カニを飼育してみよう! 自宅で飼えるカニの種類から飼育方法まで解説します

投稿日:2026.02.27|
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川遊びや磯遊びで捕まえて遊んだり、高級食材として食卓に上ったりと様々な場面で目にすることが多いカニの仲間たち。
アクアリウムでは鑑賞用として流通する、青や黒、赤などのカラフルな体色を持つきれいで小型の品種が、淡水・海水それぞれの水槽に取り入れられています。
基本的に丈夫で簡易的な機材やプラスチックの飼育容器でも飼うことができるため、小さなお子様から飼育に挑戦することが可能。混泳水槽では低層を賑やかにしてくれる存在として重宝すること間違いなしです。
今回のコラムでは、カニを自宅で飼育する方法とおすすめの品種などについてご紹介します。
淡水・海水それぞれのケースについて触れていきますので、ぜひご覧ください。
目次
プロアクアリストたちの意見をもとにカニの飼育方法を解説

このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。
昔話でもお馴染みのカニは、日本では古くから身近な生き物として愛され続けてきました。
最近は鑑賞性の高いカラフルな品種が海外から流通するようになり、アクアリウムでも人気を集めています。
ここでは、実務経験から得た知識をもとに、カニの飼育方法を解説します。
飼育できるカニの種類と育て方を動画で解説
この記事の内容は動画でもご覧いただけます。
おすすめのカニの種類やカニの飼育方法を音声付きで解説しています。
東京アクアガーデンではYouTubeチャンネル『トロピカチャンネル』を公開しています。
水辺の生き物の飼育方法から、水槽レイアウトまで、アクアリウム情報を動画でわかりやすく解説しています。
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自宅で飼育ができるカニの種類

カニは全世界で約7,000種類もの品種が確認されている、非常にバリエーションが豊かな生き物です。
大きさや生態、好む水域や水質、水温なども種類によって様々なため、タカアシガニのような非常に大型のカニや深海に生息する種類など、一般的な飼育水槽では管理が難しい品種がいるもの事実。
個人で飼育ができるのは、基本的に水温や水質の変化に強い、陸生・半陸生か、比較的浅瀬の海や川に暮らす小型のカニに限定されます。
さらに、飼育鑑賞用に流通していることや、餌を選り好みせずに食べてくれるなどの条件を満たしている個体ならば、初心者の方でも飼育に挑戦しやすいでしょう。
ここでは、自宅の水槽で飼育ができるカニを、淡水、海水に分けてご紹介します。
淡水カニ

淡水カニは渓流や河川、河口付近などの淡水域に生息しています。
日本では身近な河川でも見かけることがあり、採取した個体を自宅に持ち帰ることも可能。素朴な見た目ながら、カルキを抜いた水道水で飼育ができる小型の品種が多いので、初めてカニを飼育する方にもおすすめです。
ただ、適応できる水温幅が品種によって大きく異なることがあり、特に外国産のカニは、熱帯魚を飼育するような保温設備が必要になる点は留意しておきましょう。
サワガニ
全国の広い地域に生息する、全長5~7cm程度の日本固有の淡水カニです。
半陸生で湿気の多い陸地と水中を行き来する性質があり、野性では水質の良い小川や渓流などで多く見られます。飼育の際は必ずろ過フィルターを設置して水質を維持しましょう。
適水温は15~20℃前後で低めの水温を好みます。25℃を超えると体調に影響が出るため、水槽用クーラーやエアコン、冷却ファンなどを活用して水温を低めに調整してください。
一方、水温が10℃を下回ると冬眠しますが、水槽での冬眠はリスクが高いため、冬場水温の低下が著しいときは水槽用ヒーターで保温をすることをおすすめします。
ドワーフクラブ
インドネシアなど東南アジアの熱帯地域に生息している小型淡水カニの総称です。
カラフルな種類が非常に多く、甲羅とハサミが紫色に染まるヴァンパイアクラブや、赤色になるレッドデビルクラブなどが特に人気があります。
陸生傾向が強い半陸生でなので、水槽にもしっかり陸地を作ってあげましょう。体が浸かる程度の水入れがあれば問題ないので、観葉植物やコケを敷いたパルダリウム水槽にも向いています。
水温は22~28℃程度までなので、冬場はパネルヒーターを使用するか、一日を通して温かい室内で管理するのがおすすめです。
ハマベンケイガニ(レッドアップル・クラブ)
別名レッドアップルクラブとも呼ばれる、甲幅3cm前後の小型淡水カニです。
体色は黒色を基調にハサミが赤色になる個体が多く、見ごたえがあります。
沖縄県から台湾、インドネシアなどの淡水と汽水域を行き来する半陸生で、マングローブ林や海岸林などの植物が豊富な場所を住処とすることから、アクアテラリウム水槽とマッチしやすいです。
適水温は20~27℃程度なので、水を張った部分は水槽用ヒーターで加温すると、一年を通して管理がしやすいでしょう。
アカテガニ

