メダカの飼い方
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ミナミヌマエビと飼える生き物!小型熱帯魚からエビ、貝など10選

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餌の食べ残しやコケを食べてくれることから、お掃除生体として人気のミナミヌマエビは、大人しい性格から様々な混泳水槽に導入されています。

同じくお掃除生体のヤマトヌマエビよりも体が小さいので、小型水槽に入れても悪目立ちせず飼育がしやすいです。
ただ、この性質から熱帯魚につつかれたり食べられてしまったりということがあるため、長く飼育したいときは混泳相手の選定に気を付けましょう

このコラムでは、ミナミヌマエビを混泳させる時の注意点と、混泳におすすめの10種類の生き物をご紹介します。

ミナミヌマエビの長期飼育や熱帯魚水槽のお掃除生体をお探しの方は、ぜひ参考ご覧ください。

プロアクアリストたちの意見をもとにミナミヌマエビと混泳できる生き物10選を解説


このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。

様々なスタイルの水槽でお掃除生体として活躍するミナミヌマエビですが、体が小さいため熱帯魚に食べられてしまうなどのトラブルが起こりやすいです。
長期飼育を考えるならば、混泳相手にはミナミヌマエビを襲うことの無い生き物を選定しましょう。

ここでは、実務経験から得た知識をもとに、ミナミヌマエビと混泳できる生き物10選を解説します。

ミナミヌマエビと混泳するには

(熱帯魚)カージナルテトラ(ワイルド)(10匹) +ミナミヌマエビ(10匹)

ミナミヌマエビは成体でも2~3cmほどの小型のエビです。寿命は1~2年程度ですが、環境が良ければ容易に繁殖させることができるため、上手に管理すれば数を減らさずに飼育を続けることができます。

ただ、体が小さく大人しい性格のため、混泳水槽では稚エビだけでなく成体も他の生き物の格好の餌食になってしまいやすいです。
「コケ取り生体として熱帯魚水槽に入れていたら、いつの間にかいなくなってしまっていた」というトラブルも少なくありません。

混泳水槽で継続して飼育を続けたいときは、ミナミヌマエビを襲う可能性のある肉食魚や雑食性の魚、うっかり口に入れてしまうかもしれない口の大きな魚がいる水槽は避けるようにしましょう。

十分な隠れ家を用意してあげよう

【めだか街道商品】《無農薬・国産》南米ウィローモス流木 S~Mサイズ(10~15cm程度)

ミナミヌマエビを襲う可能性が低い生き物と混泳している場合でも、いざという時に身を隠せる場所は用意してあげましょう。
食べなくてもちょっかいを掛けてくる魚はいますし、何かあった時に隠れ家があると安心できます

ミナミヌマエビの場合、ウィローモスなどの柔らかい水草で茂みを作ってあげると、隠れ家にもおやつ代わりにもなって一石二鳥です。

小型エビとの混泳では交雑に注意

ミナミヌマエビは繁殖しやすいエビで、近縁種とは交雑してしまうことで知られています。

カラフルで飼育しやすくアクアリウムでも人気のチェリーシュリンプは、同じヌマエビ科に属するため、ミナミヌマエビと交雑してしまう代表種です。
交雑すると生まれてきた稚エビの体色が薄まってしまう可能性があるため、両種の混泳はあまり望ましくありません

また、同じくヌマエビ科のヤマトヌマエビとも交雑することがあるようですが、こちらは体格差からか、交雑したミナミヌマエビのメスが命を落としてしまったという事例も確認されています。

一方でビーシュリンプやタイガーシュリンプなどは、系統が異なるため交雑することはないようです。

ミナミヌマエビと他の小型エビとの混泳をお考えの場合は、交雑の危険がない品種かどうかをよく確認するようにしましょう。

ミナミヌマエビとの混泳におすすめの生き物10選


ここからは、ミナミヌマエビと混泳できるおすすめの生き物を10種ご紹介します。

大人しくミナミヌマエビを傷つける心配がな生き物ということで、小型魚を中心に、エビ類貝類にも触れていきますので、参考にしてみてください。

ネオンテトラなどの小型テトラ

(熱帯魚)ネオンテトラ(10匹) 北海道・九州航空便要保温

ネオンテトラに代表される小型テトラは、成長しても4~5cm程度のものが多く、温和な性格なので、混泳におすすめです。

ミナミヌマエビを傷つけるようなことは基本的にありませんが、小型テトラは雑食性のため、念のため隠れ場所を設けておくとより安心でしょう。
流木や水草を使ったレイアウトならば、見た目にも美しく、ミナミヌマエビの隠れ場所も同時に確保できます。

メダカ

(めだか)黒メダカ(12匹)

ミナミヌマエビとメダカもおすすめの組み合わせです。

どちらも日本の河川に生息する在来種で、生息域が重なっている地域もあるため、得意な水質や水温、水流などが似通っていて、同じ水槽に入れても管理がしやすいです。
日本の環境にも適応しているため、ビオトープなどの屋外飼育で混泳させることもできます。

ただし、メダカも雑食性を持つ魚ですので、水草などを入れて隠れ場所を作っておきましょう。

コリドラス

(熱帯魚)コリドラス・パレアタス(5匹) 北海道・九州航空便要保温

ナマズの仲間のコリドラスは温和な性格の魚で、他の生き物と小競り合いなどを起こすことが少ない、優秀な混泳魚です。

もちろんミナミヌマエビとも混泳が可能で、お互いにあまり興味を示さないので水槽内でトラブルになることもないでしょう。

ただし、稚エビが生まれた場合は少し注意が必要です。

ミナミヌマエビとコリドラスはどちらも水槽の低層を住処としているため、小さな稚エビが誤ってコリドラスの口に入ってしまう可能性があります。
この場合も隠れ家を用意するか、稚エビを隔離水槽に移して育てるのがおすすめです。

