水槽検索

  • 神奈川アクアガーデン
  • 埼玉アクアガーデン
  • 千葉アクアガーデン
  • 群馬アクアガーデン
  • 名古屋アクアガーデン
  • 大阪アクアガーデン
  • 奈良アクアガーデン
  • 京都アクアガーデン
  • 神戸アクアガーデン
  • 福岡アクアガーデン
  • 札幌アクアガーデン
  • 水槽オーダーメイドオンラインショップ

メダカを寒い時期も楽しむ方法!室内を彩る冬のメダカ飼育を考える

「メダカの最盛期は暖かい春から夏にかけて」と思われがちですが、寒い季節にもメダカを楽しむ方法があります。それがメダカの室内飼育です。

屋外で飼育しているメダカは、秋から冬にかけての気温低下とともに活性が下がり、やがて冬眠してしまいますが、比較的水温が保ちやすい室内であれば、メダカは冬眠せず活性を保ったまま冬を越すことができます。
さらにエアコンや水槽用ヒータを使えば、冬でも繁殖を楽しんだり緑豊かな水景を維持したりすることも可能でしょう。

今回のコラムでは「メダカを寒い時期でも楽しむ方法」と題して、冬に室内でメダカを観賞する際のポイントや見落としがちな注意点について解説します。

プロアクアリストたちの意見をもとに冬のメダカの楽しみ方を解説

ホースを使い空の水槽へ注水する作業風景
このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。

メダカのオフシーズンと言われることも多い冬ですが、室内管理ならば季節を気にせず一年を通してメダカの飼育を楽しめます。

ここでは、実務経験から得た知識をもとに、冬のメダカの楽しみ方を解説します。

メダカは室内なら冬眠しない!


一般的に冬になるとメダカは冬眠するものだと思われるかもしれませんが、実は室内飼育ならば冬眠をさせずに、起きたまま冬を越すことができます。

そもそもメダカの冬眠は季節ではなく水温の変化によって起こるものであり、水温が10℃を下回らないような環境では冬眠しません。

実際、沖縄地方など日本の中でも特に温暖な地域では、屋外でも起きたまま冬を越すことがあるようです。
一方、本州やその他の地域で冬にメダカを楽しみたいときは、室内の水槽で飼育するのがおすすめ。エアコンや水槽用ヒーターを使って水温を20℃以上に維持すれば、最盛期のような活発な姿を引き続き鑑賞することができるでしょう。

ただし、室内でも無加温で水温が15℃を下回ると、省エネモードに入ることがあります。あまり泳がずそこでじっとしているときは、無理に餌を食べさせたりせずにそっと見守りましょう。

寒い時期に室内でメダカを楽しむポイント5選

青いヒレを持つメダカの仲間
冬のメダカの室内飼育では、屋外とは一味違ったテイストで観察できるのが魅力です。

ここでは、寒い冬に室内のメダカをより楽しむポイントを5つご紹介します。
どの楽しみ方も基本的には水槽飼育をベースとしており、誰でもすぐに実践できる方法ばかりです。

「横見」に特化した水草レイアウト

室内と屋外の大きな違いがメダカを鑑賞する角度。睡蓮鉢やトロ舟など非透明な器を使う屋外飼育では、メダカを上から観賞する「上見(うわみ)」が基本ですが、室内ではガラス水槽を使用してメダカを横から見る「横見(よこみ)」の観賞スタイルが楽しめます。

長く飼育を続けているメダカも、水槽で横から観察してい見ると、ヒレの大きさやお腹側にかけて広がる色の美しさなど、新たな魅力に気づかされること間違いなし。
さらに水草や流木を配置すれば、川の中の風景をそのまま切り取ったような自然なメダカ姿を垣間見ることができるでしょう。

水草レイアウトはアクアリウムでも人気のスタイルで、室内インテリアにもおすすめです。

冬でも繁殖に挑戦できる

水温を維持しやすい室内水槽ならば、季節を問わず冬でもメダカの繁殖にチャレンジできます。

冬にメダカを繁殖させるポイントは、ずばり水温と照明です。

  • 水槽用ヒーターで水温を23~26℃程度に保つ
  • 水槽用ライトを一日13~14時間照射する

の2点を意識すると、メダカの繁殖行動が高まり冬でも産卵を続けるようになります。

また、産卵後は室内の安定した水温の中で孵化~稚魚の成長までをじっくり観察できるのもメリットです。
急な温度変化や天候悪化も気にする必要がないため、落ち着いて育成を続けられます。

稚魚の観察ケースを立ち上げる

室内水槽でメダカの稚魚が生まれたら、育成専用の観察ケースを立ち上げてみましょう。

大きめのプラケースや小型水槽、本水槽の横に設置できるサテライトなどを活用し、稚魚専用の水槽を作ることで、成魚を気にせずのびのびと過ごせる環境が作れます。
水温変化の緩やかな室内ならば、寒い季節でも稚魚の生存率を高く保つことができますし、生まれたばかりのメダカの針子が、餌を食べて少しずつ成長していく姿を観察できるのは、室内飼育の特権です。

普段の屋外飼育では見落としがちなメダカの生命力を、存分に堪能できます。

ラメやヒレ長などの改良品種をお迎えする

室内の横見水槽に特に映えるのが、繊細な魅力を備えた改良メダカたちです。

例えばラメ系の改良メダカは、鱗に含まれるグアニン結晶がLEDライトの光を乱反射して体がキラキラと輝きますし、優雅で繊細なヒレを持つマリアージュメダカなら、上見では観察しにくい大きなヒレの様子をつぶさに堪能できます。

こうした改良メダカは一般的なメダカに比べて値が張る個体も多いですが、安定した環境を維持しやすい室内水槽ならば、飼育に失敗するリスクが少な目で導入しやすいのも利点です。

専用LEDライトで水槽を演出する

日光の届きにくい室内水槽では、水槽にアクアリウム用のLEDライトを設置するのがおすすめです。
メダカは太陽光を好む傾向があることから、室内ではしっかりライトを当ててあげるとバイオリズムが整い、色艶の良い健康的な個体に育ちやすくなります。

また、アクアリウム専用LEDライトは、通常の照明に比べて青色や赤色を際立たせるような波長に調整されており、メダカの体色を際立たせて見ごたえを出してくれるのもポイントです。

特に青白く光る体外光が特徴の幹之やドラゴンブルーメダカ、赤・墨・白の三色のコントラストが美しい三毛猫メダカあたりは、ライトを当てることで個性が強調されて、魅力をより強く感じられるでしょう。

部屋全体の照明は暗めにして、メダカたちが泳ぐ水槽だけをライトアップすると、まるで泳ぐ宝石のようなメダカたちが最高のリラックス空間を演出してくれるはずです。

照明の点灯時間に注意

メリットの多いLEDライトですが、一日中付けっぱなしにするのは良くありません。

過度にライトを当てているとメダカが昼夜の区別を付けられず、体調を崩してしまいやすいです。またコケが繁茂しやすくなるなど、環境面でもデメリットが目立つようになります。

LEDライトの点灯時間は一日13時間(繁殖を狙う場合は14時間)を限度とし、毎日の点灯消灯時間をタイマーなどで管理してあげると、健全な環境に繋がりやすいです。

メダカは保温された室内水槽でも季節の変化を感じ取る!


メダカは季節の移ろいに合わせて活動の仕方を変える、賢い生き物です。

季節の変化は水温だけでなく、日照時間や餌の量などで総合的に判断しており、水温や給餌量が安定した室内水槽でも、窓から入る光の加減で冬を感じ取って産卵や活性を控えてしまうことがあります。

これは、メダカに限らず様々な生き物にも見られる神秘的な現象の一つであり、進化の過程で刷り込まれた生存の知恵と言えるでしょう。

このような理由から、繁殖活動や活性を保ったまま冬を越すには、水槽用ヒーターを設置するのはもちろん、しっかり照明を当てて夏並みの日照時間を確保することが重要となります。

メダカ用のLEDライトでも十分ですが、より自然に近い環境を作るならば、日光に近い波長を放出する『エバーサン365』といった植物育成用ライトを選ぶのも良い方法です。

冬のメダカ飼育で気を付けたいポイント


寒い季節でも活動的なメダカの姿を楽しめる室内水槽は、地域を問わずどこでも実践しやすい飼育法です。
しかし、一方で屋外とは異なる注意ポイントも存在します。

ここでは、冬のメダカを室内で飼育するときの注意点を2つご紹介します。

飼育水の蒸発に注意

寒い冬は暖房を稼働させる時間が長く、どうしても室内が乾燥しがちです。さらにメダカに水槽用ヒーターを設置していると、水が蒸発して驚くほどのスピードで水位が低下していくことがあります。

飼育水の水量が減ると水質の悪化が早まるばかりか、気づかない間に水槽用ヒータ本体が水面に露出して、空焚き状態になることも。ヒーターの空焚きは、最悪の場合故障や火災の原因となるため、特に冬は水位とヒーターの位置をこまめに確認することが大切です。

また、飼育水の蒸発を最小限に抑えるため水槽には必ずフタをし、定期的に足し水をして水位を保ちましょう。

水換えの水温を合わせる

冬場、水槽に水を足す際は、水温差に十分注意してください。

冬場の水道水は非常に冷たく、寒冷地では5~10℃ほどまで低下するケースもあります。

一方、水槽用ヒーターで加温している水槽の飼育水は20℃以上になっているため、水道水そのままの水温の水を投入すると少量でも急激な温度変化が起きて、メダカがショック症状を起こす危険があります。
さらに度重なる水温の急変は、メダカにとって大きなストレスとなり、体調不良や白点病を発症する原因になるのも問題です。

リスクを避けるためにも水換えや足し水のときは、お湯を足すか水槽の近くに水を汲み置くなどして、水槽との温度差を±1℃以内に合わせてから注水するようにしましょう。

メダカ水槽に温度調節機能付きヒーターは必要か?


