メダカの飼い方
メダカの水換え頻度とは!タイミングの決め方、最適な状態を解説!のサムネイル画像

メダカの水換え頻度とは!タイミングの決め方、最適な状態を解説!

昨今はメダカが大ブームということもあり、初めてのメダカ飼育に挑戦中という方も増えています。
メダカの日々のお世話といえば餌やり、そして水換えです。

メダカは強健な品種が多いため、そこまで頻繁に水換えをしなくとも元気に長生きしてくれますが、

  • 飼っているメダカの調子がイマイチ上がらない
  • メダカにとってより良い環境を提供したい

という場合は、一度水換えのペースを見直してみるのが良いかもしれません。水換えの頻度は飼育環境によって異なりますので、適切なペースが掴めると水槽が安定しやすくなります。

今回のコラムではメダカの水換え頻度やタイミングの決め方、最適な飼育環境について解説をしていきます。

プロアクアリストたちの意見をもとにメダカの水換えペースの決め方と最適な状態を解説


このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。

メダカはとても丈夫な魚ですが、健康を維持するためには水換えが必須です。
水換えは、水槽の大きさや飼育しているメダカの数によって適切な頻度が異なります。自分の水槽に合った水換えのペースをつかんで、メダカが過ごしやすい環境を目指しましょう。

ここでは、実務経験から得た知識をもとに、メダカの水換えペースの決め方と最適な状態を解説します。

メダカの水換え頻度を決める条件


まずはメダカの水換え頻度を決める条件について解説していきましょう。
水換えのペースは基本的に1ヶ月1回を保ちつつ、以下のような条件で適宜調節していくのがおすすめです。

  • 飼育容器の水量
  • 屋外飼育・室内飼育
  • 季節や気温
  • メダカの成長具合

水換えは1ヵ月に1回のペースがおすすめ

水槽内の環境を最適な状態に維持するためには、定期的な手入れが重要となってきます。
ここでいう『手入れ』とは、主に水換えのことです。

水換えは具体的にいうと、3週間~1ヶ月に1回、1/2量が最適とされています
このペースを目安としつつ、飼育容器の水量や水槽の設置場所、季節や気温、メダカの成長具合を考慮しながら適度に調整していきましょう。

飼育容器の水量


メダカの水換え頻度を決める条件としてまず目安となってくるのが、飼育容器の水量です。
総水量に対するメダカの数によって水が汚れるスピードが変わってきますので、過密気味に飼育していて水が汚れやすいと感じた場合は、水換えペースをアップさせましょう

飼育水1Lに対しメダカ2匹を基準とし、それより密度が高いかどうかで判断をします。

メダカは少ない水量でも飼育できる丈夫な魚として知られていますが、飼育容器は密閉空間です。
常に新鮮な水が流れる小川や、水量が多く汚れが蓄積しづらい池とは異なり、飼育容器内では予想をはるかに超えるスピードで汚れが溜まっていきます。

メダカにとって最適な環境が保てるよう、定期的に水換えをして水質を維持しましょう

屋外飼育・室内飼育

メダカを屋外で飼育しているか、室内で飼育しているかという点も、水換え頻度を左右します。

ビオトープなどの屋外飼育では、貝類やバクテリア、水草・水生植物による浄化作用で、水質を維持しやすい環境が整っています

しかし、水草・水生植物の量によっては硝酸塩などの有害成分が吸収されきらずに蓄積しますし、風で物理的な汚れが運ばれることも多いので、藻類や目に見える汚れが気になる場合にはその都度水換えを行ないましょう。

室内飼育の場合は、コケが増え始めたときに水換え頻度を高めるのがおすすめです。
水中に過剰な養分や硝酸塩が多く溜まるとコケが生えやすくなるため、コケの発生を遅らせるイメージで水換えを行ないます。

貝類やエビ類は水を綺麗にしてくれるお掃除生体

水生生物の中には、汚れの原因となる有機物やコケを食べて水槽の中を綺麗にしてくれる、お掃除生体と呼ばれる生き物がいます。

メダカと混泳できる生体としては、イシマキガイなどの貝類、ヤマトヌマエビなどのエビ類が有名です。
これらの生き物を一緒に飼育している場合は、水槽が汚れづらくなり、水換えの頻度を抑えることができます。