国内では青森県から九州にかけての広い地域に分布しているカニです。
海岸や河口から1Kmくらいの上流までの陸地に巣穴を掘って生活する半陸生ですが、体が浸かる程度の水場があれば十分なので、パルダリウム水槽でも飼育ができます。
適水温は24℃前後なので、必要に応じてパネルヒーターなどでの保温が必要です。
モクズガニ

日本全国に生息する毛の生えた大きなハサミが特徴的な品種です。
甲幅は最大で7~8cm程度、基本は淡水性ですが汽水や海水を行き来する、幅広い塩分濃度に適応できる器用さを備えています。
陸地に上がることもある半陸生ですが、陸地が無くても飼育可能です。
適水温は15~25℃、比較的高水温に強く30℃前後まで耐えられると言われいますが、健康的に飼育を続けるならば、水温の上がりすぎには注意しましょう。
一方、10℃を下回ると冬眠してしまうため、冬は水槽用ヒーターで保温をして活性を維持します。
海水カニ

海中や砂浜など海の周辺を主な活動域としているカニです。
人工海水を使って海水環境を再現する必要があるため、淡水カニに比べると飼育難易度は高めとされますが、比重や環境自体は一般的な海水水槽と同じなので、機材等を準備できれば初心者の方でも飼育を楽しめます。
適水温は基本的に27℃までで、高水温は苦手なので水槽用クーラーなどを使って水温を低めに維持しましょう。
スナガニ

神奈川県以南の太平洋側から台湾、東南アジアまでの広い地域の砂浜に生息しています。潮干狩りなどの機会に砂浜で見かけることが多い、成体でも甲幅2~3cmほどの小型の種類です。
砂と似た色(保護色)をしていることから、ゴーストクラブという呼び名もあります。
砂浜と水中を行き来する半陸生ですが、飼育環境下では陸地を作らずに全身が浸かる程度の水位に抑えて飼育すると管理がしやすいです。
イソクズガニ

千葉県から沖縄県、台湾から東南アジアにかけての、沿岸部にある岩礁帯の潮間帯に生息しています。甲幅3~4cm程度で甲羅は洋梨型をしており、体色は全身が褐色です。
体に海藻の切れ端などのゴミをたくさん付着させて、カモフラージュするユニークな性質を持ちます。
海生で基本的に水から上がることが無いため、一般的な海水魚水槽と同じ環境、水位で飼育可能です。
カラッパ
カラッパ科に属するカニの総称で、ソデカラッパやトラフカラッパ、メガネカラッパなどの品種がいます。大きさは品種によって違いがありますが、大体甲幅5~15cmほど。
甲羅の形が縁が張り出したようなドーム型で、歩脚を折りたたんでうずくまることができます。
こちらも海生なので水を張った一般的な海水設備で飼育可能です。夜行性で砂を掘り返す習性があるため、柔らかいサンゴ砂を厚めに敷いてあげると安定しやすいでしょう。
サンゴは傷つけてしまう恐れがあるため、混泳は避けたほうが無難です。
エメラルドグリーンクラブ
主に大西洋西部のカリブ海に生息している、甲幅3cm程度の小型のカニです。名前の通り美しい緑色の体色をしています。
海生で植物食性が強く、餌となるコケや藻が十分なら他の生体に危害を加えることが少ないため、海水水槽のクリーナー生体として人気です。
サンゴ水槽にも導入できますが、餌が不足するとサンゴを害する可能性があるので、混泳させる場合は十分ご注意ください。
キンチャクガニ