水槽用ヒーターには、温度固定のオートヒーターと、好みの温度に設定できる温度調節機能付きヒーターがあります。

比較的温度変化に寛容なメダカは、操作が手軽なオートヒーターでも十分に飼育ができますが、冬場に最盛期のような繁殖や活性を楽しみたいときは、温度調節機能付きのヒーターを選択することをおすすめします。

オートヒーターは、水槽サイズや水流など使用状況によって、固定された温度から±1~2℃程度の誤差が発生することがあり、正確に水温を維持することが難しいです。
特に繁殖を目指すメダカ水槽では、1~2℃の水温差が繁殖率に大きく関わるため、誤差が少なく実際の水温に合わせてパワーを調整できる温度調節機能付きヒーターの方が使いやすいでしょう。

さらに、飼育水の蒸発をコントロールしやすい点も温度調節機能付きヒーターのメリットです。

まとめ:メダカを寒い時期も楽しむ方法!室内を彩る冬のメダカ飼育を考える

照明下のボトル水槽で泳ぐメダカと敷き詰められた水草
屋外飼育のメダカは、水温が10℃を下回ると冬眠に入ります
冬になっても最盛期のような活発なメダカを楽しみたいときは、室内の水槽飼育に切り替えるのがおすすめです。

水槽用ヒーターやLED照明を使えば、冬でも産卵するほど活性の高い姿を見せてくれるでしょう。
また、室内のガラス水槽は正面から鑑賞する横見が主流なので、改良メダカや稚魚の成長をしっかり観察できるのもメリットです。

一方、冬の室内飼育の注意点としては、飼育水の蒸発と水換え時の温度差が挙げられます。

乾燥した部屋で水槽用ヒーターを設置していると水槽の水はどんどん蒸発してしまうため、水槽にはしっかりフタをして水位を常にチェックし、ヒーターの空焚きにも注意しましょう。
また、少量であっても冬の水道水は冷たいため、しっかり温度合わせをしてから足し水することが大切です。

室内ならば冬でもメダカの飼育を楽しめます。寒くなってきたら、ぜひ、室内に水槽を設置してメダカの新たな魅力を発見してみてください。

ランチュウ(蘭鋳)

ランチュウ(蘭鋳)は丸い体とモコモコの肉瘤や可愛らしい尾びれを持つ金魚です。
卵のようなシルエットや豊富な体色、そして唯一無二の存在感があり、品評会も盛んなほど長い間愛され続けている品種です。
泳ぐ姿もかわいい『らんちゅう』について、スタッフのコメントを交えつつご紹介します!

ランチュウ(蘭鋳)の基本情報

お魚図鑑 ランチュウ(蘭鋳) メインイメージ

水質淡水魚。pH7.0~7.5ほどの中性~弱アルカリ傾向の水質を好みます。
水温は15〜25度ぐらいまで。5度ほどで冬眠します。
サイズ約4~20cmほど。
中型の観賞魚!
寿命平均約6~10年ほど。
餌に気を付ければ長生きします!
餌金魚用の沈下性餌、生餌(冷凍赤虫、ブラインシュリンプ、ミジンコ、グリーンウォーター)など。
混泳泳ぎが苦手で他種との混泳には向かない。
同種ならOK!
特徴

金魚の王様とも呼ばれ愛されている、丸形金魚です。金魚の中でも、よりずんぐりとした卵型の体型で三ツ尾や四ツ尾などの尾びれを持ち、背びれがなく背中の模様を楽しめることから上見(上からの観賞)に向いています。
独特な体型から泳ぎが苦手で、水流が穏やか、浅めで横幅の広い水槽・容器での飼育が推奨の飼育環境です。
体長は約20cmほどまで成長するので、体長に合わせて45~60cm以上のロータイプ水槽を用意しましょう。

冷凍赤虫や沈下性の専用餌をバランスよく与えることで、特徴である肉瘤や卵型の体型をよりふっくら立派に育て上げることが出来ます。
金魚のなかでは高水温に比較的弱いので、室内飼育の場合は水槽用クーラーやエアコンで管理すると安心です。
屋外飼育の場合は日影を作りながらポンプなどを活用し水温が上がりきらないようにしましょう。
その性質から消化不良になりやすいなど飼育難易度は高めで、複数飼育する場合は、同品種での混泳のみOKです。

ランチュウ(蘭鋳)を購入する

東京アクアガーデンスタッフの一言コメント

スタッフのコメント

ランチュウは江戸時代より重宝されてきた金魚で、『協会系』『大阪らんちゅう』『宇野系』の3系統が愛好家たちによって品評会が行われているなど、高級で特別な金魚として大切に今日まで受け継がれています。漢字表記では「蘭鋳」や「卵虫」とも。

モコモコとした肉瘤(にくりゅう)を持つ品種が多いですが、江戸時代のらんちゅうには実は肉瘤はありませんでした。元祖である大阪らんちゅうは、あえて肉瘤を発達させず体型・体色・尾の美しさを評価します。
明治時代に入り肉瘤を発達させる改良がおこなわれ人気が過熱、品評会もより盛んになったのです。

愛好家たちの手で守られてきたため、金魚のなかでもランチュウはちょっと贅沢な品種です。
泳ぎと餌食いが苦手なため、飼育にも少し手間がかかります。消化不良にかかりやすく、水深がありすぎると転覆症状になってしまうことも。専用の環境での飼育がおすすめです。

ちなみに、その可愛らしさから海外でも人気があり、SNSなどでも外国で飼育されているランチュウたちの姿を見かけることがあるほど。
時代や国を超えて愛される魅力のある魚と言えますね。


金魚の良いフン・悪いフンとは!

金魚は大食漢ですが、消化不良になることも多い魚です。「金魚の良いフン・悪いフン」についてを動画で紹介します。
フンの状態を観察して金魚の健康管理に役立てよう!

ぜひ、チャンネル登録をお願いいたします!


トロピカチャンネルでは、熱帯魚飼育からアクアリウムの機材についてまで配信しています。

トロピカチャンネルYoutube

読みもの

ランチュウについてはこちらでも詳しくご紹介しています!
東京アクアガーデン公式サイトのコラムと、アクアリウム情報サイト・トロピカにて、情報をご提供しています。

コラム

ランチュウについてを解説したコラムです。

アクアリウム情報サイト・トロピカ

トロピカでは、アクアリウムに役立つ情報を紹介しています。

その他の淡水熱帯魚やメダカ・金魚などの観賞魚についてや、海水魚などについてをご紹介しています。

ぜひご覧ください!

水槽の保温トラブル!室温と水槽用ヒーターなど機材の管理!注意点を解説

少しずつ朝晩の冷え込みが厳しくなってくる季節、アクアリウムでは水槽用ヒーターを本格稼働させる季節です。

熱帯魚などを飼育している水槽では、夏でも水槽用ヒーターを使用しているケースが多いですが、冬場は室温に低下に伴い水温も下がるため、冬を迎える前に一度動作チェックや設置の確認をしておくのがおすすめ。
周辺の温度が低いほど水槽用ヒーターの稼働率が上がり、機材にかかる負担も大きくなるため、故障などのトラブルに見舞われやすくなります。

また、飼育水の蒸発による空焚きやサーモスタットの故障、水温のムラなど、機材が原因となるトラブルにも注意が必要です。

この記事では、水槽用ヒーターや室温が原因で起こる保温トラブルと、その予防方法を詳しく解説します。
寒い季節も安定した水温で魚を飼育できるよう、冬本番を迎える前に準備を進めましょう。

プロアクアリストたちの意見をもとに水槽の保温トラブルを解説

大型水槽の設置作業を行う2人のスタッフの後ろ姿
このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。

冬の水温管理は、水槽用ヒーターを稼働したら終わりというわけではありません。
室温や機材の設置法、水位などをトータルで管理することで冬も安全にアクアリウムを続けられます。

ここでは、実務経験から得た知識をもとに、水槽の保温トラブルを解説します。

水槽の保温トラブルが起こる原因と影響


寒さが厳しくなる冬のアクアリウムでは、室内であっても水槽の保温が欠かせません。

水温を保つ対策としては水槽用ヒーターの使用が一般的ですが、ただ設置しただけではうまく水温を管理しきれなかったり、機材トラブルに見舞われたりと、不都合が出てくることも。

こうした水槽の保温トラブルは、保温機材の使い方や設置の仕方と水槽を置いている環境の管理不足が原因で起こることが大半です。

室温の低下に伴い保温器具の負担も増加する!

冬場に保温トラブルが起きやすい一番の原因として、水槽用ヒーターにかかる負担が増加することが挙げられます。

水温は周辺の外気温に合わせて変動する性質があり、暖房を使用しておらず室温が屋外レベルまで低下するような状況では、水の温度も連動して急降下しやすいです。
水槽用ヒーターは水温の低下を感知して水を温める機材なので、このような寒い環境では水温を保つために常にフルパワーで稼働を続けることになり、機材に負担がかかって故障しやすくなるでしょう。

また、水槽用ヒーターの設置の仕方にも注意が必要で、水面に露出していたり暖まった水がうまく循環していなかったりすると、火災や水温のムラにつながる恐れもあります。

水温低下による不調や火災に注意

水槽の保温トラブルで水温が低下すると、まず水中の魚たちに影響が出ます。

特に熱帯魚のような暖かい水を好む魚の場合、水温の変化に体がついていかず体調を崩し、最悪の場合命を落としてしまうこともあるでしょう。
金魚やメダカといった比較的低水温に強い生き物でも、一日に水温が乱高下するような環境では消化不良などを起こしやすいです。
また、水槽用ヒーターの設置場所によって水槽内で場所ごとに水温差ができてしまうのも、不調につながります。

さらに、水槽用ヒーターが水中から露出したまま通電すると空焚きとなり、本体の変形や事故につながる危険があるため注意が必要です。

冬場の水槽管理では、水温だけでなく、室温や水位、水流、水槽用ヒーターの状態までまとめて確認することが大切になります。

水槽用ヒーターが原因の保温トラブル


水槽保温の要となる水槽用ヒーターですが、使い方や設置場所に問題があると思うような効果が出ないばかりか、火災や水温のムラなどといったトラブルを引き起こす危険があります。

安全に使うためにも、水槽用ヒーターによる起こりやすい原因と対処法をあらかじめ確認しておきましょう。

飼育水の蒸発による空焚き

水槽用ヒーターに関連したトラブルで一番注意しなければならないのが、水面からヒーターが露出することにより起こる空焚きです。

冬は室内が乾燥しやすいうえに、ヒーターの熱で想定よりも早く水が蒸発してしまうことがあります。
いつの間にか水位が低下して水槽用ヒーターが空焚き状態になると、正確に水温を維持できないだけでなく、故障や火災の原因になるため十分注意が必要です。

特に一体型ではないサーモスタット単体の場合、水温センサーが空気中に出ると正確な水温を感知できません。室温を水温と勘違いしたまま加熱を続けて、水槽内が設定温度を超えてしまうことがあるでしょう。
さらに、水槽用ヒーター本体が露出したまま通電を続けると本体の温度が上がり続けて、故障や樹脂パーツの変形・溶損、最悪の場合は火災につながる危険もあります。

空焚き防止機能を備えたヒーターならば異常を察知しやすいですが、安全装置だけに頼るのではなく、普段から水位を確認しこまめに足し水をしたり、水換えの際は必ず電源を抜いてから作業してください。

