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一人暮らしでも、何かペットを飼育したいという方は多いです。
しかし、犬や猫は賃貸物件だと飼育が禁止されていることも多く、もし飼育できたとしても家を明けている間が心配だったり、毎日の散歩の時間を取るのが大変だったりなど、生活スタイルを合わせるのが困難になってしまうことも。
仕事に生活に忙しい…そんな一人暮らしのペットとしておすすめなのがアクアリウムです。
賃貸物件でも水槽ならば設置できる場合がありますし、熱帯魚ならば平日のお世話は餌やりぐらいですみます。留守にしている間にイタズラをされる心配もありません。
あまり知られていませんが、実は熱帯魚も人間に懐くような仕草をすることがあり、飼育していると愛着も湧いてきます。
今回は、一人暮らしにぴったりなペットとしてのアクアリウムをご紹介します。
目次
プロアクアリストによる一人暮らしのアクアリウムの解説
このコラムは、東京アクアガーデンに在籍するアクアリストたちの経験・意見をもとに作成しています。
東京アクアガーデンでは、アクアリウム事業を通して5000件を超える水槽を設置してきた経験があります。一人暮らしの方の水槽設置・メンテナンスにお力添えすることもありますので、実務経験をふまえておすすめの水槽の種類や注意点などをご紹介します。
一人暮らしや賃貸物件ということで水槽の導入を検討中の方はぜひ、ご覧になってみてください。
一人暮らし初心者にはこんな水槽がおすすめ
数ある水槽の中から、まずは一人暮らしの方におすすめの水槽を4種類ご紹介します。
- 小さなスペースで始められる小型水槽
- 気軽に魚を飼育できるボトルアクアリウム
- 本格的な熱帯魚飼育を楽しめる30cm水槽
- 存在感を重視した大型アロワナ水槽
小さなアクアリウム
初めてアクアリウムに触れるという方は、まず小さな卓上サイズの水槽から始めてみてはいかがでしょうか。
卓上サイズの水槽は棚や机・テレビボードの上などに設置できるサイズの水槽で、専用の水槽台などは必要ありません。
大掛かりな飼育機材が設置できないため、飼育できる熱帯魚の種類は限られますが、仕事や家事の合間にふと目に入る位置に自由に水槽を置くことができるのが魅力です。
上の写真は『ベタ』という魚が入った水槽です。ベタはとても丈夫で飼いやすい魚で、群れることがなく一匹での飼育が基本のため、初心者の方が小さな水槽で飼育を始めるのにぴったりの観賞魚です。きれいな魚で一匹でも見応えがあり、愛嬌もあることからペットとしてもおすすめできます。
もしベタを本格的に飼育するのであれば、水温を一定に保つために小型ヒーターやパネルヒーターを設置しましょう。
ベタの寿命は1年程度とされていますが、環境が良ければ2~3年ほど長生きすることもあります。ぜひ大切に飼育してあげてください。
■ベタを飼育するのに必要な設備
- 10L以上の水槽(25cmキューブ水槽など)
- 水槽のフタ
- 水槽用ヒーター
- 水温計
ベタの飼い方や飼育設備は、こちらの記事で詳しく解説しています。
ボトルアクアリウム
おしゃれで可愛らしいものがお好みの方には、ボトルアクアリウムがおすすめです。こちらも、省スペースで気軽に始められることから一人暮らしの方に人気のアクアリウムですが、卓上サイズの水槽との大きな違いは、使用する容器にあります。
ボトルアクアリウムは、お好みの瓶や容器に水草などをレイアウトして魚を飼育するアクアリウムです。水槽を用意する必要がなく、100円ショップなどでも手に入る瓶や入れ物を使って、より手軽にアクアリウムを楽しむことができます。
小さいながらも工夫次第で見応えのあるアクアリウムに仕立てることも可能。まるでジオラマを作るように、小さいスペースに自分だけのこだわりの水景を作り出すことができます。
ただし容器の形状や素材によっては水を綺麗にするろ過フィルターやヒーターが設置できませんので、飼育する魚は水質や水温の変化に強い、メダカやアカヒレを選ぶとうまくいきやすいでしょう。
ボトルアクアリウムについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
熱帯魚水槽!30cm水槽などの小型が人気
卓上水槽やボトルアクアリウムでは物足りないという方は、30cm水槽を使った本格的なアクアリウムに挑戦してみてはいかがでしょうか。
30cm水槽は幅30×奥行18×高さ24cm~のアクアリウム用としては一番小さなサイズの水槽ですが、熱帯魚を飼育するための設備が一通り設置できるため、飼育できる魚の種類も豊富になります。
小型の熱帯魚であれば複数飼育が可能なのでネオンテトラの群泳を楽しんだり、工夫次第では本格的な水草水槽や海水魚飼育に挑戦したり、といったアクアリウムを趣味として楽しむのに最適なサイズです。
水を入れると重量が出るため、机や棚といった小さなスペースに置くことはできませんが、お部屋の雰囲気に合わせた水槽台を選ぶことでアクアリウムを一つのインテリアとして設置することも可能です。この大きさの水槽を使ったアクアリウムはペットとしてはもちろん、癒しの空間を作り出すインテリアとしても高い魅力を誇ります。
30cm水槽については、以下の記事をご覧になってみてください。
アロワナ水槽
一人暮らしで誰にも気を使うことなく趣味を極めることができる…そんな自由な環境であれば、思い切って大型水槽に挑戦してみるというのもアリではないでしょうか。
熱帯魚飼育に慣れたベテランの方におすすめなのが、憧れの古代魚アロワナを飼育する大型水槽です。
アロワナは成長すれば1mを超える種類もいるため、、大型の水槽と飼育設備が必要です。水槽サイズが大きくなると総重量が増えますので、掃除や管理に労力がかかります。
とはいえ、泳ぎ方や餌の食べ方、存在感などすべてにおいてダイナミックで、犬猫と同じようなペット感覚で飼育している方も少なくありません。癒しの水景、というより友達のような存在感がありますし、仕事などから帰宅したときには安心感すら湧いてきます。
アロワナを飼育するためには専用設備が必要ですので、詳しくは以下の記事をご覧ください。
アロワナ飼育に最適な飼育水槽と設備・費用について解説します。トラブルを防いで快適な長期飼育を行える、おすすめの仕様とその理由・事例もご紹介します。
賃貸契約だけど、そもそも水槽を置いていいの?
