててくれるに違いありませんし、飼育の知識を付けることにも抵抗がない可能性が高いからです。
メダカは丈夫でろ過フィルターなどがなくても飼育ができるので、小さなボトルアクアリウムにして贈るもの良いでしょう。
このような小さな容器で特殊な機材が無くても飼育ができるのも、メダカの魅力のです。
子供
お子様の初めてのペットとしてもメダカは最適です。
小さな飼育容器で飼うことができるのでお子様でもお世話がしやすいですし、オスメスペアで飼育すれば、繁殖~メダカが成長していく過程を観察できます。
メダカの観察日記などは自由研究の題材にも最適、お世話や日記を毎日の習慣にすることで、続ける力を身につけることもできるでしょう。
メダカをきっかけに生き物を身近に感じることができるのは、良い体験になるはずです。
メダカの贈り方
メダカをプレゼントするときは、贈る相手の状況を考えて準備をすることが大切です。
メダカを贈ることの承認を得られたら飼育環境を確認し、メダカだけを贈るのか・飼育設備も一緒にセットで贈るのかを考えます。
すぐに飼育を始められるように準備をしてからプレゼントするのが、相手に喜んでもらうコツです。
メダカだけを贈る
飼育設備一式をお持ちの方や自宅にビオトープがある方には、シンプルにメダカだけをプレゼントするのが良いでしょう
アクアリウム好きの方ならば、使いやすいフィルターが決まっていたり、メーカーにこだわりがあったりすることも多いので、むしろ生体だけを贈られた方が喜ばれる場合も少なくありません。
また、他に飼育設備をつけなくてよい分メダカに予算が掛けられるので、ワンランク上の高級メダカをプレゼントできるというもメリットもあります。
飼育設備とメダカをセットにする
初めてメダカ飼育に挑戦するという方には、メダカと飼育機材をセットにしてプレゼントしましょう。
魚の飼育経験が無いと必要な機材を選ぶのも一苦労ですし、水槽が無い状態でメダカだけ贈られても対処に困ってしまいます。
そこで、水槽セットを合わせてプレゼントしてあげれば、貰ったその日からすぐにメダカ飼育を始められるので、相手も安心して受け取ることができるでしょう。
メダカを飼育するのに必要な基本的な機材は以下です。
- 飼育容器や水槽
- 水中フィルター
- メダカの餌
- カルキ抜き
メダカ飼育用の水槽セットを購入して、足りないものを追加するのが良いでしょう。
必須ではありませんが、上記以外に底砂や水草があると水槽の中が賑やかになります。
また、水槽を選ぶときは、事前に飼育スペースの大きさを確認しておくとスムーズです。
プレゼントにおすすめのメダカ
最近はメダカの品種がかなり豊富です。
昔ながらのシンプルなメダカももちろん魅力的ですが、せっかくならば特別感がある少し高級な改良メダカをプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
ここからは、初心者でも飼育しやすい華やかな改良メダカの系統を3つご紹介します。
幹之系
幹之系メダカは、丈夫で流通量が多い改良メダカの入門種です。
普通のメダカにはない、銀色に輝く背中の光沢と青~グレーに見える体色が最大の特徴で、見ごたえがあります。
また幹之系をベースに様々な品種が生み出されており、頭から尾まで体全体に強い光沢が乗った『フルボディ』、真っ黒な体色にゴールドの光沢が乗る『黒幹之』、青みが強い『マリンブルー』など、 種類が豊富なのでお好みに合わせた品種をプレゼントできるのも魅力でしょう。
ラメメダカ系
鱗が不規則にキラキラと光るラメメダカは、改良メダカの中でも高額な系統でプレゼントに最適です。
鱗一枚一枚が輝くラメ形質は、メダカの持つ虹色素胞を構成するグアニン層が集まることで発現します。
ラメメダカは最近やっと出回るようになったレア度の高い品種なので、メダカの知識がある方に贈れば喜ばれること請け合いです。
マリアージュ系
マリアージュ系メダカの最大の特徴は、美しく伸長するフサフサのヒレです。
改良メダカの中でもひときわ艶やかな容姿を持つメダカなので、水槽に一匹入れるだけでも主役級の存在感を放ちます。
グレードによって値段は大きく変わりますが、改良メダカの中でもかなり高価な部類なので、特別な日にプレゼントすると良い記念になるのではないでしょうか。
プレゼントしたら飼育方法もレクチャーしよう
魚の飼育経験が無い方にメダカをプレゼントするときは、簡単に飼育方法をレクチャーしてあげましょう。
「折角プレゼントしてもらったのに、すぐに死んでしまった…」となると、贈った側も受け取った側も、悲しい思いをしてしまいます。
そのような事態を避けるためにも、水合わせや水換えについて、餌の量や頻度などを伝えておくと安心です。
初心者向けの飼育本や、東京アクアガーデンの「メダカの飼い方」のようなWEBコンテンツを案内してあげるのも良い方法です。
まとめ:メダカをプレゼントするには!メダカの準備方法からおすすめの品種
今回は、メダカを贈る方法やプレゼントにおすすめの品種をご紹介しました。
生き物好きの方や、飼育設備がある方の贈り物にメダカを選ぶと、一風変わったプレゼントになります。
ただ、いきなり生き物を贈られても相手を困らせてしまいますので、事前に相手に了承を得てから、すぐに飼育が開始できるように準備をしてプレゼントしてあげるのが良いでしょう。
初心者から楽しめる幹之系メダカは丈夫で飼育しやすいメリットがありますし、高級メダカであるラメ系やマリアージュ系メダカなども特別なプレゼントとしておすすめです。
相手の状況を考慮しながら、ぜひメダカをプレゼントしてみてください。
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