サーモスタットの故障

水槽用ヒーターの動きを制御する、サーモスタットの故障にも注意が必要です。

サーモスタットは、センサーで水温を感知して水槽用ヒーターのON/OFFを自動で切り替える装置ですが、長期間使用していると内部部品に負担が蓄積して、金属部分などの劣化が進み、ヒーターの動作を正しく制御できなくなってしまいます。

水温が低下したときにヒーターのスイッチが入らず水温が低下したり、反対に設定温度を超えて過熱を続けたりと壊れ方はケースにより異なりますが、どちらも水中の生き物の命を脅かす危険があるトラブルであるのは変わりありません。

こまめにサーモスタットの動作状況を確認するとともに、水温計で実際の水温を計測して、安全に配慮しましょう。

ちなみに、水槽用ヒーターやサーモスタットは消耗品で、メーカーによっては一年を目安に交換することが推奨されています。ヒーター本体だけでなくコードが硬くなったり白く変色したりしている場合も、劣化のサインとして適切に対処してください。

水温にムラが発生する

水槽の場所によって水温にムラが出るのは、水槽用ヒーターの設置場所と水の循環ルートがかみ合っていない可能性が高いです。

水流が弱い位置に水槽用ヒーターを設置していると、暖かい水がヒーターの周辺に滞留しやすくなります。この状態が続くと、全体が温まっていないにも関わらずセンサーが設定温度に達したと誤判断してヒーターの動作を止めてしまい、水槽用ヒータから離れた場所との間に温度差が生まれてしまうのです。

また、暖かい水は上へ、冷たい水は下へ移動しやすいことも、水流で温度差が生まれる原因となります。

水温ムラを防ぐには、フィルターの吐出口付近など、飼育水がしっかり循環する場所へヒーターを設置するのがポイントです。
特に大型水槽では温か水が全体に行き渡りにくいため、水温計を水槽用ヒーターのすぐそばと少し離れた場所に二か所設置して温度を確認すると、水槽全体の状態を把握しやすくなります。

室温で起こる水槽トラブル


冬場の水槽の水温は、室温の影響を大きく受ける点にも注意しなければなりません。
特に暖房を切った後の冷え込みは、水温の急変を引き起こす危険があります。

ここでは、室温が原因で起こりやすい水槽トラブルを3つ解説します。

暖房のON/OFFが水温に影響する

水槽を置いている部屋の室温の変化は、そのまま水温に影響します。

例えば昼間人のいる時間帯は暖房で部屋を暖めていても、外出時や就寝後は切っているという場合、暖房を切った後の部屋は室温が下がることが少なくありません。
特に深夜から明け方にかけての室温の低下はかなり厳しいため、水槽用ヒーターの過熱が追い付かず、水温が急低下してしまいやすいです。

さらに1日の中で水温が何度も上下する状態も要注意で、短時間で水温が変化するとストレスから、体調不良や白点病などの病気が広がるきっかけになります。

水槽を置く部屋は24時間エアコンをつけて室温を管理するのが理想ですが、難しいときは深夜から明け方に水温がどこまで下がっているか確認し、夜の間だけでも断熱シートなどで保温をするなどの工夫をするのがおすすめです。

室温が低くて水温が維持できない

水槽用ヒーターは水槽サイズや総水量に合わせてW数を選定するのが基本ですが、室温が10℃を下回るほど寒い場所ではパワーが足りず、設定温度まで水温が上がらないことがあります。

このような場合は、水槽用ヒーターのパワーを少し上のものに買い替えることで、水温を維持しやすくなるでしょう。ヒーターを買い替えた直後はこまめに水槽を確認し、適切な温度が維持されているか、水位の減りが早まっていないかなどを観察してください。

ちなみに、水槽用ヒーターの多くは室温15℃以上を使用環境の目安としており、ワット数だけで判断しないことが大切です。

水温と室温の温度差による結露

水温と室温の温度差が大きい冬は、水槽のガラス面やガラスフタに結露が発生しやすくなります。

結露が発生したときに注意したいのが、電源周りです。水滴が水槽の外側や電源コードを伝い、コンセントや電源タップまで達すると、漏電やショートなどの電気トラブルを起こす危険があります。
また、水分やほこりがコンセント周辺にたまると、トラッキング現象によって火災に発展するリスクにも注意が必要です。

そもそも水槽周りは結露以外にも、水が跳ねたりこぼれたりして濡れやすい環境のため、電源タップや配線の位置にはあらかじめ気を配りましょう。

さらに窓辺に置いた水槽では、コールドドラフト現象にも要注意です。冷えた窓付近から冷たい空気が流れ込むことで、水槽の背面だけが強く冷やされ、水温ムラが生じることがあります。
この場合もやはり、水槽の複数場所に水温計を設置してこまめに水温を確認することが安全な運用のポイントです。

水槽の保温トラブルを防ぐには


水槽の保温トラブルを防ぐには、水槽用ヒーターだけに頼らず、水温や生体の様子、水槽まわりの環境まで総合的に整えることが大切です。
日々の観察に加え、断熱シートや水槽のフタを活用すれば、冬場の水温をより安定させやすくなるでしょう。

ここでは水槽の保温トラブルを防ぐポイントをご紹介します。

水槽や生体の状態をこまめに観察する

保温トラブルの早期発見には、水槽や生体の状態をこまめに観察し少しの異変を見逃さないことが第一です。

毎日の餌やりやお世話のときに、魚の動きが鈍くなっていないか、水槽の隅や底でじっとしていないかを確認しましょう。
合わせて水温チェックの習慣づけも大切です。普段の水温や時間による水温変化を知っておくことで、機材のトラブルやパワー不足にも気づきやすくなります。

直接確認が難しい外出時や深夜から明け方にかけては、最高水温と最低水温を記録できるデジタル水温計がおすすめ。一日を通しての水温変化を把握することが保温対策に役立ちます。

断熱シートなどを活用しよう

水温が上がりにくいときや一日の変化が激しいと感じるときは、水槽用ヒーターのパワーを上げる前に、水槽自体を物理的に保温する対策を検討してみましょう。

手軽なのは、ホームセンターや100円ショップなどで販売されているアルミ断熱シートを活用する方法です。水槽の背面や側面に貼るだけで冷たい外気の影響を受けにくくなり、熱を逃がさず水温を維持しやすくなります。

水温の低下が緩やかになればヒーターの稼働時間を少なく抑えることができ、消費電力の節約や、水槽用ヒーターの負担軽減につながるのもうれしいです。

見た目が気になる場合は、効果はやや薄まりますがバックスクリーンでも、同様の保温効果が見込めます。

冬こそ水槽のフタをしよう

魚の飛び出し予防に使用される水槽のフタも、冬場は立派な保温アイテムとなります。
水の熱は水面からも逃げていくため、フタをすることで飼育水の冷えを抑制できるからです。

さらに、水槽上部を覆うことで飼育水の蒸発を抑えられるのもポイント。過度な水位低下を予防して、センサーの認知異常や空焚きのリスクを軽減できますし、さらに、蒸発を抑えられる分水槽周辺の結露対策としても有効です。

コードや配管に影響がある場合は、無理のない範囲で開口部狭めて活用しましょう。
水槽のフタと断熱を組み合わせれば、水温を安定させながら水槽用ヒーターの負担も減らしやすくなります。

まとめ:水槽保温のトラブル!室温と水槽用ヒーターなど機材の管理!注意点を解説

水草と小石に囲まれたフグの仲間
水槽保温のトラブルについて解説しました。

室温が低下する冬場は、水槽の保温対策が必須です。
水槽用ヒーターやサーモスタットは、正しい使用法、設置法をよく確認しましょう。過度な動作は機材の故障を招く上に、センサーや本体が水面に露出すると水温の急変や火災につながる危険があります。水流不足による水温ムラにも要注意です。

また室温の管理も重要で、暖房を切ったままにしておくと深夜から明け方にかけて屋外並みに室温が下がって、水温が急低下することがあるため注意してください。
ヒーター以外の保温対策としては、断熱材や水槽のフタが有効です。

水温管理の要は水槽用ヒーターですが、設置しただけで適切な水温を維持することはできません。保温機材、水槽の設置場所、室温、水位など水槽周りの環境をトータルで管理することが重要です。

冬本番を迎える前に早めに準備・対策をして、安全な水温管理を心がけましょう。

出目金(デメキン)

出目金(デメキン)は大きな目と丸い体形を持つ金魚です。
ユニークさと愛嬌のある表情が人気で、古くから親しまれている金魚の品種で、飼い込むと大きく育ちます。
落ち着いた泳ぎが魅力的な『出目金(デメキン)』について、スタッフのコメントを交えつつご紹介します!

出目金(デメキン)の基本情報

お魚図鑑 出目金(デメキン) メインイメージ

水質淡水魚。pH7.0~7.5ほどの中性~弱アルカリ傾向の水質を好みます。
水温は15〜32度ぐらいまで。5度ほどで冬眠します。
サイズ約4~20cm。
中型の観賞魚!
寿命平均約6年ほど。
最適な環境なら長生きします!
餌金魚用の人工飼料、生餌(冷凍赤虫、ブラインシュリンプ、ミジンコ、グリーンウォーター)など。
混泳視力が弱く泳ぎが苦手なため、他種との混泳には向かない。
似た体型の金魚とならOK。
特徴

『琉金』の突然変異である、目が大きく発達する形質を持つ改良品種です。そのため、基本の体型は琉金と同じで長い尾ヒレも楽しめます。
体色は流通量が多い黒のほかに、赤や更紗、キャリコの品種が存在しており、どの品種も大きな目とともに特徴的な美しさがあります。

おすすめの飼育環境は琉金と同様で、水流が穏やかで広めの水槽が向いています。最大体長は約20cmの中型魚であり、大食漢で水を汚しやすいです。
そのため、終生飼育には60cm水槽以上がおすすめ。

視力はあまりよくないため、複雑なレイアウトの水槽や、餌をとるのが得意な魚との混泳水槽での飼育は避けましょう。複数飼育する場合は、同品種での混泳が良いです。
金魚の中では比較的成長はゆっくりですので、単独飼育でも飼い込む楽しみがあります。

出目金(デメキン)を購入する

東京アクアガーデンスタッフの一言コメント

スタッフのコメント

出目金は中国で作出された品種です。目の大きさが均等であるほどグレードが上がり、体型・体長・体色などにより、価格が上昇します。

出目金と言えば「突出した目」ですが、実は視力が悪く近視であるとされていて、実際にレイアウトにぶつかり怪我をすることも!