西太平洋からインド洋などに広く分布する、甲幅1~1.5cmほどのとても小さな海水カニです。
海生で、潮間帯から水深10m程度までのサンゴ礁に生息しており、両ハサミにカサネイソギンチャクを携行する独特の生態を持っています。
体に入る美しい幾何学的な模様が鑑賞性抜群です。
大きすぎる水槽やレイアウトが入り組んだ水槽では姿を見失いやすいため、45cm程度の小型水槽への導入が向いています。
カニの入手方法

鑑賞用のカニは、アクアリウムショップやインターネット通販で販売されている個体を購入するほか、日本に生息しているカニならば、自分で採取してきた個体を飼育することも可能です。
ここでは、カニの主な入手方法をご紹介します。
アクアリウムショップで購入する
アクアリウム専門店やホームセンターのペットコーナーでは、鑑賞用のカニが販売されています。
これらのショップに直接足を運んで購入するメリットは、何と言っても実際の個体を自分で見て吟味できるところです。
また、飼育用品を一緒に購入することができるので、初めてカニ飼育に挑戦する場合にはとても重宝します。
インターネット通販で手に入れる
外国産の珍しいカニをお探しの時や、カニを販売している店舗が近くにないときはインターネット通販が便利です。
ただ、こちらは購入前に直接個体を確認することができないため、状態が不安なときは、死着補償などの対象になっているかも確認してから購入すると安心でしょう。
自分で採取する
日本国内には様々な淡水カニ・海水カニが生息しており、採取したカニを自宅で飼育することができます。
川遊びや磯遊びのついでに採取ができるので、お子さまが捕まえたカニを連れ帰れば命の大切さを学べる機会になること間違いなしです。
採取する場合は必ずルールを守ろう!
カニを採取するときは、その地域で決められている条例やルールを必ず確認してから連れ帰るようにしてください。
例えば、ある地域では自由に採取できるカニでも、別の地域では絶滅危惧種に指定されていて捕獲自体が禁止というケースがあります。
漁業権が設定されているとよりルールが複雑になるため、カニを採取する際には事前の十分な調査・確認が必要ということを覚えておきましょう。
さらに、採取したカニを別の場所に放流したり、自宅で飼育していたカニを川や海に放すことも避けるべきです。
むやみな生体の放流は、生態系のバランスを崩したり、病気を拡散させてしまったりなどの予期せぬ事態を招くことがあります。
カニに限らず、生体を採取・飼育する際には長期的な視点で責任を持って管理することが大切です。
カニの飼育に必要な道具

