メダカの飼い方
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春に飼い始めたい魚5選!メダカから錦鯉まで、飼い始めるポイントも解説

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何か新しいことにチャレンジしてみたくなる春。アクアリウムでは、気温が安定してくる春が、新しい魚を飼い始めるのに最適と言われています。
特にメダカや金魚などの日本原産の淡水魚は、冬眠を終えた元気な個体が流通し始める頃合いなので、新魚をお迎えするのにぴったりです。

また、魚は飼い始めが一番体調を崩しやすいので、気候が良い春のうちに飼育を始めて環境に慣れさせておいたほうが、その後の管理がしやすくなるでしょう。

そこで今回は、メダカから錦鯉まで春に飼い始めたい魚を5種類ご紹介します。
春に飼育を始めるポイントなども解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

プロアクアリストたちの意見をもとに春に飼い始めたい魚5選と飼育のポイントを解説


このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。

気温が安定していて暖かい春は、魚の飼育を始めるのに最適です。
特に、季節の変化で活性が変化しやすいメダカなどの日本淡水魚は、春のうちに飼育を始めておくのが、長期飼育のポイントです。

ここでは、実務経験から得た知識をもとに、春に飼い始めたい魚5選と飼育のポイントを解説します。

春に飼い始めたい魚5選


水温が上がるは、魚達の体調も安定してアクアリウムが楽しくなる季節です。中でも、気候の変化に適応する日本淡水魚は、春に産卵の季節を迎える魚が多く、特に美しい姿を見せてくれます。
また、日本淡水魚は屋外のビオトープに導入されることも多いので、春から飼育を始めておくと夏を乗り越えやすいです

ここでは、春に飼育を始めたい魚を5種類ご紹介します。

メダカ

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水槽用ヒーター無しで飼育することの多いメダカは、活性の高い春に飼育を始めるのがおすすめです。水温が暖かく安定しているのでストレスを掛けることなく、新しい環境に慣れさせることができます。

改良品種が多いメダカは、飼育する品種によって水槽の雰囲気をガラっと変えることができるのが楽しみの一つです。原種に近い黒メダカと水草を合わせればナチュラルな雰囲気になりますし、ラメヒレ長といった鮮やかな品種を入れれば、かなり華やかな水槽に仕上がります。

ペアで揃えて繁殖させたり、品種改良にチャレンジしてみたりといった、ワンランク上の飼育にチャレンジできるのも魅力です。

基本的にとても丈夫で環境適応能力が高いので、室内のレイアウト水槽や、ボトルアクアリウム、屋外のビオトープなど、お好みの飼育方法で育ててみてください。

金魚

(国産金魚)和金ミックス 色指定無し(5匹)

何となく夏のイメージがある金魚ですが、飼育を始めるならば春がぴったり
暖かい春は、消化不良を起こしづらくコンディションを保ちやすいので、スムーズに飼育を開始できます。

また金魚は春になると、前年に生まれた当歳魚の流通量が増えるので、好みの個体や品種を探しやすいです。金魚の販売イベントも盛んに開催されるようになるので、お店以外の場所に金魚を探しに行ってみるのも楽しいでしょう。

鮮やかな金魚は、柄の出方やヒレの形などに個体差が出やすいので、通販ではなく販売店に足を運び、自分の目で確認してから購入するのがおすすめです。
丸みを帯びた体をフリフリしながら泳ぐ姿や、なびく尾びれの美しさは、実際に間近で見るとより魅力的に感じます。

しっかり準備をして飼育を開始できれば長生きする魚ですので、この春から飼育に挑戦してみてはいかがでしょうか。

錦鯉

【めだか街道】錦鯉 カラフルミックス 10~15cm前後 5匹

存在感のある大き目の魚をお探しの場合は、錦鯉がおすすめです。
錦鯉は春と秋に流通量が増えるので、春から飼育を始めると、多くの個体を見比べて購入することができます。

錦鯉は元々、池などの屋外で飼育できる観賞魚として改良されてきた歴史があるため、幅広い水温に適応できて、水質の変化にも強いので初心者でも飼育がしやすいです。

また、飼育環境の広さに合わせて体格を調整する器用さを持っているので、水槽やビオトープで飼育すれば、そこまで大きくなることもありません。水槽ならば60cm水槽から飼育が可能です。
人にも慣れるので、最近はペットフィッシュとして人気が高まっています。

赤白黒を基調とした鮮やかな模様は、一匹たりとも同じものがいないので、ぜひ自分のお気に入りを探してみてください。

タナゴ

(淡水魚)ニッポンバラタナゴ(3匹)

タナゴの仲間も、春に飼い始めるのにおすすめの魚です。

タナゴは、繁殖期になると婚姻色と呼ばれる鮮やかな体色を発することで知られており、この繁殖期が春か秋。5月頃からピークを迎える品種が多いので、春に飼育を始めると一年で一番美しい姿をすぐに鑑賞することができます

ちなみに、カネヒラなど一部の品種は秋に繁殖期を迎えますので、繁殖期を確認してから品種を選ぶのがおすすめです。

またタナゴは、オスメスペアを揃えた上で、二枚貝を一緒に飼育すると水槽内でも繁殖を楽しめます
タイミングがよければ、二枚貝に卵を産み付ける独特の産卵シーンを水槽内でも観察できるので、ぜひチャレンジしてみてください。