衝突で擦り傷→細菌感染→病気になる・・・という場合もあります。そのため、飼育水は水換えを多く行い、傷を見つけたらすぐに塩水浴などで養生させるのがおすすめです。
できれば単独飼育してあげると、どんどん大きく育ち長生きにつながります。

ところで、金魚すくいに出目金が混ざっていることがあります。しかし著者が子供の時代には「出目金は弱い。狙うな!」と評されることもあるほど「飼育が難しそうな金魚」とされていました。
出目金はとにかく餌を食べるのが下手で、混泳が苦手です。
金魚すくいの他の品種(ワキンなど)と一緒に飼育したら、結果は明らかと言えるでしょう。もし、金魚すくいで出目金をゲットしたら、出目金だけで隔離してあげると良いですよ。

出目金のようにユニークな特徴がある魚種には、最適な飼育環境を作ってあげることが大切なのです。

出目金(デメキン)が泳いでいる水槽事例

デメキン飼育は横に広めの水槽がおすすめです。幼魚の頃は30~45cm水槽でも飼育可能ですが、終生飼育なら60cm水槽以上のサイズが良いです。
底砂は敷かない『ベアタンク飼育』でも良いですが、水質をややアルカリ傾向にできる『大磯砂』と相性抜群。
ぶつかってケガをすることがあるので流木など尖ったアイテムをレイアウトした水槽には向きません。金魚メインの観賞魚水槽が良いです。

【金魚の病気】金魚の転覆病と便秘・消化不良の関係と対処法とは!

丸形金魚がかかりやすい「金魚の転覆病」についてを動画で紹介します。
消化不良から転覆病の予防方法を解説!

ぜひ、チャンネル登録をお願いいたします!


トロピカチャンネルでは、熱帯魚飼育からアクアリウムの機材についてまで配信しています。

トロピカチャンネルYoutube

読みもの

デメキンについてはこちらでも詳しくご紹介しています!
東京アクアガーデン公式サイトのコラムと、アクアリウム情報サイト・トロピカにて、情報をご提供しています。

コラム

デメキンについてを解説したコラムです。

アクアリウム情報サイト・トロピカ

トロピカでは、アクアリウムに役立つ情報を紹介しています。

その他の淡水熱帯魚やメダカ・金魚などの観賞魚についてや、海水魚などについてをご紹介しています。

ぜひご覧ください!

インパイクティスケリー(ロイヤルテトラ)

インパイクティスケリー(ロイヤルテトラ)はパープルブルーの光沢を持つカラシンの仲間です。ネオンテトラより一回り大きく、存在感もあります。
水草と相性抜群で、水草水槽のメイン生体としてもおすすめです。

美しいブルーが魅力的な『インパイクティスケリー』について、スタッフのコメントを交えつつご紹介します!

インパイクティスケリー(ロイヤルテトラ)の基本情報

お魚図鑑 インパイクティスケリー(ロイヤルテトラ) メインイメージ

水質淡水魚。pH6.0~7.0ほどの弱酸性傾向~中性程度の水質を好む。
水温は24〜28度ぐらいまで。
サイズ約3~5cm。
小型カラシンのなかでは大きめ!
寿命平均約2~5年ほど。
餌小型淡水魚用の人工飼料、生餌(ブラインシュリンプ)など。
混泳やや気が強め。同種との群泳がおすすめ。
体長によっては他の小型熱帯魚と混泳可能。
特徴

ブラジル原産の小型カラシンです。 青から紫~ピンクのような美しい光沢を持ち、黒いラインも相まって水槽内でよく映えます。

最大体長は約4~5cmほどと、小型カラシンの仲間の中ではやや大きめで、群れをつくる性質から、60cm以上の水草水槽におすすめです。
オスはブルーが強く背びれがオレンジ、メスはブラックのライン以外は淡い体色です。成熟するとオレンジ~ピンクが濃くなります。
特長でもある美しい青みを強くした『スーパーブルー』『ディープブルー』や、ピンクみを活かした『ゴールドピンク』などの改良品種が作出されています。

水質を弱酸性傾向にすると、色揚げできます。
カラシンの中では体高がありますが、口は小さいため細粒の人工飼料やブラインシュリンプなどの小さな活餌を与えましょう。
混泳も可能ですが、もともとブラックウォーターのような環境が原産地のため、強い照明を好まず、陽性水草水槽にはあまり向きません。

インパイクティスケリー(ロイヤルテトラ)を購入する

東京アクアガーデンスタッフの一言コメント

スタッフのコメント

カラシンは水草と相性抜群!・・・ですが、『インパイクティス・ケリー』は比較的薄暗い照明がベストなため、陰性水草との組み合わせが実はおすすめです。
水質の適応範囲も広めですが、弱酸性傾向の軟水が得意なので、流木を中心とした水槽で飼育しましょう。
底砂やバックスクリーンもブラックカラーにすることで、色揚げを期待できますし、美しいブルーの光沢を鑑賞しやすくなります。

また、群れでの飼育が推奨ですが、オスは縄張り意識が強めで、小競り合いをすることも。こうしたことから、「水草水槽向きの熱帯魚」ではあるものの、ちょっと独特な魚種ですね。

しかしCO2添加を行う陽性水草水槽でも普通に飼育可能です。それは、丈夫で環境への適応力が高いから!
カラシンの仲間は繁殖が難しい魚種として知られていますが、インパイクティスケリーは水槽飼育でも、暗めの照明でマジックリーフなどを導入すれば、繁殖を狙うことが可能です。
繁殖は『ばら撒き型』の産卵なので、ウィローモスマットなどの産卵床が必要ですので、繁殖を狙う場合はぜひ底床に敷きましょう。

ちなみに、別名の「ロイヤルテトラ」はブラジル政府から天皇に寄贈されたことに由来しています。
日本ではブリード個体(東南アジア産など)が非常に手に入りやすく、飼育に馴れた丈夫な個体を入手しやすい要因の一つになっていると言えるでしょう。


【初心者向け】丈夫で飼育しやすいテトラの種類10選!水質や飼育方法も解説

アクアリウム初心者からおすすめのテトラ(カラシン)を動画で解説しています。

カラシンの仲間は、インパイクティスケリーと混泳可能なので、飼育の際の参考にご覧ください!
ぜひ、チャンネル登録をお願いいたします!


トロピカチャンネルでは、熱帯魚飼育からアクアリウムの機材についてまで配信しています。

トロピカチャンネルYoutube

読みもの

インパイクティス・ケリー(ロイヤルテトラ)についてはこちらでも詳しくご紹介しています!
東京アクアガーデン公式サイトのコラムと、アクアリウム情報サイト・トロピカにて、情報をご提供しています。

コラム

インパイクティス・ケリー(ロイヤルテトラ)についてを解説したコラムです。トロピカに掲載した記事をさらにパワーアップした内容になっています。

アクアリウム情報サイト・トロピカ

トロピカでは、インパイクティスケリー向きの水質に調整しやすい、ろ材を紹介しています。

その他の淡水熱帯魚やメダカ・金魚などの観賞魚についてや、海水魚などについてをご紹介しています。

ぜひご覧ください!

ベタをお迎えしたい!水槽サイズやお迎え準備と飼育のスタートガイド

熱帯魚らしい鮮やかな体色と長いヒレを使った優雅な泳ぎが美しいベタは、TVCMや雑誌広告などでも良く採用されるポピュラーな観賞魚です。

ラビリンス器官という空気中からも酸素を取り込むことができる特殊な呼吸器を備えていることから酸欠に非常に強く、卓上サイズの超小型水槽やボトルアクアリウムでも飼育が可能。初心者の方でも比較的簡単に飼育をスタートできる、アクアリウムの入門種として人気があります。

今回のコラムでは、ベタを新たにお迎えする際のスタートガイドということで、事前準備や水合わせの方法、適正な水槽サイズについて解説します。
初めて飼育をする方でも安心してお気に入りのベタをお迎えすることができる内容となっていますので、ぜひ参考にしてみてください。

プロアクアリストたちの意見をもとにベタ飼育のスタートガイドを解説

オフィスで水槽のメンテナンスを行う青い服のスタッフの背中
このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。

飼育がしやすく初心者の方でも飼育に挑戦しやすいベタ。健康に長く飼育を続けるため、事前準備をしっかりしてからお迎えしましょう。

ここでは、実務経験から得た知識をもとに、ベタ飼育のスタートガイドを解説します。

ベタをお迎えするには!購入方法の特徴


熱帯魚の中でも特に人気で短期間ならば小さな瓶でも管理ができるベタは、流通量が多く購入できる場所もとても豊富です。アクアリウムショップやベタ専門店はもちろん、インターネット通販やホームセンター、雑貨店などでも販売されていることがあります。

ここでは、ベタをお迎えする方法ということで、実店舗とインターネット通販それぞれの特徴やメリットをご紹介します。

ショップ(実店舗)でお迎えする


アクアリウムショップやホームセンターなど、ベタが販売されている店舗に足を運んで購入する一番のメリットは、実物のベタを見て吟味できるところです。

健康なベタは好奇心が旺盛で、人が近づくと目で追ったりヒレを広げたりと何らかのアクションを起こしてくれます。
実際の様子を確認して元気な個体を自分で選べるのはもちろん、実物を見ることでベタ飼育を始めた後のイメージもしやすくなるでしょう。

色柄の豊富なベタは同じ品種でも見た目にかなりバリエーションがあり、さらに性格にも個性が出るため、お好みの一匹を探して店舗を渡り歩くのも楽しいです。

また、アクアリウムショップやベタ専門店などならば、専門性の高いスタッフに飼育環境や機材の相談ができるのも強み。お店の飼育環境を確認しながら自宅での管理方法を学べるため、初心者の方も安心して飼育をスタートできます。

通販でお迎えする

インターネット通販などでベタをお迎えするメリットは、場所や時間を選ばず、いつでも好きなときにベタを購入できるところです。

実店舗は営業時間が限られますし、店員さんの目が気になってじっくり時間をかけて吟味するのが難しいということがあります。
その点、通販ならばスマホやパソコンで、複数の店舗を比較しながらベタを選びやすいです。

また、品種や体型、色柄にこだわりがある場合、比較的簡単に特定の個体を探し出せるのも通販ならではの利点。

品種改良が盛んなベタは本当に種類が豊富で、様々な品種が今も作出され続けていますが、実店舗に並ぶのはその中のほんの一握りです。特にハーフムーンやプラカット、鯉ベタなど人気のレア個体ななかなか店舗には並ばないため、通販で検索して購入するのが主流となっています。

個体別の写真を掲載しているショップならば、実物とのギャップを感じる心配も少なく安心して利用できるでしょう。

ただし、通販は多少なりとも輸送のリスクがあるところは注意したいポイントです。
長時間袋の中に閉じ込められているとさすがのベタも弱ってしまうため、確実に受け取れる日時を指定して配達してもらう、届いたらすぐにバケツや飼育容器に移してあげるといった工夫を徹底します。
販売店から水合わせについての指定がある場合は、その方法に準じて水槽に導入することも大切です。

