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透明感のある水槽とは!水槽内が良く見える工夫と透明感アップの方法

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LEDライトの光を浴びてキラキラと輝く水槽の中を色とりどりの熱帯魚が泳ぐ…
そんな癒しの水景に憧れてアクアリウムを始めてみたものの、実際にやってみると思うようにならない、とお悩みの方は意外に多いのではないでしょうか。

アクアリウムショップや施設に展示されている水槽が美しく見える理由は、ずばり透明感です。
濁りのない水、コケや汚れの無い水槽、余白のあるレイアウトなど、透明感を演出するコツを覚えれば誰でもキラキラと輝く水槽を再現することができます

そこで今回は、透明感のある水槽を作るポイントを解説します。
ちょっとしたことを意識するだけで水槽をガラっと変えることができるので、ぜひ参考にしてください。

プロアクアリストたちの意見をもとに水槽の透明感をアップするポイントを解説


このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。

お店に展示してあるきれいな水槽に近づけるには、透明感を意識するのがポイントです。
水や水槽内の汚れを落とす、レイアウトを工夫するなどしてご自宅の水槽をキラキラにしましょう。

ここでは、実務経験から得た知識をもとに、水槽の透明感をアップするポイントを解説します。

透明感のある水槽とは


透明感のある水槽とはどのようなものでしょうか。

一般的には飼育水の透明度が高いことをイメージしますが、実は水以外にもレイアウトや掃除の仕方などを工夫することで透明感を出すことができます

ここでは、水槽の透明感をアップさせる要素を具体的に解説します。透明感を出すポイントもご紹介しますので、ご覧ください。

レイアウトに余白がある

水槽の透明感を出すうえで重要なのが、レイアウトに余白を持たせることです。

いくらきれいにレイアウトしてある水槽でも色が視界に入ると、人間は透明だと感じにくいもの。そこで、あえて水槽内に空白を設けてガラス越しの景色を見せることで、透明感をアップさせます。

余白にはレイアウトに奥行きを出して水槽を広々と見せる、といった効果もあるので上手に取り入れていきましょう。

余白を作るポイント

レイアウトに余白を作るときは、三角構図、凹型構図、凸型構図といった基本の型に沿って、密度に緩急をつけたレイアウトを意識するのがポイントです。
適当に空けてしまうと寂しい印象になってしまいますので注意してください。

また、水草が伸びてくると余白が埋まってしまうので、定期的にトリミングをしてバランスを維持しましょう。

統一感がある

水槽内に統一感を持たせると、すっきりと爽やかな印象になります。

  • レイアウトアイテム
  • 水草の種類
  • 魚の種類

などは、種類を増やすとまとまりが無くなって雑然としがちです。また、先ほどお話した余白が無くなる原因にもなりますので、ある程度種類や色味を絞ってレイアウトしていきましょう。

ちなみに、賑やかな水槽やカラフルで楽しい水槽を目指すときは、反対に色味を増やしながら配置していくのがおすすめです。

購入前にイメージを固めよう

水槽内のものを購入するときは、まずどんな水槽にしたいかイメージをしっかり固めてから購入すると失敗しづらくなります。

熱帯魚ならば色の相性や遊泳層が被らないよう考慮する、水草ならば大きさや色味に統一感を持たせる、レイアウトアイテムは実際に配置した後をイメージしてみる、といった具合です。
水草と熱帯魚だけのシンプルな組み合わせで十分なことも多いので、必要最低限から始めて少しずつアイテムを増やしていくのも良いでしょう。

レイアウトが決まらないときは、お店の展示水槽やSNSの水槽画像などを見てみると、具体的にイメージしやすくなります。

コケや汚れが無い

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ガラス面やレイアウトにコケや汚れが無いのも、透明感をアップさせる重要な要素です。
特に水槽のガラス面に付着したコケは目立つので、しっかり掃除をしましょう。

こまめに対応するのが難しいときは、コケを食べてくれるヌマエビや貝類、オトシンクルスなどを水槽に入れるときれいな状態を維持しやすくなります。

コケの原因を見つけよう

コケはアクアリウムにつきものですが、あまりに頻繁に繁茂するような場合は、水槽内の環境に問題があることが多いです。

生体や餌が多すぎる、水換えの回数が足りず水が汚れているなど、コケが生えやすくなる原因に心当たりが無いか確認してみてください。

飼育水の透明度が高い

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飼育水の透明度が高いと、水槽全体がクリアな印象になります。
逆に、飼育水が濁っていたり黄ばんでいたりすると、どうしても透明感は損なわれてしまいますのでしっかり対策をしましょう。

飼育水が濁る原因は複数ありますが、どれも水質の異常が原因と考えてよいので、まずは水換えをすることと、その際に汚れが蓄積しやすい底砂の掃除をしっかり行うことで濁りが取れる可能性があります。