ドジョウ

【生体】スジシマドジョウ(5匹)/どじょう 約3cm~5cm前後 生体 川魚 emuwai

メダカのタンクメイトとしても人気のドジョウは、暖かい季節に活発になるので、春から飼育を始めると愛らしい姿を存分に鑑賞できます。

ヒゲを使って底砂の上をもふもふと探索する姿は、とてもユニークで見ていて飽きることがありません。少しとぼけた印象の顔立ちが、愛らしさに拍車をかけています。

日本淡水魚であるドジョウは、メダカや金魚と一緒に無加温で飼育ができるため、水槽やビオトープなど様々な場所で飼育されています。
砂の上に落ちた餌を食べてくれる、お掃除屋生体として活躍することも多いです。

春に魚を飼い始める際のポイント


春の魚飼育を楽しむためには、いくつかポイントがあります。

ここでは、春に魚を飼い始める際のポイントをご紹介します。

飼育を始めたばかりのデリケートな時期を乗り越えるコツから、繁殖に挑戦する方法までポイントを分けてご紹介しますので、飼育の参考にしてみてください。

水合わせはしっかりしよう!


春に限らず、魚の飼育を始めるときは必ず最初に水合わせを行いましょう。

水合わせとは、魚を新しい水槽の水に慣らすことで、水質や水温の変化で起こるショック症状や体調不良を予防することができます。
少し時間はかかりますが、家にある道具で対応できますのでぜひ実践してみてください。

ここでは、簡単な水合わせの手順をご紹介します。

  1. 水を張った水槽に、購入してきた魚を袋のまま20分ほど浮かべておく(水温合わせ)
  2. 水槽の水をスポイトやコップに取り、袋の中に数回に分けて注ぎ入れる(水質合わせ)
  3. 魚だけを網ですくって水槽に移す

水質合わせでは、20分ほど時間をかけて少しずつ注水するのがポイントです。
また水槽に魚を移すときは、袋の中の水が入らないように注意してください。

繁殖を考えるならオスメスの割合を意識しよう

【メダカファーム泉】〇めだか 紅白ラメ 2匹 1ペア セット 親魚候補 若魚〇

水槽内での繁殖を考えている場合は、オスメスを揃えて飼育を始めましょう
先ほどご紹介した魚達も、ドジョウ以外は春から夏にかけてが繁殖期です。

基本的にはどんな魚もオス1:メス3の組み合わせにすると、繁殖が成功しやすいと言われています。1匹ずつのペアでも繁殖することはありますが、成功率を高めるならば1:3の割合がおすすめです。

反対にあまり繁殖させたくない場合は、同じ性別で揃えて飼育します
特にメダカは繁殖しやすいので、増えた子メダカを飼育するスペースが確保できていないときは、オスメスを分けて飼育するなどの工夫をしておきましょう。

餌は気温にあわせて量を調整しよう

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屋外で飼育する場合は特に、その日の気温に合わせて餌の量を調整しましょう。

魚は水温が低いと、消化不良を起こしやすいので餌の量を控えめにするのが飼育のポイントです。
春はまだ気温が不安定で水温も変わりやすいので、5月頃になって水温が安定するまでは、水温と魚の調子を見ながら無理のない範囲で給餌してください

人工飼料の中には消化のよい餌もあるので、水温が低い日はそちらに切り替えるのもおすすめです。

また、餌の食べ残しが多いと水が汚れやすくなるため、餌のやり過ぎにも注意しましょう。

無加温飼育できる魚に保温設備は必要か?


今回ご紹介した魚は、どの品種も日本の風土に良く馴染んだ、水温の変化にも対応できる魚です。そのため、基本的には一年を通して無加温で飼育することができます

ただ、より良い環境で長く飼育を続けたいと考えている場合は、必要に応じて水槽用ヒーターや冷却ファンを使用して、ストレスフリーな環境を整えてあげるのが良いでしょう。

特に真夏は、放っておくと30℃を超える高水温になってしまうので、水温を下げる対策は欠かせません。屋外飼育ならば日よけを取り付ける、室内ならば冷却ファンを使用したりエアコンで室温を管理したりといった方法で、水温を調整できます。

冬になって水温が10℃を下回ると魚は冬眠しますが、冬眠は命を落とすこともある過酷なもので、体が小さい個体や体調を崩している個体は危険です。また室内だと、中途半端な水温で冬眠できないこともあります。
このような場合は、水槽用ヒーターを使って加温をして、冬眠させずに冬を越すというのも一つの選択肢です。

まとめ:春に飼い始めたい魚5選!メダカから錦鯉まで、飼い始めるポイントも解説


春に飼い始めたい魚5選と、飼育のポイントをご紹介しました

今回ご紹介したのは日本淡水魚と呼ばれる、気候の変化に強い丈夫な種類ばかりです。
これらの魚は春になると活性が上がって繁殖期を迎えるので、飼育の楽しさやアクアリウムの醍醐味を感じやすいでしょう。

また、日本の風土に馴染んだ魚は季節の変化に合わせて様々な表情を見せてくれるので、熱帯魚とはまた違った風情を感じられるのも魅力です。
特に屋外のビオトープでは、魚と植物の移ろいを同時に鑑賞できます。

ぜひこれを機会に、新たな魚を飼育してみてはいかがでしょうか。

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執筆者 アクアガーデン

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