ベタを迎える前準備!飼育に必要なアイテム


丈夫で飼育がしやすいベタは、一般的な熱帯魚よりも簡易的な設備で飼育することができます。
設置スペースや飼育スタイルに合わせて、管理がしやすい水槽のサイズや機材を選びましょう。

ベタをお迎えする前に準備しておきたいアイテムや選び方のポイントをまとめました。

飼育容器は小型水槽やボトルがおすすめ

飼育を始める上でまず決めたいのが、ベタを入れておく飼育容器です。
一般的にベタ飼育では、水量10L程度の小型水槽か金魚鉢やボトルアクアリウム用のガラス容器が使用されており、それぞれに特徴があるため、今後の管理スタイルに合わせて選定するのが良いでしょう。

小型水槽

安定した長期飼育を目指すときは、水量に余裕のある小型水槽がおすすめです。

ベタは闘魚と呼ばれるほど気性が荒く、一つの水槽に一匹の単独飼育が基本。体もそこまで大きくならないので、15cm~30cm程度の水槽があれば十分飼育ができるでしょう。
また、水槽ならばろ過フィルターや水槽用ヒーターなどの水槽機材が設置できるので、飼育環境を適正な状態に維持しやすいです。

一方ボトルなどに比べると水槽自体が場所を取るところや、場合によっては専用の水槽台が必要になる点は注意してください。

アクアリウム用のボトル

ボトルアクアリウムなどで用いられるボトルは、卓上サイズでコンパクトにベタを飼育したいときに向いています。
水量が少ないので手軽に管理ができますし、水草などを入れれば立派なインテリアとしてお部屋に癒しを与えてくれるでしょう。

一方、ボトルの素材によっては水槽用機材が使用できないため、水温や水質の管理には気を配る必要があります。特にろ過フィルターを設置できない場合は、こまめに水換えをして水質を維持しましょう。

水槽用ヒーターやろ過フィルターを用意しよう

比較的簡易的な設備で飼育ができるベタですが、必ず用意したのが保温器具です。
ベタは日本よりも暖かく気候が安定した東南アジア原産の熱帯魚で、寒いのが苦手。室内飼育でも寒さで弱ってしまうことがあるため、特に冬場は必ず保温をして水温を維持しましょう。

水槽飼育の場合はベタ用の水槽用ヒーターが使用できます。水量に合わせて適切なサイズのヒーターを設置してください。
ボトル飼育で水槽用ヒーターが使えないときは、飼育容器の下に敷くパネルヒーターが使いやすいです。合わせてエアコンなどで室温を上げて、水温の低下を抑えるのもよい方法でしょう。

また、アクアリウムでは水質の悪化を防ぐろ過フィルターを設置するのも定番です。
ベタ飼育では必須ではありませんが、もし使用する場合は水流が穏やかな外掛け式フィルターやスポンジフィルターが向いています。

小型水槽の水換えに便利なアイテム

ろ過フィルターのあり無しに関わらず、ベタを健康的に育ているには定期的な水換えが必要です。
水換えをするときに用意しておくと便利なアイテムは、

  • カルキ抜き
  • バケツ
  • スポイト
  • クリーナーポンプ

など。その他にもガラス面をきれいにするスポンジや水温計もあると効率的です。

ろ過フィルターを設置せずにベタを飼育する水槽では特にスポイトが便利で、気づいたときに餌の食べ残しや排泄物をスポイトで吸い出していれば、水の汚れを抑制できます。
さらに、スポイトはブラインシュリンプなどの活餌を与える際にも活躍するため、一つ用意しておくとよいでしょう。

ベタをお迎えしたら!飼育始めの手順と飼育方法


基本的には丈夫な性質のベタですが、実は環境の変化にはやや弱い面があり、特に水槽に導入してすぐの頃は体調を崩しやすいです。
飼育を軌道に乗せて長期飼育につなげていくには最初が肝心。慌てずじっくり水に慣らし、しばらくは様子に気を配りましょう。

ここでは、ベタを水槽に導入する際の手順とその後の飼育方法について解説します。

水槽導入前に水合わせと水温合わせ

ベタを購入したら、水槽やバケツなどに移す前に新しい水質と水温に体を慣らす水合わせを必ず行います。
水合わせの方法は以下の通りです。

  1. 水槽やバケツ、洗面器など、ベタの入った袋を浮かべられるぐらいの大きさの容器に飼育水を作る
  2. 1.で作った飼育水の水面にベタを袋ごと15〜20分ほど浮かべて水温を合わせる(水温合わせ)
  3. 袋の中の水を1/3ほど捨てて、減った分新しい飼育水を追加する作業を15分ごとに繰り返して水質に慣らす(水質合わせ)
  4. ベタだけを掬って飼育容器に移す

ちなみに、水合わせキットを用意すれば、水質に慣らす作業が点滴法で簡単に完了できます。余裕があればこちらを検討するのもおすすめです。

穏やかな水流とシンプルなレイアウトがおすすめ

ベタはもともと止水域に生息する魚で、いヒレを持つことからも長強い水流が苦手です。

  • 水流に押し戻されている
  • 水面に上がりにくそうにしている
  • 動きが鈍い

などの様子が見られる場合は、水流が強すぎる可能性があるため、フィルター側で流量を調節するか、吐出口に水草や流木を配置して水流を弱めてあげましょう。

また、ベタは好奇心が強く、ちょっとした隙間にも入り込んでしまうことがあります。挟まり事故を防ぐためにも複雑なレイアウトは避け、シンプルに仕上げるのが無難です。

さらに、水槽に映った自分の姿にフレアリングすることがあるところも注意したいポイント。一日数分程度のフレアリングは健康維持に良いですが、長時間続けていると体力を消耗してしまうため、バックスクリーンや厚紙などを水槽の外側に貼って反射を抑える対策をするのがおすすめです。

餌は2~3日後から与えよう

最初の餌やりは、ベタを飼い始めてから2~3日後がおすすめです。

元々ベタは消化不良を起こしやすい魚種で、環境の変化によるストレスがかかっている段階で無理に餌を食べさせると、お腹に水が溜まる腹水症を起こす危険があります。

まずは水槽に慣れることを優先し、少し落ち着いてくる2〜3日後から2,3粒の少量を与えて様子を見てください。
食欲が戻っているようならば与える量を増やしていき、最終的には数分で食べきれる程度の量まで数日かけて調整してきます。

ベタ水槽の水換えとお掃除の頻度

ベタ水槽のメンテナンスの頻度は、ろ過フィルターの有無によって変わります。

ろ過フィルターを設置している場合は、1週間に1回、全体の1/3程度の水換えが基本です。
ろ過フィルターを設置していない場合は、3日に1回、1/2~全量換水を目安に管理すると良いでしょう。

底砂を敷いている場合は、水換えのときにクリーナーポンプで水と一緒に汚れを吸い出すと効率的です。ガラス面などの掃除も定期的に行います。

また、ベタ水槽は総じて水量が少なめな傾向があるため、メンテナンスのとき以外にも、気づいたタイミングで餌の食べ残しやフンなどをスポイトで吸い出すのが、清潔な環境を維持し続けるポイントです。
特にろ過フィルターを設置していない環境では、こまめにゴミを吸い出すことで水質を管理しやすくなります。

ベタ水槽のコケ対策

ガラス面やレイアウトに生えるコケは、定期的にこすり洗いをして落とすのが基本ですが、掃除をしてもすぐに繁茂してしまうときは、コケの増殖を防ぐ対策をしましょう。

まず、確認したいのが日当たりです。
必要以上に日光が当たっているとコケの繁茂を招く上に、水温が変化してベタの負担になります。直射日光が差し込むときは、飼育容器の設置場所を変えるかカーテンなどで遮って日当たりを改善しましょう。

また、即効性や確実性を求めるならば『Bio コケクリア』などのコケ抑制剤を添加するのも有効です。
ただ、抑制剤だけで長期的にコケを無くすことはできないため、日照時間の調整や水換えなどの基本的な対策を続けながら、補助的に抑制剤を使うぐらいの心持ちで使用することをおすすめします。

ベタ用のコンディショナーは必要?

ベタは体表の粘膜が他の魚に比べて薄く、通常は病気治療に効果的な魚病薬や塩水浴が負担になってしまうことがあります。
そんなベタの病気予防やコンディション維持に効果的なのが、ベタ専用のコンディショナーです。

カルキ抜き成分や粘膜保護成分、水質調整成分が配合されており、繊細な粘膜やヒレを守りながらベタにぴったりの水質に調整してくれます。

コンディショナーが飼育に必須というわけではありませんが、ベタの体調を整えるのに高い効果を発揮するため、上手に取り入れていくとよいでしょう。

まとめ:ベタをお迎えしたい!水槽サイズやお迎え準備と飼育のスタートガイド

人工の葉の間に隠れる赤いベタの正面顔
酸欠に強く丈夫なベタは、初心者の方から飼育を楽しめる観賞魚です。

品種改良が盛んで色柄が豊富なので、ショップや通販でお好みの個体を探してお迎えしましょう。初めてベタを飼育する場合は、体色や泳ぎ方などを直接確認できる、実店舗での購入がおすすめです。

ベタ飼育で揃えておきたいアイテムは、水槽、保温機材、ろ過フィルター、お掃除アイテムなど。お迎えしたら慎重に水合わせを行い、導入から2~3日後を目安に給餌を開始します。

ベタの寿命は1~5年と幅があり、飼育環境によっても変化します。
長く飼育を続けるためにも、万全の態勢で水槽にお迎えし、大切にじっくりと育ててあげてください。

ゴールデンアカヒレとは!熱帯魚水槽・ビオトープにもおすすめな小型魚

ゴールデンアカヒレは、アクアリウムでは定番の熱帯魚であるアカヒレの改良品種です。
アカヒレ本来の丈夫さや水温や水質変化への強さはそのまま、体色が華やかな黄色みを帯びていることから、熱帯魚水槽やアクアテラリウム、屋外のビオトープなど様々な飼育スタイルに導入されています。

もちろん初心者の方にもおすすめで、小型水槽やボトルアクアリウムといった卓上サイズの容器にゴールデンアカヒレを入れるだけで、手軽に癒しの水景を鑑賞できるでしょう。
他種との混泳や水草との組み合わせも楽しめる、まさにアクアリウムの醍醐味を凝縮した熱帯魚です。

今回のコラムでは、ゴールデンアカヒレの特徴と魅力、おすすめの水槽スタイルなどを詳しくご紹介します。
「手軽に小さな水槽で美しい魚を飼ってみたい」とお考えの方は、ぜひ今回のコラムを参考にしてください。

プロアクアリストたちの意見をもとにゴールデンアカヒレの魅力を解説

オフィスで水槽のメンテナンスを行う青い服のスタッフの背中
このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。