賃貸契約で借りている部屋に水槽を置く場合は確認や許可が必要です。
- 契約書
- 大家さんの了承
- 床の耐荷重
犬や猫ほど厳しくはないものの、魚や小動物の飼育を禁止していることもあります。水槽のサイズにかかわらず、契約書や大家さんに確認するようにしてください。
特に中~大型水槽になると総重量が100kgを優に超えることも珍しくないため、床の耐荷重も考慮するようにしましょう。
水槽の重さの計算や設置の注意点は、こちらの記事をご覧ください。
通常の不動産賃貸契約では、熱帯魚の飼育に関してまで記載されていないことも多いです。
しかし書かれていないからといって、特に確認せずに水槽を置いてしまうと、水漏れなどのトラブルが起こった時に、大問題に発展することも考えられます。
もしもの時のために、ご自身が加入している損害保険(火災保険)も見直しておくと安心です。
水槽トラブルに対応した損害保険や、水槽の水漏れについてはこちらをご覧ください。
置くことによって得られる、こんなメリット
一人暮らしの家に水槽を置くメリットとして、以下の2点が挙げられます。
- ペット感覚で熱帯魚を飼育できる
- 高い癒し効果、空間演出効果を得られる
まず、ペットとしての熱帯魚についてです。ペットといえば犬や猫を思い浮かべる方が多いと思いますが、賃貸物件ではなかなか許可が下りず飼育できないことも。何か飼育してみたい、生き物と触れ合いたい、そんなときに水槽であれば比較的許可が下りやすい傾向にあります。
確かに熱帯魚は動物のように意思疎通はできないかもしれません。しかし、熱帯魚にも餌をやりやお世話をしているうちに、人の顔を覚えて近寄ってきたり愛嬌を振りまいたりしてくれる種類がいるため、愛情を持って接することが可能です。
大型魚ともなれば10年以上生きる魚もおり、長く飼育するうちに友人や子供のような感覚になることもあります。熱帯魚も立派なペットとして愛着を持てる生き物です。
また、アクアリウムには高い癒しの効果があり、日々の疲れを癒しほっと一息つける空間を演出してくれます。美しい緑の水草の合間を色とりどりの熱帯魚が優雅に泳ぐ…そんな水族館のような水景を自宅にいながら眺めることができるのは、最高の贅沢ともいえるでしょう。
まとめ:一人暮らしのアクアリウム、おすすめの水槽や魚、注意点も
今回は、一人暮らしにおすすめのアクアリウムや水槽をご紹介しました。
「一人暮らしで水槽を設置する」となると大掛かりなイメージがありますが、小型魚を扱った卓上・ボトルアクアリウムなどは気軽に始めることができます。
一人暮らしだからこそ存在感がほしい場合は、アロワナ水槽など大型水槽という選択肢もありますので、ライフスタイルに合わせて挑戦することが可能です。
賃貸住宅に水槽を設置するには許可が必要ですが、犬や猫ほど厳しくない点も大きなメリットです。アクアリウムに興味をお持ちの場合はもちろん、「ペット禁止だけれど生き物が飼育したい」という方は検討してみてはいかがでしょうか。
一人暮らしに最適なアクアリウムについて良くあるご質問
初心者におすすめのアクアリウム・水槽サイズとは?
アクアリウムを楽しむうえで、気を付けることとは?
- 床の耐荷重
- ペット飼育可能な物件か
- 水漏れ
物件の条件によって設置できる水槽サイズが変わります。
床の耐荷重を超えない重さの水槽を選ぶため、その意味でも60cm以下の小型水槽はおすすめです。
また、ペット可の物件であるかも大切です。そして水漏れには細心の注意を払いましょう。
小型水槽でも水槽台はあったほうが良いですか?
例えば、30cmキューブ水槽では重量が約27kgほどになるなど、アクアリウムは見た目よりも重いため、キャビネットやラックなどの家具では支えられないことがあります。
安全や地震対策として、水槽台の使用をおすすめします。
アクアリウム初心者におすすめな魚とは?
大きく成長しずぎず、水質変化に強い魚がおすすめです。
大型水槽を必要としない魚種は水質管理が簡単な場合が多く、特に上記の種類は初心者向きとして人気です。
メダカとプラティは繁殖しやすいのでその点のみ注意すれば、丈夫で親しみやすい魚といえるでしょう。
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