ちなみに、コリドラスは底砂を掘り起こす習性があるため、水草は流木などに活着させて入れると活動の邪魔になりません。

オトシンクルス

(熱帯魚)オトシンクルス(3匹) 北海道・九州航空便要保温

オトシンクルスもコリドラスと同じく、温和な性格でミナミヌマエビにもあまり興味を示さない魚です。
草食性が強く、積極的にミナミヌマエビを捕食することありません

この2種はどちらも優秀なコケ取り生体ですので、水槽内に入れておくと各所のコケをそれぞれ食べて綺麗にしてくれます。

ただ、その分コケが無くなるスピードが速く、餌が無くなって飢餓状態になる可能性がありますので、コケが無くなっていたら人工飼料を与えるなどして餓死を防ぐ対策をしましょう。

ラスボラエスペイ

(熱帯魚)ラスボラ・エスペイ(3匹) 北海道・九州航空便要保温

ラスボラエスペイは、成長しても3.5cmほどの大きさのコイ科の小型魚です。
体が小さく、性格も温和なため、ミナミヌマエビとの混泳も問題ありません

ラスボラエスペイは、東京アクアガーデンでも標準的な混泳生体として採用している熱帯魚で、ミナミヌマエビに限らず、ネオンテトラやオトシンクルス、コリドラスなどの様々な小型種と混泳させることができます。

ドワーフグラミー

(熱帯魚)ゴールデンハニードワーフグラミー (約2cm)<3匹>[生体]

続いては、ゴールデンハニードワーフグラミーやネオンドワーフグラミーなどの小型グラミーです。体色がきれいな熱帯魚なので、水槽を華やかにしてくれます。

グラミーは全体的に気の強い品種が多いですが、小型のグラミーならば比較的穏やかなので、ミナミヌマエビとも混泳が可能です。
もし小競り合いが起きても基本的に同種間で争うので、ミナミヌマエビが影響を受けることがあまりないと考えてよいでしょう。

ただ、繁殖期になると気が立って当たりが強くなるため、ミナミヌマエビが逃げ込める場所は必ず用意しておいてあげてください。

アフリカン・ランプアイ

(熱帯魚)アフリカン・ランプアイ Sサイズ(10匹) 北海道・九州航空便要保温

メダカの仲間のアフリカン・ランプアイは水面付近を好んで泳ぐため、活動域の異なるミナミヌマエビと干渉することなく、混泳することができます

また、アフリカン・ランプアイの口はとても小さく、水面に浮いた餌を食べるのに適した形をしているため、ミナミヌマエビの稚エビを捕食することもほとんどありません

活動域やその特徴から、ミナミヌマエビとも安心して混泳できる熱帯魚です。

ボララス・ブリジッタエ

(熱帯魚)ボララス・ブリジッタエ(6匹) 北海道・九州航空便要保温

ボララス・ブリジッタエは、成魚でも大きさが約1.5~2cmほどの超小型のコイ科の魚です。

口が小さいため食べられる餌は、パウダー状の人工飼料やブラインシュリンプなどの極小サイズのみ。小さなミナミヌマエビの稚エビも、捕食される心配はほぼありません

また、小型水槽で飼育できる点や、水草との相性が良いこともミナミヌマエビと混泳させやすい理由にあげられます。

特に、容量の限られた小型水槽では、体の小さなミナミヌマエビがお掃除役として活躍するため、最適な組み合わせと言えるでしょう。

ロックシュリンプ

(エビ)ロックシュリンプ (約3-5cm)<1匹>[生体]

非常におとなしい性格で知られるロックシュリンプも、ミナミヌマエビに危害を加えることがない混泳可能な生き物です。
アジア産で約8~10cm、アフリカ産で約15cmまで成長しますが、水中のプランクトンを食べるエビなので、ミナミヌマエビを捕食することもないでしょう。

ロックシュリンプは活発に泳ぎ回る魚にストレスを感じやすいため、単独飼育が推奨されていますが、ミナミヌマエビならば問題ありません
臆病な性格のロックシュリンプにとってミナミヌマエビは、貴重なタンクメイトとなります。

ヒメタニシ

(生体) ヒメタニシ 5匹+保障1匹 合計6匹

ミナミヌマエビと同じくお掃除生体として親しまれているヒメタニシも、問題なく混泳できる生き物です

お互い干渉することなく、稚エビが捕食される心配もないので、特にミナミヌマエビの繁殖を楽しみたい場合には、ヒメタニシとの混泳がおすすめです。

まとめ:ミナミヌマエビと飼える生き物!小型熱帯魚からエビ、貝など10選


今回はミナミヌマエビと混泳ができる生き物について解説しました。

水槽のコケ取り生体として導入されることが多いミナミヌマエビですが、混泳相手をしっかり選ばないと食べられてしまうことがあります。

まず、肉食性が強い魚、ミナミヌマエビが口に入ってしまうような大きな魚との混泳は避けましょう

ミナミヌマエビを傷つける心配がないのは、性格が温和な小型魚やエビ類、貝類などですが、雑食性がある熱帯魚の場合は、水草などを隠れ家として入れてあげるとより安心です。
また、水槽内での活動域が異なる生き物を選ぶと、トラブルを最小限に抑えることができます。

ミナミヌマエビの特性をよく理解して、他の生き物と混泳する様子を楽しみましょう。

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執筆者 Hara.kazu

子どもの頃から魚や昆虫を飼育し、アクアリウム歴は約30年になります。
グッピーやプラティ、ネオンテトラなどの入門魚飼育から始まり、シクリッドのブリーディングなどを経て、最近ではアクアテラリウムのレイアウトを楽しんでいます。

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