品種の特徴や生態によって様々な違いがあるカニですが、共通して飼育に必要なアイテムは以下の通りです。
- 水槽・フタ
- 底砂
- ろ過フィルター
ここでは、カニ飼育に必須の基本的なアイテムについて解説します。
水槽・フタ
カニ飼育には一般的なガラス水槽以外にも、昆虫飼育などでお馴染みのプラケースや透明なコンテナなどが使用できます。
それぞれにメリット・デメリットがあるので、飼育するカニの特性や飼育スタイルに合わせて選ぶのがおすすめです。
飼育ケースごとの特徴は以下の通りです。
| ガラス水槽 | 水槽用ヒーターやクーラー、ろ過フィルターなどの飼育機材を制限なしに設置できる。水量を確保できるので水質を維持しやすいが、サイズによっては値段が高めで設置スペースを取る |
|---|---|
| プラケース | 非常に安価で軽量。100円ショップなどでも入手ができ、蓋がセットになっていて便利。川遊びなどで連れ帰った個体をそのまま飼育することもできるが、ろ過フィルターなどが設置しづらいことも。傷が付きやすく壊れやすい点にも注意が必要 |
| コンテナ | 安価でサイズが豊富、蓋もしっかり閉められるので、気軽にカニ飼育を楽しみたいときに便利。ただし、蓋を開けて真上から覗き込まないとカニを鑑賞できない点や、水槽用ヒーターなどが設置できないところから、飼育できるカニが限られる |
水深を確保する必要がある海生のカニや、アクアテラリウムのように陸地と水辺を分けてレイアウトしたいときはガラス水槽が使いやすいです。
プラケースは体が浸かる程度の水で飼育ができて、陸地をあまり必要としない種類のカニの管理に向いています。コンテナは、陸地と簡易的な水入れなどの設置が可能です。
また、カニはレイアウトやろ過フィルターを足掛かりに壁を登って脱走してしまうことがあります。
特に陸生や半陸生のカニは身軽なので、必ず水槽に蓋をした上で重りなどを乗せてしっかり固定しておくことが重要です。
底砂
カニ飼育では、基本的に底砂を敷いて飼育するのがおすすめ。見映えが良くなるのはもちろんのこと、特に砂地や浅瀬に生息するカニは、底砂を敷いてあげるとストレスを軽減できます。
陸地を作る際は、底砂に傾斜をつけカニが登りやすいよう工夫してあげると良いです。
底砂の材質は、淡水カニならば大磯砂、海水カニならばサンゴ砂が一般的ですが、底面式フィルターを使用している水槽では砂が細かすぎるとフィルターが目詰まりしてしまうため、フィルターに合わせた粒サイズを意識してください。
スナガニなど砂に潜る習性があるカニを飼育する場合は、潜りやすいように細かい砂を使用します。
ろ過フィルター
ろ過フィルターはカニの性質によって適切なタイプが異なります。
淡水カニにおすすめのろ過フィルター
淡水カニにおすすめなのが、
- 底面式フィルター
- 水中フィルター
- 投げ込み式フィルター
です。どれも設置が簡単、安価で購入できるので初めての方でも扱いやすいという特徴があります。
また、ガラス水槽以外の飼育容器でも設置できる可能性があるところもメリットです。
一方、これらのろ過フィルターでは水槽用クーラーが使用できないため、水温を確実に維持したいときは、外部フィルターなどの他のろ過フィルターを検討する必要があります。
海水カニにおすすめのろ過フィルター
海水カニを飼育する水槽では、
- 外掛け式フィルター
- 底面式フィルター
- 上部式フィルター
- 外部式フィルター
- オーバーフロー式
など、ろ過能力が高めのタイプが良く使用されます。
先程ご紹介した投げ込み式などと比べると少し高価で複雑なフィルターも多いですが、しっかり水を張った海水環境でも水質を維持しやすくなるのがメリットです。
ただし、大きく成長する力の強いカ二は、フィルターのパイプやチューブを傷つけたり接続部を外してしまう可能性があります。心配なときは、パイプ類を石などで固定するなどレイアウトを工夫してトラブルを予防しましょう。
カニ飼育は温度管理が大事!保温設備について
カニを健康に飼育する上で特に注意が必要なのが、水温の管理です。
カニは基本的に高水温に弱い生き物で、ほとんどの種類が27℃を超えるとストレスを感じてしまいます。
近年は、真夏になると室内水槽でも水温30℃を超すようなことが少なくないため、水槽用クーラーを使用したり、一日を通してエアコンで室温を管理したりして水温を低く保つ工夫が必須です。
特に海水性のカニは、外部フィルターやオーバーフロー水槽と共に水槽用クーラーを設置して水質と水温を管理することをおすすめします。
水量が少ないパルダリウムやアクアテラリウムの場合は、エアコンがコスパが良いです。
また、冬は水槽用ヒーター、パルダリウムならパネルヒーターやバスキングランプなどを使用した保温も必ず行いましょう。
カニの飼育方法