ゴールデンアカヒレは黄色みが体と赤いヒレが印象的な、熱帯魚の入門種です。通常種に比べて華やかなので、鑑賞メインの混泳水槽や水草水槽にも良く映えます。

ここでは、実務経験から得た知識をもとに、ゴールデンアカヒレの魅力を解説します。

ゴールデンアカヒレとは?特徴と3つの魅力


ゴールデンアカヒレは、ホームセンターやアクアリウムショップで見かける機会も多い、アクアリウムでは定番の熱帯魚です。
熱帯魚の中では非常に飼育が容易で丈夫な性質なので、ご自宅の水槽にも取り入れやすいでしょう。

ここでは、ゴールデンアカヒレの基本的な特徴と魅力的な3つのポイントをご紹介します。

アカヒレの改良品種

ゴールデンアカヒレは、 中国原産のコイ科の小型魚であるアカヒレの中から突然変異で体が黄色味を帯びた個体(アルビノや黄化個体)を選別し、固定化した改良品種です。

どちらの品種もヒレが鮮やかな赤色に染まるのは同じですが、通常種の体が渋みのあるシルバーなのに対して、ゴールデンアカヒレはメタリックな明るいクリーム色~黄色に近い発色をします。

シンプルながら華やかな印象の配色は周囲の水景にも馴染みが良く、鑑賞目的のインテリア水槽にもおすすめです。

魅力1:丈夫で初心者も安心

アカヒレと言えば、熱帯魚でありながら適応できる水温の幅が広く、水質の変化にも強い丈夫な魚ですが、ゴールデンアカヒレもしっかりこの性質を受け継いでいます。

環境適応能力が非常に高く、水質悪化や水温変化にも柔軟に対応可能。10~28℃程度までは耐えられるため、室内ならば水槽用ヒーターなしでも飼育ができますし、屋外でも寒冷地でなければそのまま越冬することも夢ではありません。

水質は中性付近を好むため、日本の水道水をカルキ抜きすればそのまま飼育水として活用できます。

初めてアクアリウムに挑戦するケースでは、魚種に合わせた水温や水質の維持が難しいと感じる方が多いため、変化に強いゴールデンアカヒレは初心者の方でも安心して飼育ができる心強い存在となるでしょう。

魅力2:水草水槽に映える体色

ゴールデンアカヒレ最大の魅力である、黄金色のボディと深紅のヒレは、水草ととても相性が良いです。

ゴールデンアカヒレの体色の濃淡は個体差があり、明るい黄色をしているものからオレンジ色に近い濃い発色までバリエーションが豊富。さらに状態が良いとヒレの赤みが増して、ヒレ先端の白いチップとのコントラストが際立ちます。

この配色は華やかでありながら他を邪魔することがなく、緑豊かな水草の中に配置してもカラーバランスの取れた水景に仕上がるでしょう。

ゴールデンアカヒレは流通量が多く安価で購入できるため軽視されがちですが、本格的な水草水槽をメインで彩る魚としても十分に通用する美しさがあります。
加えて、水草の新芽などを食害しない点でも水草水槽にピッタリです。

魅力3:温和な性格で混泳させやすい

とても温和な性格のゴールデンアカヒレは、原種のアカヒレと同じく混泳水槽でも活躍します。

一緒の水槽を泳ぐ他の魚を攻撃することはまずありませんし、水温や水質の適応幅が広いことから様々な環境の水槽で飼育できるところも、導入しやすいポイント。

混泳相手としては、同じくらいのサイズのネオンテトラをはじめとする小型カラシン類やラスボラ・エスペイなどのコイ科の魚がおすすめです。
また、底面を泳ぐコリドラスやコケ取りに活躍するヤマトヌマエビ、シマカノコ貝、オトシンクルスなどとも相性が良いでしょう。

屋外のビオトープで飼育するなら、メダカやチェリーシュリンプ、ミナミヌマエビとも一緒に飼うことができます。

ゴールデンアカヒレが飼育できる環境

ご紹介してきた通り、環境適応能力が非常に高いゴールデンアカヒレは、室内屋外問わず様々な飼育スタイルの水槽に導入することができます。

ここでは、ゴールデンアカヒレにおすすめの水槽スタイル5つと、それぞれのケースのおすすめポイントや注意点を解説します。

熱帯魚水槽


たくさんの熱帯魚が混泳する水槽に導入するときは、ゴールデンアカヒレを加害しない、同サイズ程度の小型魚が群泳する熱帯魚水槽がおすすめです。

ゴールデンアカヒレの体長は約4cmほどなので、30cm水槽があれば終生飼育ができます。5匹以上飼育する場合や他の魚と混泳する予定があるときは、できれば45㎝以上の水槽を用意してください。

東京アクアガーデンが設置している大型熱帯魚水槽でも、ゴールデンアカヒレを導入する機会が多いです。
他の魚と一緒に飼育ができる温和な性格は、調和のとれた色鮮やかな熱帯魚水槽と良くマッチします。

水草水槽


水草を食害する心配がなく、緑とうまく調和するゴールデンアカヒレは陰性・陽性どちらがメインの水草水槽にもよく映えます。

光量があまり強くない水槽でも比較的体色がしっかり発色するので、ウィローモスやミクロソリウムなどを配置した、アジアンテイストの渋めなレイアウトにもおすすめです。

さらに、ゴールデンアカヒレは基本的に丈夫なため、水質や水温を水草に合わせて調整することができるのも大きなメリットでしょう。
水草の育成に注力できるので、水槽全体のクオリティを高く維持しやすくなります。

ただし、吊り下げ照明を使用して上部を開放したオープンアクアリウムを設置する場合は、水槽からの飛び出しに十分注意してください。

ビオトープ


10~28℃と幅広い水温の変化に適応できるゴールデンアカヒレは、熱帯魚の中で唯一屋外のビオトープで安定して飼育ができる魚です。

上から覗き込むように鑑賞するゴールデンアカヒレは、太陽の光を受けて輝く体に赤のヒレがスポットのように際立つ、水槽で見るのとはまた違う表情を見せてくれます。
飼育容器の内外にたくさんの植物を配置することで、ビオトープでもグリーンとゴールドのコントラストを堪能できるでしょう。

また、メダカと一緒に飼育をするのもビオトープならではの楽しみ方。暖かい季節は群れのように仲良く泳ぐ姿を鑑賞できます。

ただし、ゴールデンアカヒレは冬眠ができるほど低水温に耐性があるわけではないため、水温に合わせて冬の時期は室内に入れるなどの工夫が必要です。

ボトルアクアリウム


体が小さく水を汚しにくいゴールデンアカヒレは、ろ過フィルターが設置できない小さなボトルアクアリウムでも終生飼育ができます。

ミナミヌマエビや貝類、少量の水草を一緒に飼育すると、小さいながら自然のままの生態系を観察できて、興味深いです。

ボトルアクアリウムで長期間飼育を続けるには、飼育数を1~2匹程度に抑えて餌を与えすぎないことを意識してみてください。

アクアテラリウム


開放型のアクアテラリウム水槽は、ヒーターを導入していても熱が放出されやすく水温が安定しづらいことから、飼育できる生体が限られます。
その点ゴールデンアカヒレならば、水温が多少変動しても体調を崩す心配が少なく、安定して飼育が可能です。

また、アクアテラリウムに沸きやすい小さな虫対策になるのも大きなメリット。
ゴールデンアカヒレは水面に落ちてきた虫などを好んで捕食する傾向があるため、植物や滝から落ちてくる害虫対策におすすめです。

熱帯魚水槽におすすめなアカヒレの仲間

餌を食べるネオンテトラの仲間と小型熱帯魚の群れ
アカヒレにはゴールデンアカヒレ以外にも、魅力的な改良品種や近縁種が存在します。

最後に、熱帯魚水槽におすすめなアカヒレの仲間を2種類ご紹介します。

カージナルアカヒレ・ロングフィン

カージナルアカヒレ・ロングフィンは、ヒレが長く伸長するように交配されたアカヒレの改良品種です。
ヒレが長く大きい分、原種のアカヒレよりもヒレの深紅が際立ち、水槽の中でもかなり存在感が出ます。

飼育方法はアカヒレと変わらず、水温・水質への順応性も高いままなので、様々な環境で飼育がしやすいでしょう。
ただし、ヒレの特徴から強い水流が苦手なため、フィルターの吐出口を壁面に向けるか、スポンジフィルターなどを使用して水の流れを緩やかにしてあげてください。

ベトナムアカヒレ

ベトナム原産のアカヒレは中国産のアカヒレに比べると小型で、体長は3cmほど。
やや薄めの体色と濃紺のラインが、通常のアカヒレよりも繊細な印象を受けます。

飼育環境もアカヒレとは少し異なり、低水温への耐性がないため、一般的な熱帯魚と同様に水槽用ヒーターを使用して、25℃前後に水温をキープしてあげましょう。
他の種に比べると少し飼育難易度は上がりますが、温和で美しく、水草水槽にもよく似合うおすすめのアカヒレの仲間です。

まとめ:ゴールデンアカヒレとは!熱帯魚水槽・ビオトープにもおすすめな小型魚

流木と観葉植物を配置したアクアテラリウム水槽の全景
ゴールデンアカヒレは鮮やかな黄金色の体色に深紅に染まるヒレが非常に美しい、アカヒレの改良品種です。

「美しく丈夫で温和」と飼育がしやすい熱帯魚の条件をすべてクリアしているので、入門種としてアクアリウム初心者の方も導入しやすいでしょう。

特に低水温に対する順応性が高く、屋内であれば冬でも無加温で健康的に飼育することが可能です。餌も何でもよく食べ、幅広い水質に適応できるため、熱帯魚水槽や水草水槽、屋外のビオトープなど水槽のスタイルを問わず様々な環境で活躍します。

見ごたえが合って飼育がしやすく、水槽内で繁殖まで観察できるゴールデンアカヒレを、ぜひ飼育してみてはいかがでしょうか。

和金(ワキン)

和金(ワキン)はフナの体型を持つ金魚の基本種です。『金魚すくい』ではお馴染みの品種で、実はとっても長生き。
成熟すると20cm以上のサイズになることもある強健種です。人に良く馴れ、餌もよく食べます。

金魚のなかでは泳ぎも得意な『和金(ワキン)』について、スタッフのコメントを交えつつご紹介します!

