メダカの見分け方!体型・体色・特徴から品種・年齢を見分けよう!
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メダカは人気の上昇とともに品種改良が盛んに行われ、現在では非常にたくさんの品種が存在します。
細かく分類されている品種を見分けるのは意外と難しく、「ショップやビオトープで見かけたメダカの品種がわからない」と気になったり、悩みの種になったりすることも少なくありません。
メダカの品種は体型・体色・鱗などの特徴から分類されているため、品種を知りたい時にはまずこの3点に注目してみると、お目当てのメダカの品種を探しやすいです。
そこで今回は、体型・体色・鱗の質感といった特徴からメダカの品種を見分ける方法をご紹介します。
外見から年齢の見分け方も合わせて解説しますので、ぜひ、ご覧ください。
目次
プロアクアリストたちの意見をもとに体型や特徴からメダカの品種を見分ける方法を解説
このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。
メダカには数多の品種が存在しますが、気になったメダカの品種を知りたい時には、まず体型、体色、鱗の3点に注目してみましょう。
これらの特徴が分かれば、品種を知る手掛かりになります。また、同様に体型の違いなどからオス・メスを見分けることも可能です。
ここでは、実務経験から得た知識をもとに、型や特徴からメダカの品種を見分ける方法を解説します。
メダカの見分け方とは
メダカは次の6つの特徴から品種はもちろん、年齢まで見分けることができます。
- 体型
- 体色
- 鱗の質感や光沢
- 目の大きさ
- ヒレの形状や伸長具合
特徴をみて品種を見分けられるようになると、品種名で困ることがなくなるだけでなく、繁殖させたり、年齢から寿命を判断して飼育環境に配慮したりなど、メダカ飼育にも大きく役立てることができます。
メダカの体長でわかる年齢
メダカは、体長からおおよその年齢を判断できます。
- 1~2cm:生後半年~1年程度
- 2~3cm:生後1年~1年半
- 3cm以上:2年以上
メダカは環境が良いと、3~4年生きて4cmを超えることもあります。
ただ、餌の種類や与える頻度、飼育容器の大きさなど飼育環境によって成長具合が変わるため、あくまで目安として考えてください。
メダカは年齢によって、餌の食べ具合や適した餌の種類、飼育環境などが異なります。大切に飼育していくために、年齢はとても有益な情報の一つとなりますので、ぜひご自分のメダカの年齢も確認してみてください。
また、オスとメスが判断できるようになると、雌雄の数を調節して効率よく繁殖させることもできます。
メダカの繁殖については、こちらの記事をご覧ください。
特徴別!メダカの見分け方
ここからは、体の特徴からメダカの品種を見分ける方法を解説します。
メダカの品種を見分けるポイントは次の3つです。
- 体色
- 体型
- 鱗の光り方
特徴に当てはまるメダカをご紹介してきますので、ぜひ、ご覧ください。
体色別のメダカ品種例
最初は、メダカの体色別に目にする機会の多い品種をご紹介していきます。
メダカの体色は、大きく分けて以下の5つに分類されます。
- 赤
- 白
- 黒
- 青
- 黄
体色にまつわる品種は色の濃淡や組み合わせに応じて決定されます。ここに鱗や体型などの他の要素も加わることで、さらに細かく品種が分類されていきます。
赤いメダカ
体色に赤色を含む主な品種は次の3種類です。
- 楊貴妃(ようきひ)
- 紅白
- 3色
『楊貴妃』は朱赤系メダカの代表的な品種で、よく目にするヒメダカよりも赤みが強いのが特徴です。朱赤系メダカの多くは、この楊貴妃をベースに品種改良することで生まれました。
『紅白』は赤と白の2色、『3色』は赤・白・黒の体色を併せ持っています。
白いメダカ
白いメダカは次の3種類が主な品種です。
- 白メダカ
- ピュアホワイト
- プラチナメダカ
『白メダカ』は、白系メダカのなかで一番目にする機会が多い品種で、繁殖期の尾びれや生まれた稚魚にやや黄色が現れることがあります。
一方で『ピュアホワイト』は、体色が変わることはなく、白い体色の稚魚しか生まれません。『プラチナメダカ』は白い体色に加え、ラメと呼ばれる光沢質の鱗があります。
黒いメダカ
黒いメダカは次の3種類に分けられます。
- 黒メダカ
- ブラック
- オロチ
『黒メダカ』は日本の水辺にも生息する野生種で、数ある品種の元になったメダカです。黒というよりグレーから茶色の体色をしています。
『ブラック』は黒メダカよりも明確に黒い体色が特徴です。『オロチ』はさらに深く濃い体色をしているため、黒系メダカのなかで一番黒い品種と呼ばれています。
青いメダカ
青い体色を持つ主な品種は次の3つです。
- 青メダカ
- 幹之
- マリンブルー