続いては、カニを健康的に飼育するための具体的な飼育方法についてです。
淡水カニと海水カニでは好む水質や環境が異なりますが、基本的な飼育方法に違いがあるわけではありません。
適度な餌やりと定期的な水換え、メンテナンスを行い、きれいな水槽を維持しましょう。
餌は適度な量をバランスよく与えよう
カニはなんでもよく食べる雑食性で、餌付けに困るということはあまりありません。
ただ同じものばかり与えていると、飽きて食べなくなってしまうことがあるため、複数種類の餌をローテーションして与えるのがおすすめです。
栄養価の高いザリガニやカニ用の人工餌をメインに、アカムシやイトミミズといった活餌、水草や海藻も良い餌になりますし、乾燥エビやシラス、葉物野菜なども与えることができます。
餌の頻度は種類にもよりますが、1~2日に1回程度が目安です。水中に餌を撒く場合は数分程度で食べきれる量、陸地に餌を設置する場合はエサ入れに入れて与えてください。
食べ残しがあったら、その都度取り除いて清潔な環境を維持します。
特性に合わせたレイアウト・環境を意識しよう
ご紹介してきた通り、カニは種類によって生息する環境が大きく異なります。
そのため、水槽内の環境は品種の特徴に合わせて、できるだけ自然に近い状態を構築してあげることを意識してレイアウトをしましょう。
また、カニは薬剤を使いにくい生体のため、病気やケガのリスクにも気を配るとより確実です。
ここでは、淡水(陸生・半陸生)カニと、海水カニそれぞれの飼育環境の作り方をご紹介します。
淡水(陸生・半陸生)カニの場合

陸生・半陸生のカニを飼育する水槽では、底砂を盛り上げて陸地と水場を作ります。
砂に潜るスナガニなどの場合は、陸地部分の厚さを少なくとも20cm程度持たせると良いでしょう。
次に、流木やシェルターなどを設置して隠れ家を作ります。カニは単独飼育が基本ですが、広めの水槽に隠れ家多く設置すれば、複数匹一緒に同居させることも可能です。
水場の水深は品種の好みに合わせるのが基本。多くの場合は、カニの全身が浸かる程度で十分ですが、水量が少ないと水質の悪化が早く頻繁な水換えが必要となります。
メンテナンスのしやすさを考えると、もう少し水深を深くするのも方法です。カニが陸地に上がれさえすれば、水深が深い分には問題ありません。
これらの点を踏まえて、陸生・半陸生カニの飼育におすすめなのが、アクアテラリウムです。
アクアテラリウムは陸地と水辺の両方を備えたレイアウト水槽で、自然に近い状態でカニの様子を観察することができます。
陸地にコケや観葉植物を植えこめば、より見応えのあるインテリアに仕上がるでしょう。
海水カニの場合

海中に住む海水カニは、一般的な海水魚を飼育するのと同様の環境で飼育が可能です。
底にサンゴ砂を敷き、ライブロックやシェルターで隠れ家を作ります。
また、海生カニの場合は、水位の変化に気を配ることも大切です。
水が蒸発すると塩分濃度が高くなってカニに悪影響を与えてしまいます。水位が低くなってきたら、カルキ抜きをした水道水を追加する足し水を行ってください。
メンテナンスについて
水槽で生き物を飼育していると、ろ過フィルターを使用していても少しずつ水が汚れていくため、定期的な水換えや掃除が必須です。
全体に水を張っている環境では、1~2週間に一度、全体の1/3程度の量を換水します。
水量の少ない水槽や生体数が多い、活餌を頻繁にあげているといった環境では水が悪くなりやすいため、もう少し頻度を増やして対応してください。水質が安定しているときは反対に、頻度を下げても大丈夫です。
水換えの時には、クリーナーポンプを使って底砂も一緒に掃除をします。
半陸生カニの飼育で水皿などを簡易的な水場にしている場合は、常に新鮮な水があるのが理想です。こまめにカルキ抜きをした水を入れ替えて、清潔に保ちましょう。
アクアテラリウムやパルダリウム水槽で一部に水を張っているときは、底面フィルターなどを使って水を循環させるのが効率的です。
こちらも1週間に一度はクリーナーポンプやアクアリウム用のスポイトで排水し、水換えを行います。
カニは丈夫な生き物ですが水質の急変には弱い面があるため、臨機応変に対応しましょう。
カニ飼育のよくあるトラブルと対処方法