また、生体の数や餌が多すぎると水が汚れやすくなるため、水の濁りが取れないときは過密飼育になっていないかも確認してみてください。

ろ過フィルターもメンテナンスしよう

ろ過フィルターが汚れていたり、目詰まりしていたりすると、ろ過能力が著しく低下して飼育水のトラブルを引き起こします。

ろ過フィルターの中は目に入りづらいのでついつい掃除を後回しにしがちですが、水質を管理する心臓部ともいうべき大切な部分です。

定期的に確認して、汚れているようならば掃除やろ材の交換を行いましょう。

水槽の透明感を演出する方法


水槽の透明感をアップさせる方法を解説してきましたが、レイアウトの変更や水質の改善などは、実際に効果が出るまでに時間がかかることも。

そこで、ここからは照明や活性炭などのアイテムを使って透明感を演出する方法をご紹介します。

透明感をアップさせる方法と併用することで、キラキラ輝く水槽に近づけることができますので、取り入れやすいものから実践してみてください。

白色の明るい照明を設置する

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水槽用照明はイエロー、ブルー、レッドなど様々な色味を再現できますが、水をきれいに見せたいときは白~青白辺りの色味を選ぶのがおすすめです。

また明るいほど光でささいな汚れなどを飛ばして見せることができるため、水草を育成できる程度の光量があるとより高い効果が期待できます。

活性炭を使う

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ろ材に活性炭を使うと、素早く確実に飼育水の透明度を上げることができます

活性炭には濁りや黄ばみ、匂いを吸着する特性があるため、飼育水の中の不純物を吸着してきれいにすることができるという仕組みです。
ただ、効果は一時的なものなので継続して使用する場合は、定期的な交換が必要となります。

また活性炭を使用して濁りが取れたとしても、水質自体が改善するわけではない点にも注意しましょう。
活性炭を使って終わりではなく、濁りの根本的な原因を探り飼育水が濁らない環境を作ることで、熱帯魚も生き生きとした姿を見せてくれるようになります。

アクリル製やクリアガラス製の水槽を使う

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水槽にはアクリル製とガラス製の2種類がありますが、新品ならばアクリル製の水槽の方が壁面の透明度が高いです。
ガラスは酸化鉄の影響でうっすらと緑がかっており、これは板厚が厚くなる(水槽が大きくなる)ほど顕著になります。一方アクリルはまさしく無色透明なので、板厚が上がっても色が変わることはありません。

ただ、アクリルはガラスに比べて傷がつきやすく、使用を続けているうちに透明度が損なわれる可能性があるので、どちらが良いかは考え方次第ともいえるでしょう。

水槽の透明度を重視するのであれば、クリアガラス(高透過ガラス)の水槽もおすすめです。
クリアガラスは通常のガラスよりも透明度が高い上に、傷がつきにくいので長期使用でも透明度を保つことができます。

値段が高いのがネックですが、最近は前面にのみクリアガラスを使用してコストを抑えたコンビタイプの水槽も出てきているので、予算に合わせて選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

東京アクアガーデンでもコンビガラス水槽の製作を承っておりますので、ご興味ある方はぜひお問い合わせください。

高透過ガラスと通常ガラスの違いについて

東京アクアガーデンでは、透明度の高い高透過ガラスを使った水槽をオーダーメイドで承っております。長期使用にも耐えられる丈夫で美しい高透過ガラス水槽について、ぜひお問い合わせください。

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エアレーションを行う

ニッソー エアーカーテンAC-45

エアレーションは、水槽の透明感を演出するのにピッタリのアイテムです。
特にチューブタイプのエアストーンを使ったエアカーテンは、水槽に奥行きを持たせることができるので、レイアウトの余白と合わせて使うと見る人にクリアな印象を与えます

また、エアレーションをすると水中の酸素濃度が上がって、水をきれいにしてくれるバクテリアの働きが活性化するので、水の濁りを改善するのにも効果的です。

バックスクリーンを工夫する

リーフ バックスクリーン 60 サンド(65×50cm) サンド

バックスクリーンは水槽の背面の透け感を無くしてしまうため、基本的には使わないほうが透明感を演出しやすいです。

しかし、サンドやホワイトスモークなどの半透明タイプのバックスクリーンならば、明るさを損なわず使い方次第で透明感を演出できるので、状況に応じて活用してみましょう。

例えば、水槽が回りに溶け込んでしまってあまり目立たないというときにバックスクリーンを貼ると、写り込む景色がぼかされて、水槽内のレイアウトをくっきりと際立たせることができます
水流や泡といった水を感じる要素の視認性が上がるので、水槽全体の透明感を感じやすくなるでしょう。

まとめ:透明感のある水槽とは!水槽内が良く見える工夫と透明感アップの方法


透明感のある水槽の作り方をご紹介しました。

水槽に透明感を持たせるには、レイアウトに余白を持たせたり、水質を改善して濁りを抑えたりすることが大切です。
また、活性炭や照明などのアイテムを使うと、一時的に透明感をアップすることができます。

透明感のある水槽はキラキラと輝くようで、とても美しく見えます。魚や水草をしっかり鑑賞できるのもメリットでしょう。
今回紹介した透明感のある水槽を作るコツには手軽に始められるものも多いので、取り入れやすい方法からぜひ実践してみてください。

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執筆者 アクアガーデン

アクアガーデンのスタッフが水槽レンタル・リース、メンテナンス、引っ越しサービスなど様々なサービスを通して得たアクアリウムの経験や知識をコラムで発信しています。

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