和金(ワキン)の基本情報

お魚図鑑 和金(ワキン) メインイメージ

水質淡水魚。pH7.0~7.5ほどの中性~弱アルカリ傾向の水質を好む。
水温は13〜28度ぐらいまでだが、30~32度でも耐えられる。5度ほどで冬眠します。
サイズ約4~25cm。
丈夫な中型魚!
寿命平均約10年ほど。
それ以上のご長寿になることも!
餌金魚用の人工飼料、生餌(冷凍赤虫、ブラインシュリンプ、ミジンコ、グリーンウォーター)など。
混泳泳ぎが素早く、琉金など丸物の金魚とは混泳に向かない。
体長によっては熱帯魚と混泳可能。
特徴

突然変異で赤くなったフナを固定化した品種で、すべての金魚の基本種です。体型は長細く、フナの体型を受け継いでいます。
非常に強健な金魚品種として知られており、泳ぎが得意・消化不良を起こしにくい・高温や低水温にも強く、体力もあるなど、初めて金魚を飼育する場合でもご長寿を目指しやすいでしょう。

最大体長は約20~25cmの中型魚で、終生飼育には60cm水槽以上がおすすめです。大きく育ち切った場合は90cm水槽を検討しても良いでしょう。
『素赤(赤一色)』『更紗(赤と白)』『キャリコ(三色)』など体色だけでなく、尾びれが原種そのままの『鮒尾』・三つに分かれた『三ツ尾』、さらに通常より大きく育つ『ミロク和金』など、特徴を持った品種が作出されています。

泳ぎが得意なので浮上性~沈下性のどちらの餌でも問題なく与えられます。
混泳相手は、同品種や体型の似た金魚が良いです。

和金(ワキン)を購入する

東京アクアガーデンスタッフの一言コメント

スタッフのコメント

最も丈夫な金魚で、食欲旺盛・アクティブな泳ぎ・人懐っこさを持ちます。
日本で古くから親しまれている品種の中でも、『金魚すくい』といえばこの和金です。

実は金魚はすべて、生き物としては『フナ』であり、品種改良を行うことで非常にさまざまな特徴をもつ魚を作出しているのです。
和金はフナの形質・強さを色濃く残した品種であり、ちょっとした環境変化にも耐えられます!
そのため、アクアリウム初心者におすすめな魚種の一つでしょう。

消化能力も高いので、便秘や消化不良にはなりにくいのですが、それでも餌の与えすぎはNGです。
飼育水が汚れやすくなり、病気にかかってしまう可能性がアップします。金魚は弱アルカリ性の水質が得意ですが、フンなどがたまると飼育水は弱酸性傾向になるからです。
一生懸命に餌をおねだりする姿を見ると、少し多めに与えてしまいたくなりますが、グッとこらえて少なめな給餌を行うのが長生きの秘訣です!

体力が高いので薬浴治療にも耐えられますが、薬は使わない(病気にしない)のが一番良いです。
日頃から、水槽掃除や水換えをこまめに行い、健康管理を行ってあげましょう。

和金(ワキン)が泳いでいる水槽事例

和金は幼魚の頃は45cmほどの水槽でも飼育可能ですが、終生飼育なら60~90cm水槽がおすすめです。
ヒレが短く泳ぎが得意なので流木や岩をレイアウトした水槽でも飼育できます。しかし、体長が大きくなったら遊泳スペースを確保するため、砂利だけのシンプルなレイアウトが良いです。

初心者におすすめの金魚10選!強くて飼育しやすく、購入しやすい種類!

金魚飼育の初心者におすすめな「上部で飼育しやすい・購入しやすい金魚品種」を動画で紹介します。
販売店が多く、飼育にチャレンジしやすい金魚たちです。

ぜひ、チャンネル登録をお願いいたします!


トロピカチャンネルでは、熱帯魚飼育からアクアリウムの機材についてまで配信しています。

トロピカチャンネルYoutube

読みもの

白い水槽で泳ぐ多数の金魚と出目金と投げ込み式フィルター

ワキンについてはこちらでも詳しくご紹介しています!
東京アクアガーデン公式サイトのコラムと、アクアリウム情報サイト・トロピカにて、情報をご提供しています。

コラム

和金についてを解説したコラムです。トロピカに掲載した記事をさらにパワーアップした内容になっています。

アクアリウム情報サイト・トロピカ

トロピカでは、アクアリウムに役立つ情報を紹介しています。

その他の淡水熱帯魚やメダカ・金魚などの観賞魚についてや、海水魚などについてをご紹介しています。

ぜひご覧ください!

琉金(リュウキン)

琉金(リュウキン)はふっくらとした体形と長いヒレが特長の金魚です。
金魚品種の中でもポピュラーで、優雅な泳ぎ方も魅力があります。最初は小さな魚イメージですが、成長すると約15cm以上になることも。

人にも良くなれるので、観賞魚としてだけでなくペットとしてもおすすめな『琉金(リュウキン)』について、スタッフのコメントを交えつつご紹介します!

アヌビアス類と流木が配置された水槽を泳ぐ2匹の金魚

琉金(リュウキン)の基本情報

お魚図鑑 琉金(リュウキン) メインイメージ

水質淡水魚。pH7.0~7.5ほどの中性~弱アルカリ傾向の水質を好みます。
水温は15〜32度ぐらいまで。5度ほどで冬眠します。
サイズ約4~20cm。
鑑賞性が高い中型魚!
寿命平均約10年ほど。
長生きが可能!
餌金魚用の人工飼料、生餌(冷凍赤虫、ブラインシュリンプ、ミジンコ、グリーンウォーター)など。
混泳泳ぎが苦手なため、他種との混泳には向かない。
似た体型の金魚とならOK。
特徴

琉球(沖縄県)を経由して伝わったため『琉金』という名が付きました。リュウキンは、朱赤の体色と長く美しいヒレ、そして体高のある体型が特長な定番種で、アクアガーデングループでも良く取り扱われます。

祖先は突然変異で赤くなったフナで、さらに背骨が短く丸い体型になる形質を固定したのがリュウキンです。

最大体長は約20cmと中型魚であり、水を汚しやすいので終生飼育には60cm水槽がおすすめ。
人気の体型であるため改良品種は多く、『素赤(赤一色)』『更紗(赤と白)』『キャリコ(三色)』『パンダ(白黒)』など体色のバリエーションが豊富です。

長いヒレをかじられたり、餌を食べ損ねたりする可能性があるため、他種や体型の異なる金魚品種とは混泳に向きません。単独飼育や同品種での混泳がベストです。

オスとメスの違いを見分けるのは難しいですが、「オスは繁殖期に追星ができる」「メスは肛門がやや出っ張っている」という特徴があります。

琉金(リュウキン)を購入する

東京アクアガーデンスタッフの一言コメント

スタッフのコメント

金魚は室町時代に原産地の中国から日本に伝わって以降、鑑賞と品種改良が盛んに続けられてきた歴史のある魚です。

そのなかでもリュウキンは、日本人が最もイメージする「金魚」ではないでしょうか。日本の工芸品・和柄などで金魚と言えば、ほぼリュウキンの姿が採用されていますね。
独特なシルエットや朱赤というエネルギッシュな体色から、すぐに特徴を覚えられるほどの鮮烈さがあるのです。

そして、見た目だけでなく、意外に素早い泳ぎや旺盛な好奇心・激しいおねだりの「餌くれダンス」など、飼育してみると生態も結構エネルギッシュであることに驚くでしょう。

食いしん坊なため、水を汚しやすいので、飼育には水換えと掃除をこまめに行うのがおすすめ!3カ月~半年に1回ほど、飼育水をほぼ全量交換するのも良いです。
というのも、金魚が病気になる最大の原因は、「食べすぎ」と「水質悪化」です。日ごろから掃除をしていても汚れは蓄積しがちですし、何より金魚には新鮮な水が最適です。
金魚の飼育環境チェックも含めて、定期的な大掃除をすると病気を防ぎやすくなりますよ。

琉金(リュウキン)が泳いでいる水槽事例

リュウキンは幼魚の頃は30cmキューブほどの水槽でも飼育可能ですが、終生飼育なら60cm水槽以上のサイズがおすすめです。
底砂は敷かない『ベアタンク飼育』でも良いですが、水質をややアルカリ傾向にできる『大磯砂』と相性抜群。
水草は食べてしまうので、レイアウト水槽には向きません。金魚メインの観賞魚水槽が良いです。

金魚飼育でやっては“いけない”こと7選!タブーの理由も解説!ベテランも要注意

金魚飼育で注意したい、「金魚飼育のタブー」を動画で紹介します。
金魚をより良く飼育するためのポイントを解説!

ぜひ、チャンネル登録をお願いいたします!


トロピカチャンネルでは、熱帯魚飼育からアクアリウムの機材についてまで配信しています。

トロピカチャンネルYoutube

読みもの

砂利を敷いた水槽内を泳ぐ赤と白の金魚の群れ

リュウキンについてはこちらでも詳しくご紹介しています!
東京アクアガーデン公式サイトのコラムと、アクアリウム情報サイト・トロピカにて、情報をご提供しています。

コラム

リュウキンについてを解説したコラムです。トロピカに掲載した記事をさらにパワーアップした内容になっています。

アクアリウム情報サイト・トロピカ

トロピカでは、アクアリウムに役立つ情報を紹介しています。

その他の淡水熱帯魚やメダカ・金魚などの観賞魚についてや、海水魚などについてをご紹介しています。

ぜひご覧ください!

養魚用の餌とは!おとひめ・ライズ・あゆソフトの違いとメリット!