熱帯魚や海水魚とは異なる特徴を持つカニの飼育では、特有のトラブルが発生することがあります。
カニ飼育によくあるトラブルとその対処法・予防法を詳しく解説します。
共食い
雑食性のカニを混泳水槽に入れていると、自分よりも小さな魚や脱皮したばかりで殻の柔らかいカニを捕食してしまうことがあります。
共食いの予防には、まず餌を充実させることが重要です。
動物性の餌を定期的に与えて栄養バランスを保ちます。飼育数よりも隠れ家を多めに用意するのも効果的です。
またカニを複数匹飼育している水槽では、脱皮直後の個体をパーテーションや別容器で隔離すると、共食いのリスクを抑えられます。
水草を食べてしまう
水草の食害も良くあるトラブルの一つ。
カニはハサミの力が強いため、しっかり根を張っていない水草は簡単に引き抜いて食べてしまいます。
水草はカニにとっておやつなので、完全に食害を防止することはできませんが、レイアウトを崩されたくないのであれば人工水草で対応するか、比較的食べられにくい葉が硬くてしっかりと活着する、アヌビアス・ナナやミクロソリウムなどの水草を選びましょう。
病気と体調不良
水質や水温の急変などによりカニがストレスを感じると、免疫力が落ちて病気になってしまうことがあります。
特にカニがかかりやすいとされるのが、体表に白い綿のようなものが付着する水カビ病です。
水カビ病の原因は水槽の常在する真菌で、水質が悪化することで発生リスクが高まるため、エサの食べ残しをこまめに取り除き、定期的な水換えや底砂のそうじを欠かさないように注意しましょう。
もし水カビ病が発生してしまったら、脱皮するまで水カビ部分を優しく取り除いて様子を見るか、どうしても治らないときはシュリンプ類に使用可能な薬剤を薄めて薬浴します。
ただ、多くの魚用薬、特に銅が入った薬は甲殻類に悪影響があるため、薬を使わずに隔離水槽に移動して体力回復を目指すのが無難です。
塩水浴による治療も効果がありますが、回数が多い・時間が長いと脱皮不全などの別のトラブルが起きることもあります。
塩水浴は1日1回、10〜15分程度に留めるのがベストです。
においがする
水換えを怠っていると、カニ特有の臭いが発生することがあります。
このような水槽の悪臭は、水質の悪化によるもの。特に水深が浅いと飼育水が臭いやすいため、陸生・半陸生のカニであってもある程度の水量を確保してください。
またエサの食べ残しをこまめに取り除き、底砂の掃除や水換えを定期的に実施して、清潔な環境を維持することも、臭いの抑制に効果的です。
カニ飼育経験者の声

東京アクアガーデンの中で、サワガニを飼育した経験があるスタッフにカニ飼育のコツを聞いてみました。
「淡水カニは、水合わせと水温合わせさえできれば比較的飼育がしやすい生き物だった」というのが感想です。
しかし、反対に水質や水温に問題があるとすぐに調子を崩してしまうところがあるとのことでした。
飼育していたのは子供の頃で、水槽用ヒーターやクーラーなどの専用機材は揃えるのが難しかったようですが、それでも以下のポイントに注意してお世話をしていたところ、4年間も生きたそうです。
- 水槽に入れる前に時間をかけてしっかり水合わせをする
- 意外と水を汚しやすいので水槽導入直後は、水換えをこまめに行う
- 水質管理をしっかりめに行う
- 水合わせができない時は、最初の3日は霧吹きで飼育をし、餌をしっかり食べさせて環境に慣れさせる
霧吹きの水は、飼育水と同じくカルキ抜きした水を使用します。
とにかく環境の急変に注意し、じっくり丁寧にお世話をすることが長生きの秘訣と言えるでしょう。
まとめ:カニを飼育してみよう! 自宅で飼えるカニの種類から飼育方法まで解説します

自宅で飼育ができるカニの種類と、カニ飼育の基本やコツ、注意点を解説しました。
カニは様々な種類が存在し、その生息環境や好みのエサは多岐に渡ります。
カニを飼育するためには、ご自身が飼育したい種類が本来はどのような環境で生活していたかを把握し、できるだけ自然に近い環境を整えてあげることが大切です。
カニは基本的には丈夫で飼育しやすい生物ですが、本来の生息環境とかけ離れた飼育環境では長生きできません。
カニにとって最も快適な環境を用意してあげられるように、事前によく調査してからカニ飼育を始めましょう。
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