なお、貝類やエビ類は室内・屋外問わず、どちらの環境でも飼育が可能です。
ただ、貝類の中でもヒメタニシは、繁殖しやすい種であることや餌となる植物プランクトンの関係などから、屋外飼育のメダカ水槽に向いています。室内飼育の水槽場合は、イシマキガイがおすすめです。

季節や気温

季節や気温によっても、水換え頻度が変わってきます。

屋外飼育の場合、暑い季節はメダカの活性が上がり水が汚れやすくなるので、様子を見ながら水換え頻度を上げていきましょう。
反対に寒い季節は生き物の活性が下がるため、あまり手を付けずに見守ります。

一方、年間を通して水温の変化がほとんどない室内飼育の場合は、、基本的には水換えペースを一定に保つほうが、メダカの状態が安定しやすいです。

メダカの成長具合


最後に、メダカの成長具合に合わせた水換えについてです。

メダカを飼育していると繁殖をして稚魚が産まれることがありますが、稚魚がいる水槽では水換えを控えるようにしましょう
稚魚は繊細で、水換えによる些細な水質・水温の変化が大きな負担となるからです。また、水を捨てるときに、小さな稚魚が流されてしまう危険も潜んでいます。

とはいえ、まったく水換えをしないと水質の悪化が懸念されますので、稚魚の負担にならない範囲で掃除を行いましょう。
稚魚のいる水槽の汚れが気になるときは、汚れがたまりやすい水槽底面からゴミや汚れをスポイトで吸い出します。その後、減った分の水を足し水で補って水質を維持してください。

稚魚が親魚の半分程のサイズにまで成長し、成魚と同じ餌が食べられるようになったら、通常の定期的な水換えに切り替えます。

このように、稚魚と成魚では餌やお世話の仕方が異なります。成魚がいる水槽は水が汚れやすく、水換えを控えるのは難しいですし、食べられてしまう危険もありますので、稚魚ある程度のサイズに成長するまでは、成魚と稚魚を分けて別々の容器で飼育するのが賢明です。

アクアリウム 設置 管理 水槽メンテナンス

メダカの水換えをするタイミング


続いては水換えをするタイミングについて解説していきます。

基本的にはペースを決めて定期的に行うので問題ありませんが、状況によっては早急に水換えが必要な場合があります。
水槽の状態を見極めながら、適切なタイミングで水換えを行いましょう。

すぐに水換えをするタイミング

屋外飼育・室内飼育のどちらにも共通して言えることですが、人工飼料を誤って与えすぎてしまった場合には、すぐに水換えを行ないましょう
食べ残された餌はすぐに腐敗し、汚れや水質悪化の原因になってしまいますので、注意が必要です。

また、何らかの原因でメダカが死んでしまった場合にも、かわいそうですがすぐに死体を回収して水換えを行ないましょう
餌の食べ残しと同様に、死んでしまったメダカは水の汚れの原因になりますし、何らかの病気で死んでしまった場合に、他のメダカに移ってしまうのを防ぐためでもあります。

その他、飼育水に濁りや黄ばみ、いつもは出ないようなとろみが感じられるときは、水質が急激に悪化しているケースが考えられます。
このような場合にも、早急な水換えが必要です。

安定しているならペースを守る

飼育水の違和感や病気のまん延などがなく水質が安定している場合は、水換えのペースを崩さないでおくのがベストです。
無理に何かを変更したりせず、そのままの飼育スタイルを維持しましょう。

特に室内飼育の場合は、ペースを守りつつ水換えを行なうことが、長期飼育のポイントとも言えます。

メダカ飼育の最適な状態とは


メダカは水質や飼育環境に対する要求が低く、初心者でも飼いやすいことで知られています。
しかし、そんなメダカにも好みの環境がありますので、なるべくメダカにとって快適な水質に近づけられるように工夫をしていきましょう。

メダカが好む水質

メダカは中性の水質をもっとも得意としていますが、適応できる水質の幅がとても広いです。
弱酸性~弱アルカリ性の範囲であれば問題なく飼育できますので、無理やり中性の水質へと変化させるよりかは、pH6.5~7.5の範囲で安定させてやりましょう。