観賞魚の餌は、ホームセンターやアクアリウムショップで販売されている人工餌から選択するのが一般的ですが、実はインターネット通販などを利用すれば、養魚場で使用される餌を個人でも購入できるのはご存じでしょうか。

養魚用の餌は、家庭用のものに比べて魚を早く大きく育てることに特化した栄養バランスになっているものが多く、成長期の魚の育成や繁殖に役立ちます。
嗜好性も高いので、餌付けが難しい魚種の給餌にもぴったりです。

中でも『おとひめ』『ライズ』『あゆソフト』は、観賞魚の飼育にも取り入れやすい代表的な養魚用の餌で、ベテランアクアリストやブリーダーに愛用されています。

今回は、ご家庭で購入できる養魚用の餌について解説します。
特徴や一般的な人工餌料との違い、おすすめの生体などについて詳しく解説しますので、ぜひご覧ください。

プロアクアリストたちの意見をもとにおとひめなどの養魚用の餌を解説

脚立に乗り大型水槽をメンテナンスする作業員
このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。

養殖魚の育成現場で使われる餌は、栄養が豊富で熱帯魚や観賞魚、海水魚、両生類などを飼育するのに最適です。

ここでは、実務経験から得た知識をもとに、おとひめなどの養魚用の餌を解説します。

養魚用の餌とは


養魚用の餌は、養殖魚を効率よく育てるために開発された、プロの現場で使用されている人工飼料です。
魚の成長に必要な栄養素が豊富に含まれているのが最大の特徴で、インターネット通販などを利用すれば個人でも購入することができます。

一方、市販されている人工餌とは使うタイミングや向き不向きが異なるため、成分や与え方を理解しておくことが大切です。

ここでは、養魚用の餌の特徴やメリットを具体的に解説します。

成長が早くなる!養殖用の顆粒餌

養魚用の餌を使う目的として最も多いのが、魚を大きく育てたいときです。

養殖業者向けに開発された餌は、短期間で健康的になおかつ体を大きく育てられるよう、一般的な餌に比べてたんぱく質や脂質が多く配合されており、効率よく栄養を摂取できるような工が夫されています。

特に成長期の魚は多くの栄養を必要とするため、適切に与えることで成長を促せるでしょう。

また、細かな顆粒状から大型のペレットまで、幅広い粒の大きさの取り扱いがあるのも養魚量の餌ならでは。魚の口の大きさや成長段階に合わせて、サイズアップをしながら使い続けられます。

栄養価が高くアクアリウムでも人気

栄養バランスが良く健康的な増体が目指せるというのも、養魚用の餌のメリットです。

養魚用の餌は、魚粉やオキアミミールなどを主原料に、たんぱく質や脂質、DHAやリンなどの成長に必要な栄養がバランスよく配合されています。
十分な給餌と適切な飼育環境を組み合わせることで、肉付きのよい体型への成長が期待できるため、特に魚を大きく育てたい方や、繁殖を目指すブリーダーにおすすめでしょう。

また、魚粉やオキアミ由来の匂いで嗜好性を高めており、人工飼料に慣れていない魚の餌付けにも利用しやすいです。
ただし、栄養価が高いからといって、与えすぎには注意してください。食べ残しによる水質悪化や肥満を防ぐためにも、魚の種類や成長段階に合わせて給餌量を調整しましょう。

代表的な養魚餌!『おとひめ』『ライズ』『あゆソフト』の違い


個人でも購入可能な養魚用の餌の中でも、特にアクアリストに支持されているのが、『おとひめ』『ライズ』『あゆソフト』の三種類です。
それぞれ粒の大きさや沈み方、栄養バランスなどが異なるため、特徴を確認の上、飼育している魚や使用用途に合わせて適切なものを選びましょう。

ここでは、代表的な養魚餌として『おとひめ』『ライズ』『あゆソフト』それぞれの特徴とメリットをご紹介します。

日清丸紅飼料『おとひめ』:サイズが豊富!

『おとひめ』は、一般に流通する養魚餌の中で最もポピュラーな日清丸紅飼料が製造する人工飼料です。

粒の大きさが非常に豊富で、

  • 一番細かいほぼ粉末状のAシリーズ
  • 細粒のBシリーズ
  • 小型魚向けのC・Sシリーズ
  • 大型魚向けのEPシリーズ

などがあり、さらに各シリーズの中にも大きさ違いのラインナップがされているので、成長や魚種に合わせて細かく切り替えられるのが魅力です。

主原料には魚粉やオキアミが使用されており、嗜好性も抜群。沈下性なので、コリドラスやポリプテルスなど、底層を泳ぐ魚にも与えられます。

基本的にはほとんどの魚種に与えられる汎用性の高い餌ですが、プレコなどの植物質を必要とする魚には、専用飼料や野菜などを組み合わせるとより健康的に飼育ができるでしょう。

日清丸紅飼料『ライズ』:稚魚や小型魚にぴったりの細粒餌

日清丸紅飼料の『ライズ』は、口の小さな稚魚や小型魚の育成に向いた養魚餌です。水面に広がりながらゆっくりと沈むので、表層から中層を泳ぐ魚がしっかり捕食できます。

サイズのラインナップは、一粒約0.2mmの1号~約1mmの4号までの4種類。いずれも細かい顆粒状なので、初めてでも扱いやすいでしょう。
成長に必要なタンパク質や必須脂肪酸などを摂取できるため、メダカの繁殖や稚魚の育成をする場面で重宝します。

ただし、孵化直後の稚魚には一番小さい1号サイズでも粒が大きすぎる可能性があるため、すりつぶして与えるか、必要に応じてブラインシュリンプなども併用して、様子を見ながらサイズを調整してください。

日本農産工業株式会社『あゆソフト』:増体におすすめの沈下性の餌

日本農産工業株式会社の『あゆソフト』は、あゆの養殖現場を中心に使用されている沈下性の養殖餌です。

肉付きよく健康的に増体させる能力に長けており、アクアリウム界隈でも愛用者が続出中。特にらんちゅうやオランダ獅子頭などの、体型や肉瘤の発達を重視する金魚を育成する方の間で、”最強の増体用餌”として人気が広まっています。

水に触れるとすぐに粒が柔らかくなり、魚が食べやすく消化も非常に良い形状に変化するので、消化不良を起こしやすい魚種にも安心して与えられるでしょう。
ゆっくり沈んでいくので、水面から底層まで幅広い魚に与えられるのも嬉しいです。

観賞魚を増体させるときは、このような成長を促進させる餌を適量与えながら、水温や飼育密度、運動量などにも気を配ると健康で肉付きの良い体型に育ちやすくなります。

日清丸紅飼料『newあゆ育成用』:安価で大容量!ブリーダーにおすすめ

日清丸紅飼料の『newあゆ育成用』は、アユの成長に必要な栄養をバランスよく配合した人工餌です。
タンパク質を豊富に含み、沈下性で食べやすいことから、金魚や日本淡水魚などの育成に活用できるでしょう。

比較的安価で大容量なので、多くの魚を育てるブリーダーや品種改良をする方に特におすすめ。コストを抑えながら毎日のメインフードとして継続して使用できます。

養魚用の餌がおすすめな生体


養魚用の餌は、淡水熱帯魚や金魚、日本淡水魚、海水魚のほか、製品によってはウーパールーパーなどの両生類まで様々な生き物の飼育に使える汎用性の高さも魅力です。

ここでは、養魚用の餌と相性が良い生体や、魚種ごとのおすすめの与え方をご紹介します。

淡水熱帯魚

養魚用の餌を熱帯魚に与える場合は、魚種の大きさに合わせたサイズのものを選ぶのがポイントです。

例えばネオンテトラやグッピーなどの小型魚には、粒の細かい『おとひめBシリーズ』が適しています。口の小さな魚でもしっかり捕食できるので、成長に必要な栄養を効率よく摂取できるでしょう。

コリドラスやプレコなどの底生魚には、沈下性の『おとひめEPシリーズ』がおすすめ。先ほども触れた通り、植物質の餌を好む魚種には養魚用の餌と野菜や魚種専用餌を組み合わせて、バランスを整えてください。

さらに粒の大きなおとひめは、シクリッドやポリプテルスなどの中・大型魚の飼育にも最適です。栄養価の高さを生かして、大型魚特有のがっしりした骨格や肉付きへの成長が期待できます。

海水魚

養魚用の餌は魚粉やオキアミなどの香りで嗜好性を高めた製品が多く、人工餌が苦手な海水魚の餌付けでも重宝します。特に餌を選り好みするヤッコやチョウチョウウオなどは、養魚用の餌を少しずつ与えることで餌に慣れて、様々なものを食べてくれるきっかけになることもあるでしょう。

沈降性の餌は、水面付近だけでなく中層を泳ぐ魚にも行き渡りやすいのがメリットです。クマノミなどの小型海水魚にも与えやすく、魚の口の大きさに合った粒を選ぶことで、毎日の餌として利用できます。

メダカ・金魚

メダカの育成や繁殖には、栄養価が高く、粒の細かい『ライズ』がおすすめです。
水面に広がりながらゆっくり沈むため、口の小さな稚魚でも食べやすく、成長期の栄養補給に役立ちます。

また、繁殖期の親魚に十分な栄養を付けさせたいときも、養魚用の餌が最適。稚魚の成長から親魚の体づくりまで、繁殖に関わる全ての場面をカバーできるため、一つ用意しておいて損はないでしょう。

一方、金魚の育成では、品種ごとの体型を意識した餌選びが重要となります。特にらんちゅうやオランダ獅子頭など、肉瘤の発達や肉付きのよい体型を目指す場合は、増体が期待できる『あゆソフト』や『おとひめ』がおすすめです。

栄養価の高い餌を上手に取り入れ、成長の様子を確認しながら給餌量を調整しましょう。

日本淡水魚

タナゴやモロコ、ドジョウなどの日本淡水魚も、養魚用の餌をよく食べます。

海水魚の場合と同じく、嗜好性の高さが人工餌に慣れていない個体にもよいため、様々なケースで活躍するでしょう。

特に野生採集した魚は、環境の変化によって餌を食べなくなる場合があります。そんなときは、嗜好性の高い養魚用の餌を少量ずつ試してみるのも方法です。
成長期の栄養補給や、ふっくらとした体型の維持にも活用できます。

魚の口の大きさや餌を食べる階層に合わせて、粒径や沈み方を選択してみてください。

両生類(オタマジャクシなど)

養魚用の餌は、魚類だけでなくウーパールーパーやツノガエルのオタマジャクシなどの両生類にも与えることができます。
特に成長期は多くの栄養を必要とするため、動物性タンパク質を豊富に含む製品が役立つでしょう。

ウーパールーパーに与えるときは沈下性の『おとひめ』がおすすめ。すこし脂質が高めなので体型を見て量を調整しながら、個体の体の大きさに合わせたサイズを選びましょう。

ツノガエルなどのオタマジャクシは、餌不足による成長の差や共食いなどのトラブルが発生しやすいため、栄養価の高い養魚用の餌を十分に与えることで、空腹を防ぎトラブルを予防できます。ただ、完全に防止することはできないので、状況に応じて個別飼育や隔離なども検討してください。

まとめ:育成用の魚餌とは!おとひめ・ライズ・あゆソフトの違いとメリット!


養魚用の餌について解説しました。

養殖魚の育成現場で利用される養魚用の餌は、一般的な人工餌と比べて魚の成長に必要な栄養素が豊富に含まれています。インターネット通販などを利用すれば個人でも購入が可能なので、状況に応じて飼育に活用してみましょう。

アクアリストの間で愛用者が多いのは、『おとひめ』『ライズ』『あゆソフト』の三種類。
『おとひめ』は粒のサイズが豊富で、稚魚から大型魚まで幅広く対応できます。『ライズ』は口の小さなメダカの稚魚や小型魚、『あゆソフト』は体格や肉瘤を立派に育てたい金魚などの体型作りにぴったりです。

また、多くの魚を飼育している場合はコスパがより『newあゆ育成用』もおすすめです。

栄養価が高い餌は魚の食性や、魚種、成長段階に合わせて利用することで、本来の効果を十分に発揮します。
それぞれの特徴を理解し適切な量を守りながら、健康な魚を育てましょう。