『青メダカ』は、淡い青色からグレーに近い体色をしています。『幹之(みゆき)』は、青みがかった体色に加え、光沢質の鱗を背中に持ちます。
『マリンブルー』は、腹部から頭部を中心に体内が青く染まるのが大きな特徴です。
黄色いメダカ
黄色いメダカは『ヒメダカ』と『黄金』に分けられます。
ヒメダカは薄黄色の体色をしていますが、朱赤系のような赤みはありません。アクアショップはもちろん、ホームセンターなどでも見かける機会が多い一般的なメダカです。
黄金は、ヒメダカよりも濃く鮮やかな黄色(黄金色)をしています。
体型別のメダカ品種例
メダカの体型から品種を見分けるためには、次の3つに着目しましょう。
- 体の形状
- ヒレの長さ
- 目の形状や色
体型は特徴が明確なことが多いため、見分けるのは難しくありません。
普通のメダカ
一番目にする機会が多い、一般的な体型のメダカです。
体型やヒレ、目などに特徴がありません。黒メダカやヒメダカなど、流通量が多い品種に多い体型です。
体が丸いメダカ
普通のメダカよりも明らかに太短いものは『ダルマメダカ』と呼ばれます。
尾部が短く体高があるのが特徴で、ダルマよりも普通体型に近いものは『半ダルマ』といいます。体型が特徴的な品種のなかでも一番見分けやすいメダカです。
ダルマメダカについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
ヒレが長いメダカ
ヒレが長く特徴的なメダカは次の3種類に分けられます。
- ヒレ長
- スワロー
- ヒカリ
『ヒレ長』は背びれや尻びれなどが全体的に長く伸長します。一方で『スワロー』は、全体ではなく各ヒレの一部分だけ伸びるのが特徴です。
『ヒカリ』は背びれと尻びれが対照的な形をしていて、尾びれはひし形になります。
目が特徴的なメダカ
目に特徴があるメダカは次の3種類です。
- 出目
- アルビノ(赤目)
- パンダ
『出目』は他の品種と比べて目が大きく、外側に飛び出して見えます。一般的なメダカのイメージとは異なりますので、見分けやすい品種です。
『アルビノ』突然変異で黒い色素を作れない体質をしているため、目が赤く見えます。体色も白や黄色など全体的に薄い色素の中に赤い目が際立つのが特徴です。
『パンダ』は目の白い部分がほとんどなく真っ黒な品種です。相対的に目が大きく真ん丸に見えます。
鱗が光るメダカの品種例
メダカは、鱗の光方によっても品種が分類されています。特徴は以下の2つです。
- 鱗の光る場所
- 光る鱗の密度や色
体色や体型と比べると、やや判断が難しいかもしれませんが品種数は多くありません。
背中に光沢があるメダカ
背中が青白い光沢がある品種は『幹之』と呼ばれています。上から見れば一目でわかるほどに目立つ大きな特徴です。
この光沢の範囲によってグレードが変わり、尾から頭の先まで伸びるものは『鉄仮面』や『フルボディ』と呼ばれ評価が高くなります。
キラキラと光るメダカ
キラキラと光る鱗は『ラメ』と呼ばれます。
ラメは散りばめられたように体全体に現れますが、個体によって密度や部位が大きく変わります。ラメメダカでは、ラメの密度が高くバランスが良いほどグレードが高いです。
虹色に光るメダカ
ラメよりも複雑で、虹色に光って見える鱗を持つ品種を『オーロララメ』と呼びます。
オーロラはやや透明がかった鱗を持つ品種ですが、その透け感にラメが合わさることで多色のラメに見えます。
新しい品種は増え続けている
メダカは繁殖が簡単なこともあって、品種改良が盛んに行われています。
昨今のメダカブームも相まって、これからも新しい品種はどんどん増えていくことでしょう。少し前までは予想もしなかったような特徴的なメダカを目にする機会も増え、新しい品種の登場に期待する人も少なくありません。
一度メダカ飼育の楽しさに気づくと、新たに登場するメダカたちを知るのも楽しみになっていきます。今後のブームや動向にも気を配ると、より深いメダカの世界を覗くことができるかもしれませんので、ぜひチェックしてみてください。
まとめ:メダカの見分け方!体型・体色・特徴から品種・年齢を見分けよう!
今回は、年齢の見分け方も合わせて、体型・体色・鱗の質感といった特徴からメダカの品種を見分ける方法をご紹介しました。
メダカは品種がとても多い魚ですが、見た目から品種を判断できます。ただ、1品種に1つの特徴というわけではなく、
- 幹之ダルマメダカ:青い体色に丸い体型、背中に光沢がある
- 三色ラメヒレ長メダカ:赤・白・黒の体色と長いヒレ、きらきら光る鱗を持つ
といった複数の特徴を併せ持つ品種もいます。複雑に感じるかもしれませんが、落ち着いて体型・体色・鱗ごとに観察することで、これらの品種も見分けることが可能です。
見た目から品種がわかるようになると、メダカ飼育がより楽しくなりますので、ぜひ、特徴を覚えて実践してみてください。
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