適応できる水温

メダカが快適とする水温は23~26℃で、この範囲が一番活発です。

ただ、適応できる水温の幅はとても広く、2~38度ぐらいまでは生存することができます。若くて元気なメダカであれば、水の表面に薄く氷が張るくらいの低水温下でも、越冬させることが可能です。
ただし屋外での越冬はコツが要りますので、メダカ飼育にまだ慣れていないうちは、飼育水の温度が3~5℃を下回らないように注意しましょう。無理をせず、冬季だけ屋内飼育に切り替えるのと安心です。

反対に夏場は高水温に注意します。35℃を上回るような高水温環境では、水の劣化が急激に進み、酸欠になりやすいです。
夏季の屋外飼育では、飼育容器を半日陰に配置するなどして、高水温にしない工夫を怠らないようしてください。

屋外では外気温の影響を受けて水温が激しく変化します。管理が難しい場合は1年を通して安定しやすい屋内飼育を検討しましょう。

照明について


メダカは基本的に、日光や照明が十分に当たる飼育環境を好みます。

室内飼育の場合は、観賞性を高めるという意味でも、水槽用ライトを設置しましょう。
屋外飼育では、高水温に注意しつつ日光の十分に当たる場所に飼育容器を設置すると、色艶のよい健康なメダカに育ちやすくなります。

メダカと水草の関係


メダカ飼育において水草は必須と言っても過言ではないくらい、水草は大切な存在です。
水草があればメダカの隠れ家や一息付ける休憩場所になりますし、メスの産卵場所にもなります。

水草が無いとメダカがストレスを感じたり、産卵ができずにトラブルになることもありますので、マツモやアナカリスなど、柔らかく育てやすい水草を入れてあげましょう。
屋外飼育ならば、ホテイソウなどの浮き草もおすすめです。

水槽は静かなところに設置しよう

最後に水槽の設置場所について。大きな音や振動はメダカにとってストレスになりますので、できるだけ変化の少ない静かな場所に水槽を設置しましょう

また、屋内・屋外ともに直射日光が当たる場所は避けてください。程よい光は必要ですが、強すぎると水温が変わりやすくなったり、コケが発生しやすくなったりして、水槽に悪影響となります。
その他、振動や騒音が少ないことも、メダカを快適に生活させるうえで大切な要因となってきます。

まとめ:メダカの水換え頻度とは!タイミングの決め方、最適な状態を解説!


今回はメダカ水槽の水換え頻度やタイミングの決め方、メダカにとって最適な飼育環境について解説をしてきました。

メダカ水槽では基本的には1ヶ月に1回の水換えペースを目安にしつつ、飼育水の量や季節、メダカの成長具合によって、適宜調節していくのがおすすめです。

人工飼料を与えすぎてしまったときや、水に濁りや黄ばみなどの異常な変化が見られる場合には、次の水換え予定日を待たずにすぐ換水することを心がけましょう。

定期的な水換えによってメダカが好む水質や環境を維持することが、長生きさせる一番のコツです。
適切な水換えのタイミングを見極めながら、メダカにとって暮らしやすい環境を維持しましょう。

コメントする

コメント時の注意事前にご確認ください
  • 商品・製品に関するご質問はメーカーや販売店にお問い合わせください。
  • アクアリウムの管理、熱帯魚に関するお電話でのご質問は承っておりません。
  • 魚の病気・トラブルに関するご質問は、飼育環境ごとに対策が異なるため、正確にお答えすることはできません。
  • 1つのご相談内容につき、1回のご返信とさせていただきます。
  • コメントへの回答はお時間をいただく場合がございますので予めご了承ください。
  • 返信はコメントをご投稿いただいたページ上でさせていただきます。

執筆者 井上あゆみ

金魚から熱帯魚・海水魚まで、全部で20種類程度のお魚を飼育してきました。お気に入りはイエローヘッド・ジョーフィッシュ。怒ったような顔をしているのに、実はかなり臆病というなかなか憎めない海水魚です。アクアリウム初心者の方でも楽しく読めるような記事を書いていくので、よろしくお願い致します!

Facebook Twitter instagram youtube tropica
東京アクアガーデン

お問い合わせ

サービスのお問い合わせ・見積依頼

水槽や機材、熱帯魚のレンタル・設置・メンテナンスがセットになった水槽レンタル・リースサービス お手持ちの水槽をプロのアクアリストがメンテナンスしてくれる水槽メンテナンスサービス 水槽リニューアルサービス水槽引っ越しサービスなど様々なサービスがございます。
お見積りは無料となっておりますのでお気軽にお問い合わせください。